2010年02月12日

海外ゲーマーの反応 - セガ、起死回生の黒字決算&『ベヨネッタ』110万本 -

本日のトピックは、セガの2010年年第3四半期決算からでございます。
元記事はJoystiqGameInformerにも転載されているので、コメントは双方からお送りいたします。

まずは元記事のJoystiqの記事から。


セガの2010年年第3四半期決算、『ベヨネッタ』が110万本

2009年度は228億円(約2億5480万USドル)の損失に苦しめられ、生き抜いてきたセガ・サミー・ホールディングス(わかっているだろうが、セガの親会社だ)だが、低迷しつつもなんとか最終収益を上げて、生き返った。最新決算報告書によると、セガ・サミーは2010年度の9ヶ月(2009年4〜12月)で169億円の純利益を出した。

セガのゲーム売上の合計が前年度の同9ヶ月間に比べ、13%落ち込んだにもかかわらず、昨年2月のセガの大規模なリストラにより、営業利益が288億円(約3億2300万USドル)まで跳ね上がった。これは損害を和らげる以上の成果だ。

セガの最高売上のタイトルは、『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』で560万本。2位は大差はつけられはしたが、『ベヨネッタ』(日本国内のみ、10月29日発売)が、報告書がカバーできた期間だけで110万本。

セガは、激痛の2009年からなんとか立ち直ったようだね(560人のリストラ、アミューズメント施設を約110店舗閉鎖)。●



記事では、日本国内のみの発売とありますが、『ベヨネッタ』はすでに北米、欧州でも発売されております。日本国内だけで110万本という記載も、おそらく世界累計の誤りではないか、と…。本当だったら、個人的にものすごくうれしいのですが…。


この記事についたコメントです↓。

■セガは、いずれハードウェア市場に戻ってくるって言ってたことなかったっけ?セガはここのとこ、凄いゲームをたくさん作ってるよね。本当なら、セガの新しいハードウェアの独占ゲームだったかもしれないのになあ。

■↑メガドライブのあの栄光の日々を導いたスタッフたちはほぼみんないないし、ドリームキャストも消えて行った。希望はあまりないね(意味も)。市場は、コンソールを4つも支えきれないよ。

■↑セガは、ハードウェア市場に戻っていくだけの金を稼いでたことないじゃん。そっとしておいてやれ。ハードウェア開発はきょうび、あまりに金がかかりすぎる。

■↑大川功(訳注:(1926-2001)セガを傘下におさめていたCSKホールディングスの創業者)もデビッド・ローゼン(訳注:1965-1996年のセガの最高経営責任者)も、理由があってハードウェア市場からの撤退を望んだんだ。セガはソフトを売ってたほうが良かった。もちろん、……二人とも、セガのソフト部門がうまくいかなくなるなんて思ってなかったから。

■↑希望はあまりないってどういうこと?古いスタッフがたくさん去って行ったからって、新しいスタッフが良い仕事ができないってわけじゃないだろ?栄光の日々はドリームキャストにもあったよ。ドリームキャストはすごかった。でも、2ドルの娼婦より末路が早かった…。

あの時代のスタッフは、セガのハードウェアの未来と心中したんだ。

それと。4つもコンソールを支えきれないって、どうしてわかるの?実のある説明してくれよ。

■↑ここのとこ、凄いゲームをたくさん作ってきた?どのゲームのことを言ってるのか、お教えいただきたいんだが。

■↑ドリームキャストの死は、海賊版を出しまくるバカ連中のせいだよ。セガは、ドリームキャストがたとえ成功していたとしても、ドリームキャストが終わったらコンソール市場は去ると固く決意していたんだ。ドリームキャスト2の計画は、はなからなかったのさ。

あと、逆に、市場が4つもコンソールを支えきれたためしがあったか?
セガだって、もうそんな金はない。

■↑市場が4つのコンソールを支えきったことはかつてない。でも、セガと任天堂が競り合ってた時代だったら、それは当てはまらないだろ。セガと任天堂が闘ってたところに、ソニーがPSで参入したわけで、それまでは3強じゃなかったんだから。

