2009年10月14日

海外の反応 -『デモンズ・ソウル』が北米で品切れ!? -

PS3スリムを来週、買うつもりでいるもので、……現金なことに、PS3のゲームがえらく魅力的に見える今日この頃。コメントでリクエストをいただいた『Demon's Souls(デモンズ・ソウル)』のトレイラーやレビューを見に行ったのですが、……これは、ものすごく面白そうです。

日本では、TVCMや雑誌広告がまったくない中、口コミだけで10万本以上(Vgchartzによれば日本国内14万本)を売ったというこのアクションRPG(Wikipedia)。ストーリーは、「古の獣」を覚醒させてしまったたために、凶悪なデーモンが徘徊するようになった世界で、人々からソウルを奪うデーモンをダンジョンに討伐に行くというもの。

面白そうなのは、レベルアップや装備品、アイテムの購入が、敵から奪ったソウルを使うことで手に入るということと、「死ぬとお金や経験値が0」。……今どき珍しい硬派で一徹な志でございます。難易度もかなり高いようで、海外の掲示板では、「ダンジョンでは死んで死んで死んで死にまくる」と言われてもいました。

まずは、トレイラーをご覧ください。

Demon's Soul (Game Trailer)


暗黒の中世を思わせるビジュアル・デザイン。陰鬱ですが、美しい絵ですなあ。この世界で、闘って闘って闘い抜くわけでございますね。ムハムハしますな。


さて、この『Demon's Soul』。北米では10月6日にリリースされましたが、発売直後から、在庫切れを起こしているようです。VGChartzではまだ売上集計がされておらず、かわりに「Best Buy(訳注:米国の大手家電チェーン)は『デモンズ・ソウル』を発売禁止にしてるようなものだ」というスレッドがフォーラムに立っていました。
内容は、「『Demon's Souls』を買うつもりだったPS3ユーザーたちからの情報によると、Best Buy(訳注:米国の大手家電チェーン)は、店舗にもネットショップにも在庫がないようだ。確認のため、私も北ヴァージニアの2店舗を見てきたが、どちらの店舗にも置かれていなかった」というもの。

全容がつかめないのですが、……Best Buyは米国の家電市場で19%のシェアをもつチェーン店、日本で言えば、ビックカメラやサクラヤあたりがすべて在庫切れとなっているようなものでしょうか。


確かに、この『Demon's Soul』、日本発売後、北米での個人輸入も非常に活発だったようで、GAMERS BLORGEは「本作は輸入ゲームシーンでは抜きん出た人気作だ」と伝えています。

それに加えて、海外ゲームサイトでの評価は軒並み激高です。

IGN9.4/10(Editor's Choice選出)「やりがいも手応えもあるPS3のゲームがついに米国で発売。」
Edge Magazine UK9/10 「ダンジョンを旅するものにとって、過酷で革命的な、フロム・ソフトウェアからのこの1本は、最も熱いスリルとは、最も難易度の高いレッスンの中にあると思い出させてくれるだろう。」
GAMESPOT9.0/10(Editor's Choice選出)「容赦なくプレイヤーの手腕を問われるが、徹底的に夢中になれる。この革新的RPGは今年のベストの1本。」
1 UPA 「忍耐強いプレイヤーにとっては、このPS3の厄介なダンジョンへの旅は、今年最もプレイしがいのあるゲームの1本だ。」
GameZone9.4/10 「ついに、ハードコア・ゲーマーのための信じられないほどのファンタジーRPGが体験できる。」
RPGamer5/5 「『Demon's Soul』は今年のベストゲームだ。」
GameCritics9.5/10 「間違いなく『Demon's Soul』は2009年最高のゲームの1本だ。驚くべき手応えのある旅。他に並ぶものがない。」

発売前からの輸入ゲームシーンでの好評にくわえて、リリース直後から連発した、こうしたハイスコアのレビューがゲーマーの購買意欲をそそっているのかもしれません。


ちなみに、北米では同じ週に、現在、国内外ともに激賞されている『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』と『ブルータル・レジェンド』が発売されています。その中で初回出荷をほぼ売り切ったと考えれば、『Demon's Soul』、かなり善戦してるんじゃないでしょうか。(需要を読み違えての在庫切れは、商機を逃がす意味では残念なことですが…)


Demon's Souls(デモンズソウル) アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団(初回生産限定: 「スペシャルアイテム黄金銃」プロダクトコード同梱)


当初は、実際にプレイしてからレビュー等をご紹介しようと思ったのですが、予定を変更して、GAMESPOTのフォーラムから「『Demon's Soul』、なぜアトラスはみすみす買い手を逃がすのか」というトピックをお送りしたいと思います。

米国アトラス:米国での『Demon's Soul』のローカライズ&発売元(日本のアトラスの米国法人ですが、他社ゲームのローカライズや販売も行なっています)。
米国アトラスはローカライズも評判が良く、ニッチな日本のゲームであっても、サウンドトラックと同梱する等して、なんとか少数でも儲けが出るように工夫してリリースするため、ファンは少なくありません。今回の『Demon's Soul』も、デラックス版は10ドル程度高い値段設定で、アートブックとサウンドトラックの同梱です。
売れなければ次作は出ませんから、こういう販売戦略をユーザーの金をねらった抱き合わせ販売などと誹ることなく、きちんと評価する人たちがいるのはいいことだなあと思います。


では、今日のメインでございます↓。

『Demon's Soul』、なぜアトラスはみすみす買い手を逃がすのか。

■わかったよ。アトラスのゲームは見つけるのが大変だってことだ。アマゾンだけが友達だ。こんなことになるとわかっていたら、僕は『Demon's Soul』のデラックス版を特急便でアマゾンに注文してただろう。

問題は、『アンチャーテッド2』と『ブルータル・レジェンド』が火曜日にリリースされたばかりだってことだ。一月以内に『モダン・ウォーフェア2』も出る。

不幸にも僕は先週、『Demon's Soul』を買うことができなかった。そのせいで、どちらがよりよい決断かをわかっていながら、(『アンチャーテッド』と『ブルータル』を)衝動買いするはめになったんだ。これはつまり、僕が店に足を踏み入れたとき、一本でも『Demon's Soul』を見つけられていたら、買ってたのにってことだよ。衝動買いした『アンチャーテッド』も『ブルータル・レジェンド』も後回しでよかったんだ。

目下のところ、幸いにも12月にはこのゲームを買おうとは思っているけど、買う気が失せたら、このゲームだって、いつか時間があったらやろうっていうゲームになってしまうよ?1月はいろいろゲームが出るから、(12月をはずせば)次にこのゲームを気にするのは4月になっちゃうだろうし。

BestBuyみたいなところにゲームの在庫すらないってのがマジでショックだよ。まあ、他の多くの人同様、僕もこのゲームを知ったのは最近ではあるんだけどさ。

■こんなニッチなゲームが成功するなんてアトラスだって予想はできなかったんだろう。このゲームが善戦するとは、驚くべきことだし凄いことだよ。今のところ、このゲームを見つけるのが難しい状況だ。地元のターゲット(訳注:米国で5番目の規模の総合スーパー)で探してみるか、オンラインで注文することを薦めるね。それと、Gamestop(訳注:米国のゲームチェーン店)は、どこの店舗にあるか教えてくれるよ。

■お前は負けたのさ。

■お前にオレのデラックス版を200ドルで譲ってやってもいいぜ。

■このゲームの在庫があるBestBuyも何店かはあるのは知ってるよ。オレはそこで買ったからね。

■賭けてもいいよ。クリスマスが過ぎたら、このゲームをそう簡単に見つけることはできなくなる。『モダンウォーフェア2』が出ても、オレは『Demon's Soul』をプレイしてるだろうな。このゲーム、最初は(難易度のせいで)憎んでたんだが、今は憎いのと愛してるのがいっしょになっちゃってるよ。

…ふう。PS3の『フォールアウト3』のGame of the Yearバージョンも買うけどさ、やるかどうかわかんないよ。だって、『Demon's Soul』があまりにも良いんだよ。

■がんばれの一言だなあ。個人的には『ブルータル・レジェンド』はパス。オレは、ね。キミが、このゲームを見つけられないせいで諦めそうになってるってのは、とても理解できるよ。

■12月過ぎたら見つかるようになるよ。通常、アトラスのゲームは10万本を超えると、かなり長く在庫に留まるから。

■僕もこのゲームを手に入れるのに苦労した組。けど、苦労しただけの価値はあったよ。これは、ここしばらくじゃ、一番満足したゲームだ。このゲームではね、もうすべてが苦闘なんだよ。だから、勝ったときは、本当に達成感がある。今発売されてるゲームで、こんなゲーム他に知らないよ、マジで。

■↑クールな話だな、兄弟。

■手に入れるのが難しいとしても、そりゃ他の人も同じだと思えば安心だろ。このゲームは、みんな長いことプレイするはず(新規もベテランも)。だから、(訳注:買いそびれて時間が経っても)新規プレイヤーが少ないなんてことにはならないし、オンラインのプレイ人数が足りなくなるなんてこともないから心配すんな。

で、だ。その通り、アマゾンが友達だ。配送料無料だしな。一週間待たなきゃならないが、死にゃしねえ。多くのプレイヤーが声をかけあって、いっしょにオンラインにもぐるだろうな。このゲームが今年でおわるなんてことはないよ。

■っとになあ。BestBuyってのは、『フェイスブレイカー』だの、『ヘイズ』だの『ハンナ・モンタナ』だのってクズは在庫を置くせになあ。ゲームだったら、『TUROK』、『Blacksite』、『CONAN』あたりか。こういうのは『Demon's Soul』よりかはるかに売れるだろうからね。せいぜいがんばれ、BestBuy!ってとこだ。ま、それでも好きだけどね!

■このスレッドの個人的な不満に戸惑うね。オンラインでゲームを注文できるほど大人になってないってわけか?アマゾンになら今でも在庫はあるって。

■アトラスを責めるところじゃないだろ。お前に出来ることがあるとすれば、アトラスのすべてのゲームを、知る限りの全員が買うように説得することだな。それ以外、こっちに来る日本のゲームは全部、無視だ。西欧のゲームだって買わなくていいぐらい。

考えてもみろ。西欧中心の市場で、こんな小さな規模のリリースなのに、それでも、アトラスは日本のゲームを喜んで出してくれてるんだぞ。恵まれた状況なんだってことをわかれ。

■たぶん、カナダ在住だろ。そうなら、ないね。オレもまだ探してる。

■見つけられないとかじゃない。すぐにアマゾンで注文できるんだから。じゃなくて、アトラスが店舗で衝動買いする人たちを逃してるってことが、問題なんだってば。

大事なのは、手元に(店舗で衝動買いできる)金があるってこと。確かにアマゾンに注文してたら月曜には手に入れてたろう。けど、『アンチャーテッド2』や『ブルータル・レジェンド』をアマゾンで買うのとはわけちがう。だって、『アンチャーテッド』や『ブルータル』なら、どっちも最初から僕好みだって知ってる。でも、知らないゲームに60ドル払って(アマゾン)で注文するってのは僕には無理なんだよ。

■…気の毒だとは思うが、キミはどうして、何ヶ月もの間、アトラスが公式サイトでこのゲームを予約するようにって、決して遠回しではなくみんなに促してたと思うんだ?これが理由だよ。ヒットするのはアトラスにはわかってた。だが、小売が発注しなかったんだから、それはアトラスの責任じゃないだろう。恨むなら、過小発注した小売を恨め。あまりにも早くにさばけたか、全然発注しなかったかのどっちかなんだから。

■とりあえず『モダンウォーフェア』でも買っときゃどう?

