2010年01月08日

海外の反応 - 東芝創業者が作った、19世紀の「からくり人形」-

年末からずっとゲームの話題が続いたので、本日はこちらです。

Wooden robot in the 19th century (Karakuri Ningyo)


再生回数、108,565回。コメント数、42件。この動画の人気が最も高い地域はこちら↓。

karakurichart.png


東芝は言わずと知れた日本を代表する大手家電メーカー。資本金2802億円。売上高6兆6545億1800万円(連結)。
創業者の田中久重(1799-1881)は、からくり人形の他にも、和時計「万年自鳴鐘」なども開発。銀座に工場を興したのが東芝創業の端緒(Wikipedia)。

万年自鳴鐘:重要文化財。機械遺産。国立科学博物館に常設展示されている。一度巻けば一年動くという、機械式時計としては驚異的な持続時間を実現。千点を超える部品(ほとんどが田中による手作り)から作られ、その機構の複雑さから機械式時計の最高傑作と言われる(Wikipedia

↓万年自鳴鐘
manenclock.jpg


コメント数がかなり少ないので、ほぼすべてお送りいたします。


■おー!

■なんと素晴らしい!からくり人形は、芸術と機械のまさに傑作。

■マジでクールだ。19世紀だというのに、本当に進んだ発想。(+1)

■この人形を作った男は、東芝の創業者だって。田中久重だ。(+6)

■おい、中国にもこの手の人形あるよ!これは手にいれる必要があるな!!(-8)

■漢字はどういう意味なの?

■寿。長命と幸せを意味する日本語だよ。(+6)

■この人形、オレの宿題もやってくれるかな?

■↑やってくれる(笑。(+2)

■↑爆笑。

■自動人形を作るのに、日本人に必要なのは木だけだった。
アメリカ人だったら、エンジニアが3人、多くの資金、コンピューターが5台。それでようやく、デカくて重いロボットが1体できあがるって寸法だわな。(+6)

■↑そういう物言いは、かなり偏見だよ。この人形だって、どれだけのお金と人数がかかったと思う?

■↑たった1人。(+5)

■↑うん。そのうえ、パーツはすべて日本製。(+7)

■こういうアンドロイドは、フランスにはもっとたくさんあって、1700年代に遡る。とはいえ、これ、すごく精巧だわ!

■BGMに使われてる音楽はなに?知ってる人いる?

■なんていうか、風変わりだ…(+1)

■こりゃ、本当にすごい!!

■この人形を作った人が、東芝の創業者になった。(+5)

■↑マジで?彼は、アンドロイドを作ることを夢見てたのか?

■ただ、Wow!だ。(+1)

■クールだわ…。

■本当の誠意のこもった仕事とはなにかっていう良い見本だ。最高傑作の遺産を、後の世代に伝えるんだ。(+4)

■すげえ!!!(+3)

■美しいわ!人形って大好き……もうファンタスティックの一言!(+2)

■なんて書いたの?

■↑寿。すべてが幸せっていう意味。この動画の漢字は、旧字だね。新年の日本のテレビは、この漢字でいっぱいになるよ。(+6)

■! ! ! ! ! S U P E R ! ! ! !

■僕も持ってます。
小学生のとき組み立てました。
なかなか調整が難しいんです。 (原文ママ)(+4)

■ありえない。大変に革新的なものだ…。

■すごすぎ(笑!!!(+2)

■クールだ。ありがとう。(+1)

■素晴らしい。(+2)

■すげえわ………(+2)

■年代を考えると、アシモを超えてる。(+3)

■歴史的な遺産であり、木製機械の傑作。昔の職人魂が受け継がれて、今の日本の産業の根幹をなしてるってことだ。(+3)

■こんな時代から、日本人ってのは機械を作るのが得意だったんだなあ……。



まさに職人の至芸でございます。いつの世にも天才はいるのですなあ。

ご紹介ついでに、同じく田中久重がつくった、からくり人形の最高傑作とも言われる『弓曳童子』の動画を。動画では、機構を見せるために剥き出しになっていますが、実際の姿はこちら↓。

yumihiki.jpg

yumihiki siraki 01


(この動画のコメントは無効に設定されています。)


ちなみに、この弓曳童子は、以前、学研 大人の科学から複製の組立キットが発売されていたようです(現在、取扱終了)。これは、作ってみたい!素晴らしい企画です。

↓弓曳童子組立キット。

gakkenkarakuri.jpg


せっかくなので、この学研の組立キットの動画も。

yumihiki-doji karakuri ningyo


再生回数、54,457回。コメント数、17件。この動画の人気が最も高い地域はこちら↓。

karakurichart2.png


■愛らしい!すごくかわいいね。

■からくり(日本の自動仕掛け)が大好きなんだ。弓も矢も、見せ掛けでも騙しでもないんだよ。(+1)

■からくりとして知られているけど、日本にはすごく長い自動仕掛けの伝統があるんだ。この動画のものは、1850年に作られたオリジナルの複製。
自分でも作れるよ、Karakuri Cornerでキットが買える。(+2)

■この人形、ちょっと怖いよ。(+5)

■なんか怖いね。でも、すごく良く出来た人形だ。(+2)

■クールな見栄えだ。(+2)

■めちゃめちゃこええ。(+2)

■サイボーグやアンドロイドってものが、日本から生まれてくるっていう、これが更なる証拠だろ…(+5)

■オーマイガ…。これほど精巧に関節が動く人形を見たのは初めてだよ!(+3)

■素晴らしい。(+2)

■バービーよりこっちのほうがいいじゃん。(+3)

■こわっ。

■この手の人形が16世紀から作られてきたとはね……。昔の人ってのはスゴイもんだわ!



それにしても、学研は、『大人の科学』なんていう面白そうな雑誌が出ていたのですねえ。昨今、本屋に行かず、ネットばかりだったせいか、ついぞ知りませんでした。

最新号の付録が、自分で作るミニ・エレキギター…。そそられるかたも多いんじゃないでしょうか。科学と学習世代なので、付録+自分で作るというコンボにものすごく惹かれます。



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posted by gyanko at 19:00 | Comment(32) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする