2009年09月26日

海外の反応 -『デビルマン 妖鳥シレーヌ編』-

本日は、……僭越ながら、私個人の趣味でお送りさせていただこうかと思います。東京ゲームショウ真っ最中だというのに、記事を紹介しないというのも焦点がズレてるというか、間の抜けた話ではありますが、昨日、久しぶりに『デビルマン 妖鳥シレーヌ編』を見てしまい、毎度のことながら感涙。なにを今更なのは承知いたしてはおりますが、ここは一つ、少しの間、おつきあいいただければ幸いでございます。


デビルマン (1) (講談社漫画文庫) デビルマン 愛蔵版 (KCデラックス) デビルマンOVAコレクション [DVD] デビルマン(1) [DVD]


シレーヌ編は、TVアニメ版でご存知のかたが大半だとは思いますが、このOVA、傑作でございます。

1990年製作とは思えぬ戦闘シーンの出来の良さといい、容量にぴったりの筋の流し方といい、原作との距離感といい、そうしてシレーヌの凄絶なカッコよさといい、文句のつけようがございません。

特に終盤(DailyMotionの動画では9:45あたりから)(ネタバレです。選択反転させてください→)、片腕を失い、羽を削がれ、腹に自らの腕を貫通させた瀕死のシレーヌが、それでもなおデビルマンに勝つために、ゼノンに力をくれるよう哀訴するシーンから、ゼノンに遣わされ、カイムが降臨するところ。……そこからのシレーヌとカイムの場面は何度観ても泣きます。


まずは、こちらから。中盤です。全裸の美樹ちゃんに萌えてる暇は、たぶんですが、ございません。
10分の動画ですが、できれば最後まで見ていただきたいなあ、と(シレーヌが出てきてからが真骨頂でございます)。

Devilman : Demon Bird part 4



DailyMotionには、ラストが上がっていたので、ご紹介。ネタバレがお嫌なかたはご覧にならないほうがよろしいか、と。
と言いますか、全編通しでご覧になったうえで、感動を味わうほうがお得かとは思うのですが…。(DailyMotionにもYoutubeにも全編は上げられていません。)

OVA版「デビルマン」 妖鳥(シレーヌ)死麗濡編 第2部 part2



多くは語りません。いや、すでにかなり多く語ってはおりますが。2003年に『デビルマンOVAコレクション』としてDVDになっているので、私なぞの半端な感想より、アマゾンのカスタマー・レビューをお読みになってみてください。また、2003年のDVDなのでレンタルビデオ屋ですぐに見つかると思いますし、VHSでよろしければ、アマゾンで1円で売っております。


……見た直後なので、ついつい熱弁を奮いそうになりますが、本日のメイン。Youtubeの上げられている『妖鳥シレーヌ編』(英語ファンサブ付)のクリップをいくつかまたいで、コメントをご紹介いたしたいと思います。

妖鳥シレーヌ編 その1
妖鳥シレーヌ編 その2
妖鳥シレーヌ編 その4
妖鳥シレーヌ編 その5
(その3、その6はございません。)


■「妖鳥」は「邪悪な鳥(evil bird)と訳す必要はないよ。「おぞましい鳥」ぐらいの意味。これ、『真・女神転生』で覚えた。

■すげえ!大好きだ。(+1)

■あの亀みたいなデーモンはジンメンだ。ジンは人って意味。メンは顔。だから、「人面」ってことね。(+3)

■甲羅に顔がひっついてるのが怖い。…怖いよ。これは、明にはキツい闘いだな。(+1)

■「ジンメン…キサマを殺す」。ここが大好きなんだよ。(+1)

■↑オレも。母親の前でデビルマンになるとこがいいんだ。(+2)

■マンガだとこの場面はもっとドラマティックなんだよ。明の母親がもっと前面に出てくるんだ。(+2)

■このアニメはこれまでで最高のものだよ!(+1)

■↑質問だけど。『千と千尋の神隠し』と比べたらどう?(+3)

■↑……皮肉っぽいが。そうだな、『デビルマン』は、『千と千尋』のレベルじゃないから良くないって言うのは、イングマール・ベルイマン(訳注:『第七の封印』、『野いちご』等を撮ったスウェーデンの世界的映画監督)が撮ってない映画はすべてクソ映画っていうのと同じだろ。くだらねえこと聞いてイライラさせんな。
このアニメはすっごい面白いよ。