■アトラスはバカなんだよ。でも、僕はアトラスを愛してるんだ。
ホントにね、…ホリデイ・シーズン中のリリースってのはマジで悪いアイディアだったよね。ゲームがたくさん出るだろ、この時期は。後ろから高速列車が追いかけてくるようなもんだ。

アトラスよ、立場をわきまえる必要があるんだよ。キミはさして宣伝も打たない小さな開発会社だ。宣伝のほとんどはレビューだ。『ペルソナ3』や『ペルソナ4』だって、人気が出たのは、RPG of the Yearを受賞してからだったろう? 夏の間にリリースしてたら、このゲームは実際、もっと売れたんだから。

■すべて売れ切れだよ。10か20以上の在庫ももってた店もあったのにさ。
アトラスは立場をわきまえる必要なんかないね。あきらかだよ。アトラスのゲームは品切れだ。いつも限られた数しかリリースしないから。アトラスのゲームはすべて品質商品なんだよ。なにか覚えることがあるとしたら、アトラス、キミはキミの居場所をわかっていればいいんだよ。

■アトラスは商機を逃してるわけじゃないよ。わかる? できないの。だって、いつも少数しか作らないから。今回の場合は、事前にちゃんと情報を得て、初日に百万本のデラックス版を作るべきだったんだよ。でも、いつもアトラスは安全策なのよ。たぶん、数ヶ月後に売り切れたら、増産するつもりだろう。買うのはその時がチャンスになるよ。それと、時間が経てば、中古を購入するチャンスも出てくるだろうし。

ただ、僕だったら、今すぐ買うほうに尽力するね。『Demon's Soul』はあまりに良い。これ以上先延ばしにするなんて無理。

■正直な話、みんな本気?『ブルータル・レジェンド』がいいの?そっちのほうが『Demon's Soul』よりいい?お前らはメディアの煽りに洗脳されてるよ。主流じゃないからってだけで、品質商品を見分けられない。『Demon's Soul』は最高のRPGだし、現在のPS3上で最高のゲームの1つですらあるんだ。これをプレイしない理由なんて、(訳注:難しすぎて)楽しむことすらできそうにないからじゃないのか。まあ、『ブルータル・レジェンド』なんてゲームを買うようなバカに、『Demon's Soul』みたいな凄いゲームに入り込めるとは思ってないけどね。

■悪いが、みんな、だから、予約すべきだったんだよ。これは、小売が売れるって確信して、大量発注するようなゲームじゃないんだぞ。『アンチャーテッド2』とか『ブルータル・レジェンド』、『モダン・ウォーフェア』とはちがうの。とにかく、小売が十分な数を発注しなかったのをアトラスのせいにするべきじゃない。

■アトラスが衝動買いの買い手を逃してるだって?爆笑だね。アトラスが衝動買いなんかを頼りにしてたら、今頃彼らはどん底だったろうよ。ちがうよ。アトラスは、ニッチな(通常はRPG)ゲームのリリースを柱にしてるんだ。北米にはこういうゲームをほしがってるファンたちがいるのを知ってるからこそ、喜んで運んできてくれるんだよ。

アトラスは、今オレが考えつく中で最もクールな会社の1つ。気の効いたスタジオの多くは買収されたり、売却されたり、その両方だったりしてきたからね。スクウェア・エニックスなんて、それに比べたらジョークみたいなもんさ。

アトラスが、衝動買いを逃してるなんて心配をされてることがイラっとくるね。アトラスの主流は、衝動買い以外のものだ。オレがPS3を買った理由の1つはアトラスなんだから。



フォーラムの情報をすべて鵜呑みにはできないとは思いますが、おおよそを私の推測込みでまとめますと。
元来、宣伝無し/少数生産の「小さな会社」米国アトラス。→発売前からの輸入シーンの活況。→何も知らない小売。→何も知らないゲーマー。→続々と出るハイ・スコアのレビュー。→ゲーマー殺到。→在庫切れ。
という感じかもわかりません。

私もつい数日前、『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』(これは日本アトラス)でやらかしたばっかりなので、なかなか耳が痛い話でございました。本当に予約すりゃよかったです…。

<追記>携帯でご利用の皆様へ。ご不便をおかけしました。気づきませんで申し訳ないです。タイトルにURLをリンクしました。支障があれば、またコメントなりでお知らせください。


↓励みになりますので、よろしければ、ひとつ。

人気ブログランキングへ

   
posted by gyanko at 21:00 | Comment(35) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。