2010年06月09日

海外ゲーマーの反応 - 誰も任天堂を辞めません。-

本日のトピックは、宮本茂のEDGEのインタビュー記事から。転載先はこちら


誰も任天堂を辞めません、誰も!

任天堂でデザイナーとして働くなんて素敵なこと、そう思っているのなら、……正しいね。

EDGEとのインタビューで、マリオの生みの親、宮本茂はこう語っている。「任天堂について一つ、独特なことを指摘しておかねばなりません。僕はEDA部門の管理を任されているのですが、この部署を辞めていく人はこれまでほとんどいませんでした。任天堂を去る人間はほとんどいないんです、本当に。そういう意味では、任天堂はユニークな会社でしょうね」。

この数十年の間に、どれだけ多くの人々が任天堂にいたろう?「この長い年月の間、僕は常時、500人〜1000人の人たちを管理してきました。でも、ほぼ30年間ずっと僕といっしょに働いてきた人もかなりの数いるんです。任天堂にいる人間にとって、10年とか20年っていうのは珍しいことじゃないんですね。そうして、いまだにそういう人たちが社内では若い開発者だと思われている!任天堂は珍しい会社だと僕は思います」

30年間も会社にいるなんて人が他にいるなら会ってみたいもんだよ。もちろん、長きにわたり、膨大な数の同じ社員を抱えてきた人にもね。●



この記事についたコメントです↓。


■Foxconn(訳注:過酷な労働環境で自殺者が相次いだ中国の企業)みたいな会社もあれば………

■↑茂sanって、下で働くには最高の人なんじゃないかな。そうじゃなかったら、ずっと脅迫して、奴隷のように働かせてるか、どっちかだろ(笑。

■100%大衆の賛意を得てる独裁政権の国みたいな怖さだわ。

■ワオ。お茶の時間には甘いクッキーとミルクが振舞われるんだよ、きっと。

■だから、任天堂は風通しが悪いんだよ!誰も辞めないから!って冗談はさておき、任天堂で働くのはオレのドリーム。マジで。

■オレだって任天堂で働いてたら、たぶん絶対やめないよ。給料さえ良けりゃね。

■↑月180ドル、34時間シフトでも働く?

■↑正味な話、それでも宮本と肩を並べて仕事したい。彼、すっごく面白そうな人だし。

■ゲームボーイの開発者(訳注:横井軍平)が解雇されてることを忘れるなよ。
(訳注:1996年8月15日、長年勤めていた任天堂を退職。「バーチャルボーイの不振の損失の責任を取るために辞任を迫られた」「山内社長のワンマン体制に横井が嫌気が指したため辞任した」という俗説がまかり通っているが、実際はその件と無関係な自主退社である(Wikipedia)。)

■↑彼が円満に去っていけなかったのは悲劇だよな。まあ、バーチャルボーイの件があるからだけど。

■↑最期は良かったと思うが。ワンダースワンを作って、日本でそこそこのヒットを飛ばしたばっかりのところだった。それに、彼は、ベストセラーのゲーム機の1つに名を残した。

■↑山内は横井に去らないでほしいって言ったんだぞ。シギー(訳注:宮本茂)もだ。横井以外の古株はみんな引き止めた。でも、横井は、彼が任天堂に与えたと感じていた汚名のもとに任天堂に残ることができなかったんだ。

■確かに面白いね。…年長を敬うっていう日本人の傾向ってとこが。どうしてなんだろうっていっつも不思議に思ってるんだよな、実際。

■任天堂の社員がどういう待遇を受けてるかってことを如実に語ってるな。良い情報だった。

■犬は大きくなればなるほど、いっしょにいるのにストレスが増すって言うだろ。だから、オレは、任天堂やソニー、マイクロソフトみたい大企業では絶対に働きたくない。むしろ、サードパーティやインディペンデント系だな。

■↑まあ、でも、実際は、そういう大手企業って、働くには素晴らしいところだよ。社員が社員であることにすっごくプライドをもってるからね。

任天堂も絶対そうだと思うけど、マイクロソフト、Google、Pixarみたいな会社は、労働環境がいいんだ。服装を厳しく言われるようなくだらない束縛もないし、休み時間はいつからいつまでみたいな強制もないし。
この夏からマイクロソフトで働くんだ。どういう感じが教えてあげるね。

■任天堂にいようって前向きに思える動機って、任天堂を辞めた人がFoxconnに送り込まれるからじゃないの?(笑

■誰も辞めないってことは、つまり誰も入ってこないってこと?だって、辞めないのに入ってきてたら、任天堂って常に膨張しつづける宇宙みたいになっちゃうじゃん。

宮本はあと10億年は生きるんじゃないかなあ。10億年後もマリオとゼルダを作ってるよ。

■↑聞いたことない?宮本は不死身。事実、任天堂がトランプの会社だった時代からいる人だよ。80年代まではなにもやってなかったけど。

■「デジペン」で調べてみろ。(訳注:任天堂が米国に設立したゲーム開発技術を教える大学。卒業生の95%は任天堂をはじめとするゲーム会社に就職。卒業生を欲しがる企業は多く、卒業前に引き抜かれる学生も多数おり、他の学校の卒業生よりも高い報酬で雇われている(CanadaJournal)。)

■日本のゲーム開発事業は停滞してる。でもって、日本人は年配者を大事にする。ってことは、じいちゃんばあちゃんが衰えてきて死に始めたら、日本のゲーム業界全体が死ぬってことだ。だって、若い人は誰も彼らの仕事を引き継げないんだから。

彼らが若い開発者たちを受け入れ始めるとは思えないよね。何年もずっと年齢差別が続いてる。悪くなってく一方だ。若い人たちを軽視するなんて、歓迎すべきことじゃないだろ。

僕はフィンランドに住んでる。こっちじゃ、18歳にもなってないような人がゲーム開発にいるし、年配の人たち同様に重要視されてるよ。場合によっちゃ、年配の人たちより重視されることもある。

■シギーのために働きたい。絶対、辞めない。

■任天堂で働けるなら、オレの心に秘めてる最高のゲームを提案する。まず、マリオ、それから、一人ぼっちの「クッキングママ」、恨みを抱いてるリンク、生意気なナヴィ、エッチなピーチ、これにソニックっていう名前の執事がつく。

ゲームタイトルは「配管掃除」になるだろう。完璧なまでのすごさ。家族向けなのは言うまでもない。

そんなわけなので、任天堂、とっととオレに就職用の申請書を送ってくれ。

■任天堂のゲーム機がいつも他機種より立ち遅れてて、同じゲームの焼き直しばっかりなのも、これじゃ当たり前だよな。社に現代的な感覚をもたらしてくれるフレッシュな新顔がいないんだもん。

ファンボーイが反撃してくる前に言っておくが、そういうことが任天堂ではうまく働いてるってことなんだろうな。ただ、いろんなことが、ここからわかるってことさ。

■↑HDが嫌いなのもわかるよな。単純に、年寄りには違いがわからないんだよ。任天堂のゲームに声が当てられてないのも、これで説明がつく。彼ら、チャップリンの無声映画の時代の人間なんだよ。

■↑レジー(訳注:レジナルド・フィサメィ。米国任天堂COO)とか、キャミー(キャミー・ダナウェイ。米国任天堂セールス&マーケティング部門上級副社長)はフレッシュな新顔だろ。他にいろいろいなくたって、彼らがいれば十分だと思うね。

■↑DS、Wii、『スーパー マリオギャラクシー』がお前に話がある。

…他機種のどんなものより独創的で想像力に富んでる。(Xbox360にも)『BRAID -ブレイド-』みたいな例外はあるがね。

■人々はやってきては、………去っていかない(笑。

■任天堂の内側って、『夢のチョコレート工場』みたいな感じなんじゃないかって想像した。ちがうのは、従業員がウンパ・ルンパじゃないのと、仕事を楽しんでるってこと。創造性と楽しさだけをはぐくむキノコとスターだけ食べてる。
まあ、実際はゲーム作りってストレスに満ちてるんだろうけど、想像だからね……。

■↑キノコ以外食べないっていう仕事にオレはつきたい!どこで契約できる?

■(おそらく日本のかたから)これには理由があるんだよ。…任天堂の社員は身を粉にして働くっていう評判がある一方で、社が本当にちゃんとその埋め合わせをするんだ。

学生だった頃、任天堂に手紙を送ったことがある。任天堂で働きたいと思ってるってことを書いたんだ(日本の大学生はこういうことをよくやる)。そしたら、とてもとてもスタイリッシュな会社案内を受け取った。そこには、沿革やら社訓、従業員数、本社住所、重役の名前、それと平均給与が載ってた。その金額がどのぐらいかここで口にはできないけど、………僕が聞いたことがある、どんな日本の企業よりすごくすごくすごくすごーく高給だった。

日本の給料システムってボーナスの比重が大きい。年に2回、夏と年末にドカンと支払われる。これは自分の働きいかんによるもので、まあまあ(給料一ヶ月分)から巨額(給料8ヶ月分)までさまざま。任天堂って、日本全部の中で2番目に高いボーナスなんだよ。……日本マクドナルドについで2番目。

■↑凄い話だな。いつぐらいの話?

■↑2007年だったと思う。…DSが日本中で売り切れてて、Wiiが出たばっかりの頃。金がガンガン儲かってた、任天堂再生のピークの頃だね。株価は今の2倍以上だった。

でも、今の給与があの頃よりかなり高くなってるとしても、僕はちょっとも驚かない。

あまり強調はできないことなんだけど、日本で任天堂で働くってことにまつわるステータスとオーラ。これは西欧の考え方に置き換えるのはかなり難しい。…みんなアップルを思い浮かべるかもしれないけど、アップル本社は毎年100人以上の新卒を採用するはず(任天堂もそうだと思われてるだろうけど)。日本人的な目から見たら、100人以上って日本のどんな企業よりかなり多いんだ。

任天堂は伝統的価値観を代表する企業。日本企業としては超象徴的な会社と思われてる。エリート社員だけから構成された超少数精鋭の会社だね。

■↑ここ米国だったらGoogleで働くステータスになぞらえたほうが近いな。「どこで働いてるの?」「Googleだよ」「おぉぉ」。とにかく、ためになる情報をありがとう。

■↑Googleの例えは、日本で任天堂で働く名誉がどれほどのことかってことでは当てはまらないと思う。Googleは確かに、今僕たちの面前で世界中を占拠してる。でも、Googleはとってもとっても新しい会社だろ。Googleが、伝統的なアメリカの労働観念で成功した、アメリカの伝統的な企業と言えるかどうか。

任天堂は120年以上の歴史がある企業であり、日本の伝統的価値観、労働観念によって何世代も生き抜いてきた。おまけに、会社自体も、伝統的な日本文化の中心地って考えられてる場所にある(京都)。

日本人にとって、任天堂は、古いものと新しいものを混ぜ合わせるっていう、日本の創意工夫の完璧な例なんだ。……トヨタやホンダ、そうして間違いなくソニー以上にね。任天堂は、「成功」の日本的定義を具現化してる。世界的な力のある企業なのに、その原点になおぴったりと固執してるんだから。

■↑たぶんキミが言う任天堂に一番近いのは、80年代後半の米国の車会社だろうなあ。フォードとかあのへん。今となっては、どの会社も嫌われてるか、他国に移転してしまったけど。でも、当時は、こういう車会社の工場では、強いプライドと絆があったんだ。どこの家庭でも、親戚に一人は勤めてる人がいたりね。

■日本語が話せないんだけど、……マジで任天堂で働きたいよ。僕の分野はアニメーションとイラスト。米国任天堂でそういう人材が要るのかどうかがわからない。あとはサンタモニカのソニー、ノーティドッグ(訳注:『アンチャーテッド』)、Insomniac(訳注:『ラチェット&クランク』)か。

■印象的な記事だなあ。本当に誰も辞めようって思った人いないのかな。……辞めるときは、人には話さないってだけじゃなくて?

■ゲーム作りの任天堂の哲学が、宮本が辞めたあとに消えてなくならないといいなあって思うよ。純然たるゲーム作りを維持してる任天堂みたいな会社が米国にも必要だと思う。みんながみんなハリウッドをならって、「インタラクティブな映画」みたいなゲームを作ろうってんじゃなくてさ。

■30年?任天堂は1800年代からカード会社としてやってきてる。ゲームってだけでも、1970年代には、もうポン用のコンソールを出してた!

正直言って、任天堂を辞める人がほとんどいないのは、働いてて楽しい場所だからだろ。難儀な状況になって任天堂を辞めたって言ったら、頭に思い浮かぶのは横井軍平だけだ。

■任天堂で昇進の階段を上るのはきっついだろうなあ、絶対。

■↑確かに。その点ではぜんぜん美味しくないよな。

■みんな、これは日本の話なんだってことを理解しないとだめ。職を頻繁に変えるのは好まれない。職歴としては致命傷になることもある。まあ、職を変えるのが怖いってだけで任天堂にいる人がどれだけいるかはわからんけど。

■Wiiが老人ホームであんなに人気があるのはこれか………。

■実際、かなり印象的だよな。ゲーム業界なんて、3、4年で別会社に転職するのが普通だろ。ゴッドファーザー、ミスター宮本の下で働くことが名誉なんだろうと思うね。

■任天堂が何十年もやり方を変えない理由がこれだろうな。今の社員の多くが定年になる、次の10年でどうなるか興味深い。

■↑茂と彼の部下たちには永遠に生きててほしいけど、あと20〜25年で、多くが死んだり、お迎えが来るのに準備したりっていう時代になる。オレが言いたいことわかる?…茂のいない世界。今からそんなことを考えるのは妙だけど、それを考えるとなんか昂ぶるんだ。いや、茂に死んでほしいって思ってるんじゃないよ。死んだりしてほしくない。たださ、マーロン・ブランドだって、エルビスだって死んだ。順当に行けば、次はオレがその空いた場所に行ける番かなって……。

■宮本と働きたくないやつなんかいるのか?オレは宮本が、自分のおじいちゃんより大好き。だって、オレのおじいちゃんは、時代を問わないキャラクターを創造して、何世代にもわたる人々の心をつかんだりしないもん。じいちゃん、怠けものなんだよ。

■わかった。……だから、任天堂は、サードパーティのゲームがクソだっていう事実に反論しようとするんだな。誰も社を去らないんだろ。ソニーやマイクロソフトの社員はサードパーティに移って、彼らのコンソール用のゲームの開発を手伝ったりするのにな。

オレは世界の飢餓は解決できない。でも、これはできる、……任天堂、「ちょっと聞きなさいよ、本当に」(訳注:「」内のみ原文ママ)

■宮本が作った土台を台無しにするようなゲームデザイナーにだけはなりたくない。この人は伝説の人。何十年にもわたって、革新的でありつづけ、かつ現役の数少ない1人。

でも、西欧的な見方からすれば、日本のゲーム会社で働くってのは、シベリアの強制収容所でボルシチを配るよりはちょっとマシな仕事って話だよ(ここ参照)(訳注:近々、ご紹介いたします)。
転職しないのは、つまりそこがまさに日本なんだな!

■この記事には、客観的に言って、日本の労働環境について有用なものはほとんどないね。

任天堂だって他の日本の企業と違いはない。

日本では、ほとんど人が人生で通常、2、3回の転職しかしない。典型的なのは、30歳を超えると、社員としての就職口を得るのは極端に難しくなるってこと。実際、年齢が34歳だからってことで求職を断られた友達が何人かいる。

誰も辞めない大きな理由はこれだろ。選択肢が他にないんだ。任天堂が凄いからじゃない。日本がそういう社会だってことさ。

後付だけど、僕の会社は任天堂ではない。でも、社を去る人たちは30歳以下だけだよ。あとは子どもができたり、結婚したり、年をとって退職に追い込まれたりした人たち。

■↑任天堂は働く場所としてはかなり凄いところなんじゃないかな。働きたい会社ベスト〜にいっつも出てくるぐらいだし。Business Weekの2009年のランキング1位だったしね。

■↑ああいうランキングは、ビジネス的な見地から特化して世界最高企業を選んでると思うよ。社員の満足度じゃなくて。
まあ、でも、任天堂と米国任天堂がまったくちがう経営がなされてても驚きはしないけど。

とにかく、日本のゲーム業界で働くのは、米国のゲーム業界と比べると信じられないぐらいのハードワーク。そういうふうに聞かされてきてるよ。

■カナダのコーエーで働いてたことがある。僕たちを管理してたマネージャーは日本本社の人だった。彼女に言われたのは、やめたいときに辞めるとういわけにはいきませんって。上司に申し出て、退職できるかどうか、そうしてそれはいつなのかを許可を得なきゃだめだって。これがコーエーに限ったことなのかどうかわからないけど、……でも、これが誰も任天堂を辞めない理由の1つかもしれないよ。

■↑日本の大企業はたぶんみんなそんな感じじゃない?日本の企業文化ってこっちとはまったくちがう。雇われたら一生そこで働くもの。そうすると、彼らの子どもも、いざその会社に入りたいってなったとき、就職が簡単になる。最近はちょっと変わってきたとは思うけど。

■↑ちょっと待て。やめていいですよって言うってこと?どうやってそんなこと強制できるんだよ。辞めたくなったら、止めようがないだろ。会社行かなきゃいいんだから。

■↑キミみたいな人は首だろうね。そして、誰も雇わない。

■↑誰かに辞めていいかどうか許可を得るなんて、オレには想像するのが難しいよ。だって、仕事に行くかどうかって自身の選択じゃないのか?だろ?確かに、そういうふうに仕事を辞めるのは、将来を考えれば、薦められることじゃないだろう。だから、2週間前の退職通知をするんだろ。

■↑(前述のカナダのコーエーのかた)日本人のメンタリティは北米の人たちとはかなり違うんだって。こっちで自由で呼ばれてるものは、日本では不実、無礼であるととられる。日本では厳しいルール、序列、自主管理制度に従わないとだめなんだよ。

退職許可の申請は、直属の上司だけじゃない、その上司、そのまた上司、そうして最終的には社長である彼女自身に届く。僕たちは彼女のことを女帝って呼んでたよ。

僕の上司が辞めることになったときも、彼らは退職時期を長引かせて、まずいくつか仕事を完了してからって言ってきた。だから、彼女は退職まで数ヶ月かかった。

トロントのコーエースタジオに日本と同じルールを適用しようとしてたんだよ。マジで酷かった。タイムカードで出社、退社だしね。僕、毎日2分遅刻してたんだけど、女帝がトロントに来て、査定で僕に出社D評価をくれた。
素晴らしいスキルや資格をもっていたって、そのぶん給与が上がるわけでもないしね。年をとれば、上がるってだけ!でも、だから、従業員の多くが会社に居残ってるんだよ。年功序列ってやつでね。

それと、仕事以外の社交がないって聞いたことあるな。

僕は辞めたけど、もっと良い仕事が得られたことには感謝してる。

■こんな無害な記事からよくもまあ、こんだけネガティブなコメントが出るな。残念だよ。

■↑がっかりするな。オレがついてる。

■そうだな……任天堂はエリート企業の1つに入るね。日本の他の企業に比べればってことだけど。

■アクティビジョン(訳注:『コール オブ デューティ』)はどう?

■↑だめだな。

■↑悲しいが、その通り。

■任天堂はヤクザだな。……一度、一家に入ったら、死ぬまでいっしょ。

■子どもの頃、大きくなったら任天堂でゲームを作りたいって考えてたこと、思い出したよ。こんな夢を見てたのはオレだけじゃないだろうけど。

■↑ハイ。

■↑ハイ。

■これでわかった。フレッシュな新人=フレッシュなアイディアだもん。30年も人が変わらないんじゃ、マリオとゼルダ以外作れっこないよな。
マリオもゼルダも嫌いじゃぜんぜんないよ。最高。でも、新しいシリーズは生まれない。

■↑フレッシュな新人っていうのはな、宮本茂みたいな熟練のゲームクリエイターによって育てられるんだよ。彼らは、新人を雇わないとは言ってない。熟練の人たちが社を去らないって言ってるだけだ。これこそが、アクティビジョンに必要なものだろ……。

■↑任天堂がフレッシュなアイディアを必要としてるときは、レア(訳注:『バンジョーとカズーイ』、『 あつまれ!ピニャータ』)、レトロ(訳注:『メトロイド』)、チーム・ニンジャ(訳注:『NINJA GAIDEN』)、インテリジェントシステムズ(訳注:『ファイアーエムブレム』)みたいな外注先があるからな。

■↑レトロとインテリジェントは、任天堂の100%子会社。ファーストパーティだよ。インテリジェントなんか初期のファミコン時代からだ。

レアは任天堂とやってた頃はセカンドバーティ。49%の株が任天堂。残り51%はスタンパー兄弟。

■マリオとゼルダは、任天堂特有の問題だよな。いつになったら新しいシリーズが出るのか。最後までクリアしたいとか、これまでのシリーズのそばに並べておきたいって思わせてくれる面白いゲームね。停滞してるよ。でも、師匠の下で新しいスタッフがフレッシュなアイディアを考え付いてくれるはずだ。今は、それを学習してるとき。

でも、これまでのシリーズが悪いとは言ってないからね。もちろん、マリオもゼルダも、僕は大好き。でも、任天堂から直接、新しいシリーズを出してほしいんだ。

僕はWiiは好きじゃない。Wiiのコントローラーが好きじゃないんだ。ゲームをやらされてる感がある。ゲームと一体になるっていうんじゃなくて。楽しいけど、短い間だけだと思うよ。

■↑山のように新しいシリーズがあんだろが。『ポケットモンスター』は賞味期限切れとしても、たとえば、Wiiのシリーズ、『ニンテンドッグス』、『ピクミン』、『トモダチコレクション』。企業として、任天堂は、マリオ、ゼルダ以外にもたくさんのゲームを出してる。

今挙げたゲームを見れば、マリオのゲームなんてかなりのマイノリティさ。ゼルダなんてレアだね。

はっきり言って、キミの問題は、任天堂が作ってるフレッシュで新しくて異彩を放つ作品にキミが面白みを見出せてないことだな。任天堂がまったく新しいアイディアを出してこないって文句を言うことと、実際に任天堂が新しいコンセプトで市場を席巻してること、……この開きが奇妙だな。

■↑常に新シリーズを、追加してきてるよな、何年も。『ピクミン』も『どうぶつの森』もそう。ただ、マリオやゼルダも、売れつづける限りは作るのをやめないってだけの話。でもって、他のゲームはゼルダやマリオの影になりがちなんだよな。

■50歳になって強制的に退職させられるまで、会社にいるんだろうなあ、彼ら。

■↑え?宮本って50過ぎてるよ。

■↑あれ、そうだな。思うに、彼は国の法律の例外なんだよ。日本でちょっとだけ暮らしてたことあるけど、そのとき即席で覚えた日本の法律の1つなんだよな。トヨタ、任天堂、どんな企業も50歳で辞めないとだめなんだ。たぶん、宮本さんはこの規則を無視してるんだよ。

■20年働いて、シニアの開発者って理に適った通りに呼ばれるよりは、若い開発者って見てもらいたいもんだね。

■↑わお……そういう見方もあるのか。キミは、地平線に向かって、声をかぎりに、若いんだ!って叫んだらいいよ。

■その会社で新人でもやっぱりシニアなの?

■↑20年も経験があったら、たぶんな。

■他の会社も、任天堂のやり方でゲームを作り続けないと。そうすれば、従業員はずっといれるし、社も従業員を抱えていけるんだから。

■宮本が言いたいのは、何十年もの間、従業員の解雇も、部署の縮小もしなくて済む日本企業だってことだろ。そこがユニークだってこと。だって、日本だと、会社に入ったら、一生働くのは普通だもん。

■日本っていうクレイジーな国に足を踏み入れたら、わかるさ。ビジネスって話になると、日本人は他とは違う野獣だ。前に、会社で働くってことが、日本では一番優先されることだって記事読んだよ。

■任天堂ってディズニーみたいなもんだろ。お金をもらえるのに、どうして辞める?やらなきゃいけないのは、魂を売り渡すことだけ。そうすりゃ、お金が雨のように降ってくる。

■↑任天堂がディズニーみたいだとは思わないね。任天堂はまだ、広い湿地を掘り返して、そこにアミューズメントパークを作って、街を作って、その門の内側はディズニー関連以外のものは存在することを許さないなんてやってないだろ。

仕事って意味でも、任天堂は魂を売り渡せとは言わないと思うね。ディズニーは確かにそうやる。ディズニーの実務研修って知ってる?あれを楽しんでやってた友達は一人しかいないよ。まあ、企業だからな……。

■確かに任天堂には問題がある。新しい血が必要だよ。

■↑任天堂の社員がどんな暮らしか知ってるのか?どれだけ任天堂のゲーム機が売れてるかわかってるのか?問題?どこにあるんだ、そんなもん。……

■確かにユニークだよな。任天堂は自社のことに気を遣うし、それは魅力的なことだと思う。

■任天堂ソフトウェア・テクノロジー(訳注:米国ワシントンに本社を置く任天堂の100%子会社)で働いてる友達が2人いる。どっちもハッピーだって。もう10年以上いるよ。これって日本人だけの話じゃないよ。たぶん、企業文化全体に関わることだよ。



…任天堂。勤められるものなら、勤めたいもんでございます。老後のアルバイトでお掃除のおばさんもいいかなあ…。そこここの会話を小耳に挟んで、あのゲームの続編でるのかーとか一人でにやにやするのも面白そうでございます。



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posted by gyanko at 18:00 | Comment(95) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月04日

海外ゲーマーが議論する - 日本人が外国人嫌いって本当?-

本日のトピックはこちらから。

煽りもなく、なかなか真面目なスレッドになっていたので、内容が重なっているものや一言レスを省いて、全体の6〜7割ほどをお送りいたします。
毎度のことながら、返信があまりに遠いものは順番を入れ替えてあります。

長いので茶でも飲みつつどうぞ。

日本人って、正確にはどのぐらい外国人嫌いなの?

日本人が一般に外国人をどう扱うのかってことにいつも興味をもってる。っていうのは、日本って均一社会だし、同質を維持しようっていう意識があるように思うんだ。

ガイジンを蔑視するのは大多数が古い世代だってことは理解してるけど(僕の親戚が70年代初期に日本に住んでて、人種差別絡みのトラブルがあったんだ)、ここや他のフォーラムを読んでると、ガイジンは間抜けなやつらみたいに思われてて、過剰にお世話してもらってる感じだよね。

日本には、もっと極端な外国人嫌いや人種差別があるのかな?

■アメリカ人に対しては、原爆並みにものすごくうらやましいって思ってる。

■自分では行ったことないけど、ネットではみんな良い感じに思うなあ……。彼らが他文化を恐れてるような印象は受けないね。

■↑恐れてるんじゃない。許容してるんだよ。たとえば、黒人みたいに振舞うとか、そういうことをしない限りは許してくれる。

■↑日本人って黒人、好きじゃないの?彼ら、マイケル・ジャクソン大好きじゃん!彼は、前は黒人だったろ!

■↑黒人が好きじゃないわけじゃないって。ただ、オレ的には、あまりにも無知だし、ステロタイプすぎるんだよ。韓国も同様。

それと、マイケル・ジャクソンは白人の女だろ。

↓こういうの見ると、チキショー、日本めーーー!!!!!って思うよ。

black.jpg

■日本が黒人をステロタイプ化してるって?ないだろ。

■↑こういうコメントを見ると、前にAnimeNewsNetworkのフォーラムで、日本のアニメの黒人はネガティブな描かれ方してないか?ってオレが疑問を呈したときのことを思い出す。みんな、「は?」だった。

日本はいつか行きたいってずっと思ってる。でも、心配にもなる。オレって5フィート8インチ(訳注:約174センチ)、68キロの目立つ黒人なんだ。下半身関係のジョークなんか言われた日にゃ、オレの中の未開人が暴れ出すことになるわ。

日本で褒められてる民族ってどんなの?

■ロシア語が第一言語なら、アメリカ人のまねをするか、自分をカナダ人と思ってもらうか、ポーランド人だと言うかだな。日本は、他の先進工業国の国々に比べれば、平等の関する法律はかなり酷くて、客を差別する店のオーナーにも普通は何もしないんだよね。

有道出人のサイト

■↑こいつ、マッサージパーラーのバックルームに入れてくれなかったからって、怒ってるだけじゃねえか。

■↑でも、彼らってキュートだよ。……玩具みたいな外見のあんな人たちが、どうしてそんな意地悪ができるっていうの?

■↑日本人以外お断りの看板かよ(笑。

■↑そう。KKKの会合に参加してやるとか、考えないようにね。

■聞いた話だけど、日本人は東欧、米国、黒人や韓国人がマジで嫌いらしい。その逆に好きなのが、ドイツ人、カナダ人、フランス人。くだらないおしゃべりがソースの話じゃあるけど、よく聞く話なんだよな。

■↑そうか。それって、国籍の話?それとも民族?
僕はカナダ人なんだけど、アジア人でもあるんだよ(完全に肌は白だけど)。だから、僕に意地悪をするとなると、彼ら、混乱するんじゃないかな。

どうして、彼らは韓国人が嫌いなの?隣国の人じゃないの。それでもって、どうしてカナダ人はアメリカ人より高い扱いなの?日本人ってアメリカに執着してるもんだとばっかり思ってたわ……。

■↑何を言ってんだ、お前は?日本人と韓国人には長く絶え間なく続いてきた、ライバルとして、時に敵としての歴史があるんだ。数世紀にわたって何度か戦いもしたし、特に韓国では、20世紀の50年におよぶ日本の残虐な占領が年配の人たちの記憶にこびりついてる。

カナダ人がどこに行ってもアメリカ人より高い扱いを受けるのは、単純にカナダが他国の政治に介入しないからだよ。しかも、協調性があって礼儀正しいっていう評判もある。基本的に、馬鹿みたいなことはしないし、アメリカ人に多い喧嘩腰の態度もとらないからね。

日本とアメリカの文化ってことじゃ、ラッパーのトゥパック・シャクールやフィフティセントをあがめるような白人の子どもたちの影響もいくらかあるんじゃないかな。本物の黒人にまとわりつくってのは、見てて気分の良いもんじゃないが。

■↑日本は昔、朝鮮に損害を与えたことがあるんだよ。そのせいで、朝鮮人による日本人の誘拐がたくさんあった。第一次世界大戦前〜第二次世界大戦までの帝国主義の時代を調べてみるといい、おっかないぜ。

もう1つの理由は、日本は北朝鮮の爆弾使用の脅威にさらされてること。日本が北朝鮮の潜在的な最初の攻撃目標なんだ。でも、日本はといえば、基本的に軍備を使うことには反対してる国。

黒人のことに関してはわからない。無知ってことも聞いたことはあるけど、たぶん文化的なことじゃないのか。日本人の友達はいっぱいいるが、ある人から、アジア文化圏では黒人を悪魔と見なすところもあるって聞いたことはある。オレの妹によれば、韓国でそういう教えがされてたって。

■↑隣国の人じゃないの、だと?
じゃあ、なんでフランス人はドイツ人を嫌う?彼らだって隣国同士じゃないかよ。パキスタンとインドもそう。イスラエルとレバノン、エジプト、中東の国々もそう。イラクとイランもだな。歴史の本を開いてみろって。

■↑よくもまあ、発展途上国の名前ばっかりそんなに挙げられるね。まあ、そこが良い指摘になってるけど。

■↑フランスとドイツは発展途上国か?

■↑え?フランスとドイツの関係は実際にはすごく良好だよ。その他の、キミが挙げたような国同士とは絶対に比べられるものじゃない。

■↑うん、今は良好だよね。

■↑ホントはどう思ってんだよ、言ってみろよ。

■ってことは、いずれ日本に行くとしたら、フランス系カナダ人のオレは完璧ってことだよな?

■僕の父親(オレと同じインド人)は何度か日本に行ったことがあるんだ。で、戻ってくるたびに同じ話をする。入れないバーがあること(Japanese Onlyの看板は本当だよ)、挨拶するときの冷たい反応。日本にも、日本の文化にも興味があるんだ。でも、いつか日本に行ったとき、そういうことが自分の身にも起こるのかと思うとなんか怖いんだ。

■僕は日本に住んでるインド人。まだそんなに事情通ってわけじゃないけど、少し日本語が話せるだけでぜんぜんちがうよ。彼らの文化に溶け込めば、日本人はほとんどすぐに好意をもってくれるから。

それから、日本人の友達と行動をともにすると、とても助けられる。彼らなしでも、受け入れてもらえたとは思うけどね。

■こないだオレが日本に行ったときは、日本はまだ韓国ブームだったと思うけどなあ(宣伝に韓国人が出てたり、韓国の雑誌があったりっていう)。韓国の旅行者にもたくさん出くわしたけど、あからさまな敵意はなさそうだったよ。

Japanesse Onlyの看板に関して言えば、オレは一度も見たことがないね。オレはいつも中〜大規模の都市にしか行かないから、そういうのって田舎のものなのかも。

追記:出人のサイトみたら、大阪だったよ。なんとまあ。

■髪を黒く染めて目を細めてから、行くしかないな、日本には。

■子どもや孫が同じ民族以外と結婚するとなったときに、親たちがどう反応するか。これで、その民族の平均的な許容度が計れる。

自分の人生経験から言えば、ほとんどのアジアの民族は、その点においては、もっとも外国人嫌いな反応になりがち。良い特質じゃないけど、どんな民族にも妙な問題点はあるもんだし、もちろん、こういう民族だってすべての人がそんな態度をとるってわけじゃないしね。

■外国人として日本に住むっていうのは、友達の家のお客ってことだよ。すごく良くしてもらえるし、友達もその家族も、キミに対してとても丁寧に礼儀正しく相手をしてくれるだろ。彼らの周りでは、好きなように行動できるだろうしね。

でも、どれほどキミが好かれていようと、どれほど役に立つ人であろうと、キミが真に、その友達の家族の一員になることはできないんだ。友人の家の中には、彼らが覗き込んでほしくないと思ってる部屋があるのさ。
…たとえば、寝室、クローゼット。それは彼がキミを嫌いだからじゃない。ただ、単にキミの存在が彼らにとってなじめず、快適じゃないってだけなんだ。30年間つきあってる友達にだって、こういうケースはあるだろ。

日本に住みたいなら、このことを理解して、うまく対応するのが大切なんだ。数ヶ月、東京に住んでるうちに、「なんだよ、みんな、なんの話してんの、わかんないよ」って思うようになるやつはたくさんいる。自分が無防備で誰にも守ってもらえてない気持ちになって、そのときから酷いホームシックが始まるんだよ。

黒人に関しては、……そうだな、80年代に入って、アジア中に民族風刺のようなものがかなり広まったってことを理解すべき。これは単純に、誰も「そういうのはよくない」って彼らに言わなかったからなんだけどね。

たとえば、中国の歯磨きで一番売れてるブランドは「Darkie」(訳注:18世紀の、黒人を意味する侮蔑的な言葉)。トップハットをかぶった、笑える感じの黒人の絵がデザインされてる。これは1985年にコルゲート(訳注:米国の歯磨きブランド)に買収されるまで続いた。買収されてからは、「Darlie」になったけど、…中国名のほうは文字通り黒人を意味する言葉で、なにも変わってないんだよね。

■彼らは褐色系の肌の人たちが好きじゃないんだろ、確実に。オレは絶対に日本には行かない。オレたちの中に、不細工なやつはだいぶ少ないってのに。ファッキ○、ジャップめ。オレはお前らの製品は買うぞ、でもお前らの態度は好きになれん。

■僕の上司(黒人)が日本に行ったとき、ある人と握手をしたら、その男が自分の手を見て黒いのがついてないか確かめたんだ。
それとさ、日本人ってアメリカ人は好きだと思ってたんだけど?何回も、聞いたよ、日本の女の人はブロンドで目の青いアメリカ人を夢見てるってさ。

■↑オレ、日本に行くわ。

■↑……はあ…オレは行かない。でも、待てよ、ボブ・サップって日本人はどう思ってんの?

■宇宙人と遭遇してしまった場合、自分がどんなに困るかちょっと想像してみろよ。……服を着てるとか、トイレに行くとか、男女に分かれてるとか、そんなことで相手はこっちを見下げてくるんだぞ。……

■僕の日本人の友達がいつも言うけど、女の子にモテルと思うよ、平均的な白人ならって。どういう意味なのかな?本当のこと?それとも騙されてる?

■↑キミが6フィート3インチ(訳注:190センチ)あって、女の子が駆け込んできていっしょに写真をとりたいと思うような男を目指すならだ、彼女らはキミと背比べをして、感動してくれるよ。
人物1:おー、でっかいカイジーーーン!
人物2:ハイ!

■↑お前、日本に行ったことあるの?オレは黒人だ。でも、リスペクトって意味じゃ、米国よりよほど良い扱いを受けてるよ。…こういうことは自分の行動次第なんだよ。日本語を話す努力もせず、彼らの文化も理解しようとしないんじゃ、好かれるわけがない。…日本政府はかなり外国嫌いだが、日本人はそれほどでもないよ。

■わお。オレの兄貴は6フィート10インチ(訳注:約208センチ)、オレは6フィート5インチ(訳注:約195センチ)。これじゃ、ちょっと飛び出るなあ。

本当に背の高いガイジンだと、写真撮ってくれってくるの?日本にはいずれ行きたいんだけど、それってウザイなあ。

■↑6フィート(訳注:約182センチ)超えたら、簡単に飛び出る。本当に背の高いガイジンに日本人が何人か駆け寄って、写真をいっしょに撮ってたの見たことあるし。でも、そういうことやるのは若い子たちね、普通は。

■私が集めた情報だと、日本人の若者文化では、英国をその歴史が理由で美化してる人が多い。同様に、西欧の若い人たちは日本を美化してる人が多い。

■そうだな。ここ日本にステロタイプは多い。でも、そのステロタイプのほとんどは、第二次世界大戦あたりの、黒人がまだ奴隷で、米国が兵士においては差別をしないって決めたあとも、マッカーサーが黒人を分け隔ててた頃のイメージだろ。

……日本の文化や歴史の主流って意味では、日本の人が変わっていくチャンスはあるなって僕的には思う。彼らはただ単に黒人と出会う機会がなかっただけ。過去、外国人って言ったらほとんどが白人か軍だったろうからね。

……僕は、日本の人たちに、僕たちは君たちが考えてるような人たちじゃないってことをわかってもらうチャンスを作りたいんだ。それが僕の原動力。この使命のために、死ぬまでがんばるよ。

■日本人はヒスパニックはどう思ってるの?

■↑たぶん、黒人と同じように思ってるよ。そんなに酷くはないだろうけど。

■↑なんだよ、チキショー…。

■↑キミはこれを覚えておく必要がある。日本は最近、南アメリカからたくさんの移民を受け入れている。特にペルー、ブラジル。で、その中に、人の注目を浴びるような犯罪に関わっていた人たちがいる(ペルーからの不法移民が少女を殺して、死体をダンボール箱に捨てたとかね…)。メディアはこういうことを煽るし、日本人はヒスパニックを以前よりもっともっと怪しむようになってるよ。

■↑それはないと思う。日本はブラジルやペルーとは強い絆をもってる。たとえば、フジモリ。サンパウロには、日本国外では最大数の日本人が住んでるし。

実際、日本でもブラジルのラジオ局、Transamericaを聴ける都市がいくつかあるんだよ。名古屋なら76.5fm。

■↑それってどうして?前に聞いたことがあって、不思議だったんだよね。

■↑第二次世界大戦が終わった後、たくさんの日本人が逃れた。戦争で強制退去になった人、財産のすべてを没収されて米国から出国した人、……ここでは第二言語は日本語なんだよ。

■↑戦前戦後の日本について本を読まないとだめだな、これは。たぶん興味深いものがたくさんあるだろうから。

■↑日本にブラジル人がかなり多いのもそれが理由?少なくともオレが住んでるところはそうなんだけど。

■黒人関連では、日本はだめだな。日本の大学で学ぶプログラムに参加しようと思ってたんだけど、これってマジでヤバイかな?

■↑1962年(訳注:公民権運動真っ只中)のアラバマ州のセルマほど酷くないのは確か。

■日本人は他のアジア人は好きじゃないよ。なんていうか、ブリティッシュが自分たちのことを欧州のキングって思ってるとか、アメリカ人がアメリカ大陸の領主って自分たちを思ってるとか、そういうのと似た感じ。

■しばらく前に日本から米国に戻ってきた友達がいるんだけどさ。彼女が言うには、ノルウェー出身の黒人が日本で店を開こうとしたらしいんだけど、結局、本国に戻ることになりそうだって。日本人は黒人の外国人が嫌いなんだって。

ところでさ、日本人の平均身長ってどのぐらいなの?英語圏の計量単位でお願い。

■↑背が低いのが日本人の代表とは言えないかな。僕はプエルトリコ出身だけど、そんなに大きくはないよ、みんな。……日本男性の平均身長は、5フィート11インチ(訳注:約174センチ)とかそのへんじゃないかな。

■↑チェックしたぞ。男性が5フィート5インチ(訳注:約165センチ)、女性が5フィート(訳注:152センチ)。152センチって!

■↑こっちが正しそう。日本の男性が5フィート11インチあるなんて聞いたことないもん。

■↑僕のところの生徒は、僕より高いのもいるよ。平均身長は、田舎に住んでる人や古い世代の人々も含まれるからそうなっちゃうんだ。平均的な日本の若い男性なら、5フィート5インチ以上はあるよ。
それと、僕はヒスパニックだけど、肌が白くてブロンドだから、あんまり問題はないね。

■↑キミの目撃談に疑問ははさまない。でも、どこをキミが歩いていたかは疑問に思うね。

2、3年前日本に行ったとき、オレは高くそびえたつ塔だった。会う人はみんな僕の肩までしかない。確かに、僕は6フィート6インチ(訳注:198センチ)だ。でも、僕が言いたいのは、僕が背が高いってことじゃないんだ。東京でも、他の繁華街でも、僕の肩から上が群集から飛び出てたってこと。僕の家族は人ごみではぐれると、僕を灯台扱いした。人ごみから飛び出てるから、すぐわかるんだよ。

■↑日本で歩いてたら、キミはもうモンスターと言っていい存在だったろうな(笑。
日本の女の子は小さい子が多いね。でも、男の子の平均はオレと大差なかった。

■↑なあ、日本人って、背の高い人をゴジラって呼ぶって聞いたんだが。

■↑聞いたことないなあ(笑。なんでウルトラマンじゃないわけ?

■オレ、5フィート5インチだけど、自分のこと大きいなって思えるよ。これが英国に戻ると、90%は人に踏んづけられそうになってるからね。

■↑それは妙な話だな。オレが東京に去年行って地下鉄に乗ったときは、さほどフランスの地下鉄に乗ってるときと身長の差は感じなかったが。オレは6フィート4インチ(訳注:約193センチ)ぐらい。むしろ身長が高い人が多くて驚いたよ。もちろん、一般的に大多数は低い。でも、自分が奇形なんだみたいな感じは抱かなかった。

それと、日本と韓国の関係をフランスとドイツに比するのは、……やめてくれ。フランスとドイツには面倒な感情はない。少なくとも、40歳以下の最近の世代には。オレのおばあちゃんは1年ほどドイツのダッハウに住んでたし、お母さんは第二言語としてドイツ語を習ってて旅行もしてる。

■↑2週間、日本に行ってた。オレは6フィート。でも、東京にいると自分が背が高いとは感じないね、それは確か。福岡の飯塚っていう小都市に行ったときは、ちょい高いかなって思ったけど。
みんな良い人たちで、助けてもらったよ。みんな一生懸命英語で会話しようとしてくれた。

オレの兄弟が3年、日本に住んでたんだよね。彼の生徒にすごく裕福なカップルがいて、奥さんは日本生まれだけど、彼女のお母さんが韓国人。彼女も韓国国籍で、これからも変えないってさ。

■アジア人が日本人になるっていう考えは、かなり普通じゃないんだよ。……彼女のお父さんは韓国人じゃないの?それは知らない?っていうのはさ、日本では、片親が韓国人や中国人で、もう片方が日本人だと、父親がたの国籍になる。西欧の結婚とはルールがちがうんだ。

あと、日本が黒人を嫌いだって言ってるやつ。くだらねえこと言ってんなって。ずっとこれについては研究してるから、十分に情報が集まったら本を書きたいぐらい。多くの憐れな日本人が黒人文化に入れ込んでるよ。ほとんどが音楽。ジャズやブルースね。第二次世界大戦以後、これは日本では大きな流れ。今はラップだな。

これと大正時代が、オレの研究課題。黒人は日本では妙に持ち上げられてるよ。アメリカ人のステロタイプを信じ込んでる人たちもいれば、本当に黒人をあがめてる人たちもいる。でも、彼らの大半は実際のところ、黒人について何も知らない。だから、彼らの心を変えるのは簡単なことなんだ。

■韓国についてなら、日本人から聞いたんだけど、韓国人は一般に日本や日本人は毛嫌いする。日本人は韓国が大好きな人が多い。韓国文化ね。特にテレビ番組。

■↑韓国のポップスやドラマは日本じゃ人気あるけど、韓国でも日本のポップスやドラマは人気あるよ。…韓国のポップスってJPOPをまねたものだし、JPOPはアメリカのトップ40をまねしたもの。ま、実際いろいろ混沌としてんだよね。

■>背が低いのが日本人の代表とは言えないよね。
少なくとも男はね。オレ的には、女性が小さいのは許せる。

■↑背の低い女の子大好き!日本!オレは行くよ!

■日本人にしたら、オレたちはみんな同じに見えてるよな。

■人種差別についてなら、いくつか自分と自分の義理の兄の経験を話せるよ。実際、日本にいてなにか問題が起こったことって一度もなかったんだ。東京から離れるほど、たまに年寄りの人からじろじろ見られるぐらいはあったけど、それってたいして大きな問題じゃなかったし。

僕が出会ってつきあった人はみんなとてもフレンドリーだったし、駅で僕が困ったふうにしてると、近づいてきて助けてくれる人だっていた。僕は日本語は話せないんだけど、ちゃんといくつか基本的な言葉は覚えてたんだ。特に、感謝の言葉。これが役立ったのかもしれない。

それから、僕の身長は6フィート6インチ(訳注:約198センチ)ある。このおかげで、それまでの人生で一番、みんなに興味をもたれたね。これは利点。僕にとっては最高の判断基準にもなった。年取った人たちは警戒してたみたいだけど、普通の人たち(特に小さい子ども)はいつだってフレンドリー。10代の若い子たちは一般に反社会的だったけど、これは(僕に限らず)誰にでもそうだからね。

今は、日本へは大概、旅行で行ってる。あまり混雑してないところ、埼玉なんかに行くね。問題には一度も出くわしてないよ。

僕の義兄も、日本に数年住んでたけど僕とはちがう体験をしてた。義兄はオーストラリア人(だから、理由のある反米的な扱いは受けない)。日本で英語を教えてたんだけど、同僚には、英国、ニュージーランド、カナダ、スコットランド、米国といろんな国の人たちがたくさんいた。

人に何かを教えるっていう、こういう環境だと、彼みたいなネイティブの英語圏の人間は、日本人の教師だったら受けないような尊敬を受けるっていう問題に出くわす。生徒からだけじゃなく、経営側からもね。気づいてる人もいるかもしれないけど、日本人って中学校の授業でちゃんと話を聞いてない人が多いんだよ。

こういうこと以外は、彼はうまくやってたみたいだ。でも、その後、彼は日本人の女性と結婚して、子どもが生まれた。日本人の女の子といっしょに人前に出ると、特に子どもができてからは、扱いは芳しくなくなったんだ。彼はものの数ヶ月で、人や社会と愛情をもってつきあうことをやめてしまった。

みんなが彼によくしてくれてたのは、彼が日本人の子どもを抱っこするようになる前までだったってことね。彼が電車で子どもを抱っこしていたりすると、みんな怪しむように見るんだよ。こういうことって女性の仕事だと思われてるから、手伝ってる彼が変な人に映るんだろうな。

Japanese Onlyの看板に関してはあんまり見たことないなあ。僕の考えだけど、そういうのって消えつつあるんじゃないの。会員制クラブと似たような意味でしょ。
それに、日本国外の人たち対象ってことは、アジア人も、国外で育った日本人の人たちも含まれてるわけで。僕の妻の親友の兄弟はオーストラリアで育って日本に戻ってきたけど、こういうクラブだと問題になっちゃうよ。

■↑僕のガールフレンドにああいう看板見せたら、ちょっとショックを受けてた。でも、それって言葉を話せるかどうかってことが大きく関係してるってことで納得はしてたよ。話を聞けなかったり、ちがう言語で言い争ったりしてクラブに面倒を起こすと、他の客がこなくなるから、そういう客を扱うはめにはなりたくないってのがほとんどなんだろう。

僕が知ってることは、ほとんどのアジア人は、面倒が起こると、そっちを見て怖がる。で、二度と来ない。そのへんにいるような普通の西欧人はっていうと、1) 起こっている問題を無視して一瞥もしないか、2) けしかけて、一部始終を見学、3) ことに最後まで介入するか、だもんな。

日本人は、言い争いでは全体的に受身なんだろう。…まあ、僕の推測だけど。

■黒人差別って、日本には根付いてないよ。ぜんぜん。ラテン・アメリカ、中東、東アジアは、信じても信じなくてもいいけど、差別問題に関してはベストの状態なんだよ。日本のことは心配すんな。ここ25年間で、今の4分の1ぐらいになってくだろう。今は移行期だな。

■↑どこがベストだって?オレは日本が一番いいよ。……本国にいたときより良い扱いを受けてる。黒人のアメリカ人たちもかなり酷い扱いだけど、……アフリカ人なんてことになったら、どこに行くにもある程度の差別がある。

……日本は、オレが行った国の中で、そこそこまともな扱いってことじゃ最高の国だ。……日本人が差別をするときは、少なくとも、キミの立ち位置が問題なんだよ。
オレね、白人が、日本でガイジンだってことで家を借りられないときとか、オレに「黒人の気持ちがわかったよ!」って言うのが大好きなんだよね。アハハ。

■ブラックエース(訳注:『流星のロックマン』)がオレの希望の星だ。


↓ブラックエース

blackace.jpg

■↑黒人でありさえすれば、日本の女の子をつきあえるかもって?そんなのはハーゲンダッツといっしょ。かなり過大評価されてる。

学校でアジアからきた女の子に話かけたことがある。彼女たち言ってたよ。ガールフレンドができないから、自分たちを追いかける連中がいるってさ。彼女たちはそういうやつらは避けるようにしてるって。

■ブラックエースがケーススタディだとか考えてるなら、そんな事実は、ちょっとしたポリアンナ的(訳注:逆境の中でいいこと、いいところを探していく楽観的な態度)体験でもすれば、否定されることになるって。日本に行ったら、キミの希望はが打ち砕かれる覚悟はしておくんだな。

日本は99.5%が同質な社会。実際問題、マイノリティはゴミ同然に扱われる。三菱のインド人従業員を見ろ。彼らの文化は、グループ思考の保守主義にどっぷりだ。これは、配慮に欠ける、圧制的な政府が先導している。彼らの政府は、微妙な問題に関して、周囲の国とどう外交していくかもわかってないんだから。第二次世界大戦の賠償もそうだし、国のトップが靖国神社に参るのもそう。

黒人を採用するなんて、彼らの優先事項には入ってない。…特に、アジアでは酷い人種差別が蔓延してるし、どんどんあからさまになってるよ。

■↑否定もなにもない。そんなのは一例に過ぎない。僕は日本に住む黒人を数人知ってるから、このスレッドで影響されて、心配したり、希望をもったりはしない。

日本にも人種差別はあるだろうね、そりゃ。どこにだってあるものだもん。でも、黒人は一般的に許容されないってのは、まったくもって真実じゃない。そんなもん、人の後ろを歩いて、尻尾を探す人がいるってほうが、まだしもありえる普通の経験だわ。

■↑人種差別はどこにでもある。アメリカの黒人のほとんどが受けているし、これはもうどうしようもない。でも、僕にとっても、日本に引っ越してきた多くのほかの黒人にとっても、ここはアメリカよりマシなんだよ。これがどれだけ意味があることか、理解しろよ。



このスレッドを読みながら、アート・ブレイキーの話を思い出しました。
アート・ブレイキーは米国出身のジャズドラマー。親日家として知られ、演奏曲の中には日本をテーマとする曲もあります。Wikipediaによれば、

「「オレは黒人だぞ。一緒に写真に収まってもいいのか?」初来日時に、ファンから記念写真をせがまれた彼の率直なリアクションである。また東京での公演が TBS系列でラジオ中継されると聞かされて、彼を始めジャズメッセンジャーズのメンバーは大いに奮起し、この初来日時の感激が親日家アート・ブレイキーを生んだと伝えられている。

帰国を前に、彼は「私は今まで世界を旅してきたが、日本ほど私の心に強い印象を残してくれた国はない。それは演奏を聴く態度は勿論、何よりも嬉しいのは、アフリカを除いて、世界中で日本だけが我々を人間として歓迎してくれたことだ。人間として! ヒューマンビーイングとして!」とも述べている。」



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posted by gyanko at 18:00 | Comment(565) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月02日

海外の反応 - 『聖☆おにいさん』は海外でも大丈夫? -

本日は、『聖☆おにいさん』のトピックを海外サイトからいくつか拾ってまいりました。

聖☆おにいさん(1) (モーニングKC) 聖☆おにいさん (2) (モーニングKC) 聖☆おにいさん(3) (モーニングKC) 聖☆おにいさん(4) (モーニングKC)

『聖☆おにいさん』は、ご存知の通り、現在、モーニング2で連載中の中村光のギャグマンガでございます。ブッダとイエスが下界のバカンスを満喫しようと、東京、立川の安アパートに暮らすという日常コメディ(Wikipedia)。

イエスは、「ロン毛、髭面で、頭に茨の冠を着けた青年。ジョニー・デップに似ていると言われることがあり、本人も意識している。基本的にノリの良い性格で、やや天然ボケのところもある。基本的にブッダを引っ張っていくタイプだが、その浪費的な性格でしばしばブッダを怒らせている」。

ブッダは、「螺髪、額の白毫、長い耳たぶが特徴的な青年。お調子者のイエスとは対照的に、大人しく温厚な性格。しかし、後述する倹約家ゆえにイエスが無駄遣いをしたりすると、途端に声が堅くなり、過剰な敬語で話すようになる。家事全般が得意」。


まずは、こちらから。

日本:『聖☆おにいさん』、地上に降りたイエスとブッダ

ある日、イエスとブッダが地上に降りて、休暇を楽しもうなんてことになったらどう思う?彼らが西東京の立川の安アパートで同居したなんてことになったら?

日本の若いマンガ家、中村光が『聖☆おにいさん』(直訳するとSaint Young Men)で思いついたアイディアがそれだ。このマンガは月刊モーニング2に2007年から連載されているが、2008年に単行本1〜2巻が発行され、数ヶ月でヒット作となった。

中村の熱心なファンのブログを見ると、宗教要素を使ったギャグというユーモア・センスが高く評価されているが、こうしたユーモアが大変考え抜かれて作られていることを指摘するブロガーも多い。(以下、日本のブロガーの声が日本語とともに英訳されて紹介されています。こちらからどうぞ)。

とはいえ、不運なことに、『聖☆おにいさん』を認める批評に賛同せず、この気楽さを評価しない読者もいる。
また、2人の宗教上の聖人をパロディ化したこのマンガを、日本特有の古来からの宗教的混合主義のなせるわざと考えるブロガーもいる。●


この記事にはコメントがいくつかついておりました。

■なんて面白いの。たぶんそのうち、ガネーシャ(訳注:インドの象頭の神)もルームメイトになるんじゃない?このマンガ、どこかオンラインで読めるところあるかしら?

■アイディアが好きだなあ。

■この記事を読んでからすぐ、このマンガを読み始めたよ。こんなマンガが存在することすら知らなかった。

ブッダとイエスの描写が笑えたし、興味深かったね。特に、ブッダとイエスが地上に降りて、首都東京でいっしょに生活を体験するっていうテーマが好き。

こんな興味深くて、笑えて、奇妙で、ある意味、深く、深遠でもある、こんなマンガを考え付けるのは、日本人だけだろうって強く思う。自分たちの文化に取り入れようと興味をもったら、なんでもどんなものでも吸収できるっていう、日本人の調和的で融合的な文化のおかげだ。

素晴らしいエンターテイメントだけど、宗教的な考えに対する良い視点ももってるかもしれない。
2つの世界的宗教の創始者を友達、相棒として描いたっていうのがグレートだし、異なる宗教の間にナイスで平和的な関係が見えるのも個人的には大好きなところ。

でも、仏教とキリスト教はいろんな部分で似てるんだよ。特に、平和や尊敬、モラルや価値観、愛、思いやりの教えってところではね。

4巻まで読んだ。次の章を期待しつつ楽しみにしてる。

■(訳注:元記事の、神社と寺院の区別がついていないと指摘する日本人ブロガーのコメントに対して)著者も編集も、神道と仏教の区別はちゃんとつけてると思うけどなあ。たとえば、1巻の最終章、ブッダが自分は神社の神様とはちがうって言うところとか。

このブロガーは、著者が仏教と神道をごっちゃにしてるって批評してるけど、日本の宗教について教わっていないんじゃないかと思う。たぶん、2巻の寺に絵馬やおみくじがあるから、寺院(Jiinと書かれていましたが、たぶんJinja(神社)の間違いかと)みたいだって感じたんだろうけど。
こういうのは確かに神道っぽいけど、日本の寺にも一般的にあるものだよ。
日本の神道と仏教が長い歴史の間に融合してきた、その結果だよね。
こういう知ったかぶりのコメントを取り上げるのは好きじゃないなあ。


最後のコメントは日本人のかたかなと思ったのですが、神社と寺院を取り違えてるあたり、そうではないのかなとも思ったり。


次はこちらから。
記事は、マンガの設定紹介の後に、以下のレビューを載せています。

このマンガには、誰にでも笑えて楽しめるギャグとジョークが詰まっている一方で、とても哲学的で、深い社会批判がある。評価しない人ももちろんいるが、そうした人たちは現代日本社会の一般大衆というより、オーソドックスな宗教信者だろう。

伝統から環境にいたるまで、現代の生活のあらゆる面を扱って、このマンガは人気を得た。この地上の5大宗教によるモラル、試練、諸問題への独善的な通常のアプローチとは対照的な、魅力的でユーモラスな方法で、だ。

『聖☆おにいさん』は、さまざまな文化や行事を取り入れるという日本の宗教へのアプローチを反映しているように思える。狂信的になることも過激になることもなく、また、新しい教義や信仰に作り変えることもなく、常に自国の文化や信条を変形させつづけ、そのときどきの時代や現実に順応してきた日本という国のアプローチなのだ。
独善や狂信を生まずに、知的に成長し、精神的に自由でいられるという、素晴らしい才能である。

この物語では、ブッダはより実際的でお金にちゃんとしている一方で、イエスは直情的で、二人のお金をすぐに使ってしまう。ブッダはじっくり考えるが、イエスは明日のことはさして心配せず、そのときどきを生きているようだ。この二人のつきあい、社会との関わりかたは、魅力的でひらめきに満ちてる。

教義上の狂信者にも、学校の生徒にも、私は必読本としてこの本を薦めたい。●


この記事のコメントは14件。いくつかかいつまんでご紹介。

■ルーマニア語にも翻訳してほしい。素晴らしい本であり、コミックブック。翻訳する価値があるだろうと思う。現時点で、そういうプランがあるのかどうかわからないけど。

■これは素晴らしいアイディア!! 英語訳が出たら、買うよ。僕はいつも、自分の人生に対してスピリチュアルなものは感じているんだけど、「組織立った」宗教の考え方には賛同できない理由があるんだ。

宗教が、押し出しの強い、尊大な態度をとるのをやめて、罪の意識を感じさせるようにいざなうんじゃなくて楽しい方法で人々と心を通わせようとするのなら、もっと多くの人が賛美するんじゃないかと思うよ。

■この「聖なる本」は、不況の日本の人々をいくらかでも啓発しているんじゃないかと思う。日本は、世界で最も生産力のある国の1つとして、経済を立ち直らせなきゃいけない危機にある。他の国同様、神への信仰がかなり必要とされてて、注目を浴びてるんだよ。

■個人の宗教選択の自由ってのが、現時点でも十分にわけがわからんものになってるからね!そういう意味じゃ、いわば日本に舵をとってもらってるんだな。
数が多いほうが楽しいってのはあるけど、その中のどれだけの宗教が現実的かつ真実なんだろう。
結局のところ、オレたちは同じ空の下生きてるわけで、いずれ宗教は一つの世界企業になってくんじゃないかと思うよ。

■↑現実的な宗教なんてあるのか?聖処女マリアの存在を信じるなんて、論理的かつ科学的視点から見たら、まんま非現実的じゃないの。

信仰は信仰。事実や科学に基づいているわけじゃなくて、信じることに基づいてる。
日本はいつもこの調子。いろんな宗教の中から好きなものを選んで、自分たち流にする。少なくとも、日本人は狂信的ではないし、神や聖母マリアの名のもとに十字軍なんか派遣しないわな。

宗教は常に、企業ビジネスであり、権力を追い求めてる。だから、人々のまわりにはおとぎ話がまといつくし、人々はそれを盲目的に信じるんだよな。

■面白そうな本だ。(米国の)アマゾンを見てみたけど、売ってないね。ただ、オンラインにスキャンレーション(訳注:英訳にしたマンガのスキャン画像)があったよ。英語版で出たら素晴らしいだろうなあ。僕も読みたい。



このサイトでは、スキャンレーションでマンガの一部が紹介されていました。内容的には、海外のかたにも十分に笑えるもののようでした。

■面白すぎ!嘘だろ、おいって感じ。これ、訳さないとだめだよな…?

■ほっぺたが痛くなるぐらい笑ったよ。もし一部でも翻訳してくれるなら、すごく感謝する。

■(このスキャンレーションで)読んだ分から察すると、めちゃめっちゃ笑えそうだな!

■すげえわ、もっと読ませて!

■このマンガ、両親に読ませたい欲求に駆られるよ。翻訳してほしい、絶対に。

■これはこのコミュニティには需要があるよ。イエスとブッタが友達とか!



思ったほど宗教上のタブーを声高に言うコメントはありませんでしたが、マンガファンやアニメファンではない一般的な海外のキリスト教徒のかたがたとなると、……やはり難しいのかもしれません。

実際、『聖☆おにいさん』が文化的な問題で米国ではライセンスされないだろうと予測を立てているところもあり(記事)、こちらのフォーラムでは「■主題が主題だから、このマンガが北米でライセンスされる可能性はとても薄いだろうね。少なくとも、僕はそう思う」という声が上がっていました。


私も『聖☆おにいさん』は気楽に笑って楽しんでおりますが、…よく考えてみると、イエスとブッダが主役のマンガを気楽に笑って読めるというのがやっぱり、日本独特の事象ではございますなあ…。



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posted by gyanko at 00:15 | Comment(218) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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