■↑その2作は完全に別物。リンゴとオレンジぐらい別。(+2)

■↑その通り。宮崎の意図は、永井豪とはちがうし、永井豪のデーモンに対するこだわりも別物だ。宮崎駿の映画は実際、見る者に肯定的な教示をくれるが、『デビルマン』は深いんだ。永井豪は実際、『デビルマン』は反戦の示唆だって言ってる。

■チキショー、これが英語吹き替えだったら。

■英語吹き替えをDVDで見たけど、…どうなってんだ? 吹き替えのほうが台詞がもっと意味深いし、悪態もスゴい。(+2)

■『デビルマン』最高!(+2)

■これはスゴい。TVアニメもあるのか?(+2)

■これは、ゴールデンタイムに放映されてた本物のアニメ。フィラー(つなぎの番外編)じゃない。(+1)

■『デビルマン』って、日本語だと「ビ(bi)」なのが面白い。debil manだと頭の弱い男って意味になっちゃうよ。

■なんで、デーモンが電話を使うんだよ?? 携帯もってんのか?

■↑デーモンは携帯を使う。なぜならそのほうがドラマティックだからだ。ついでに、ホワイトページ(個人別電話帳)の日本版にデーモンの番号が掲載されてるのは間違いない。

■なあ!これ、気持ちが悪くなるぐらい明がかわいそうだよ(涙(+6)

■素晴らしい!(+5)

■ジンメン、なんつー残酷でねじくれた亀だ!!(+8)

■亀の甲羅に引っ付くなんて、死ぬより酷い運命だよな。(+11)

■ひどい死に方してくれてうれしいよ、あの亀。お似合いの死に方だ。(+2)

■明が、すっごくセクシーな描かれ方してるね…(+1)

■この続きはどこだよ。(+1)

■↑『ニンジャタートル』ならあるぞ。(+2)

■↑その3は裸が多すぎてオレたちには毒だから、Youtubeが見せてくれないんだろ。

■↑たぶん著作権侵害の問題だよ。アニメの裸より著作権のほうにはるかに敏感だから、Youtubeは。投稿した人が、これが自作じゃないと説明して、作品の制作者名をあげたら、全編のアップは許可されない。

■素晴らしいアニメーションだ!(+3)

■残酷だけど、めちゃめちゃすげえよ。(+3)

■シレーヌは(訳注:飛鳥)了の本当の正体を知らないんだな……(+5)

■……え、知ってるだろ? 美樹のこと言ってない?(+4)

■(その4の)6:24のとこ(訳注:シレーヌが了に対して「人間め!」)。シレーヌは飛鳥了が実はサタンだってどうして知らないんだろう。

■↑だって、了自身、知らないんだよ?なんていうか、人間になって人間らしく思考するために、記憶を封じられてるかなんかだった。(+6)

■(シレーヌの)発射可能な腕ほどすげえものはないな。(+1)

■シレーヌがホットだよ!(+1)

■配偶者への虐待みたいなもんだろ、これは!

■ふーむ、僕はまだこのアニメのオリジナルVHSの英語吹き替え版をもってるよ。

■街中のデビルマンをシレーヌが探すところでわかったんだけど、デビルマンは『バイオレンス・ジャック』と大きさが同じぐらいだ。次の包帯のシーンだと(訳注:Youtubeにはアップされていないラスト)、もっと『バイオレンスジャック ヘルウインド』のジャックに似てる。(+1)

■↑だって、デビルマンはバイオレンス・ジャックだもん。『バイオレンス・ジャック』はアモンとサタンの闘いの後に再生されたんだ。(+1)

■↑わかってるよ。だから名前を出したんだ。オレ以外にジャック好きがいるとは!!! オレ、ジャックのコスプレもやったんだよね。

■↑サイズはどうやって?頭いいな。(+1)

■↑ビルと比べると、デビルマンの身長は2番目の窓あたり(10フィートくらい)。『バイオレンス・ジャック』のOAVでは、ジャックは平均的な日本人の2.5倍。それに、シレーヌに掴まれてるときの明の人間のときの大きさと、シレーヌと同じぐらいの大きさのデビルマンのときのサイズを比べた。

■↑コスプレのときは身長はどうしたんだってことだよ。でも、本当に賢い観察だな。(+1)

■↑そっちか、無理。オレは人間としてはちょっと小さいんだよ。5フィート7インチ。家族で2番目に低い(猫を入れたら、3番目だな)。竹馬使えばよかったかな。箱に入るとか。コスプレは普通にやったよ(サイズは再現しなかかった)。ほとんどのコスプレイヤーはハシゴは使わないからね。

■サウンドトラックが古典的で良いね。(+2)

■デビルマンこそがすべてのデーモンの頂点だ!

