2010年01月21日

海外ゲーマーの疑問 - 日本人ってゲーム雑誌、読んだりするの?-

本日の話題は、こちらから。


で、日本人は実際、ゲーム雑誌を読んでるのか?

ぱっと見の印象だけど。インターネットに早い時期にあげられるスキャンで、ファミ通のような雑誌を読んでいる人たちがいる。一方で、紙媒体を買っている人たちもいる。でも、いったいどのぐらい?

社団法人 日本雑誌協会が、日本国内のゲーム雑誌の発行部数を発表した。データは、2008年10月1日〜2009年9月30日までのもの。

週刊ファミ通(エンターブレイン):50万部
ファミ通PSP+PS3(エンターブレイン):15万部
アルカディア(アーケード・ゲーム雑誌/エンターブレイン):12万部
ファミ通Xbox360(エンターブレイン):12万部
ファミ通DS+Wii(エンターブレイン):100,417部*
ファミ通Wave DVD(エンターブレイン):10万部
ファミ通CONNECT!ON(エンターブレイン):8万部
ビーズログ(BLゲーム雑誌/エンターブレイン):5万部

デンゲキニンテンドーDS(アスキー・メディアワークス):16万部
電撃PlayStation(アスキー・メディアワークス):131,061部*
電撃G's magazine(ギャルゲー雑誌/アスキー・メディアワークス):12万部
電撃マ王(ゲームを題材にしたマンガ、ノベライズが中心/アスキー・メディアワークス):10万部
電撃Girl'sStyle(BLゲーム雑誌/アスキー・メディアワークス):8万部
電撃HIME(アダルトゲーム雑誌/アスキー・メディアワークス):8万部

月刊ゲームジャパン(ホビージャパン):3万部

*印刷証明付発行部数。

発行部数という話をするなら、アメリカの雑誌、Game Informerは350万人に読まれている。週刊ファミ通の発行部数など目じゃない。でも、Game Informerは、米国最大のゲーム店チェーン、GameStopの所有だ。GameStopが、店内で他の雑誌が競合できる平等なフィールドを提供しているとは言いがたい。一方で、ファミ通は、一言で言うなら、日本のゲーム産業がプレスリリースを出す場合の窓口となることがしょっちゅうのようだ。

英国の紙媒体、EDGEとなると、2008年の発行部数は約2万8000部。部数は年々、減少の一途をたどっている。これに比べると、日本人の雑誌は、アーケードから、デート・シミュレーション、エロゲーまで幅広くカバーし、EDGEより多くの部数を出している。

確かに、日本のゲーム雑誌業界は、西欧と比べると、より多彩で、よりニッチだ。
だが、いずれにせよ、今後、アナログからデジタルへと移行していくのか、まだ未来ははっきりとは見えない今の状況の中で、健康的な発行部数は維持していけるだろう。●



日本のゲーム雑誌はほぼ、エンターブレインとアスキーの2社独占状態でございます。こうなると、不思議なもので、月刊ゲームジャパンがどんな雑誌なのか、気になってまいりますなあ。公式サイトはこちら


この記事についたコメントです↓。

■日本の大きさを考えたら、50万部ってぜんぜん多くない数字じゃない?これってインターネットのせいなんだろうな。日本人的にはたぶん、こんな感じ。「なんでこの雑誌買わなきゃならないわけ?スキャンがあがるの待つし」。2ちゃんが、彼らの読書場所なんだよ…。
ファミ通がウェブ版になるまでは、彼らは、スキャンしたやつをちらっと読んで、読む価値があるものとか、重要なものがあるか確かめればいいんだもんな。

■電子本リーダーがいずれ、オンラインの読み物はもちろん、雑誌もKotakuみたいなブログも、日常的なデジタル読み物にするだろうね。

■↑そうなれば凄いよね。キオスクに歩いて行って、新聞を掴むかわりに、ニュースをダウンロードするわけだ。

■↑1ドルだったら買うなあ!

■↑僕はそれでも、紙媒体を買うだろうね。

■今も昔もファミ通を買ってるよ。載ってる記事次第っていうか、自分が興味があるものがあればだけど……。

■木曜日にコンビニに行ったときは、たまにファミ通を読むよ。読まないときもあるけど、それって、ファミ通が本当に本当に見つけづらいからなんだよね。思うんだけど、みんなファミ通は定期購読してるんじゃない?

■>ファミ通は、一言で言うなら、日本のゲーム産業がプレスリリースを出す場合の窓口となることがしょっちゅうのようだ。

これ、ゲーム産業とマスコミが協力関係にあるっていう一例だよね。西欧では、すべての情報がコミュニティ・ポータルを通じで出されるけど、日本では、ファミ通を買わないと最新ニュースを手に入れられない。開発がプレスをサポートして、プレスは新作ゲームを雑誌でカバーするってことか。

一文字も理解できないけど、オレ、アルカディアを予約しようかなって思ってる。だって、グラフィックとかレイアウトがすっごくいいからさ。

■↑アルカディアはいいよー。でも、西欧では発売されないアーケードゲームしかカバーしないんだよね…。

■EDGEは、edge(切れ味)を失いつつあるってことか…。

■↑EDGE、好きだよ。買ったり、定期購読したりしてた。でも、10ユーロじゃないんだ。オランダではもっと値下がりしてるから。

■↑10ユーロを払う価値はないよねえ。最新情報がネット版で手に入るってのに。

■↑うん、ちょっと高いよな。いつもは紙媒体のほうが好きだけど、無料で手っ取り早い選択肢がネットにたくさんある時代に、この値段は擁護できないよ。僕にとって、雑誌を買うっていうのは、時が経っても価値がなくなることのない、ちゃんと練り上げられた記事だとか、中身を提示してくれるものじゃないとだめだな。

時事関連の主要なニュースや雑事を載せる出版物は、オンラインよりペースが遅いわけで、今後どんどん存在価値を訴えるのが難しくなってくんだろうなあ。

■↑フィンランドじゃもっと高いよ。15ユーロぐらい?好きだし、買ってはいたけど、……それってインターネットがない時代の話だから…。

■↑価格は確かにハードルになってる。お気に入りの雑誌だとしても、毎年、契約更新の時期になると、真剣に考えるよ。この雑誌に100ドル支払うべきなのか?ってね。

■↑完全に同意。スエーデンだけど、12ユーロぐらいする。金もってるときしか買えないよ。

■日本の総人口と読者のパーセンテージを考えたら、かなり売れてるほうだと思うけど。

■オレは実際に(アメリカの)本屋で働いてるんだけども………そうだな、ゲーム雑誌を買う人は前ほど多くはないよ。……うん、3〜4年前なら、週刊ファミ通は5、6冊ぐらいは楽に売れてたし、そのうえに予約購読する人も2、3人はいた。

最近は、みんな情報を他のところから手に入れてる。わざわざ出版物に手を出さなくてもいいからね。だから、基本線、1週間に1冊ぐらいしか売れないし、誰も予約はしないなあ。それに、本が重いから、アメリカ国外からくる本ってのは、マジでめっちゃ高いんだよ。で、値段の割りに、利益はたいしたことないとくる。

他の日本のゲーム雑誌に関しても、……みんなさして気にしてないからね、売れたらラッキーぐらいのもの。ただ、特別号でDVDとかがついてると、めっちゃ売れる。価値が出るし、もってたいって思わせるんだろうな。

一方で、雑誌以外のゲーム関連のものってのは、すごく売れるんだよね。本、マンガ、アートブックがほとんどだけど。

■オレんちの地下室に積んであるDieHard Gamefan Magazine(訳注:1992年〜2000年まで発行されたアメリカのゲーム雑誌。当時珍しかった、スクリーンショットを豊富に使ったページデザインで名を馳せた)を見て、懐かしさで涙目になったよ。

