2009年11月06日

海外の反応 -『戦国BASARA』と草食系男子 -

本日は、前回記事の転載先JEZEBELからのコメントをお送りいたします。


戦国BASARA バトルヒーローズ


■「歴史」、「ゲーム」、「セクシーな侍」か。そうだな、確かに現実逃避だわ!

■日本人は、この手の記事がどれほど自分たちをダサく見せてるか気づいてるのかな。つまりさ、こういうのって、米国の諜報機関あたりが操作してる、長期間にわたる破壊的な政治的大衆操作じゃないのってこと。ゲームとかポッキーとか草食とか、そんな話なの、これ?

■どっちにしても、ゲームが面白いからなんじゃないの。

■若くして結婚する男女の数が急激に低下してるっていうけど、若い女性が結婚相手を見つけられないことが、どうしてそんな大問題なの?若い人が結婚相手を探せないってこと?それとも、女の場合は問題になるってこと?うわー、なにそれ。

■↑男は子供、産めないからね。

■↑女だって一人じゃ無理。生殖って用語を持ち出したところで、偏見には変わりないわ。

■↑わかってるよ。でも、草食系男子に変われって要求できるわけじゃなし、この問題の一番簡単な片付け方は、彼らを完無視することだって話だろ。

■↑ここでもっと大きな問題として取り上げられているのは、女性の雇用機会があまりに悲惨な状況で、未婚の女性が一人で快適に暮らせるだけの稼ぎを得られないってことだよ。日本にはものすごい数の「パラサイト・シングル」がいる。彼女たちは、低賃金の仕事しかなくて(それが日本女性にとっての現状)、30代になっても両親と暮らして、自分の収入はお小遣いに使うんだよ。

■素晴らしいじゃないか!世界で最も人口過剰な国の1つで出生率が低いってのは良いことじゃない? 次の30年かそこらで、オレたちの世界は90億になろうとしてるんだぞ?!

■↑いや、よかないね、この場合。この風潮が現状のまま続けば、日本の社会保障制度は破綻する。すでに高齢化社会になって、税金で社会保障制度に金をつぎ込む若者はどんどん減ってるんだ。徐々に悪化してくだけの状態。

真面目な話、キミが言おうとしていることはわかるが、出生率の低下を恐れるのはただの伝統主義じゃないんだよ。経済学者たちがずっと憂慮していた人口学的危機が実際に目の前まできてるってこと。

■↑そのうえ、子供がいないと、移民を受け入れるよりなくなる。平穏を乱す人種階層社会への突入ってわけだ。あ〜あ〜あ〜…。

■人口統計が案じているのは、女性だよ。男は1人で多くの子供が作れる。制限要因は、女性。

■聞いていい?これって、西欧の女の子が、映画や本(ここではゲームね)のセクシーな男に入れ込むとのなにがちがうの? みんな自分たちのお気に入りのヒーローを使って、ファンフィクション(ファンによる二次小説)書いたりしてることとか、もう言うまでもないぐらいのことでしょ。

■『ラブプラス』っていうゲームで遊んでる男性たちもいるよ。恋人とデートするっていうシミュレーション・ゲーム。あのゲームへの入れ込みようは、憂慮すべき。

■↑あれは、このゲームより前から始まってたよ。

■↑そうそう。Kotakuにも記事がいくつか掲載されてたね。マジでこわっ、て思った。

■↑日本ではデート・シミュレーション・ゲームっていうのはものすごくちゃんと確立されたジャンルなんだよ。少なくとも90年代に遡れる。恋愛をシミュレーションしてるだけのものもあれば、ポルノっぽいのもある。

■この記事が示唆してるのは、男がシャキっとして、もっと男らしくあれば、女性は、男の収入がどうあろうと、我慢できるし、そうすればすべてが正常に戻るよってことじゃないかと思う。

でも、物事を元の形に戻して、問題を解決するっていうのは良い方法では絶対ないよ。僕は、日本の若者は最終的には共に生きる方法をきっと見つけるはずだって信じている。でも、ここで読んだことからすると、日本全体が大きな発想の転換期を迎えてるみたいだね。良いほうへ動くことを祈ってるよ。

