では、早速、こちらから。
日米対決、ボックス・アート
Game Informerの201号を読んでくれた人なら、国によってボックス・アートが違うこと、その理由を知っていると思う。日本では、デザインがここアメリカとは異なるのも、きわめて常識。太平洋の西と東で、どれだけ差があるのか見てみよう。左が日本、右がアメリカのもの。●
『エイブ・ア・ゴーゴー』
『クリムゾン・スカイ』
『ファイナル・ファンタジーXII』
『ライズ フロム レア』
『ノーモア・ヒーローズ』
『大神』
『ピクミン2』
『カドゥケウス ニューブラッド』
『龍が如く』
この記事についたコメントです↓。
■カバー・アートの違いなんて、そんなに気にしてないなあ。騙されてるなって感じるのは、検閲を通すためにゲームの中身を替えられたときぐらい。
■↑同意。でも、カバーの見栄えに惹かれることがしょっちゅうある。たとえば、『カドゥケウス ニューブラッド』だけど、米国版より日本版のほうにすごく惹かれる。
■もっと見てみたい。理由はわかんないけど、別のカバー・アート見るの好きなんだよね。『INFAMOUS』の日本版を見てみたいなあ。
■『INFAMOUS』の日本版↓。僕たちのより、良い。
↓『INFAMOUS』の日本版(左)と北米版(右)。
■『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』なんか、全然違うよ。完全に別のアーティストを使ってるみたいだよね。北米版のほうが好きかなあ。
↓『アンチャーテッド2』の日本版(左)と北米版(右)。
■日本か。オレたちの国にだって、それなりのアーティストがいるのになあ。でも、やっぱね…何をやっても日本にはかなわないね。
■日本のほうがいいなって思うのもあるなあ。『NO MORE HEROES』とかさ。でも、『ピクミン2』は米国版のほうがいいと思う。
■カバー・アートの違いを見るってのは面白いねえ。
■『龍が如く』以外は、ぜんぶ日本版のほうが好き。
■別の国でカバーがどうなってるのか知るってのは楽しいもんだ。
■カバーって、両面カバーアートがあったほうが好きだ。
■素直に言って、米国版も日本版もどっちもグレート。
■ローカライズしないと、市場が違ったとき、ちょっとの差でもアピールに差がつく。
■文化とかいろいろ違うんだろ。色や画像の違いで、惹きつけられる人たちもいる。オレ的には、日本版のほうがクールに見えるけど。
■『ファイナルファンタジーXII』は日本版がぜんぜん好き。オリジナルのアートワークがいつだっていいもんなんだよ。
■↑米国版で唯一いいと思ったんだけど。いつもはオリジナルのほうのファンだけどさ。
■これは認めないと。米国版のほうがかなり派手だし、目を惹く。
■『FF XII』の日本版のカバーアート、すげえな。
■『ICO』があがってないのにビックリ。あれは、アメリカがゲームのカバーだけはマーケティングしちゃいけないって好例だったよ。
毎度お馴染み、『ICO』の日本版(左)と北米版(右)↓。
■『エイブ・ア・ゴーゴー』以外は、日本のカバーの勝利。
■米国版のほうが、ぜんぶ良いと思うけどなあ。
■ほとんどの場合、見栄えの良いカバーってことじゃ、日本の勝ち。…でも、『ラチェット&クランク3』だけは別。
↓『ラチェット&クランク3』の日本版(左)と北米版(右)。
■国が違うだけで、カバーもちがうなんて奇妙な話だよ。
■米国版のほうがクールだって。
■いつもは日本のカバーのほうが魅力的だなって思うし、ここでもそう感じた。
ただ、僕は『エイブ・ア・ゴーゴー』の日本版が気持ち悪いんだけど、米国版を見て日本人は気味悪いって思うんだろうな。
■マリオのゲームは日本版ではどうなの?
■日本版のほうがいつもいい。これは、日本側がいつだって、アーティスティックで美学的なデザイン構成をしてるってことと、手書きを採用してるからだよ。アメリカはいっつも、ダッサイCG。すごく退屈だし、心にこない。『ICO』なんて良い例だよな。トライエース(訳注:『スターオーシャン』の制作会社)が心を変えて、日本のカバーアートを米国版でも使ってくれることを強く希望してる)。
こんなこと話してると、なんだって日本のもののほうがいいって話に落ち着いちゃうんだけどね……。
↓『スターオーシャン4』の日本版(左)と北米版(右)。
■ちがいすぎる。どうしていっしょじゃだめなんだ?
■どっちがいいか。僕的評価。
1. 米国
2. 日本
3. 米国
4. 米国? (決められない。どっちも変)
5. 日本
6. 米国
7. 日本 (理由はわかんないんだけど…)
8. 米国
9. 日本
■どっちか選ぶとかどうでもいいよ。文化がちがう。だから、ユーザー層もちがう。それにアピールするカバーアートだってちがうんだよ。
■エリート主義を気取るわけじゃないけど、日本版のほうがすごく好き。
■カバーの違いで、そのゲームをその国の人がどう感じてるかわかるよね。面白い。
■米国はキャラクターに焦点を置いたアート。日本は、広いパノラマ的な視点に焦点を置く。
■ほとんど米国版のほうが好きだけど、『カドゥケウス ニューブラッド』は日本版がいいなあ。『FF XII』も日本のほうがいい。
■201号読んでないけど、ボックスアートが違う理由はどうして?タイトルとか言語はわかるけど、アートはなぜ?
■タイトルがちがうのも面白いよな。たぶん、その名前じゃだめだって、西欧の開発側で言うんだろうな。日本側からじゃないことを祈ってる。翻訳だけしてほしいんだ。変えないで。それと、気づいたんだけど、主役の男性といっしょにホットな女性がいるっていう構図は、日本の文化かなにか?
■いいのも悪いのもあるなあ。まあ、カバーがゲームを売るわけじゃないから。『バットマン』がウサちゃんとかを手にもってカバーに載るんでもない限り。そんなことになったら、マーケティングが面白いことにはなるだろうと思うけど。
■その国のユーザーの好みがわかって面白いよな。
日本のものを評価する=エリート主義というわけでもないでしょうが、ちょっと通好みな印象があるのかもわかりませんなあ。
こうして見てみると、米国版は、良い意味であけすけというか、わかりやすい。多民族国家でイメージを売るとなると、大事なことなのでございましょう。
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