フランス、カンヌで2010年3月3〜7日に開催されたワールド・ゲームカップで、日本人プレイヤーが優勝したようです。
このトーナメントに日本人でエントリーしていたプレイヤーはDaigo(ウメハラ)、Fuudo(ふーど)、Eita(えいた)、Desora(デソラ)。
結果は『ストリートファイターIV』2vs.2でDaigo Umehara/Eita組が、同じく『ストリートファイターIV』シングルではFuudoが優勝、Daigo Umeharaが準優勝。
(著名人のかたということで敬称はつけておりませんが、一般人のかたでもあるようなので、中途半端ですが、英語表記を採らせていただいております。)
ワールド・ゲームカップの公式サイトでは、スペシャル・ゲストとして、「日本人プレイヤー、Daigo Umehara。格闘ゲームの伝説!米国、韓国のチャンピオンを迎えた頂上決戦で圧勝、去年の夏、ラスベガスで開催された2009年最大のトーナメント、EVOでもタイトルベルトを手にした。今回は、日本チームとともに参戦、勝利に向けて不動の態度で挑む」と紹介されておりました。
Daigo Umeharaの過去記事はこちら。
まずは、こちらの記事から。
ワールド・ゲームカップ2010結果と動画
フランスで行われたワールド・ゲームカップの『ストリートファイターIV』部門の結果が動画といっしょに出始めたよ。
ストリートファイターIV・シングル戦結果
1位 Fuudo(豪鬼)(日本)
2位 Daigo(リュウ)(日本)
3位 Luffy086(ローズ)(フランス)
・Daigoは決勝戦の最初のセットを3-1で取ったが、Fuudoが盛り返して第2セットを取り、結果、3-2でトーナメントを制した。
・Luffy086はローズを使ってDaigoに勝ち、彼を一度、敗者復活枠へ送り込んだ。
・EVO(訳注:米国で開催される格闘ゲーム競技会)への切符を勝ち取ったのはEita。
↓敗者復活枠からのDaigo対Luffy戦(Daigo対Fuudo戦も探したのですがまだアップされていないようです)。
Daigo vs Luffy, Final looser bracket. WGC Cannes 2010
ストリートファイターIV・チーム戦結果
1位 Daigo(リュウ) / Eita(豪鬼)(日本)
2位 Yamazaki93(リュウ)/LordDVD(本田)(フランス)
3位 Evans(フェイロン)/ Renegade(バルログ)
4位 Jin(リュウ) / Luffy(ローズ)(フランス)
wgc 2010 2vs2 finale aAa vs team japan1 part1
wgc 2010 2vs2 finale aAa vs team japan1 part2
この記事についたコメントです↓。
■おー、ローズのプレイヤーがトップ3入りかよ?! フランス人がDaigoのリュウに自力で勝ったって?クレイジーだわー…。
■FuudoとDaigoの試合が見たかったなあ。3-2で盛り返したんだろ?!?!?!?!
■Daigoがヨーロッパにまけるとはなあ。アハアハアハ。
■Luffyは最高のフランス人プレイヤーの一人だよ。彼のローズは素晴らしい。トーナメントではDaigoに勝ったし、野試合ではFuudoにも勝ってる。
日本人は見ごたえがあったね。Luffyに勝ったDaigoの勝利も美しいものだった。ネットにあるなら、動画を見てみて。
■Justing Wong(訳注:米国の格闘ゲームプレイヤー)には勉強になるな。Daigoのリュウに勝てるたった1つのキャラクターは、やっぱりリュウなんだよ。
■信じられないわ。Daigoがローズに負けたって?どうなってんだよ?
■待て待て。Fuudoって日本人だろ?ってことは、ヨーロッパが差し出せる最高のベストはローズのプレイヤーで、そのうえ、トーナメントに参加したたった2人の日本人の脇役を演じただけってことじゃねえか。(訳注:米国人によるコメント)
■↑DaigoはEVOで優勝してる。キミの言葉を借りれば、米国が差し出せるベストはルーファス/バルログのプレイヤー(訳注:Justin Wongのこと)で、トーナメントに参加したたった1人の日本人の脇役を演じただけってことになる。わかるか?嫌味を言うのは難しいことじゃないんだよ。(訳注:ヨーロッパの人によるコメント)
■Daigoと握手しちゃったよ。最初にLuffyがDaigoを倒したときは、その真ん前にいたんだ。再試合のときはもう、Daigoはローズ相手のゲームの運び方を心得てたね。Luffyのローズの動きをすべて封じてた。すっごくいいトーナメントだったよ。ヨーロッパの良いプレイヤーもいたし、日本人もいたしさ。
■地球の終わりにちがいないよ。それ以外にDaigoが負けた理由を説明できない。
■ローズvs.Daigoの試合を誰かアップしてくれ!