■↑ちがう。16ビット時代は、アメリカには、メガドライブ、SNES(スーファミ米国版)、PCエンジンがあったよ。アタリ時代には、CBSコレコビジョン(1982年に、コレコ(キャベツ畑人形の大ヒットで知られたアメリカ企業)が発表した第2世代の家庭用ゲーム機)、マテルのインテレビジョン(訳注:1982年に米国で発売)、それからAtariのVCSがあった。

■↑ドリームキャストが死んだのは、PS2がDVDプレイヤーとしての二次利用ができたせいだって。トロイの木馬の奇襲作戦みたいなもんだ。ソニーは2000年には家庭にDVDプレイヤーが普及してるってわかってたんだよ。

■↑確かに、それで事態はさらに悪化した。ブラック・ベルト(訳注:ドリームキャストの開発コードネーム)に関しては、セガが3Dfxに1050万ドルを支払わなくてもよかったとしても、DVDをつけられる金銭的余裕があったかどうかは、さんざん議論されてきてるところだけど。


(訳注:ドリームキャストは当初、NECのPowerVRではなく、米国3Dfxのチップを搭載する予定でしたが、セガはこの計画を中途で変更。97年に、3Dfxがこの件でセガに対して訴訟を起こしました。
のち和解したものの、3Dfx側は、日本の大企業同士の政治の中に米国の小企業が入り込むのは無理だったと語っているようです。このあたりの詳細は、こちらで。面白い記事です。)

■コンソールの第2世代の頃は、3機種以上あったよ。オレたちはみんな、あのころなにが起こったか知ってる…。

■『ベヨネッタ』、昨日やっとはじめたよ。クイックタイム・イベント(訳注:イベント中のボタン操作)がかなりウザかったけど、それ以外は凄いゲームになりそう。

■↑クイックタイム・イベントってボタン一つの操作じゃん。

■↑オレが嫌いなのは、ランダムでボタン操作を要求されて、失敗すると死ぬってことなんだよ。いつそれがくるのか、どのボタンを押すのかをわかってなきゃならないんだから。

■↑『ダンテズ・インフェルノ』をプレイしたら、『ベヨネッタ』のクイックタイム・イベントがよかったって思うって。

■『ベヨネッタ』、日本だけで110万本?本当とは思えないが、マジなら大興奮だよ。
セガはついに黒字に戻ったみたいだな。マルチですべてのプラットフォームで出すっていう戦略にすれば、黒字になるって。

■↑超クソゲーの『マリオ&ソニック 』みたいなゲームを作らないっていう戦略こそ、セガに黒字をもたらすものだよ。

■↑うん、でも、サミー部門が足を引っ張るだろうなあ。

■↑本当とは思えない?官能的な体の美女が、銃と、スキャンダラスな体にまといつく髪で天使を殺すってゲームだぜ?売れなかったら、オレがビックリするわ。

■↑つまり、日本人にアピールするものをもってるってことか。だったら、もっと売れてもよさそうなのにな。

■↑アメリカの売上は、最高に売れるか、まったく売れないかの極端などっちかになるって印象をオレは持ってるよ。

■いや、これ、ワールドワイドの売上だよ。
でも、プラチナ・ゲームズには良いニュース。ようやっと、プラチナ・ゲームズのタイトルが実のある成功をしたってことだもんな。……残念なのは、このゲームがプラチナ・ゲームズの一番出来の悪いタイトルだってことではあるんだけどさ…。私見だけどね。

■↑記事には、日本でしか発売されていないって書いてあるのに、キミのリンク先のチャートだとちがう。話が合ってなくて、気持ち悪いなあ。

■シンプルに、これまで最高のゲームの1本だったよ。

■みんながベヨネッタに触れたがったんだろうなあ。僕もその一人。

■プラチナの最初のヒット作だ。今月聞いた中で一番良いニュースだった。よくやったよ。ベヨは、傑作だもの。

■巨乳は売れるってやつだな。自然の法則だ。

■買いたいと思ってるけど、今となっては正規価格で買うつもりはないなあ。とはいえ、売上が良いって聞いて、セガのために喜んでる。
HD DVDと似た話(訳注:ブルーレイとの覇権争いのこと)ではあるけど、ドリームキャストが恋しい。オレのドリームキャストはもっとさびしがってると思う。



