2010年05月14日

米国ウィキはそれをどう説明しているのか - ポッキーとヤクルト -

米国Wikipedia特集第5回でございます。
このたびは、ポッキーとヤクルト。どちらもわたくしが子どもの頃からある、もはや古典的といっていい食品。ほとんどのかたが一度は口にされたことがあるではなかろうかと思います。


ヤクルト

ヤクルトは、乳酸菌を使った牛乳のような日本の製品。スキムミルクにラクトバチルス・カゼイ・シロタ株を混ぜたものを発酵させて作る。

ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株を開発した代田稔は1930年に京都大学を卒業後、1935年にヤクルトの製造販売を開始した。
公式発表によれば、ヤクルトの名前は、エスペラント語でヨーグルトに当たる「jogurto」の古い形である「jahurto」から派生している。
ヤクルトによって、ビフィズス菌を含む一連の飲料が日本市場に導入され、また、ヤクルトにおけるラクトバシルの研究は化粧品の開発にも使われている。

最近、ヤクルト本社は、化学療法剤、イリノテカン(訳注:抗がん剤)の開発で大きな役割を果たした(カンプト、CPT-11)。


日本と台湾に導入された後、西欧世界でいち早くヤクルトが販売されたのは、1966年、ブラジルである。他国に先駆けて導入された理由は、ブラジルに多数の日本人移民がいたことである。
製造地がどこであれ、ヤクルトのバクテリアの培養は日本の母株から提供はされているが、こんにち、ヤクルトは31カ国で販売されている。

販売サイズは国によって異なる。オーストラリア、欧州、インド、インドネシでは、65 mlのボトル。北米、南米、日本、フィリピン、韓国(야쿠르트という)では、80 mlのボトルで売られている。ヤクルトの最大販売市場の1つであるメキシコや、タイ(ยาคูลท์という)、シンガポール(北京語で益多、英語ではYakult)、台湾、中国(養樂多)、米国も同様。香港(益力多)では、100 mlのボトルである。

ヤクルトは株式会社ヤクルト本社の製品である。同社はまた、日本のメジャーな野球団の1つ、東京ヤクルトスワローズも所有している。

↓左→右下へ、シンガポール、オーストラリア、ブラジル、中国。
220px-SG_Yakult_singapore.JPG 220px-Yakult_australia.jpg 220px-Yakult_brazil.jpg 220px-Yakult_china.jpg


成分(ヤクルトLightのような製品は別)

・砂糖(サッカロース、グルコース。酸味を甘味で調整するため)
・スキムミルク粉
・天然香味料
・65 mlのボトルに、生きたラクトバチルス・カゼイ・シロタ株が65億個
・水


科学的根拠

ヤクルトのサイトによると、ヤクルトの効用は一連の科学的研究によって裏付けられている。腸管内菌叢の維持、免疫系の調節、排便習慣や便秘の調整に良いというだけでなく、胃腸感染症のいくつかにも効用があるという。

学術論文の量は確かに膨大で、ほとんどが管内および生体内実験を元にしたものではあるが、日々、体内で消費されているラクトバチルス・カゼイ・シロタ株の数は、1本のヤクルトに入っている65億個をはるかに凌ぐ、400〜1000億個であるという臨床実験もある。

栄養成分

スタンダードなヤクルトは、ヤクルト100グラムに対して18グラムの砂糖が入っている(ヤクルトのボトルは65 mlではあるが)。この濃度は、英国フード・スタンダーズ・エージェンシーが定義する「高い」レベル(100グラムに対して砂糖15グラム以上)より上のものだ。

コカコーラやオレンジジュースは100グラムに対して砂糖10グラム程度だが、提供サイズが250 ml以上のものが通常であり、合計の砂糖含有量はヤクルトよりはるかに高い。

乳タンパク質の含有量に基づけば(100 mlに1.4グラム)、これは国際食品規格委員会が定める味付き発酵乳には入らない。が、世界市場にはヤクルトのような製品が多く存在することから、現在、発酵乳の食品規格に新しいカテゴリが生まれようとしてるところである。

栄養素分析のガイドラインに従い、EUの現在の栄養機能表示に関する規則では、栄養的にバランスが取れていない食品に栄養機能表示をつけることが許可されてはいない。が、乳製品や乳酸菌飲料は、悪いところもあるが好ましいものとして考えることができそうである。というのは、健康への効能が、不健康な成分の量を上回っているからだ。●



↓米国のヤクルトのCM。さわやかなアメリカ人家庭の朝ーって感じが出ております。
Yakult USA Commercial


↓こちらは、……国名はわかりませんが、日本人の博士が出てまいります。
Yakult



さて、お次はポッキーでございます。


ポッキー

ポッキーは日本のスナック食品。日本の江崎グリコが製造している。

歴史

ポッキーが最初に販売されたのは1966年である。チョコレートでコーティングしたプレッツェルであり、名前は、ポッキーをかじるときの音、ポッキンという擬声語にちなんでいる。

オリジナルが発売されたあと、1971年にアーモンドでコーティングしたアーモンド・ポッキーが、1977年にはストロベリー・ポッキーが続いて発売されている。
今日、製造ラインには、ミルク、ムース、緑茶、バナナ、ココナッツなどのフレーバーをコーティングしたバリエーションがある。
ポッキー・デコレのようなテーマをもった製品もあり、カラフルでデコラティブなストライプのコーティングになっている。メンズ・ポッキーはダークチョコレート(ビタースィート)を使った大人バージョンだ。


日本および海外での人気

ポッキーは10代の間であっという間にヒットし、(現在も)日本で大変な人気がある。バー等では、氷水の入ったグラスで提供されることもある。また、中国や韓国(ペペロという類似商品は韓国ロッテによるコピー製品であり、ポッキーの現地名ではない)といった東アジアでも、存在感の大きい商品となっている。

欧州では、Mikadoという類似商品がLU Biscuitsから販売されている。Mikadoは、多くのインターナショナル・フード・ストアはもちろんのこと、ほとんどのスーパーマーケットに並んでいる(訳注:類似商品となっていますが、ポッキーのようです。「痘痕(あばた)のある」という語や男性器の隠語と同綴異義語のため名称変更)。

マレーシアでは、ポッキーはロッキーと名称を変更された。おそらく、マレー語の下品な言葉と響きが似ていたため、避けたのであろう。が、オリジナル・バージョンのポッキーは、通常、マレーシアのショッピングセンター内にある輸入店で簡単に入手できる。

米国、カナダでは、ポッキーは、アジアン・スーパーマーケットや、ワールド・マーケット、HEB、ウェグマンズといったほとんどの大きなスーパーマーケットのインターナショナル・コーナーで見つけることができる。f.y.e、ウォルマート(アジアン・フード・アイル)、書店のボーダーズのほかにも、ターゲット、ウォルグリーンズにも置いている店舗はあるし、アニメのコンベンションの販売ブースで売られることもある。
米国でのポッキーの販売展開はLU(チョコレートとピーナツバターの2種)と米国江崎グリコのアメリカ部門(チョコレートとストロベリーの2種)が担当している。


オーストラリアでは通常、他のアジア食品や製品とともに、アジアン・コンビニエンス・マーケットで売られている。

2008年9月30日、香港当局が、中国で生産されたコーヒー・クリームをコーティングしたメンズ・ポッキーからメラミンが検出されたと発表した。江崎グリコはこの汚染に関してすぐにコメントは出さなかった。メラミン含有量のレベルは43 ppm(合法限度は2.5 ppm)だった。


ポッキーの味

ポッキーには、チョコレート、ストロベリー、アーモンドといった数々のバラエティがある。変わったフレーバーとしては、四季折々の味、蜂蜜(春)、キウイ・マンゴー(夏)などもある。チョコレートのビタースイート・バージョンはメンズ・ポッキーとして知られている。

ご当地味としては、ぶどう(長野)、夕張メロン(北海道)、夏ミカン(九州で売られている)、抹茶あずき(京都)、神戸ワイン(神戸)、5種類のベリーを混ぜたもの(五果)などがある。

また、バナナ、コーヒー、キャラメル、マーブル・ロイヤル・ミルクティ、メロン、ミルク、チョコバナナ、クリームチーズ、ベリー、サツマイモ、ココナッツ、クラッシュ(砕いたクラッカーがチョコレートに入っている)、パイン、カボチャ、ヘーゼルナッツ、黒ゴマ、キナコ、栗、ブラジル・プリン、ミカン、ブルーベリー、リンゴヨーグルト、緑茶なども揃っている。