■↑オレがアップするよ。初戦と再試合。まだ知らない人のために言っておくけど、Luffyはプレステのパッドでプレイしてる。
トーナメントはグレートだった。DaigoやFuudoと野試合をしたんだ、オレ。
■↓LuffyとDaigo戦。だけど、これはチーム戦のほう。Luffyが負ける。
wgc 2010 2vs2 demi asian invasion vs team japan1
■チーム戦に関しては、Fuudo/Desora組はRenegade/Evans組に負けた。RenegadeはEitaにぶちのめされて、Fuudoに勝った。で、Evansは文字通りDesoraを粉砕。
Daigo/Eita組はLuffy/Jin組に勝って、決勝へ。接戦だったけど、EitaがJinを倒して、DaigoがLuffyを倒した。
決勝戦は、Daigo/Eita組がLordDVD/Yamazaki組に勝った。EitaはLordDVDに負けたけど、その後、DaigoがYamazakiとLordDVDを2人立て続けに倒して、チーム戦に優勝。
マスター・シリーズは、水曜日と木曜日のイベントの決勝者と金曜日の準決勝者を集めたイベント。Ryan HartがDaigoに勝ち、AliouneがFuudoに勝って、その後、準決勝で、AliouneがRyanに勝ったけど、決勝でEitaに負けた(訳注:おそらくこの勝利でEVOの出場権が得られたと思われます)。
シングル戦では、FuudoがEitaを、LuffyがDaigoを敗者復活枠へ叩き込んだ。敗者復活枠でDaigoはEitaに勝利。FuudoがLuffyを倒して、Luffyは敗者復活枠決勝でDaigoに負けた。で、Fuudoが決勝でなんとかDaigoをくだした、と。
野試合では、RenegadeがDaigoに勝ったよ。LuffyもFuudoに勝った。AliouneはFuudoに2-1で勝利、Eitaに0-2でDaigoに0-2と1-2で負け。
このイベントで、日本人は自分たちがベストなんだってことを証明したね。全体としてみれば、ヨーロッパのプレイヤーもなんとか良いパフォーマンスを見せられたと思う。
質の良い動画がすぐにアップされるといいなあ。だって、このイベントは対戦格闘としてはヨーロッパで過去最大のイベントだったけど、配信された動画は完璧なクソだったから。日本人プレイヤーを招待したスポンサー側が、動画や画像の独占権を守るために黒塗りを入れちゃってるんだよ。
■ヨーロッパのプレイヤー>米国のプレイヤー。
■ローズは本当に過小評価されてるよね。Daigoや日本のプレイヤーたちがもう少し家庭用のキャラクター(訳注:ローズは『ストリートファイターIV』のアーケード版には出ていないようです)を学んでくれたらいいなあって思うよ。そうすれば、カプコンにもローズの印象が少しは強まるだろうし。Fuudoとかは、完全にローズの能力を見落としてるよね。
■Fuudoがヨーロッパ出身だと思ってる人たちがいたのに笑ったよ。
■ってことは。Daigoは2回は負けてるんだな。これが意味するのは、多くの可能性がヨーロッパにはあるってこと。EVOに挑戦すべきだよ。
■DaigoはFuudoを5回倒して、FuudoはDaigoを3回倒した。
■おい、みんな、愛国主義的なくだらん話はやめてくれないか。これは日本対フランスのなにかじゃないんだよ。ただの個人戦。個人のプレイヤーの戦いなんだ。ある国が別の国より良いとか、意味がわからない。サッカーのフーリガン並みのクソだわ。
■オレたちは、『ストリートファイターIV』で日本人のほうが上だってことはわかってた。ただ、今回、彼らはユーロのファイトマネーを選んだ。もし日本人プレイヤー全員がGODSGARDEN(訳注:日本で同時期に行われていた格闘ゲーム競技会)のほうに出ていたら、オレたちはFuudoの勝利は見れていない。
次は、Justin Wongなしでヨーロッパ対アメリカが見たいよ。Justinが出たら、たぶんレイプで終わっちゃうからね。
■↑Justing Wong?あんなバカ、オレが粉砕してやるわ。
■FuudoとEitaはEVOに出るの?Daigoは絶対出るだろうけど。
■日本人プレイヤーは金を山分けするんじゃないかなあ。だって、FuudoがDaigoを倒したなんて信じがたいよ。試合を見るたびに、DaigoがいっつもFuudoを叩きのめしてたんだから。
■Daigoが一番気にしてるのはEVOだろうな。彼はあそこでは負けないし。…ズッタズタにする気だろう。
■Daigoは、家庭用キャラクター相手に時間を浪費する必要はない。『スーパーストリートファイターVI』が出るまで待てばいいだけ。