『ストリートファイター』も、『ALPHA』が良いよ。……だって、あのゲームだと、もっと影が青かったんだ!!! あのころが懐かしい…。


↓Gamefan。

gamefan.jpg

■↑あれほど素晴らしいゲーム雑誌が、またアメリカで発売されることがあるのかどうか……。

■これまでのオレの一番のお気に入りは、Electronics Boutique(訳注:米国のゲーム店チェーン)が短い間、出してたGMRって雑誌。オレが知ってる限り、ゲームに0点をつけた(『ポスタル2』に対して)気骨のある雑誌はあれだけ。1〜10までの点数をすべて使ったんだもん。


(訳注:『Postal』は、無差別に他人を殺害して回るなど残虐性が高く、アメリカやニュージーランドで発売禁止になったため、かえって知名度が上がったゲーム。『ポスタル2』は、妻から頼まれたおつかいをこなしていくことが主軸とは言いつつも、日常的に発生する腹立たしいイベントに対して、非人道的行動が可能となっており、事態を悪化させるのも、我慢をしてお使いをこなすのも自由という奇天烈さが売り(Wikipedia)。

■ファミ通Xbox360に12万人もの読者がいるってのは、マジで感動的だよな。日本でXbox360をもってる数少ない人たちは、本当に熱心なんだ。少なくとも、僕が聞いた限りではそう。

■↑それに、日本でもっと人気のあるシステムをもってる人たちだと、読む雑誌はたくさんあるけど、Xbox360ユーザーは他に浮気をする雑誌がない。これは大きいよね。ファミ通Xbox360は、本当に本当に小さな池のデカい魚なんだ。そこから利益を得てるってわけだ。

■いっつも不思議だったんだけど、週刊ファミ通っていくらなの?

■↑480円って言おうとしたけど、うちの本棚の古いやつは370円って書いてある。…だから、370円だな。

■↑380円だったり、390円だったり。オレが本屋で買うときは、10.40シンガポールドル。すっごく安いし、アメリカやイギリスの他のゲーム雑誌に比べて、値段の割りに内容に価値があるよ。

■EDGEって、大好きなんだよ。定期購読してる。部数がそんなに低いって知って、悲しいよ。

ファミ通の発行部数にはちょっと驚いた。理由はないけど、もっと売れてるもんだと思ってたから。最近は、ニッチなオタク趣味の人にしか読まれてないとか?

■EDGEは英国でもニッチな雑誌だって。一番売れるのは、公式のソニーとかXbox360の雑誌。5万人は読者がいる。
それと、日本のゲーム雑誌の発行部数に関してだけど、日本って米国の半分しか人口がないんだよ。人口を考慮して、発行部数を考えたら、日本人のほうがアメリカや英国の人間よりゲーム雑誌を読んでるのは、かなり明白(確かに、雑誌としてはまあまあの部数って話ではあるけど)。

■ファミ通Xbox360がファミ通DS+Wiiより売れてるって。うさんくさすぎない?

■↑いや、理解できる。日本のXbox360のユーザーは、ハードコア・ゲーマーの中でも、また違ったニッチなところにいるんだよ(FPSファン、西洋のゲームのファン、シューティングのファン…)。一方で、DSを買って、電子料理本とかワイン・ガイドで使う主婦、脳を鍛えたり、英語力を磨くサラリーマンは、ゲーム雑誌なんか興味ねえだろ。

■↑Wow、キミは頭いいなあ!

■日本人が雑誌を読むのは、疑わない。でも、実際に買う人ってどれぐらいなんだろう。店はめったに客が立ち読みするのを止めようとしないしさ、立ち読み客は、ラッピングを破って読んだり、それか、もっと立ち読みに寛容な店に行ったりするのに。

■Otakon(訳注:米国のアニメ・イベント)の紀伊国屋のブースですっごく良いアートブックを買った。オレが言いたいのはこれだけ。

■電撃G'sとアルカディアは、思ってた通りの部数だった。日本の人たちはアーケードに関心があるんだよ。あと、美少女ゲームも。HimeがG'sより部数が低いのは、理由がわからないなあ。『双恋』(訳注:電撃G's magazineで連載している読者参加企画)を楽しんでる人が多いってことかな?

■Vジャンプがないの?どうして?マンガとカード・ゲームがたくさん載ってるじゃん。ときどき、良い独占記事もあるしね。

■なんに関しても、ネットが一番大きくて一番安い雑誌だってこと。出かけてって、雑誌を買う理由がほとんどないもんな。

■GameInformerって、なんだってそんな大部数なわけ?数字を水増ししてない?ゲーム雑誌がWiredの読者数の6倍あるとか信じられないよ。GameInformerって、宣伝材料以外のなにものでもないのは間違いないと思う。

■↑GameStopの会員になると、ただでもらえるんだよ。中古ゲームが10%オフになるし。
会員にならなくても、礼儀正しく、ゲームを買って、目で合図すればもらえるよ。トイレにもあるし、中古ゲームのボックスには全部あるし、GameStopの設備のいろんな場所で手に取れるようになってる。

■おー、クールだなあ。アルカディアがこんなに売れてたとは知らなかった!

■ファミ通とEDGEの発行部数を比べるのはフェアじゃないと思うよ。カイエ・デュ・シネマ(訳注:伝統のある仏映画批評誌)が、エンターテイメント・ウィークリー(訳注:米国タイム社が発行するエンターテイメント雑誌)より発行部数が低いから失敗だって言ってるようなもんだ。

■日本のゲーム雑誌の部数の低さは、みんながアナログからデジタルに移行したせいだけじゃないよ。若い人たちがゲームにあまり興味がないのが、一番の理由。

■最初にファミ通は買ったのは、サンフランシスコの日本人街に行ったとき。くだらないものを見てくすくす笑おうと思ってさ。そしたら、ファミ通のものすごいボリュームに圧倒された。300ページ超えのページの中に情報があふれそうなぐらいに詰め込まれてた。広告はそんなになくて、……これが週刊雑誌かよ!って思ったね。ファミ通があのときのままなら、日本人がゲーム雑誌を読む理由はこれだよ。

■日本のゲーム雑誌を見たのはしばらく前(残念ながら、オハイオのコロンバスじゃ日本の雑誌を売ってる店なんて考えつかないからね)。でも、古い雑誌ならたくさんもってるよ。ドリームキャスト特集のやつとか。スーファミの発売当時の頃のやつとか。
オフィシャルのドリームキャスト・マガジンなんて全部もってるぐらい。あれって、最後はXboxマガジンになったんだよな。……え?回想録になってる?ハハハ…。

■今も、電撃ホビー(訳注:特撮とホビー情報誌)、ファミ通、ガンダムエース(訳注:角川のガンダム専門誌)、NewType、ホビージャパン(訳注:模型雑誌)を買ってるよ。ホビージャパンはとるのやめようかなって考えてるけど。だって、最近は、電撃ホビーやNewTypeとあんまり差がないんだもん。

どうしてか、日本のゲーム雑誌とかホビー雑誌って、びっくりするような独占ニュースが載るんだよ。だから、いつもフレッシュ。かたや、こっちの英語版の雑誌って、独占記事が弱い。ウェブ版のほうに力を入れてるせい?

記事にある発行部数って、こういう海外からの購入数も入ってるのかな。たぶん、気にするほどの数ではないんだろうけど。



AERAが17万部、FRIDAYが34万部、CanCamが40万部、Men's Non Noが22万部、週刊少年サンデーが77万部なのを考えると、ファミ通、50万部は売れてるなあという気がするのですが、そうでもないんでしょうか…。名前の割りにということなのかもしれませんが。



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タグ:ファミ通
posted by gyanko at 18:00 | Comment(58) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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