格闘ゲームということで、やはり本日の記事はSRKから。
大吾、Madcatzと契約
『ストリートファイターIV』のチャンピオン、梅原”ビースト”大吾が、PS3やXbox360向けに素晴らしいトーナメント用アーケード・スティックを制作しているメーカー、Madcatzと契約を交わした。つまり、これはどういうことかというと、大吾がトーナメントでMadcatzのスティックを使用したり、プロモートするというだけでなく、大吾の個人的な意見が将来の製品作りに反映されるということでもある。これは僕には喜ばしいこと!プレス・リリースの全容はこちらから。
梅原大吾は、「僕的には、Mad Catsのトーナメント用スティックが今出ているものの中で一番、現実的な真のアーケード・スティック。これからもトーナメントではこれを使い続けていきます。Mad Catzチームの一員になったことに興奮していますし、彼らといっしょに働いていくことを楽しみにしてます」とコメントしている。●
コメントは、このSRKの記事についたものと、Kotakuの記事についたものをご紹介いたします。
■「現実的な真のアーケード・スティック」。大吾は日本人でもなければ日本に住んでもいない、HORI製のRAPプレミアム・コントローラも知らないってわけか。(330USドル近いけど、大吾だって、Mad Catzのスティックよりこっちのほうが日本のアーケード・コントローラっぽいって考えてると思う)。
■↑なにがちがうわけ?どっちも同じサンワ(日本の)の部品じゃん。
■↑通常のHORI製スティックは比較的、Madcatzのと似てる。でも、リンク先のプレミアムは、できる限り日本のアーケードのセットアップに近いものに作られてる。サンワだからって、全部同じじゃないんだよ。『ストリートファイターIV』のアーケード版に近いものを求めたら、このRAPプレミアムになる。
■大吾にとってはグレートなこと。どのぐらいお金もらったんだろうなあ。Justin(訳注:Justin Wong、米国の有名格闘ゲーマー)はモンスター・スティックスから2万ドルもらったって聞いたけど。
■大吾のサイン入りのスティックがほしい!
■大吾が本気で言ってるのかどうかわからないけど、Madcatzは良いスティックを作るよ。大吾には良い時代がくるね。彼が本当にやりたいことでお金がもらえて、スポンサードしてもらえるんだもん。
■大吾バージョンのスティックがMadcatzから発売になるのに備えて、金をためとくわ。
■↑オレも。
■限定版、大吾スティック「ビースト」。FADC→必殺技へのマクロコマンドが入ってるんだな。
■↑爆笑。Madcatzの製品を使えば、いつもスマートな動きができて、大吾みたいなプロになれるってわけだな。いいなあ、それ。Madcatzがダメダメだった時代を覚えてる人いないかな?変革の時代がきたってことだな。ビースト・スティック、予約させてもらうよ。
■↑覚えてますとも。オレが買ったMadcatzのアクセサリーは今、ドアのストッパーになってるし。
■大吾にとっても、Madcatsにとっても良いことだな。
■大吾ブランドのスティックがくるな、これは。1個、予約させてくれ。
■大吾は英語でコメントなんかしないだろ、絶対。
■Madcatzが日本語に翻訳させたとは思えない。大吾はたぶん、どういうことになってるのか知らずに契約したんだよ。
■↑大吾はそこまでバカじゃない。通訳がちゃんと契約書を読んでるはず。それに、もう日本でだってスポンサーは何社かもってるって。つまり、大吾のエージェントがあるってことね。もちろん、Madcatzにだって日本語通訳はいるよ。そうじゃなきゃ、国際的なビジネスなんてできないだろ?
大吾がスポンサーを得たっていうのはグレートなことだよね。日本人は、ドルが万能だからって何でもイエスっていう人たちじゃないんだし。
■↑エージェント?たぶんないよ。妄想しずぎ。日本のトーナメントってさして稼げない。スポンサードされてるアメリカ人プレイヤーだってエージェントなんかないのに。ビジネスっていうのは握手でするもの。契約書は、誰かを訴えたいときに使う道具にすぎない。
■よかった。この人、本当に謙虚なんだよ。この人以上にスポンサードされるにふさわしい人を思いつかない。
Madcatzより良いスティックがあるとか、大吾が身を売ったみたいに言ってるやつ、あったら何なんだよ?物を売ることにメンタリティの裏づけがいるってんなら、タイガー・ウッズはリンカーンじゃなくて、フェラーリを押してたろ。チャンスを与えられたら、お前らだって同じことをやると思うよ。
■↑僕もそう思う。大吾が大好きなことで金を稼げるのなら良い話じゃないか。…おめでとう、大吾!
■↑大吾を非難はしてないって。彼が儲かるならうれしい、オレだって。Madcatzが、この契約のおかげでもっとみんなの興味を惹けるスティックが出せるようになるなら、それもうれしいし。
ただ、最初のコメントが、英語なのも、知ってるはずの真実を言わないのもおかしいって話。MadcatzはMadcatzの製品を作るだろうけど、HORIの製品だって知ってていい。たとえ99%のゲーマーがMadcatzのほうがコスト面でもパフォーマンス面でも最高だって思ってたにしても、ね。
■すぐにMadcatzから梅原スティックが発売されて、ネットで「ビーストのようにプレイする」っていう広告が出るぞ。
■MadcatzのMark Manのスティックに関する知識と、広範囲にわたる経験(おそらく世界一)、それに大吾の世界レベルでのトーナメントの経験があれば、マティーニを作ってる間に、簡単に常勝スティックができちゃうよ。
■グレート。でも、すっごい嫉妬を感じる。なんでも、彼が最初なんだな。
ここからはKotakuの記事についたコメントです。
■ビースト、ビースト、ビースト!『スーパーストリートファイターIV』のローンチ・パーティで、またJustin Wongと対戦したんだ、これも凄いよ!
Daigo (Guile) vs Justin Wong (Rufus) SSF4 Glendale, California Fight Club 4/23/2010
■↑すげえスキルだ。良い試合!
■オレが読んだ限りでは、彼は本物で、いろんな意味でナイスガイみたいだ。すっごく謙虚でもあるって。世界最高の『ストリートファイター』プレイヤーなのになあ。
■↑クールなやつみたいだよね。プロゲーマーのネガティブなステロタイプにははまらない人だ。
■どんなセレブより人気あるなあ。
↓23日にロスで開催されたローンチパーティでの1シーン。
Daigo Umehara And Seth Killian At The SSFIV Fight Club Event In Los Angeles On 04-23-10
■彼が『ストリートファイター』のイベントやトーナメントに出るってなると、みんな、彼のプレイを見に州を越えて集まる。格闘ゲームが好きなら、彼のプレイは本当に興奮するよ。
それと、彼は、他の日本人プレイヤーがEVO(訳注:米国の大規模な格闘ゲーム競技会)に来ない理由でもある。みんな、長いことプレイしてるからね、彼に適わないってわかってるんだ。金も稼げないのに、わざわざ飛行機代使ってこないわな。
■これについては話すつもりなかったんだけど、…でも、言う。オレのトーナメント生活で目にした最高のものは、酔っ払った大吾だな。(フランスのレストランで見た。……これ以上は言えない)。
■↑言えない?なんだよ、秘密のトーナメントでもあったのか?血塗れだったとか、そういうの?
■↑別に秘密じゃないだろ。ワールド・ゲーム・カップのことでしょ。世界中からトッププレイヤーがエントリーした大会↓。
Daigo vs Luffy, Semi-Final winner bracket. WGC Cannes 2010
■↑酔っ払いのとこは秘密にしないとだめなの。知れれば、どうして彼がビーストって呼ばれてるかっていうことを理解できるよ。(もっと開放的になるってだけじゃなくて、話すときの声が聞けるからね)
■大吾が国際的な競技会に出ると必ず、えらい騒ぎになる。その地区の最高のプレイヤーたちが、彼を連れ出そうってんで集まってくるからさ。
勝ちまくるのを見るのも本当に面白いし、うっかり負けるのを見るのも面白いんだ。彼自身はすっごくストイックな人なんだけど、勝っても負けても、ギャラリーを乗せちゃうんだよ。
■みんながどこから情報を得てるか知らないけど、大吾は最高の『ストリートファイター』プレイヤーだとか、「打ち負かすべきやつ」からは程遠いよ。技術的にも、世界トップ10にも入らない。悪く思わないでくれ。スキルはすごくある人だし、見ててグレートな人だけどね。
それと、日本のプレイヤーがEVOに来ないのは、アメリカ人(笑)って感じだから。大吾に負けるのが怖いからじゃない。
■↑ナンセンスなこと言ってるよ。……彼は少なくともこの10年間、多くのゲームでトッププレイヤーの一人でありつづけてる。
■↑なにを御託を並べてんだか。10人とは言わない。大吾より良いプレイヤーを一人でいいから挙げてみろ。
日本人プレイヤーがEVOに来ないのは、アメリカの競技会がクソだって知ってるからさ。トップのアメリカ人プレイヤーは日本の闘劇なんかに招待されてはいるが、ひでえ有様だよ。『ストリートファイターIV』のチャンピオンのJustin Wongでさえ、一回戦さえ勝ち抜けないし、ほとんどが似たようなもん。
■↑彼は日本のトッププレイヤーの一人(彼とMagoがトップの座を交代しあってる)だし、かなり長く彼の時代が続いてるよ。
■↑トップ10ではないかもな。でも、そうだった時代はあったし、今もなお伝説。
■オレのボタンを叩きまくるだけのテクじゃ、彼には勝てないだろうなあ。
■↑もっと激しく叩きまくれ!
■↑血が出るって。……
■大吾を過大評価されてるってどうしても言いたいやつがたくさんいるけどさ。『ストリートファイター2』の時代から、彼ほど長くプレイしつづけて、多くのトーナメントに勝ち続けて、どんな新しいゲームプレイの状況にも順応してきたってのに、過大評価なのかよ、え?
EVOのときに、何回かプライベートで『Capcom vs SNK 2』を彼とプレイしたことがあるんだ。やつは本物だよ。
■↑そうそう、みんなそうだよな。ふんぞりかえって、あー、やつはさしてよくないよ、みたいなさ。実際に彼とプレイしたことないくせに。彼が世界一のプレイヤーかって言われればちがうとしても、最も変わらない一人だし、トップ10には確実に入る。
■↑彼とプレイしたことあるのか。どうだった?もっと教えて。オレ自身はかなり良いプレイヤーだと思ってんだけど、彼とやったら速攻、負けるだろうな(笑。
■↑どっちかって言えば、Justinのほうが過大評価だと思うが。『マブカプ2』では世界一だろうけど、数年前に闘劇に出たときの動画見たら、KurodaのQに『ストリートファイター サードストライク』で負けてたよ。
■↑JustinとAlex Valleは、『ストリートファイターIV』で一般レベルのプレイヤーに一回戦負けしたんだよな、去年。
■『ストリートファイター』を上手くなりたいって練習してるのは、半分は大吾が理由。
オレは『ストリートファイターII』時代からやってるロングタイム・プレイヤーだけど、彼のプレイを見ると、もっと上手く、もっと練習しようって気になる。だって、いつか彼と対戦してみたいもの。負けるだろうけど、少なくとも彼と闘えるレベルなんだってことは見せたい。
■イケメンだよな!そのうえ、『ストリートファイター』の達人。これ以上に女の子が望むものってあるか?!
■↑金かな。
■↑金なら、なんとか稼げる!サンクス!
■彼の4分の1でもいいから、格闘ゲームが上手かったらなあ。こういう人を見ると、口があんぐりだよ。僕、『ストリートファイターIV』で波動拳を出すのに一ヶ月ぐらいかかった。でも、だからこそ、こういう人たちがいるんだよな。彼らの格闘ゲームを見てると、自分のダメさ加減も棚に上げて楽しんじゃうんだよな。
■彼が笑ってくれると、最高の気分になる。
■2004年のEVOの動画と、こないだの金曜日のダブルKOの動画。まさにエンターテイメント。『ストリートファイター』を知らなくたって、こういう対戦なら楽しめる。この男は、エンターテイナー以上の何かだよ。
■彼、キュートだよね。
■大吾がなぜ神なのか知りたいか。これだよ(訳注:2004年のEVOの動画)。
■↑正直言って、『ストリートファイター』は好きじゃない。大学にプレイしてるやつがたくさんいて、かなり負けたから。でも、今でも大吾のファン。この動画を見ると、部屋中の人たちの熱気が伝わってくるよ。
■ワーオ。この人、笑ったりできるんだな!ずっと、彼は『ストリートファイター』用に製作されたロボットだと思ってたわ。真面目な話、この人、ホントにトーナメントの間中、無表情なんだよ。
■彼とやってみたいよ。…プレイしたい。1対1で。一晩中。スロットに25セント硬貨の棒束を入れ続けて、プレイしたい。
■↑誰もお前を責めないよ。
■どうしてこんなに嫉妬を感じるんだろう。彼の常軌を逸したスキルなのか、それとも平均上のハンサムなルックスに対してなのか。
■↑彼が笑うのを待とう。…きっと、歯並びは悪いはずだ。
■あの動画を見るたびに、畏敬の念に打たれる。辞書のcomeback(訳注:復活)の項目には、こう書いてあるはずだ。……梅原大吾を参照。
■大吾、大好きだ。彼は格闘ゲームの再興を決定付けた人だし、『ストリートファイター』のプレイヤーにとっては英雄のようなもの。オレを含めてね。他にもたくさんの素晴らしいファンタスティックなプレイヤーがいるのは知ってる。でも、彼には、人の心をつかむ最高の瞬間があった。afrolegendとの対戦、Justin Wongのときのフル・パリィ、それからたくさんの、たくさんのトーナメントでの勝利。いつか彼に会いたい。キミはグレートだよ、大吾!
■嫉妬するよな。……ゲームが上手いってことで有名になれたらいいのに。
こういう感じ。オレは『鉄拳』がかなり上手い。で、………おいおい、レディース、…掴まなくていい、オレみたいなやつはいくらでもいるって、だめだめ、オレのためにケンカなんかするなってば。……でも、まあ、ニナかアンナ・ウィリアムズの格好してきてくれたら、つきあわないこともな、………オーイェー、ベイビー、それだ…。
■↑欠陥のあるプランだと思うわ。大吾のまわりを見てみろ。女なんかいねえ。完璧なソーセージ祭だ。
■大吾って言ったら、Justin Wongとの対戦が一番好き。格闘ゲームではビーストだけど、インタビューとか読むと、本当に純粋な人に思えるよ。ニックネームが固すぎるんだよな。なんか嫌なやつっぽく思えちゃう。
■↓これ、金曜日のトーナメントで大吾がガイルを使ったあとの、いろんな掲示板の閲覧数。
■↑爆笑。大挙してガイルを使い始めるとか、真面目な格闘ゲームの初級者なのか、オンライン初心者なのか。
■イベントだと彼はだいたい笑ってるよ。Justin Wongは逆……。
■本当にこの男が好きだ。1. ゲームでは、ニックネーム通りのビースト、本当に。2. 実際は謙虚。Justinは真逆で、目立ちたがる。大嫌い。
■↑写真も撮らせてくれるんだよね、いっしょに。Justinに頼んだら、殴られるわ。
■↑いっしょに写真とるとか、すげえじゃん。先週の金曜日?
■↑『スーパーストリートファイターIV』のローンチイベントのときだよ。
■金曜日のイベントで最前列にいた。パーティで最前列をとるためだけじゃなくて、ちょっとしたミッションがあって、7時間前に行ったんだ。
オレ、スーファミの『ストリートファイターII』を持ってて、これに大吾にサインしてもらうのがオタク・ドリームだった。で、イベントの終わりに、思ってもみたかったことに、大吾にも他のセレブリティたちにもサインしてもらえることになった。
ほとんどみんな、好きなところにサインしたんだけど、大吾は、ゲームのカバーのアート部分は避けて、ロゴの上の隅っこにちっちゃくサインしてくれた。これを見て、セス(訳注:米国カプコンのSeth Killian)がなんて言ったか。「彼はあまりにも素晴らしいよ、あまりにも素晴らしい」って。
■↑凄すぎる。大吾の名前が入ってるとか、ありえねえ。
■彼に会ったよ!本当に会った!握手しちゃった!………これは恋?!
SRKは格闘ゲームサイトなだけあって、専門的な話もちらほら。Kotakuはノリが軽くて笑いました。
連休でございます。わたくしは自宅で朝からゲームざんまいでございますが、旅行に行かれるかたも多かろうと思います。お気をつけていってらしてください。
↓励みになりますので、よろしければ、ひとつ。
タグ:ウメハラ ストリートファイター