■Desoraって?マジで?PSNで彼の剛拳とやるたびに、圧勝してたけど…。
■イベントに参加してた複数の人に聞いた話なんだけどさ。日本人プレイヤーは何試合かわざと負けたって。賞金を山分けするために。DaigoとFuudoの決勝戦は、代わる代わるラウンドを取って、ほとんどショウみたいだったってさ。
■Daigoの低くて前へ前へのゾーニングと波動拳。なんとまあ…だよ。
■DaigoとEitaはEVOに行くんだよな?チーム戦で勝った同士で。
■こんなデカいトーナメントなのに、ストリーム配信なしかよ。フランス人ってやつぁ………。
■リュウはスキルがないと勝てないよ。キャラクター同士の組み合わせだと、リュウはほぼ、どのキャラクター相手でも5-5のイーブンだもん。リュウで勝つには他の人に技で勝らないとだめ。リュウの良いところって言ったら、組み合わせで不利なパターンがないことぐらいだし。
■関係ないニュースなんだけど、GODSGARDENでMagoをやっつけたXBLのプレイヤーのことがわかったよ。
Magoが対決したのはRyukichikun(りゅうきち君)っていう13歳のリュウのプレイヤー。Magoはイベントのオンライン戦で対戦して、この子どもに負けた。Magoが負けたときは会場中、大爆発のえらい騒ぎだったって。あとでKokujinから相当、毒舌を吐かれたみたい。
この13歳の子どもが次の『ストリートファイターIV』の大者になりそうだなあ。子どもって普通アーケード・プレイヤーなもんだけど。
■Daigoが昨日インタビューで、どちらにも、はるかに他より抜きん出てるプレイヤーがいること以外は、欧州と米国のレベルはほぼ同じって言ったってよ。で、それはJusting WongとAliouneだって。他の日本人プレイヤーも同じような感想らしい。
■Daigoは2位だ。ぎりぎりで負けた。チームでは優勝だ。そう、彼はローズには一度負けたが、その後、対決したときには、ローズを叩きのめして、戦いの場からローズを消した。
Daigoは確かに不敗ではないけど、どんな小さな敗北ですら大げさに騒がれることこそ、この世界で最も驚異的なことなんだよ。
■オレにわかることは。Daigoは相手のパターンをいつも学習するってこと。…いつも、再戦ではリベンジを果たす。悟空だな(笑。
■Daigoがベスト。
■Daigoは凄いプレイヤーだってわかってるけど、リュウが大嫌いなんだよなあ。つまんないから。一番退屈なキャラクター。みんなオンラインでリュウをプレイしてるけど、なんかそれってアイスクリームはバニラが最高みたいな感じ。
Daigoが他のキャラクターをプレイしてくれたら、Daigoの試合を見るのも好きになれるかもしれないのに。そんなわけで、いつもDaigoは応援しない。リュウ対リュウの試合じゃない限り。
■日本人>>>フランス人>アメリカ人(笑
■Daigoが負けたのは、家庭用のキャラクターだったから。前にローズとやったことなかったんだろうな。でも、一度負けたら、2度目にはローズを倒す方法を学んでる。
Fuudoには驚かされたな。彼のスタイルってちょっとカッコ悪いけど、Daigoには効くんだな。Eitaがチーム戦でリュウをお楽しみで使ってくれたのが最高だった。メイン・キャラクターを使わないなんて、他のプレイヤーをなんかバカにしてることになるのかもしれないけどね。ハハハ。とにかくグッジョブ。
■↑日本は、格闘ゲームが生まれて育った国だ。Daigoや他のプレイヤーが本当にキャラクターごとの組み合わせの練習をしてないと思ってるのか?かなり勘違いしてるよ。
Daigoの勝率は100%じゃないよ。他のみんなと同じように、彼だってあっちこっちでうっかり負ける。DaigoがLuffyより強いのは確かだけど、Luffyの勝利がただのびっくり効果だと思うべきじゃない。だって、彼はFuudoにも勝ってるんだから。
彼らは、こっちでローズとの対戦をいろいろやってみて、自分たちが見たローズの新しいトリックを覚えたんだろうな(彼らはローズがあんなふうに動くとは思ってなかったんだよ。日本のバルログだって米国のバルログとはかなり動きがちがうからね)。
■たぶんだけど。少なくともフランス人はアメリカ人より態度が大人に見えるね。
■フランスのゲーム・コミュニティにおめでとうと言いたい。このトーナメントに最高にグレートなプレイヤーが4人も参加したっていう事実はかなり感動的。この4人と戦って、フランスとヨーロッパのプレイヤーが決して引けを取らないってことを証明した。米国の最強の人たちが参加してないのが残念だけどね。外国人嫌いなのかい?
■アメリカ人は誰もこんなの関心ないよ。
■↑米国のコミュニティが毎度毎度勝てないのはだからだよ。もっと誰でも受け入れるようにならなきゃね。それと、ナンバー1どころか、ナンバー1に近いところにもいないってことも理解しないとだめだね。
■米国のプレイヤーはヨーロッパのプレイヤーなんか眼中にないって。オレが知るかぎり、日本人プレイヤーたちはアメリカの3大イベントぜんぶに出てるし、そこで勝ってる。
■なんだって、ここに熱狂的愛国主義者のアメリカ人が来てるんだ?
外国人嫌いだって?EVOにヨーロッパのプレイヤーはいないって事実と同じだろ。それと、フランス人は誰もアメリカなんかに興味ねえよ。
ヨーロッパの人がなにかコメントするたびに、それに対抗するコメントをするアメリカ人がいるんだよな。やきもち焼きの子どもみたいにさ。そんなに不安なのか?
■日本人は、最高のプレイヤーを揃えて、そこに送り込んでるわけじゃない。もしGODSGARDENに出た日本人をすべてそこに送り込んでたら、どうなってたと思う?誓ってもいい。優勝は別人だよ。
■↑EVOにだって同じことが言えるだろうが。日本人はEVOに最強を送ってるわけじゃないって。
■フランス人を祝ってやるよ。ライブ・トーナメントで初めてDaigoをやぶったんだから、それも家庭用キャラクターで。笑えるよな?
■ここのコメント欄、Youtubeよりひでえな。
■Justin WongがSeasons Beatings 4(訳注:米国の格闘ゲーム競技会)でフェイロンを使ってDaigoを敗者復活枠に落としたんだけど、結局、再戦で叩きのめされたんだよなあ。同じ話だろ。国がちがうだけで。特に驚くようなものはなにもないね。
■たぶん、フランス人って、日本やアメリカより、イギリスとの戦いのほうが気になるんじゃないの。
■だから、日本がこうした、フランスがああしただの言ってるお前ら、聞け。これは戦争じゃない。ボケ。日本はなにもしてない。プレイヤーがやったんだ。プレイヤーはみんな一人で闘った。自分に勝利をもたらすために、だ。
■偏見なく、世界中のコミュニティを一つにするときが来たのかもな。
■Justin Wongは招待されてたけど、飛行機代を出してくれって言ってきた。主催者側はそれを断ったんだよ。彼が素晴らしいイベントに参加できなかったことは、あまりにも残念。
■Fuudoはすごく有名ってわけじゃないかもしれないが、Daigoの次ぐらいに良いリュウのプレイヤーだな。本当に良い。Fuudo対Daigoだと、Fuudoのほうが勝つようになるんじゃないかと思うよ。
■↑Fuudoはリュウじゃないって。豪鬼。
■DaigoとEitaがEVOの優勝と準優勝だよ(笑。……どうなるか見てろって。
■ロンドン戻ってきてみてら、アップロードできる動画が66本もあったよ。YouTube.com/user/hakf/で再生リスト作るね。
格闘ゲームの話題は、リアルのコミュニティの中にセレブがいたり、ライバルを含めた人間関係があったりするあたりが面白くて、けっこう熱心に読んでしまうのですが、細かい技や試合運びの話になると読むスピードがいきなり落ちます。やはりゲームを知らないと限界がございますなあ…。
↓励みになりますので、よろしければ、ひとつ。