ポッキーの特製バリエーションには、ポッキー・デコレ(よりデコラティブにアイシングを凝らしたものやムース・ポッキー(より厚みのあるクリーミィなムース状のアイシングが施され、値段も高い)がある。他のポッキーのバリエーションとは違って、ムース・ポッキーは、通常のポッキーより内容量が少ない。1パックあたりたった9本だ。

他には、マイ カロリー ポッキーという普通のチョコレート・ポッキーの4分の1しかカロリーがないものもある。

関連商品はプリッツ。ポッキーの素焼きバージョン。フレンチ・トーストのような甘いものはもちろん、トマト、ピザ、サラダ味などがある。


発音

英語圏では、ポッキーの発音のしかたに混乱がある。日本語のポッキーは[pokːiː]と発音する。この発音とローマ字の綴りが、英語の「rocky」と似ているため、rokkīという日本語をわざとpɒki/と発音していると受け取られた。


大衆文化

・アメリカのインディ・ロックバンド、Superchunkが、アルバム名に『No Pocky for Kitty』とつけた。
・『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』の主人公、洋子は店に立ち寄ると、必ずポッキーを買う。


グリコ・森永事件

グリコのお菓子に毒を入れるという怪人21面相の脅迫により、店の棚からグリコの製品が大挙して消えるという事件が起こった。巨人の野球帽をかぶった男が、店の棚にグリコのチョコレートを置こうとしているところがセキュリティ・カメラで撮影されている。この男が、怪人21面相の黒幕と考えられている。セキュリティ・カメラの画像は、事件後、一般公開された。



ちなみに、米国アマゾンのポッキーのカスタマー・レビュー↓。

評価:★★★★★ 素晴らしい買い物
これの凄いところは、食べ始めるとやめられないところなんだ。最安値のところで次はもっとたくさん買うよ。

評価:★★★★ 凄い
ポッキー、だーーーい好きなんだ。Lucky'sで一度買ってから、止まらなくなっちゃった。チョコレートにコカインでも入ってるんじゃないの。良い商品だよ。悲しいのは、熱い場所で運搬されたか保管されてたかで、チョコレートがちょっと溶けてくっついっちゃってたこと。でも、まあ、引き剥がすのにたいした労力がいったわけじゃないからいいけどさ。

評価:★★★★★ 良品
バケーションのときにポッキーを買ったんだ。美味しかったんだけど、アジアン・ストアのない場所に住んでるから、インターネットで通販するしかなかった。

評価:★★★★★ おいしー
ポッキーは信じられないぐらいに良いスナック。いや、それ以上かな。Very Asiaの包装には感動したよ。馬鹿なことに、夏のクソ暑いときに、チョコレートみたいな溶けやすい商品を注文したことがあるんだ。僕が注文したデザート・ポッキーは100度の熱にさらされて、液体になっちゃってた。だから、今回も10箱ぜんぶ溶けちゃってるかなって思ってたけど、彼らは「熱にさらさないで」ってちゃんと箱に書いてくれてて、オレのポッキーは完璧な状態で到着!(まあ、ちょっとくっついてはいたけど)。Very Asia、今はどこよりも愛してるよ。


↓こちらは台湾のポッキーCM。出ている女の子が大変にかわいいです。
王心凌−格力高「Pocky」CM



ポッキーのバリエーションは言うに及ばず、昨今はヤクルトも種類が豊富なようでございます。Wikiepdiaに指摘があった、糖分の多さや乳酸菌の数はすでにクリアしている模様。

・ヤクルト カロリーハーフ:甘さ、カロリー50%カット。
・ヤクルト400:400億個の乳酸菌シロタ株。
・ヤクルトSHEs:コラーゲン配合
・ヤクルト400LT:ヤクルト400からカロリー30%カット
・ヤクルト・300V:300億の乳酸菌シロタ株。+ビタミンC、E配合。
・食べるヤクルトSHEs:ヤクルトSHEsを固めた、食べるタイプ。

食べるヤクルト、おいしそうですなあ。


<追記>ヤクルトの画像を貼るのを忘れてました。


↓励みになりますので、よろしければ、ひとつ。

人気ブログランキングへ


   
posted by gyanko at 18:00 | Comment(44) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。