■シレーヌがあまりにも傷めつけられすぎだ。あれじゃ死ぬ(と思う)。

■街を俯瞰で描くところ、これまで見た中で最高の背景の1つだった!!!!

■オーマイガ!これ、8年ぶりぐらいに見たよ!信じられない、ついに見つけられたよ。ウーフー!ありがとう!子供時代の思い出の1つなんだ。バードウーマンとデビルマンのねじくれた血塗れの思い出。でも、これ、90年代の初期にイギリスのTVで深夜やったんだよ。

■シレーヌがホットすぎる!!!!(+4)

■↑(笑)残念、彼女はハーピース(訳注:ギリシャ神話の頭は人間の頭、体は鳥の怪獣)だ。

■↑彼女がハーピースだから、なにが悪いんだ??? どっちも、男を誘惑するホットなバードウーマンじゃないか。(+4)

■↑悪かない、全然。ただ、キミは彼女とは関係はもてないってこと。つまりだね、もしキミが彼女としようとしたら、彼女に切り刻まれて、寿司ネタにされるだろうってことよ。

■↑……確かに。

■↑ついでにだ、キミがどんな人間であろうと、彼女とするのは、ちょっと難しいだろうなあ。(知ってると思うけど、彼女、身長7〜8フィート(訳注:213〜243センチ)あるからねえ)。

■↑爆笑。そりゃ、大変だ。ちょっと難しい、確かに。

■↑シレーヌは人間よりデカいんだよ。キスするにも、届きもしねえよ。一人でがんばるしかないな!

■↑ハシゴ、かけたらどうだ。

■↑ハシゴかける以前に、彼女を前にしたら、怖くて失禁するって。

■↑オレはしないね。たぶん、こう。「これは、一体、……どういうことだ…」

■↑あのな。ハーピースじゃなくて、キミらはサイレーンのことを言ってるんだろ。ギリシャ神話ではハーピースは「魅惑的」とは程遠い生き物だ。彼女たちは、汚くて、醜くて、不快な匂いがしてた。さらに、彼女たちが触れたものはすべて腐る。(+3)

■↑そうそう。サイレーンは誘惑してくる。ハーピースは宴会とかに現れて、食べ物にフンをする。(基本的に、おっぱいのあるハトだからね)(+1)

■このアニメはオレが一番好きなアニメ。

■素晴らしい戦闘シーンだったよ!夢みたいな作品だな!

■他の血みどろのアニメと比べたら、これは、「そう、引き裂かれたら、マジで痛いんだよ」ってことを真に伝えてくる数少ない1つだな。どうしてか、7:46のとこのシレーヌを見てたら、こっちまで痛くなった。(+3)



『バイオレンス・ジャック』のコスプレをやったと語っていた彼は、22歳のカナダの青年でした。なんとまあ。『バイオレンス・ジャック』のコスプレなんてわかる人いたんでしょうか。……コメント欄は、数少ないであろう海外のファンが集って話している感じで、ちょっとほのぼのしました。


……関係ないですが、2004年の『デビルマン』は、酷評に次ぐ酷評で、「特撮映画の評価の単位として、1デビルマンを提唱したい。最低が1デビルマン」などと作家の山本弘に揶揄されたうえに、見事、2004年度の最低映画として「文春きいちご賞」を受賞しました(Wikipedia)。

……どれだけ自分が大人げない怒りを覚えるか想像がつくので、見ていなかったのですが、今回、アマゾンのカスタマーレビューを読んで、あまりの惨状にむしろ大笑いしてしまい、ちょっと観る気力が湧いてきました。



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posted by gyanko at 21:00 | Comment(28) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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