こちらから。
『ハローキティ』が、あの人気シリーズとコラボ。なぜ?

『ハローキティ』は、日本では愛情をこめて「キティちゃん」として広く知られている。最初に登場したのは1970年代半ば、小銭入れ。出発はささやかなものだったが、この猫はキュート王国を作りあげてしまった。でも、いったいどうやって?
『ハローキティ』の小銭入れを売り出す前、元は絹会社だったサンリオは、贈り物に使えるキャラクターを作ろうと目論んでいた。土産物にしろ、友人宅を訪ねるときにしろ、贈り物は日本文化の重要な部分だから。
おそらく、当初は、たとえばミッキー・マウスのような人気のあるライセンス・キャラクターを作って、それを頼りに商売をしていくつもりだったわけではなかったろう。
が、結果、サンリオはディズニーをお手本とはしたが、ディズニーより手上だった。『ハローキティ』鉛筆、ペンケース、文房具を作り出し、ミッキー・マウスとはちがって、そのキャラクターはマンガやアニメーションの世界から大きく飛び出す存在となった。1キャラクターにすぎないとはいえ、『ハローキティ』はキャラクター・ブランドなのだ。
1977年までに、キティちゃんはアニメ化され、後、ゲーム化もされた。ディズニーだってキャラクターを商品化するのに及び腰だったわけではないが、サンリオはといえば、まさに信じられないほどにアグレッシブだった。それはもう厚かましいぐらいに。ブランド化がキティちゃん人気を広げていったのだ。
サンリオは、洗濯機からワイン、パンティライナー、マッサージ器、トースター、『ハローキティ』飛行機まで、あらゆるものにライセンスを提供した。商品に対するものの見方が進歩的だったのだ。かたや、ディズニーが成人向け商品に対してはるかに遠慮がちだったというのに。
『ハローキティ』の商品化はとどまるところを知らなかった。それどころか、最新ファッションにまで広がっていった(訳注:リンク先はロイター。米ファッション雑誌『ヴォーグ』にモデルとしてデビューしたときのキティちゃん)。
ライセンス商品の洪水が、結果として『ハローキティ』の宣伝の役目を果たした。サンリオはテレビ・コマーシャルを常に打っているわけではないというのに、企業という名の大道商人たちがキティちゃんを売り出してくれたのだから、サンリオにとってはよりハッピーなことだった。
そんなわけで。最新のコラボは、これ。『モンスター・ハンター』。
『ハローキティ』は、もうすぐPSPで発売されるカプコンのスピンオフ作、『モンハン日記 ぽかぽか アイルー村
これは、『ハローキティ』がユニバーサル・スタジオ・ジャパンにライセンスされた理由と同じ。正確には『ハローキティ』はユニバーサル・スタジオのキャラクターではないが(『ハローキティ』はすでに自身のテーマパークがある)、なにしろ日本人は『ハローキティ』が好きなのだ。そうして、サンリオは宣伝が好き。このタイアップも、『ハローキティ』にはこれまで通りの宣伝効果をあげるだろう。そうして、その次のも、その次の次も、その次の次の次もだ…。●
この記事についたコメントです↓。
■ありゃー、これはうちの隣の子が行くなあ。彼女、次の『モンハン』買っちゃうかも。だって、趣味で『ハローキティ』グッズを集めてる子だから。
純粋なファンはめちゃめちゃ嫌がるんじゃないかな。『ハローキティ』がアイルーのPSPゲームに登場とかさ。
まだ確定じゃないのが救い…かな。PSPのスピンオフには登場って書いてあるけど、『モンスターハンター ポータブル3』に出るとは書いてないもんね?
■『モンハン』か。日本人が省略しないものって何かあるの?
■オレのアイルーがニャー!『ハローキティ』は『モンスターハンター ポータブル3』の新モンスターになんのかな。マジ、そうならいいんだけど。
■↑ちょっと待て。無理だ。絶対、キティは殺せない。初心者たちの悲鳴が今から聞こえるよ。
■『モンハン』で『ハローキティ』を何千匹も斬り捨ててやるわ。
■OK。『モンハン』ってわけじゃないんだな。『モンハン日記 ぽかぽか アイルー村』ね。『どうぶつの森
動画があるよ。見てみて↓。
PSP『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』プロモーション映像
■↑少なくとも、これにやられたのはオレだけじゃないはず。
■↑普通の『モンハン』より面白そうに見えるんだが。
■↑カプコン、『モンスターハンター ポータブル3』と『モンハン日記 ぽかぽか アイルー村』で僕の金はもうキミのものだ。
■これがどういうゲームになるのか興味津々。まだカプコンはこのゲームについてたいしてしゃべってないだろ。買うつもり、シャレで。たぶん、それ以上のものではないだろうし。
カプコンが賢けりゃ、ゲーム内のアイルーの畑のデータをボタン1押しで『モンスターハンター ポータブル3』にポートできるようにするだろうね。プレイヤーの新たな素材源になる。
両方のゲームを連動させるのもスマートだよね。
カプコンがこういうことを直感的に考え出してくるかどうか楽しみ。
はっきりしてるのは、カプコンって女性ファンの取り込み方をわかってるってこと。新規ファンの獲得がうまいっていうか。
■↑女性ファンをターゲットにするとかやめてくれよ。オレはアイルー、大好きだし。↓こういうのももってる。オレのは、動画のメラルーじゃなくて、実際のアイルーモデルだから、グレーと白だけどね(違いは色だけじゃないんだけど)。これをゲットするためにUFOキャッチャーで大枚使ったのよ。本当に猫モノにものすっごく弱いんだ、オレ。
トコトコぬいぐるみ(アイルー)
■↑メラルーのさ、Give Us Your ItemsのTシャツが好きなんだよね。買ったことないんだけど。Yahooオークションで金を使わないとだめかなあ。

■↑ほしいなら、オークションサイトだろうね。ファンが買い捲ってるよ。まあ、考えてもみろって。10年経ったら、どうなってるか。基本的には、……相変わらず価値がないだろうね!(笑
■↑設定が面白い『どうぶつの森』って感じ。トレイラーがいやに長くて妙だなって思ったんだけど、戦闘が始まったあたりで、あ、『どうぶつの森』とか『牧場物語
■動画見た。記事もいくつか読んできた。面白そうだな。『ゼルダの伝説』のサイドクエストみたい(豚をつかまえるやつね!)。サイドスクロールのバトルは『パタポン
だぶんミニゲームが入ってるんだろうけど、『モンハン』のより深みがあるやつだといいなあ。×ボタンを押すだけの採掘とかじゃなくて、もっとゲームぽいのが入ってますように。
■つまり、『どうぶつの森』と『牧場物語』が『モンハン』の中で『パタポン』に出会った感じのゲームね。
■うわー、ほしくなってきたわ。呪うぞ、この動画、あげたやつ。
■なんていうかわいさだよ……抵抗できるわけないだろ。がー!手遅れになる前に誰かオレを殺してくれー。………って、遅かった。アバター、キティちゃんアイルーに変えたわ。あとは我慢してリリースを待つよ。
■中川翔子とタイアップするのが論理的ってもんじゃないの?↓

■↑実際、彼女、渋谷の『モンハン』カフェに現れたよ。たまたまそこに居合わせたんだけど、面白いことに誰も気づいてなかった。生で見るとかなり小さいの。画像と同じようにキュートだったよ。
■↑なに、なんなの?なぜ、こんなことするの?誰か説明して。
■↑猫を食べたいんだろ。
■↑猫の表情がいいね。なにしやがんだよ、放せ、みたいな。
■↑この人、完全にどっか行っちゃてるなあ。
■僕が集めてる『ハローキティ』のグッズの数を公表するつもりはないけど、たぶん、ほとんどの男がほしがる以上の数ってことぐらいは言ってもいい。
■↑ちゃんと言わなきゃ、男じゃないぞ!
■↑妥協線として、この画像を見せとく↓。家の前の芝生に入ってくる子どもを撃たなきゃいけないから必要だったんだ。ありがとう、『ハローキティ』。

■↑そんなもん、どこで売ってたんだよ?!
■最初にファミ通で記事を見たとき、愕然として我を忘れた。ものすっごく混乱した。だって、どんなに抗おうとしても、私の中にはいまだに深い、深い『ハローキティ』への愛がある。ああああああーー(くさむらに逃げ込む)
■サンリオは、任天堂にマリオと『ハローキティ』のコラボのゲームを開発させるべき。頭が爆発、バカが暴発、大もうけできるぞ。
■パンティライナーからマッサージ器って……マジか、『ハローキティ』…。
■『ハローキティ』ね。どうして自分が『ハローキティ』が描いてあるマグを買いたいって思うのかわかんない。根拠のないかわいさのせい?それとも、あの魂が抜けたみたいな目かな。
■二つのキャラクターがお互いの皮をかぶってるっていうのがなあ…。『モンハン』だろ、ってことは本物の皮なんだろうし。
■『ハローキティ』って、実際、妙なときがあるんだよ。『ハローキティ』って、チャーミーキティっていう名前のペットの猫を飼ってるんだよね。なんか混乱すんだろ、猫なのにさ。
■『ハローキティ』ってかわいいって思う人もいるかもね。でも、オレには死んるみたいに見える。感情が見えない。あのまんまるの目の奥を見てみろ。わかるだろ。
■↑『ハローキティ』は長いこと『ハローキティ』やってんだ。そりゃ疲れて、情熱だってなくなるわ。
■かなり嫌な考えだろうけど、鎧で猫皮を着たりできるのかな。
■『モンハン』+『ハローキティ』。オレがまったくプレイする気にならない、最も日本的なもの。
■↑もっともブラジル的なものだったら、プレイしたいって思うわけ?日本的だから興味ないの?
■↑日本製のくだらないものを馬鹿馬鹿しいって思うやつもいるのさ。
■世界が求めているもの、それは『ハローキティ』とマリオのコラボ。悪のクッパを可愛さと口ひげで粉砕するのだ!
■↑うん!それだ!
■オレ、男だけど。この記事の画像、シャツにつけたい。望みはあるかな?
■『ハローキティ』のシャツ、もってるよ。男だけど。
■この絵のシャツ、めっちゃめちゃほしい!
■奇妙なコラボではあるが、………この記事の画像は、まさに天才にほかならない。
■オレがガキだったころ。70年代後半。オレの親友の妹がくだらない『ハローキティ』グッズを山のようにもってたよ。アホだってオレたちは思ってた。『スター・ブレイザーズ(『宇宙戦艦ヤマト
あの頃は知らなかったんだな。それがぜんぶ、同じ、素晴らしい魔法の国からきたものなんだってことをさ。オレはあの頃からオタクだった。それなのに、知らなかったんだよ。
■『モンハン』と『ハローキティ』なんて、みんなやられるだけじゃねえか。
■老舗ブランドを使って、自社ブランドを展開する。賢いやり方だ。
■くだらない質問なんだけど、日本語だとどうして『ハローキティ』×『モンハン』って書くの?『ハローキティ』+『モンハン』じゃないの?
■↑理由はわかんないけど、ブランド展開の目的からすれば、そのほうがクールってことなんじゃ。+より×のほうが、エッジが立ってる感じ。
■↑足し算より掛け算のほうが、答えが大きくなるから!
■↑×って、クロスオーバーとかけてるんじゃないかと思うよ。文脈的にも、+より、こっちのほうがちょっと正確な感じ。
■Wiiで『ハローキティ』のゲームを出してほしいんだ。お願い。
■これ、従姉妹に教えないと。彼女、『ハローキティ』の大っファンなの。で、彼女のボーイフレンドはRPG大好きだから。
■最新ファッションってことなら、フランス人デザイナーが作ったこのキティちゃんどう?
■お互いの顔の皮をかぶってる猫の絵なんてかなり残酷って感じたの僕だけ?
■↑まったく思わない。心が破れるぐらいにキュートだよ。精神衛生上、見ないようにしたいぐらい。
■アイルー大好き。もう、か、わ、い、いーーーーー!
■ブラジルにすら『ハローキティ』の店があるっていう事実が、サンリオがどれほどはるかかなたまで躍進してるかってことだよね。
サンリオってロボット工学の分野にも進出してるんだよ。
僕、ジャーナリズムを専攻してるから、地元のテクノロジー関連イベントに関するニュースを書いてたんだ。話し言葉を認知できるヒューマノイド・ロボットってあるだろ。まあロボットオタクには古いニュースだけど、それを開発してる、かなり重要な人たちが来てたんだ。
で、株式会社ココロって会社の日本人開発者数人にインタビューをした。そしたら、サンリオのロゴがあるのに気づいたんだ。で、わかった。ココロってサンリオの子会社なんだ。
ここで、必然的な結論。将来、人類は、武装化した『ハローキティ』のロボットによって全滅する。
『モンハン日記 ぽかぽか アイルー村』、かわいいですなー!しばらくPSPはさわっていないのですが、4月22日に『東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚
余談でございますが。『東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚』。
世界観にもキャラクターにも癖がありそうなので、多くのかたにお薦めという話ではないかもわかりませんが、ツボが合うかたは一発で心惹かれるものがあるのではなかろうかと思います。トレイラーはこちら。

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