■エドワード・カレン(訳注:米国の10代の少女に絶大な人気をほこる吸血鬼ロマンス小説、『トワイライト』の主人公)が大好きなアメリカの女性たちだって、アメリカの男はもっと独占欲が強い吸血鬼になるべきだって思ってるよ。女性ってのは、非現実的な夢を見るものですよ。

■このゲーム好き。ゲームプレイ、アートワーク(コスチュームを細かく見てほしい)、キャラクター、ユーモアで、いろいろ(実在した人物が)アレンジされてるとこがいい。
歴史的に本当に実在した侍たちって、すっごくクールだと思う。でも、セクシーかって言われると、ノー。
時代考証が合ってるってわけじゃないゲームのキャラクターに、多くの女性が憧れたり、うっとりしたりしてるとは考えられないなあ。真田幸村とか伊達政宗が実際にどんな容姿だったかなんて誰も見たことないんだからさ。

■はあ…。日本文化も、「女性を責める」ってゲームまで、ほぼアメリカ並みに盛大に発展してるのね。このゲームは国境を超えて拡大してるってことか。

■↑この場合、「若者を責める」っていうゲームだな。若い男が男らしくないって批判されてる。シャキっとしろって言われてんだよ。

■↑そう。日本では「若者を責める」ってのは大ブームなんだよ。マンガでたくさん例を見た。もちろん、映画の『バトル・ロワイアル』もそう。日本の年配の世代は、昨今の若者のくだらないスタンダードに不平を言うことに多くの労力を費やしてるみたいだ。そのくせ、どう行動すべきなのかを指導したり、励ましたりってのはしようとしないんだよな。

■彼女たちはゲームが好きなだけじゃないの?『フェイブル』の初作が女性に人気があったのは、あれはなに? なにか意味あるの?なにもない?…たぶんないな。ゲームが好きな女の人もいるってことだよ。だろ?

■私、女性っぽい男性ってすっごく好きになった。レギンスはいてるような日本の男の子。できるなら引っ越して、あんな男の子に会いたい。これって、女子学生をいやらしい目で見てる男みたいかな。

■女の子っぽい男の子っていいなあ。だって、私、いっしょにケーキ食べたいもの。

■CNNのサイトで前に、草食系男子の記事を読んだ。この言葉を作った日本人女性がこう言ってた。「日本では、セックスは肉体関係(relationship in flesh)と言うんです。それで、私は彼らに草食系男子って名付けました。だって、彼らは肉に興味がありませんから」。

■↑「セックスをする」ってほとんどの人は言うけどね。ちがう言い方は聞いたことないや。あるだろうとは思うけど。だって、セックスって英語だからね。でも、他の用語を誰も使わないみたいだ。その人は、日本語でなんて言ってた?

■↑Nikutai Kankei(肉体関係)。文字通り、肉体の関係だよね。口語の英語的な言い回しより、文学的だし、学問的だと感じる。日本語で体を意味する言葉は、「肉」を意味する言葉と文字も発音も同じなんだよ。

■小林の話は、女性が、速い車や出世やブランドや美人よりショッピングやケーキに興味がある男性には絶対に惹かれないだろうって前提があるように思う。
私は日本人じゃないけど、女としては信じがたいわ。ぐだらない性のステロタイプに基づいてて、実際の調査じゃないようだしね。

■↑キミは読み違えてると思う。僕は、これがどれだけ事実なのか、どれだけ作り話なのかはわからない。でも、この記事の解説は、キミが言うようなことじゃないよ。

女性が、速い車よりショッピングが好きな男に惹かれるかどうかは問題じゃないんだ。この草食系男子というのは、ただのメトロセクシャルじゃあない。彼らは文字通り、「日本社会はしんどすぎる。出世も、家庭も、デートとかセックスとかもいらね。そんな努力したくね。やってける程度の金になる仕事でいい。オシャレしたいし、趣味ももちたいし、自分自身を楽しみたいんだよ」ってこと。事実上、禁欲主義者だな。

ちょっと戸惑うけど、彼らが女の後ろを追いかけるのをやめた理由は、彼らにとって「結婚し、家庭を作る」ことが、「人生の成功」のために競争するってことだからだ。ステータス・シンボルのための競争ね。

■実際、ここしばらく続いてる風潮だよ。なんていうか…メトロセクシャルの男性に惹かれる女性がいるのは本当。でも、それが普通ってわけじゃないんだよね。
歴史好きの女性が買う男性用下着(甲冑パンツ)だってある。大胆なプレゼント用だ。この下着を買ってるのは、80%が女性なんだよ。

女性は通常、男性的な典型を好む。自分たちを守れる強い男。食い扶持を稼ぎ、鋭い牙の虎を打ち負かし、彼女たちを情熱的に愛してくれる男だ。

主夫、一家の大黒柱の妻なんて風潮もあるにはあるが、彼女たちは配偶者に大満足なわけではないし、自分の役割に怒りすら感じているんだよ。

■思春期から、日本の女の子たちって、男っぽい男を崇拝するようには育てられてないんだよ。70年代から可愛さに重点が置かれるようになって(これは日本の文化的なムーブメント)、美少年アイドルとか線の細い男性に囲まれるからね。そりゃもう、少女マンガ、音楽、映画で集中砲火だよ。悪役ですら、きれいな少年になりがち。男性の典型とかってことじゃなくて、そんな環境の中で、原始的な男性らしさへの欲求が突然、芽生えるんだろうな。

典型的な行動パターンに従わない人たちってのは例外であることが多いよ。普通のケースじゃない。進化した社会ですら、僕たちには、粗野で、力強くて、潜在的に危険なものへの欲求があるんだ。だって、そこから僕たちは生まれてるんだからね。ここからまた進化するには、数千年とは言わないけど、数世紀はかかるよ。

■刀を振り回すセクシーな侍のことは忘れて。なぜって、これに出てくるのは、頭からオートバイのハンドルが突き出てる馬に乗った連中だから。最高にバカバカしくて凄い世界なの。

■こんな記事が掲載されるなんて笑っちゃった。このゲーム、やったことなかったけど、興味が出てきた。
サムライ・ハイスクール』ってドラマを見てるんだけど、主演の若い俳優が草食系。で、窮地に陥ると、昔の侍に変身する。
要は、そう、確かに草食系って流行ってるんだよね(私は楽しんでる)。

面白いのは、逆に、日本の女性のファッションが、可愛いパステル調から、ロックンロールなテイストに変わってきてることかな。

■↑三浦春馬、 ケーキより大好きだわ。

■周りにいるのは、速い車にも、女性をモノとして見ることにも興味がないかわりに、女性たちを友達のように扱う男だけですって? いっしょに美味しいケーキをちょっと食べてから、ブティックで買い物? 日本の女性たち、なにが不満なの!

■↑同意。ケーキ好きな人がいい。たぶん、私たちのところにいる、ハマーに乗った精力旺盛なアメリカ人を日本に輸出するときがきたようね。で、その草食系とやらをこっちに送っていただけないかしら。こっちのレディーのために、よろしく。

■↑ご都合で結婚ってことならあるかもなあ。草食系男子とケーキ好きな女友達が家族を作るってケース。不可能を可能にする縁結びは、この場合、ケーキだな。

■これは覚えておいて。日本の古いやり方ってのは、そりゃもう酷い。けど、それに魅力を感じる日本女性もいる。従来のタイプの男性ってのは、会社でハードワークってだけじゃない、毎晩、外で仲間と飲んで、妻のことなんかほとんど振り返りもしない。妻が友達と外出して楽しもうとしても、趣味をもったり、人付き合いをしたいと思っても、普通の幸せな人生を過ごそうとしても、妻の仕事を手伝ってそうした時間を作ってやろうなんて気はなし。彼らは、妻がどうやってほとんどの時間を過ごしているかなんて知らないし、気遣おうともしない。家計の管理も、決定権は男。

日本にきたほとんどの人にはショッキングなことだし、私にとっては、信じられないほど陰鬱な結婚の風景として焼き付いてる。でも、これはわかっておく価値があると思うけど、これを続けたいと思っている日本女性もいるってこと。彼女たちの反応は、こうよ。「ねえ、私のために死ぬまで働くのは嫌だっていうんじゃないわよね?」

■ケーキに対する愛情を隠さない男を深く尊敬するわ。ベッドルームにケーキスタンドを持ち込むチャンスがついに来た。

■速い車、出世、ブランド、美女に興味がなく、ほどほどの仕事をもち、友達のように女性に接する。自由時間はショッピングとケーキ。………最低のクズだ。……とでも言えばいいの?

■女がゲームをするのは、理想の男を見つけられない現実からの逃避?これほどくだらない話は初めて聞いたわ。ゲームをプレイする理由は、ゲームが好きだからじゃいけないの?

■女性がこのゲームを好きだっていう理由は1つ。ヤオイ。これ。

■わかりきったこと。この日本の「草食系男子」ってのは基本的に、マスコミが煽ってるだけのくだらないもんだよ。オレたちが大好きになってしまったニューヨーク・タイムズ風の煽り方っていうかさ。

僕は日本に住んでたことがあるんだ。今はアジアにいて、日本とはしょっちゅういろいろコンタクトをとる。で、この偽の流行(人造現象?)を西欧が皆一様にマジに受け取ってるっていうのがおかしい。

日本社会で、広がってるのは、仕事と生活をもっとよりよくバランスをとろうっていう流れ。でも、こういうのは、デカい流行として煽れるようなもんじゃないからね。

■↑本当はこのスレッドにコメントをつけたくはなかった。外国の大きな社会風潮を声高に解説する、この手の記事にはいつも警戒してるから。

私は西アフリカで育ったの。今はフランスに住んでる。こういう全体的に否定的な記事を読むたびに嫌になるの。アフリカのAIDSにしても、フランスの移民にしても、ヒジャーブ(訳注:イスラム教徒の女性が顔を隠すために使うスカーフ)の問題にしても、私たちの国の世俗主義(訳注:政治から宗教を分離する方針の主義や思想、政教分離)との紛争にしても、マスコミが語る社会の背景なんて、唖然とするほどの無知をさらしてる(熟考することもあるけど。だって、記事って一般的にすごく短いし、フランスやセネガル、この場合だったら日本で起こっている出来事の元々の複雑さを説明するには無理があるから)。

だから、これを読んだとき、私は日本へ行ったことはないけれど(というよりむしろ、行ったことがないからこそ)、絶対に鵜呑みにするのはやめようって思ったのよ。

■日本ってのは……いや、僕は日本については知らないし、これは英語の授業で覚えたことだから、真剣には受け取らないでほしい。……日本っていう国は今、「懐古愛」とでもいうような文化現象が起こってる。西欧の多くの国々とはちがって、日本の過去と現在には、際立った落差がある。で、侍の歴史はあまりに強烈に人々を魅了するから、結果として、昔のものを再度、愛し直すみたいな、文化面での動きになってるんだと。

■日本女性との結婚用に中国人男性の輸出が始まったら呼んでくれ。待てよ……海外の女性を日本に輸出すればいいのか…。

■↑もうすでに自分らで行ってるよ。輸出はこれ以上不要。根深い偏見があるから、日本社会に受け入れてもらって、溶け込むのは難しいって言う人たちもいるけどね。でも、一般には、環境に順応して、日本語をちゃんと話せば、知らない人ばかりのところに引っ越しても、そういう問題は避けられるよ。



このコメントがついていたJEZEBELというサイトは、女性のための「著名人、性、ファッション」の記事を掲載しているサイトです。読んだのは今回が初めてだったのですが、意見や立場は違えど、なるほどなあ…と思えるコメントが多くて、読み終えた後、ブックマークしてしまいました。
また機会があれば、このサイトの記事をご紹介したいと思っています。


あ、ちなみに甲冑パンツ↓。直江兼続モデル(左)と伊達政宗モデル(中)、真田幸村モデル(右)だそうでございます。この甲冑パンツの反応、見つけられたら、ご紹介いたします。

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タグ:戦国BASARA
posted by gyanko at 19:00 | Comment(103) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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