GameInformerのコメントです↓。

■このゲーム、まだプレイしてないけど、良さそう。今週末、『バイオショック2』と『ダンテズ・インフェルノ』が出る前に買わないとな。

■PS3版がクソなのかどうかは知らないけど、グラフィックはダルかったなあ。戦闘は大好き。良いゲームって言えるよ。

■心があったまったニュース。ニューカマーが100万本だもの。神谷英樹の商業的な成功作でもあるし。ついに、彼の作品がシリーズ化するチャンスが来たって思いたい。素晴らしい、素晴らしいニュース。

■買ったけど、PS3版はだめよ。360版に買い換えたわ。

■最高のアクションゲーム。お気に入りのアクション・ゲームとしてずっとプレイしてくと思う。

■グレートなゲーム。アクションのペースは速いし、動きもスタイリッシュ(同時に、良い意味でくだらなくもあるけど)。セクシーな主人公を自分の好きなように動かせる。
でも、オレの戦闘結果はいつも石のトロフィーだったことは白状しなきゃな。プレイし直して、コンボをマスターするつもり。ベヨネッタのクライマックス・ムービーも見たいしね。

■ストーリーは今一だったけど、マジで面白かった。戦闘は凄いし、サウンドトラックはパーフェクト。特に『Fly Me to the Moon』のクライマックス・ミックスはお気に入り。緊張感のあるアクションシーンにすっごく合ってるんだよ。
発売されてすぐ借りたんだ。その週は『ダーク・サイダーズ』も出たんだけど、『ベヨネッタ』のほうがぜんぜん面白かった。まだプレイしてないなら、せめて借りてみて。なるべく360版。オレは、値段が下がったら買うつもり。

■日本で売れたって聞いて、うれしいよ。他の国でも同じように売れてほしい。

■3回クリアしたけど、プレイするたびに良くなる。

■普通のゲームだよ。…そこまで称賛されたり、売れたりするほどのものでもないって。

■プラチナ・ゲームズ、小島プロダクション、チームICOは、世界最高の開発チーム。オレたちみんなでサポートするべき人たち。『ベヨネッタ』はオレのトップ5ゲームに入るよ。『Vanquish』も楽しみにしてる…。(訳注:『Vanquish』のトレイラーはこちら

■セガには良かったね。将来性のあるスタジオとパートナーを組めたわけだ。プラチナだけじゃなくて、ハイ・ボルテージとかObsidianとかもそうだしね。こっちのBiowareみたいになるかな。MMOだけのBioware Austinがあったりするような。つまり、セガは、バンクーバーのBioware本社に当たるってことね。

セガには、もっとしょっちゅう、将来性のあるゲームを小売で成功させてあげてほしいよ。良いスタジオとこれからもパートーナーを組んでほしいし。才能のある日本のスタジオを閉じて(スマイルビット、ヒットメーカー、アミューズメント・ビジョンよ、安らかに)、Psuedo InteractiveやSecret Levelなんかと組んでた暗黒の時代はもう終わりにすべき。

2010年は据え置きで素晴らしいソニックのゲームをもってきてほしい(ずっと携帯ばっかりだったろ)。成功するはず。オレたちをがっかりさせないでくれ、セガ!

■『デビル メイ クライ』の大ファンじゃなかってわけじゃなかったけど、『ベヨネッタ』は大好きだよ。すごく良い。アクションは文字通りノンストップだし、びっくりするほど笑える。『マスエフェクト2』が終わったら、またプレイするつもり。



苦労の多かったプラチナ・ゲームズの初のミリオンでございます。売れて本当に良かった。おめでとうございます。
再編成で血を流したセガにも、2010年はがんばっていただきたいところでございます。『龍が如く4』と『エンド オブ エタニティ』、買いますから!



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posted by gyanko at 21:33 | Comment(54) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする