2010年01月18日

海外の反応 - 与那国島海底地形はアトランティス?! -

本日は、与那国島の海底地形を紹介したオーストラリアのABC放送の番組から。

与那国海底遺跡は、1986年に与那国島南側海底に発見された、周囲数百メートルに及ぶ巨大な一枚岩。人工的に切り出したような跡や、人がちょうど歩くことができそうな通路状の隙間、階段状の壁、柱が立っていたかのような穴など、人が加工したかに思われる形状を備えていたため、遺跡ではないかと報道されました。

この地形の成因については、多くの学者は、侵食によって形成された自然地形とする説を支持していますが、人工的な構造物であるとする説もあります(Wikipedia)。


埋め込み無効に設定されているので、こちらから↓。
Japanese Atlantis - Japan

再生回数、88,448回。コメント数、277件。この動画の人気が最も高い地域はこちら↓。

yonagunichart.png


番組では、前琉球大学理学部教授で、遺跡が人工的な構造物であるという立場をとる木村政昭教授を登場させ、「人工物である」というロマンを漂わせつつ、制作しています。


■おー、日本のアトランティス。またもやアトランティスのチェーン展開ってとこだね(訳注:アトランティス大陸の跡ではないかと騒がれた遺跡は、カリブ海底、トルコ黒海、ギリシアのサントリーニ島、西アフリカ、去年話題になったGoogleOceanのカナリア諸島沖の画像など、古今さまざま。ちなんだ名称も、車から、社名、スペースシャトルまでございます)。

たぶん、将来は、(チェーン展開にちなんで)マックランティスって呼ばれるようになるんじゃない?(日本のアトランティスは(訳注:スペースシャトル、アトランティスのようには)飛ばないけどね)

■海底で、石や岩の層を見たことあるよ。小さな滝に、こんなふうに見える層があるのも。この番組、数箇所を繰り返し映してるだけで、十分な立証にはなってないと思うなあ。(+1)

■↑そういう懐疑をすべて払拭する、ロシアのチームによる映像があるよ。


↓ロシア制作、与那国島海底地形のドキュメンタリー。
YONAGUNI, JAPAN: ANTEDILUVIAN pre ~12000 BC CIVILIZATION I - UNDERWATER MANMADE STRUCTURES - 1



■↑それが正しい方向へ導いてくれるものなら、面白いことになるね。

■信じられない。自然では、ありえないって!(-1)

■海面上昇のせいで、ゆっくりと沈んでいったのかな?ここに住んでいた人々は、時間をかけて、その状況を悟り、生き抜く能力を身につけたんだろうと思う。
どっちにしろ、めちゃめちゃ興味深いよ。オレたちは海についてほどんと何も知らないってことだ。この廃墟もそうだし、キューバ沖やカナリア諸島沖、バハマ諸島の遺跡だって、説明ができないんだもんな。
海の探索と海洋生物の保護は、取り組んでいかないとだめだね。オレたちの社会の命のない岩ばっかり注目してないでさ。(+3)

■↑僕は今、これについての本を書いてるんだ。海面が上昇し、大洪水が起こったことを伝える文化は500以上にものぼるんだ。聖書もその1つ。僕の仮説は、この遺跡やキューバ沖海底のメガは大洪水で沈み、最近発見されるまでずっと何世紀も海底にあったっていうもの。


↓キューバ沖海底のメガ遺跡。
mega.jpg

■これが完全に自然にできたものだって考えるってのは、頭が悪いというか、騙されやすいというか。20〜30年の経験のある世界中のダイバーたちが説明できてないってのにさ…。うーん……。

■これは、自然の構造物だよ。海上でも海底でも、あらゆる海岸線で同じような構造のものが見れる。こういう地形なんだよ。(-5)

■↑感動的じゃないとは言わない。でも、水位線より下に人間が手を加えた形跡がない。陸側には、人間が手を加えた多くの跡があるけど、人間がこれを作ったというわけじゃないよ。与那国は、自然がいかに偉大かっていう驚異的事実を示してくれるものだ。

■↑キミの意見は尊重する。岩が海水でこんな感じに侵食されることがあるってのは認めるさ。海水が数百年、数千年にわたって岩にぶつかりつづけると、こんなふうになるんだろう。岩に溝もつく。

ただ、この構造物には、(訳注:自然地形ならあっておかしくない)珊瑚も育っている様子がほとんどない。道具や人工物が見つかってるとか、…街の階段の映像も見せてた。人間以外の何が、こんなものを作れるっていうんだ?

■アトランティスについて調べたことがあるなら、ありえるって思うよ。誰も、アトランティスがどこにあったのか知らないんだしさ。

■文明は、我々が考えているより、かなり古いものなんだよ。南アメリカにも、海底遺跡があるからね。(+3)

■単純に言って、地球には少なくとも6度、レベルの異なる文明が存在した。唯一の疑問は、それらの文明の時代と現在どうなってるのかってことだよ。

■これを作ったのは、自然でも宇宙人でもないよ。古代文明だ。明らかに人間によって作られてる。どんな人たちだったんだろう。時が経てばわかると思う。(+1)

■ここで専門家って言われてる人は教授なんだろ?なんでこう言うこと言うのかな。この構造物が一万年以上前のものだっていうんなら、とっくに腐食してるか、上に植物なんかが育って覆われてるだろ。沈没船を見たことない?50年もすれば、形がなんとかわかるって程度になっちゃうよ。(-1)

■腐食はしない。船は腐食する。鉄や木ででててるし、海水はそういう材料には耐え難い。でも、石となると話は別だ。(+2)

■キューバ近く、水深500メーターあたりにもっと古い遺跡がある。メガっていう。

■これ、アトランティスじゃなくて、……レムリア大陸(訳注:インド洋を隔てた両地域には近縁な生物が見られることから、存在したのではと考えられた仮説上のインド洋の大陸。のち、大陸移動説により否定される)じゃないの。

ムー大陸(訳注:今から約1万2000年前に太平洋にあったとされる大陸)かもなあ。レムリアじゃなくて。

■ギリシャの哲学者、プラトンが、アトランティスは1万1500年前に存在した島国であり、そこでは文明が大変に発達していたって書いてる。

■この遺跡についてテレビで見たのは初めて。人類の歴史ってのは、記録に残っているよりもっと凄いものだったんだって僕は信じてるよ。(+2)

■アップしててありがとう。教授のコメントが面白かったよ。

■人類の隠された歴史か。………探検するには面白い場所だなあ。

■キューバ沖もそうだし、世界中でこういう遺跡が見つかってる。メソポタミアの石版に書いてあったように、大洪水が1万年前に起こって、海面が上昇したんだろ。

■真の人類の歴史は、ほとんどの人が考えているものとは違ったものなんだよ。(+3)

■私たちの歴史を変える可能性があるものってのは、社会的には邪魔なものにされちゃう。(+4)

■たぶん、これは、海岸にすごく近い場所にあった、寺院とか墓場とかだったんじゃないかな。(+2)

■驚くべきものだよ。自然がこんなものを作れるなんて、みんなどうして考えられるんだ?(+2)

■ここに住んでいた人々は消えたわけじゃないよ。南極の氷が溶けて、海面が上昇する時間を考えればわかる。単純に、移住しただけ。どこへ行ったのかは誰にもわからないけど。(+1)

■これがなんであろうとだ………巨大だし、十分に驚愕に値する。この地球の真の歴史をどれだけ僕たちがわかってないかってこと。非常に興味深い。(+3)

■自然が作り出しただって?地震や大陸塊の隆起や沈下の原因は極移動かもしれないんだぞ。

エジプトのハワス博士(訳注:エジプト学の世界的権威、ザヒ・ハワス。大英博物館にロゼッタストーンやネフェルティティの返還を要求したことでも有名)は、今なにが起こっているのかを知ってる。なのに、むしろ、進んで、真実を秘匿しつづける機関とともに働いてる。博士たちの努力に援助をしてくれる機関とね。

もし、極移動の可能性が高いことがみんなの知るところになったら、どうなると思う?南大西洋の磁気圏にオーストラリアサイズの裂け目があって、どんどん大きくなってるなんてことを知ったら、どうなると思う?ってことだよ。

■文明は高度に進化してたんだと思う。でも、記録が残らなかった。だから、人々はその文明から学ぶことができず、忘れたんだと思うね。

■こんなものが存在しているなんて、信じられないよ。ボスニア・ヘルツェゴビナでも、エジプトや南米のより古いピラミッドが発見されたんだよね(訳注:2006年発見。人工のピラミッドという説と自然説に分かれて激論中)。ヨーロッパにピラミッドとはねえ…。(+1)


↓ボスニアのピラミッド発見を伝えるABCのニュース。
Bosnian Pyramid! ABC Houston coverage


■↑ギザのより大きいんだよな。でも、……地中に何メーターも埋もれてる…。(+1)

■25年間、建設の仕事をしていて、ダイビングの経験も数年ある。そこから僕がわかったことは、気流や海流はカーブを彫り、人工の道具が直角を彫るってことだよ。

こうした構造物は、海面が45〜50フィート今より低かった時代のものだ。少なくとも、地中海にある、ある島には、これとほとんど同じ深さまで水中に入ってしまっている遺跡がある。
これほど長く残るのは石だけだ。建造物に木を使ってしまうと、1万年から2万年前の大半の建造物は残らない。

■フェニキア人が作ったって言ってる日本の歴史家もいるよ。(-2)

■↑そんな遥か日本にどうやって行ったんだよ、フェニキア人はよ。

■これが自然が作ったものだってことになったとしてもさ、やっぱり衝撃的な光景だよな。(+1)

■まさに古代の文明。我々の祖先。(+1)

■アトランティスの一部だろうな。何事かが起こって、人類が一掃された。生き残った少数の人々は地球をコントロールする秘密を守り続けている。……悪魔か?怪物か?いずれにせよ、それがかつての世界の秩序であり、常に僕たちを闇に引き込もうとする新世界の秩序なんだよ。(+1)

■うん。これは聖書とも符号している。私たちは1人の人間から生まれたわけではない。まず、アジア人が発生した。科学者が発見した最古の頭蓋骨はアジア人だからね。それから、褐色系、黒人、そうして白人だ。

いつの時点で洪水が起こったのかはわからないが、この遺跡の存在で、明らかにアジア人がより早い人種であることがわかる。この遺跡は大洪水より前だ。人々が洞窟に住んでいた時代ですら、ここには進んだ人々がいたんだと思う。洞窟に住んでた人々は、最初の文明の崩壊の生き残りなんだろうな。そうして、その後、神の大洪水が起こったわけだ。

■この議論に関しては、僕は人工物説に大きく傾いてる。かなりの距離で伸びてる、あのまっすぐな平行の溝。あれで、心が動いた。

ロシアのドキュメンタリーで、岩の1つに深く掘り込まれた完全な四角形が見つかってた。現代のものじゃない。四角形であることをはっきりさせるために、穴から珊瑚を掘り出してたよ。文明は、僕たちが考えてるより古いんだって強い直感を感じた。僕の直感は間違わないからね。特に、食べ物に関しては(笑。(+2)

■人間が作ったんだと思うよ。海面が下がったから、もともと陸に作ったものが、陸地の浸食で海になだれこんだか。

■クールだ。(+1)

■古代人にこんなもの作れないって。これをやらせたのは、宇宙人だよ、たぶん。(+1)

■人類は約200万年前からいる。昔はもっと発展してたんだって。歴史は繰り返すって言うだろ。100万年前の人々が今より進んでた可能性だってあると思う。(+2)

■↑まさに。考えてみろ。核戦争みたいな惨事が起こったとする。後の人々はオレたちを掘り起こして、超文明があったんだって話すだろうさ。オレたちがアトランティスや古代のインド人を語るときのようにね。

ベーダ(訳注:古いサンスクリット語で書かれたヒンドゥー教の聖典)ですら、かつてすべての生物を核戦争が一掃したことをまざまざと語ってる。長距離ミサイルや、大量殺戮兵器のことも書かれてる。これは引き込まれるよ。歴史は繰り返し、ある一定のサイクルの中を流れてるんだってオレは信じてる。(+5)

■おー、なんという変わった自然地形だ。(-2)

■↑自然?

■↑そうだよ。自然。傑出した、非凡な地形現象だ。ああした素晴らしい岩の形状は、何百万年もの間に、化学的な、バリウムや熱の影響で起こったんだよ。(-3)

■↑化学は、自然には起こらんだろうが(笑。

■↑珊瑚の炭素検査から、1万〜1万2000年前ってのはわかってるんだよ。どういうことかっていうと、海中になかった時代があったってこと。だから、……海水でそうなるってのは無理がある。(+3)

■魅惑的だなあ……。手がかりのない人類の歴史だ。人間は昔はもっと賢かったんだろうなあ。生産的で、冒険的で。お金と欲望の現代よりずっと。(+2)

■日本にもともと住んでた人たちは、アーリア人(訳注:古代のインド・ヨーロッパ祖語を話した民族)の血を引いてたんだよ。(-5)

■↑現代の東洋人の日本人がくる前の日本列島には、別の民族が住んでいた。アーリア人じゃないけどな。たぶん、シベリアかモンゴル人に近い人たちだろう。氷河期に日本に渡ってきた人たち。たぶん、その人たちが海中文明を作ったんじゃないの?(-2)

■美しいなあ!(+1)

■人間が作ったんじゃないって!この動画は、人工物じゃないって言ってる専門家の意見を取り上げてない。(-1)

■大昔になにがあったんだろう…。本当にこの星に神々がいるのか?彼らに何が起こったんだ。…ああ、知りたい!(+1)

■これって、グラハム・ハンコックの『神々の世界』に書かれてたやつ?魅力的だわ!人造物に僕には思えるけどなあ。でも、答えは知りようがない。僕の印象ってだけ。(+2)

■宇宙人が作ったんだな!宇宙人だぜ!!(+2)

■これが見つかる前から、与那国には海中城の存在を伝える話があった。この地域では多くの地震があるから、おそらく城は地震で沈んだんだろう。その後、いくらかの伝承が世代から世代へと伝わったんだな。

■2000年前、ローマの町が海に沈んだ。今は、8メーターの海中だ。

■素晴らしい。………自分の目で見たい。(+3)

■地質学者のRobert Schoch博士や辻博士が判断したように、これは自然地形だよ。1万年前から海中にある地形だし、そんな時代にこんな構造物を作れるような文明があったなんていう手がかりは少しも出てない。厳然たる事実っていうものは、アトランティスの謎に比べたら魅力はないもんだろうけどね。(-6)

■↑彼らがそう言っているなら、真実にちがいないんだろう。
ただ、これが人造物なのは2才の子どもにもわかることだと思うが。直角の角度、配置。これが全部揃ってる自然の地形が他にあるなら見せてくれよ。(+8)



木村政昭教授の研究グループは、考古学的・地質学的な調査をせず、論文発表もせず、学会外における報告書や出版物でも精確な調査データを出さなかったり、図面をわざわざ不正確に捏造するなどしているため、学術的には認められていないという記述がWikipediaにはありましたが、コメント欄は「古代文明説」を推す人が予想外に多かったです。

テレビ番組としては、作りに「古代文明だったらいいなあ……」というロマンも盛り込みたかったろうと思いますし、一個人といたしましても、古代の神殿かもという夢は多少、見ていたいところですが、………うーん、海外の人ってロマンティストなんですかねえ。



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posted by gyanko at 23:13 | Comment(44) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月16日

海外記事 - 日本のRPGを立ち直らせる10の方法 その3 -

第3回は、コメントのご紹介です。総コメント数538件。しかも、ほとんどが長文ばかりという大激論。長いので、流し読み推奨でございます。

そしてまた、長文コメント多数ということで、JRPGから話題が逸れているものは外したうえで(『フォールアウト3』がRPGではないという意見等)、最初から順番に50個(全体の約1割)ほどを訳しました(コメントの返信が遠いものは順番を入れ替えてあります)。

一割の中に、ある程度の幅ではありますが、ざまざまなコメントが入っているので、おおよその方向性はつかめるのではないかなあと思います。


■『Demon's Souls』をやってみろって。

■この記事に書いてあることすべてに同意。

■『Demon's Souls』は伝統的RPGではないし、ましてJRPGですらないよ。もっと、アドベンチャーMMOっぽいアクション・ゲームだ。このトップ10を翻訳して、すべての日本のゲーム会社に送るべきだよ。

■間違ってなきゃ、『Demon's Souls』は、ドイツRPGってとこだな。

■この記事、「JRPGを西欧化する10の方法」って呼んだほうがいい。

■まず、5位の声優以外は、ぜんぶハズレ。英語の声優だけは、まじでクソだからな。
次に、2位は、いったいなんでだよ?『クライシスコア -ファイナルファンタジーVII-』が主犯?このゲームは、古いストーリーの、そのまた前話だってのに、古いって理由で主犯だって?!! そりゃそうだろ、古い話だもん!!!! これは、前話なんだよ!! ちょっとは考えろよ!そのへんを!

■↑このトップ10は完全に正しい。それと、もし『クライシスコア』が前話だから古いの当たり前って言っちゃったら、開発側は、思い出補正をねらってるってことになるよ。実際にそうだとは言わないけど。キミは、そういう思い出を揺り動かされるゲームが好きなんだろうな。

■こんな記事を載せるなら、WRPGを立ち直らせる10の方法を書くべきじゃないのか?

■>「攻撃、魔法、アイテム、防御」っていう単純な原動力の、干からびた伝統に寄りかかりっぱなし?

『ファイナル・ファンタジー』の良さはこれだし、これこそがどうしてJRPGがキングかっていう理由でもある。カツを入れるだ?やめろ。バカじゃないのか。IGNのアホな連中は、JRPGを『フォールアウト3』みたいなアクション・ゲームにしたいんだな。

言わせてもらう。『フォールアウト3』は絶対にJRPGなんかじゃない。RPGですらないはずだ。ただのくだらねえシューティング。JRPGが凄いのは、バカなシューティングみたいにボタンを連打するとか、格闘ゲームみたいにコンボをつなげるとか、そういうシナリオにプレイヤーを放り込もうとしないからだ。
オレたちがJRPGをプレイするのは、度を越さないシンプルなゲームスタイルがあるからだ。これがあるから、落ち着いて冷静にプレイできるんだ。

どっちかって言えば、真のJRPG(ターンベースの)が失墜したのは、古典的なテーマを生き生きとさせつづけていないからだよ。新しいアホみたいなやり方に変えてしまってる。今、日本がオレたちに与えようとしてるものは、きれいな絵だ。彼らはオレたちに、それ以外は何も気にするなって望んでる。

グラフィックは、最初は凄いさ。トレイラーやらを見るときはね。でも、ゲームは60時間〜120時間プレイするんだぞ。グラフィックなんかより、ゲームの中身がもっともっと大事なんだ。みんな、時間が経てばわかるだろうよ。JRPGの戦闘システムは、『FF X』みたいに最高のものじゃなきゃならないんだよ。プレイ時間の半分は戦闘なんだから。日本人は、これをちゃんと理解しないとだめだよ。

IGNはバカだわ。FPSをやりたくなったら、オレだったら『MAG(マッシブ アクション ゲーム)』をやる。格闘ゲームをやりたくなったら、『MARVEL VS. CAPCOM2』をやるよ。アクション・アドベンチャーをやりたくなったら、『アンチャーテッド2』だ。JRPGはJRPGのままでいてくれ。良いものを台無しにするのはやめるんだ。

■うーむ。トップ10のほとんどはくだらないな。僕は、あるがままのJRPGが好きなんだよ。声優に関してだけは、そうだなって思うけど。

■この記事、かなり当たってるよ。

■ならさ、基本的に、JRPGを救う解決法って、JRPGをWRPGにするってことじゃん。そんなのノーサンキュー。……WRPG、つまんね。

■こりゃ、荒れるな!

■Wow、IGNはかなり見方が偏ってるし、めちゃくちゃだよ。
どんなときだって、僕は『フォールアウト3』より『FF X』をとるね。JRPGについて、言いたいように言えばいい。でも、少なくとも、JRPGは魅力的だよ。『フォールアウト3』がどんなゲームかなんてどうでもいいわ。

■相変わらず、IGNはクソみたいな記事ばっかりだな。ほとんど完璧なものを、どうやって立ち直らせるってんだよ。

■WRPGをプレイしたことがあるわけじゃないけど、JRPGは停滞気味だとはやっぱり思うよ。誤解しないで。JRPGはオレの一番好きなジャンル。

たぶん、JRPGファンには、『すばらしきこのせかい』みたいなゲームがもっと要るんだよ。実際、あのゲームはJRPGを新しくしたもの。

「IGNは偏見がある、JRPGを嫌ってるから」って言う人たち、なにかを伝えようとしている記事を攻撃するなよ。バカだな。記事を読めって。この記事で挙げられてる特徴の中にはWRPGの典型みたいなものだって確かにあるけど、JRPGのファンは、WRPGは刷新してるんだってことを理解しないと。JRPGは変わってないのに。

この記事は、なにもストーリーやキャラクター、設定を捨てろって言ってんじゃないよ。JRPGに進化してほしいってことだよ。決まりきったことが繰り返し繰り返しになっちゃってる。記事が言うように、超任天堂時代になってからずっとだ。

JRPGを愛してる人たちが崇拝する日本のきらめきを残したまま、より新しい、より魅力的なゲーム体験を誰かが作らなきゃだめなんだ。

■良い角度から見てるって思うところもあるけど、ほとんどはだめだな。JRPGをWRPGに変えるなんて無理!個人的に、JRPGのほうがWRPGより好きだしね。そんなわけで、このトップ10は役に立たない。

■Report Abuseボタン(訳注:IGNのコメント欄についている、嫌がらせコメントお知らせボタン)はどこさ?この記事は、JRPGの良さとは何かっていう、そのまさにコアに暴言を吐いてる。

実際、WRPGが活気づく前は、RPGって言ったらシンプルにJRPGのことだった。西欧の開発が同じ馬車に飛び乗って、そっから、RPGの定義が改造されて、再研磨されはじめた。今、僕たちの前にあるのは、完全に異なる2つのジャンルだ。なんの共通点もない。

JRPGはWRPGとは別物だ。すべてをアメリカっぽくしようとするのはやめろ。…日本人のゲームは西欧のゲームより出来が良いんだ。JRPG>WRPGなんだよ。
ここで提案されてる変更案は、どれもすべてJRPGを徹底的にぶちこわすだろう。なぜかって?こうやって改造した結果がWRPGだからさ。…くだらねえ!!!

■↑日本人だって、FPSを同じように言ってるって。西欧のゲームって呼んでさ。日本のゲームのほうが良いって言うかもしれないけど、この3〜5年は、売上を見れば答えはわかる。

■IGNは『Demon's Souls』を憎む理由でもあんのか?マルチプレイヤーの例が『白騎士物語』(こっちで出てもいねえゲームだぞ)かよ。『Demon's Souls』っていう完璧な例があるってのに。ほとんどのRPGの中で最高のマルチプレイヤー・システムの1つをもってるゲームだろ。

■言いたいように言えよ、IGN。でも『フォールアウト3』とベゼスタには、超任天堂時代のRPGの完成形になることはできないだろうね。
『ファイナル・ファンタジーIII』、『クロノ・トリガー』、『マザー』………これは、みんな伝説のゲームだ。RPGの仕掛けをとっ付けただけのFPSなんて結局、それだけでしかない。

■はっきり言って、この記事はすごくよく書けてるよ。とは言うものの、開発側は、この記事に書いてあることをぜんぶ受け止めたうえで、かつ、それをものすごーく控えめにやるべき。
たぶん、ちょこっとだけストーリーと戦闘システムを強化するぐらい。やりすぎちゃだめ。やりすぎたら、何百万人もの人たちがJRPGを買う理由そのものが失われちゃうからね。

変化がなくたって、みんなたいして気にしちゃいないよ。JRPGの魅力、懐かしさ。変わらないでいてほしいってみんなが思ってる。ちがうゲーム経験がしたいやつは、ちがうゲームをやるだろうし、ちがうジャンルにハマるって。壊れていないものを直すなって、コトワザでも言うだろ?…ちょっと微調整するだけでいいんだよ。

■IGNはわかってらっしゃるよ。WRPGがクソだとか、JRPGはよくやってるとか、金切り声上げてる人たちが僕には理解できない。JRPGは昔はいかしてた。でも、今は新鮮味がない。戦闘システムはだるいし、ストーリーは定型化してる。開発は、退屈な連戦を強いる安っぽい方法でゲームプレイを長引かせてる。

WRPGは進化した。かつて日本が盟主だったこのジャンルを乗っ取った。…『FF X』みたいな驚くべきゲームを作ることができるからといって、JRPGの現状に問題がないってことにはならないよ。

オレは『FF XIII』を楽しみにしてる。JRPGの大ファンだからね。でも、『マス・エフェクト2』が、フレッシュなゲームプレイ、レベル、キャラクターを中心とした素晴らしいストーリーで、もっともっとぜんぜんダイナミックで、パワフルなゲーム経験になるだろうってことには目を向けようよ。

■わかったよ。多くが確かにそうだってことは理解できる。ただ、セーブ・ポイントのくだりには同意できないね。変えるべきじゃない。個人的にそのほうが好きだし、テンションが上がるからね。

僕はもう成人してるし、仕事もしてる。責任だってある。でもだ。素晴らしいRPGを何時間もプレイする暇はいつも作れてるよ。あと、MMOじゃないとさびしいってところ。必要ないね、全然。まあ、あればナイスだろうが、なくたっていい。

他のは、(JRPGに限らず)グレートなゲームを作るのに必要なことだし、まあ、JRPGのフォーマットをアップグレードするのにも使えるねって感じだな。

■『戦場のヴァルキュリア』が良い出来だったのがうれしい。昨今のJRPG(戦略的JRPG)に良いものがあるっていう好例。

エンチャントアーム』は、友達といっしょにプレイするのが楽しいんだよね。っていうか、あるある!っていうお決まりのとことか、マジで陳腐なとこを指摘して遊ぶんだ。ゲイぽい男が出てくるから、これもまた、楽しめるところ。

■当たってると思う。JRPGを救う唯一の方法は、もっとWRPGっぽくすることしかないよ。JRPG、つまらん!!!

■記事についてはわかんないけどさ。オレはJRPG、大好き。『フォールアウト3』はRPGだとは感じない。悪いけど、あれ、シューティングじゃん。視点がファースト・パーソン(自分視点)なのに、RPGってのは言いすぎ。

オレはこの記事に書いてあるゲームで育ったし、今も『FF XIII』の新しい戦闘システムを待ってるところ。視点がファースト・パーソンなんかになったら、オレにとってそれはRPGじゃなくなっちゃうよ。

■トップ10の本当に大事なことだけ要約。

1. ストーリーからお決まりのものを減らして、うまく作られた、簡潔なストーリーを使う。たぶん一番大事なのは、簡潔さ。どうしてそうなったかとかは、たいしたことじゃないんだ。ストーリーが簡潔なら、シンプルなフキダシ(『クロノ・トリガー』が今でも最高の1本)かイラスト(『ペルソナ4』は素晴らしい使い方だった)に声優(『マス・エフェクト』は素晴らしかった)を当てられる。実際の声の台詞は要点だけでいいし、不必要に繰り返す必要もない。

2. ワールドマップの復活。

3. 戦闘システムはターンベース(アクティブタイムバトル)で。ただし、戦闘のムービー部分はもっと短く。ロード時間も少なく。戦闘がどれだけスロウダウンしたかわかってない人は、戦闘速度最速で『ドラクエ3』をプレイしてみるといい。それから、『ロストオデッセイ』をやってみろよ。最近のJRPGの、のったのったした動きにかかる時間にゲッソリするから。スピードってのは大事なんだよ!

この3つが解決されれば、JRPGがまたオレの一番のお気に入りジャンルになるんだ。そう、オレは平均的なWRPGなんかよりJRPGが好きなのよ。JRPGをWRPGにしたって、なんの解決にもならないって。彼ら自身がかつて作り上げた最高のゲームからかけ離れてるところを直すんだ。『クロノ・トリガー』は今でも最高なんだ!そこから考えたら、この3つになるんだって。

■完全に的を射た記事だね。オレは大人になった。だから、大人のオレの興味をつなぎとめていたいなら、JRPGも大人になる必要がある。プロダクション・バリューをあげて、もっと創造的に。そうしたら、マジで、JRPGに飛んで戻るよ。昔は大好きだったんだもん。

■大笑いだよ。なんだこれは?JRPGが好きじゃないなら、ライジング・サンの輝きが届かないゲームでもやってろよ。オレたちの中には、ものすごくJRPGを楽しんでる連中がいるんだ。特に、ストーリー、見せ方、戦闘システムとかに関してはな(JRPGらしさってのはここなんだよ。これは論理の飛躍なんかじゃないからな)。

この記事で当たってると思ったのは、ローカライズに関してだけ。

JRPGをけなす記事を書いてる暇あったら、新しいネタを探せよ。次は、西欧のフォーマットを採用してないって言ってJRPGをまた叩くんだろうな。あーあーあー…。

■Wow、みんな、落ち着けってば。記事に反論してる人たちがいるけど、どんなにみんながJRPGを好きだって、JRPGの市場が死につつあるってのは事実だろ。
土台、パーフェクトなシステムなんてないんだよ。だって、たとえパーフェクトに作ったとしても、人間ってのはそれに飽きるもんなんだから。かつて完璧だったものが飽きられ、時代遅れになっていくのさ。

■その通りって思うところが多い記事だよ。でも、やっぱり僕はJRPGの死ぬほどのファン。たとえば、今、僕は『ドラゴンクエストVIII』をプレイしてるところ。ここの誰かプレイしたことがあるなら知ってるだろうけど、すっごい長いゲーム。でも、これがいいんだ。長いJRPGだからって、気にはならない。むしろ、僕にはセールス・ポイント。

マジで苛立ったのは、25時間目あたり。最初の「真のボス」と対戦したとき。あまりにも自分のレベルが低すぎた。でも、結果として、おかげで最後のボスと戦ったときには、超楽勝だった。
悩んだけどね。時間をかけてレベル上げしてゲームを続行するか、イライラに負けてあきらめて、こんなゲーム、クソ!って言ってやめるか。

うん、諦めなかったよ。続行だよ。レベル上げして、最強装備を買って。で、闘って、6回目でついに勝ったんだ。たった5時間の悪戦苦闘だからね。たいしたことじゃないさ。暇を持て余しているし、……なんてな…。

JRPGに関する僕の不満はこれなんだよ。これだけだよ。
あるボスに勝てそうにないってなると、強制的にキャラクターをレベル上げしたり、装備を強化したりしなきゃならないこと。
オレのために、もう少し難易度を下げてくれよ…。じゃなきゃ、せめて、レベルが低くても、戦略を考えてコツをつかめば倒せるように、ボスに弱点を作ってくれ。ただ、むっちゃ強いってんじゃなくて。

■『Demon's Souls』は?JRPGだけど、めっちゃすげえゲームだぞ。あの中にお約束なんか一つもない。

■WRPGが、通常のRPGより好きだってんなら、それは結構。でも、WRPGは多かれ少なかれ、ぜんぶアクションRPGじゃん。JRPG(通常のRPGね)にもそうなれって言ったら(特に戦闘システム)、世界から通常のRPGは消えちまうよ。アクションRPGだけになる。

独断的すぎるし、実際にはあってはならないことだね(意見するのはいいけど、意見は意見でしかないよ)。

■JRPGにいろんなものが欠けてて、死につつあるって?心配すんな。変わっていくさ。だって、売れなきゃ、日本の開発だって失業だ。
昔は、明らかに古臭いひでえJRPGをプレイしてたもんだけど、オレはアホみたいに楽しんでたんだぞ。

■記事にはほぼ同意する。どういう状況であろうと、声優がうまく動いてないゲームは多いし、オレがJRPGに一番苛立ちを感じるのは、戦闘だから(『ペルソナ』もね)。だって、たいがい、難しすぎるんだよ。クリアするには時間がかかるし、死ぬと、またダンジョンを何時間もやり直しだろ。

どういうことかって言うと、(ゲームを進められないから)ストーリーを最後まで楽しめないってこと(オレにとって、JRPGの一番の魅力はストーリーなんだよ。だから、オレは過去、『ファイナル・ファンタジー』は2作しかクリアしてないにもかわらず、『FF』を楽しみにしてるんだよ。そういうわけだから、記事中の『クライシスコア』のストーリーについては同意できないね)。

JRPGはもっと簡単にフレンドリーになるべき。もちろん、もっと手ごたえのあるゲーム体験も入れて。オレはゲームを楽しみたい。何ページにも渡るテキストやらステータス画面やらで悩むんじゃなくてさ。……まあ、なんのかんの言ったって、『FF XIII』は楽しみにしてるけどね。今やってる『マス・エフェクト2』が終わったら、買うよ。

『FF VII』関連のゲームはお気に入りのストーリーの1つなんだ。オリジナルの『FF VII』はクリアしてないのにね。オレ、情けない…。

■ぜんぶ変えればいい。ただし、『ドラゴンクエスト』だけはほっといてくれ。僕に必要なのは、苦闘しながら、何時間もかけて闘うことだけだからね!

■8位から上は、読むのやめたよ。進化させるっていうより、ただの頭の悪い、個人的好みって感じ。

■そうか、じゃ、JRPGを西欧化しよう。って、待て待て。やっぱ、やめだ。『Demon's Souls』が生まれたってのが良い例だからな。

もちろん、『FF XIII』は売れてるさ。でも、『FF I』とか『FF II』(日本ではIV)からずっとやってる人なら、こう言うだろう。あのときと比べたら、『FF』は停滞してるってね。『FF XIII』は今、最高売上を出す直前だけど、シリーズで最も嫌われるゲームにもなりつつある。

ありがたいことだよ、西欧よ!スクウェア・エニックスは、製品に関して、西欧の利益モデルにちゃんと追従してるじゃないか。よかったな。
一方で、『ペルソナ5』は『FF XIII』の20分の1しか売れないだろうが、この10年で最高に楽しめるRPGになるんだ。この地球上で最も愚かな人間たちが世界の実権を握って、すべてが、この記事が言うようなゲーム、WRPGっぽい、どれもいっしょのゲームにならない限りはね。

「なんだよ、未だに日本人なのかよ!日本ぽいのは減らせって。アニメは好きだよ!でも、日本ぽいのじゃなく!ダンジョンも好き。でも日本ぽくなく!」ってわけだ。
これをなんとかできるのは、声優の出来だろ。明らか。でも、そのことは、このクソ記事では無視されたみたいだな。

■↑お前の勝ちだ。

■↑激しく同意だ。『FF』は変わり続けてきた。16ビットの時代からな。オレに限って言えば、『FF II』(日本ではIV)も『FF III』(日本ではVI)も、いつもシリーズ最高だった。むしろオレは、もっとクラシックな次世代RPGを作ってほしいぐらいだよ。

ランダム・エンカウンターをオレにくれ。ターンベース戦闘をくれ。信じられないぐらいHPの膨大なメインキャラクターをくれよ。できないんたったら、JRPGのじゃまをするな。

RPGを現代的にする試みのほとんどは、お笑い種だ。世の中には大勢の古典派のゲーマーがいるんだ。オレたちの多くは、RPGって言ったら、ターンベース戦闘だし、セーブポイントのことなんか考えない。

なにか違うものを出せとか、手慰みにからかうだけの批評に譲歩して、壊れてもいない方程式をいじくらなきゃならないって?オーマイガ、ランダム・エンカウンターだって?!?!?! この21世紀に??? 冗談だろ!!!!ってな(マジで、DSゲームのIGNのレビューでこういう不平を読んだよ。バカバカしい)。

RPGってのは、手腕を問われるものなんだ。最近のゲーマーは始終、お手々を握ってもらわないとだめになっちまった。そうしてもらえないと、不平を言って、ゲームを買うのをやめる。

オレは、このニッチな場所にずっといるつもりだ。この本物のRPGがある場所にな。この記事は、くだらねえよ。

■個人的にJRPGは一度もやったことない。WRPGのほうがはるかに楽しいからさ。『Elder Scrolls IV』、『フォールアウト3』、『マス・エフェクト』!!!

■オレたちを泣き叫ばせる記事だな。お粗末な記事だ。

■こんなにも多くの人が、JRPGに変化を求めてないなんて。ちょっと悲しいとかって以上の話だよ。

JRPGは明らかに、ほとんどが大掛かりなアップデートを必要としてるジャンルだろ。誤解するな。僕だって、昔はRPGの良作を愛してた。あのころは、新しくてフレッシュだったもの(『ファイナル・ファンタジー』が一桁のナンバーだった頃)。でも、最近は興味がなくなってる。

大きな問題は、キャラクターでもなければ、セーブ・システムでもないよ。改善はできるだろうけど、僕はそんなのどっちでもいい。

正直に言おう。昔、ほとんどのJRPGがそうだったように、大作ゲームが、テクノロジーでなんとかリアルタイム戦闘を実現しようと取っ組みあってがんばってた頃なら良かった。双方向テレビよりちょっとマシって程度の、本当に小さいキャパしかなかった頃ならね。

JRPGをハック・アンド・スラッシュ(訳注:『ウィザードリィ』や『ダンジョンマスター』といった、戦闘に重きを置いた初期RPG)にしろって言ってんじゃないよ。でも、(訳注:ターンベースで)メニューから戦闘アクションを選ぶとか、時代遅れすぎるって感じる。特に、チームで闘うために作られてる素晴らしい世界で戦闘するっていう楽しみが、なくなっちゃうよ。だって、そんな戦闘じゃ、キャラクターが、モンスターの出現と同じ速さで動かないんだからさ。
トラスティベル 〜ショパンの夢〜』のアイディアは良い部分もあって好きだった。半分リアルタイムだったから。でも、まだ十分じゃない。

どうして、戦闘に入ったとたん、キャラクターが闘い専用の場所に移動になるんだよ。どうして単純に、モンスターが出てきた場所で戦えない?言いたいのは、キャラクターが走りまれる広い世界をもてってこと。そのうえでのメニューシステムじゃないと。

自分が熱くなってるのはわかってる。でも、『マス・エフェクト』は、アクションRPGとしては驚くような動き方はできないはずの、そのメニュー・システムを使ったのに、あれだけの出来なんだ。同じように、JRPGで出来たら素晴らしいはずだろ。空中を飛んでる間にポーズして、メニューから選べたら、『マス・エフェクト』よりももっと深い経験ができるようになるし、JRPGの伝統的なターン・ベース制よりもっと戦闘を効率化できるんだよ。

■JRPGを立ち直らせる?うーん、たぶんちがうな。だって、この記事に挙げられてるものこそがJRPGが異彩を放ってる理由だから。WRPGの複製を作ってどうすんだよ?このトップ10は、JRPGとは何かって定義そのもの。それを立ち直らせるとか、矛盾してるよ、かなり。

それと、JRPGは定型化してるって言うが、BioWare(訳注:『マス・エフェクト』の制作会社)のゲームを見てみろよ、ここで(訳注:BioWareのゲームのお約束事を列挙したチャートが見れます)。

■記事は面白かったけど、WRPGだってもうステロタイプを確立してるよ。ここ数年、人気が出てきてから。JRPGとWRPGの2つのスタイルは、違っているべき。

脳みそのある人間なら、知ってるはず。同じストーリーの細部を新しくすることで、新鮮さを保てる。これは、何世紀もの間、続いてきた手法。同意できたのは、10、9、8、5だけだな。8位の「話す切り抜き」はまったくもってその通り。私見だけど。

■2位の「新しいストーリー」と6位の「キャラクターがお決まり」って同じことじゃん…。

■JRPGを嫌いなアメリカ人も中にはいるってだけ。JRPGがだめってわけじゃないだろ。オレは、いいと思うし。『FF XII』なんか、『マス・エフェクト』以外の他のアメリカのRPGより楽しくプレイしたしさ。まあ、『マス・エフェクト』がRPGだとは思わないけどね……。

■11位 人格に関係がないんだったら、男か女かわからんキャラクターを出すな。

■『Demon's Souls』が良いって言ってる人たちって、実際にプレイもしてないし、見たこともないんじゃないかと思う。でも、うん、WRPGが一番好き。JRPGは一番好きじゃない。『フォールアウト』、『Elder Scrolls』、『マス・エフェクト』、『Deus Ex』、『ワールド・オブ・ウォークラフト』。このあたりは、JRPGのラインアップにいつだって勝ってるよ。

■申し訳ないが、うれしいことに、日本の開発側はこんな記事の言うことなんか聞いちゃいないよ。

IGNは大好きだよ。でも、困るのは、偏見があるし、記事に個人的意見を入れること。色眼鏡で見ないってことは難しいことだよ、わかってるさ。でも、IGNはときどき、「絶対の、世界が賛同する史上最高のゲームのリスト」だとか言い出したり、賛同してない人がたくさんいるってのに、こういう記事を出すよね。いつもじゃない、ときどきだけど。サイトが成功したせいで、体がデカいだけのデクノボウみたいになっちゃったよな。意見や物の見方も、エリート面するしねえ。

■怒るのはよそうって思ったけど、この記事は、JRPGにWRPGみたいにやれって言ってるって僕には読めた。IGNは、JRPGを毛嫌いしたり、たいして凄くないとか言うのやめなきゃだめだ。

PS3で出てるJRPGはあんまりない。ほとんどはもっぱらXbox360。IGNが望むほど、JRPGが凄くないのはXbox360だからだろ。Xbox360がだめなシステムだからって言ってるんじゃないよ。ちがうし。
でも、Xbox360のJRPGのIGNのスコアを見ろよ。IGNの標準点に達してないから。

■自分たちの意見よりさ、もっと現実的な意見を使わないってのが理解できない。JRPGが嫌いなら、やらなきゃいい。クソとか言うな。

JRPG以外のRPGは、いっつもMMOっぽい。ダサくて頭の悪いやつらの現実さ。いっつも似たようなクソ。さらに悪いことには、JRPGをベースにしてる。
西欧が作るゲームをRPGって呼んで、それほど自慢にするんなら、『バイオハザード』をRPGって呼ぶぞ。

JRPGをどうしたいんだよ。日本人は、この記事が言うよりぜんぜん良くやってるよ。お前の主張を裏付けるようなゲームはどこにもないって。

■僕のJRPGが、WRPGになるとか嫌だ!! テキストボックスの台詞がいいし、ランダム・エンカウンターがいいんだよ。セーブポイントをもっと増やすとかどうでもいいし。
このジャンルが好きじゃないなら、やるなって!! でも、オレも、他の多くの人たちも古典的RPGが大好きだし、JRPGだけが唯一、この伝統をまもってくれているんだよ!

僕的に問題なのは、逆に、PSがこの良質のRPGの最後の世代だったってこと。誰もSNES時代の完璧なバランスももう取り戻せないみたいだね。

■オレはアメリカ人だが、こう言わざるをえないね。……くだばれ、アメリカ!お前らは、自分たちこそが世界で最も偉大な才能だとか思ってやがんだな。



さすがに二日がかりになりましたが、読んでて面白かったです。相変わらず、海外ゲーマーは熱くてらっしゃる。しかも、思った以上にJRPG支持が多い。『モダンウォーフェア2』が500万本売れるご時勢、もう少し風あたりが強いかなと想像していましたが。


こうしたゲームサイトに集まる海外ゲーマーは本当にJRPGが好きなかたが多いです。良い思い出をみんながもってる。JRPGへの思い入れをもつ人の多さが、この記事のコメント欄が激論になった要因だろうと思います。
実際、洋ゲーをこれほど熱く語れと言われても、わたくしにはできません…。


本日は最後に、ふと思い出したので。
ご存知のかたも多かろうと思いますが(以前もご紹介したのですが)、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』がE3で初お目見えしたときの動画です↓。
草原を走るのがリンクとわかったとたんに、取材できているはずのプレスのかたがたが、仕事も忘れて絶叫しております。

なんにせよ、海外ゲーマーは熱いでございます。

ZELDA TWILIGT PRINCESS E3



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posted by gyanko at 17:10 | Comment(251) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月15日

海外記事 - 日本のRPGを立ち直らせる10の方法 その2 -

さて、早速、続きでございます。


5位 声優の使い方

声優の演技が酷い。……みんな、こんなお決まりの文章のあるレビューを前に一度は見たことがあるだろ?この弊害を被っているJRPGは多い。問題の原因は、単純にローカライズの資金不足かもしれないが、もっと難しい問題になっているのは、米国と日本の文化の差だ。

日本のアニメ、ゲーム等では、極端に子どもっぽくて、高調子の声というのは当たり前のものだ。それはもう、日本のトイレが洗練されて快適なのは当然なのと同じぐらいに。でも、こうした声優の様式というのは、米国では異質だ。

日本でうまくいっていないわけではないのだ。ただ、アメリカ人の声優が、異なる言語と文化のもとで、同じ様式をまねようとしても、自然には聞こえないってことだよ。

ローカライズにもっと努力が必要ということかもしれないが、JRPGを米国にもってくる発行元は、実際のキャラクターの人格を、西欧のユーザーに合うようにもっと改変するべきだ。
日本の声優が演じたものを採用して、それに字幕をつけるやり方をするつもりがないのなら(これは、もろ手を挙げて大歓迎の選択肢だよね)、キャラクターの多少の改変は必要だね。

最近のこの件の主犯:『エンチャント・アーム

エンチャント・アーム PLAYSTATION 3 the Best


4位 さみしいんだよ。

ディアブロ』や、最近リリースされたばかりの『ボーダーランズ』のようなゲームは僕たちに、ゲーマーがオンラインで他の人々といっしょにプレイするのが大好きだってことを証明してくれた。こうしたゲームの成功をわざわざ持ち出さなくたって、MMOの人気は急速に拡大しているし、『ワールド オブ ウォークラフト』などは現在、みんなにお馴染みのゲームになっている。
JRPGに必要なのは、こうした設計哲学から学び、オンライン要素をゲームに組み込むことなんだ。

もうすぐリリースされるPS3独占『白騎士物語 -古の鼓動-』(訳注:北米では今年の2月発売)は、オンラインの人気を上手く利用しようと努力しているJRPGの完璧な例だ。このゲームは、シングルプレイヤーばかりでなく、オンラインでのマルチプレイヤー・モードを搭載し、他のゲーマーと戦場へ出かけることができるんだ。

ゲームの領域をマルチプレイヤーに広げることは、ゲームを繰り返しプレイする価値を上げてくれる素晴らしい手段だよ。

最近のこの件の主犯:『テイルズ オブ ヴェスペリア

テイルズ オブ ヴェスペリア(特典なし) テイルズ オブ ヴェスペリア


3位 セーブポイント制はもういい。

僕たちの多くが、JRPGとともに育って、一晩中かかって、ダンジョンを踏破したり、勝利に向かって必死にがんばった幸せな思い出をいっぱいもってるよね。そう、……そういうふうに僕らは育ったんだ。能天気にダラダラと過ごす若者の夏。宿題の本の感想文以外に心配の種はないし、現実の暮らしの責任なんて何も考えなくてよかった。

あの頃なら、4時間もかかるダンジョンにセーブポイントがなくたってOKだったし、たぶん、そのおかげでいっそうテンションが上がったってぐらいなもんだった。

でも、今はもうちがう。仕事の片手間で、ゲームを始めたり、やめたりしなきゃならない。ゲームを途中で離れて、これまでのセーブデータがなくなるんじゃないかとビクビクしつつも、ゲーム機を点けっぱなしにするわけにもいかない(環境問題を考えてるんだよ!)。

好きなときにゲームをセーブさせてくれ。そうして、おまけとして、セーブを忘れた場合は、どこかのチェックポイントから始められるようにしてくれよ。

最近のこの件の主犯:『スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-

スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-(特典なし)


2位 新しいストーリーを書いてくれよ、な?

僕たちは、これまでいったい何度、小さな村から来た孤独な10代の少年をプレイしてきたことか。何度、その村が、そこいらを徘徊する無法者に襲撃され、何度、父親の死に際に、自分が、止むことのない闇に包囲されたこの世界に、秩序と生命と美をもたらす宿命の人間であることを囁かれたことか。

僕たちが少し慣れすぎてしまった、この手のステロタイプなストーリーをすべてのJRPGが踏襲してるわけじゃない(『ペルソナ』シリーズは、日本人がこの分野で真にクリエイティブなものを作れることを見せつけてくれたしね)。でも、物語に関しては、少しは革新がほしいところなんだよ。

やっぱり、RPGのストーリーっていうのは、基本的なセールス・ポイントの一つなんだ。これがゲームを輝かせてくれる要素になるかもしれないってのに、どうしてそんな昔の材料をリサイクルするんだ?

子どもを捜す母親を中心に進むRPGだとか、自分の死因を捜査する幽霊の話だとか作ってみようって。これ、今15秒で思いついた話だぞ?な?絶対に、JRPGの開発者なら、もっと良いのができるって!

最近のこの件の主犯:『クライシスコア -ファイナルファンタジーVII-

アルティメットヒッツ クライシスコア -ファイナルファンタジーVII-


1位 戦闘システムにカツを入れるんだ。

ストーリー、キャラクター、音楽。これらはぜんぶ、JRPGの方程式にはものすっごく大切な要素だけれど、JRPGのゲーム体験の絶対的な核にあるのは、戦闘システムだ。プレイヤーは、プレイ時間のほとんどをモンスターや悪漢と戦って過ごす。だから、戦闘システムは、細かく調整しなきゃいけないし、楽しいものでなきゃいけない。

残念なことに、多くのJRPGが、僕たちがもう何十年も見てきた「攻撃、魔法、アイテム、防御」っていう単純な原動力の、干からびた伝統に寄りかかりっぱなしだ。こんなんじゃ、だめだってば。

良い戦闘システムには、良い仕掛けが必要だ。これまでの同類のものとは決別したもの。『ファイナルファンタジーVI』の魔石や『ブレス オブ ファイア』の竜への変身とかを考えてみろって。
JRPGに必要なのは、面白い戦闘システムだよ。次の敵が楽しみでしかたなくなるような、ね。そんなふうに感じて戦っていた頃から、もうずいぶん長い月日が経ってしまったんだよ。

最近のこの件の主犯:『スペクトラルフォース3~イノセント レイジ~』●


スペクトラルフォース3~イノセント レイジ~


うーん。……自分の死因を捜査する幽霊の話。……ちょっと面白そうだと思ってしまいました。
自分の葬式を見に行ったり、友達同士が自分のことを話すのを聞いたり、記憶を取り戻すために自分の日記の断片を集めたりして、街中を幽霊として地縛霊と戦いながら探索するRPG。いや、ホラーアドベンチャーですなあ。

最終的には、自分の殺人現場へ行って、時間を戻して殺害犯と戦うんですかね。時間制限あり、間に合わないと、自分の体が火葬場へ。……いやー、抹香くさいですなー…。


記事のほうは、たとえるなら。
「だから、こうしろって。このほうが可愛いって。な、な?今は、こういうのが流行ってんだって」と、しつこく助言する(からんでくる)男子的アメリカってところなんでしょうか。

ここでマンガなら、
「もうほっといてよー、好きにさせてー。ダサくていいしー、あっちいってー…」
とかムカついたものの、家に帰ってから、鏡を見てしまったりして、
「…そうかなー。そんなダサいかなー、これ。こっちはいやだけど、これぐらいは変えてみてもいいかなー…いやいやいやいや、なにを言ってるんだ、私はー…」
なんていう、すぐにハッピーエンドの想像がつくベタベタな展開になるはずなんですが、現実はそうもいかんものでございます。


明日はこの記事についたコメントをお送りいたします。


<訂正>セーブポイント制のご指摘ありがとうございます。毎度、まことにすみません。助かりますです。



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posted by gyanko at 00:52 | Comment(187) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする