2010年06月09日

海外ゲーマーの反応 - 誰も任天堂を辞めません。-

本日のトピックは、宮本茂のEDGEのインタビュー記事から。転載先はこちら


誰も任天堂を辞めません、誰も!

任天堂でデザイナーとして働くなんて素敵なこと、そう思っているのなら、……正しいね。

EDGEとのインタビューで、マリオの生みの親、宮本茂はこう語っている。「任天堂について一つ、独特なことを指摘しておかねばなりません。僕はEDA部門の管理を任されているのですが、この部署を辞めていく人はこれまでほとんどいませんでした。任天堂を去る人間はほとんどいないんです、本当に。そういう意味では、任天堂はユニークな会社でしょうね」。

この数十年の間に、どれだけ多くの人々が任天堂にいたろう?「この長い年月の間、僕は常時、500人〜1000人の人たちを管理してきました。でも、ほぼ30年間ずっと僕といっしょに働いてきた人もかなりの数いるんです。任天堂にいる人間にとって、10年とか20年っていうのは珍しいことじゃないんですね。そうして、いまだにそういう人たちが社内では若い開発者だと思われている!任天堂は珍しい会社だと僕は思います」

30年間も会社にいるなんて人が他にいるなら会ってみたいもんだよ。もちろん、長きにわたり、膨大な数の同じ社員を抱えてきた人にもね。●



この記事についたコメントです↓。


■Foxconn(訳注:過酷な労働環境で自殺者が相次いだ中国の企業)みたいな会社もあれば………

■↑茂sanって、下で働くには最高の人なんじゃないかな。そうじゃなかったら、ずっと脅迫して、奴隷のように働かせてるか、どっちかだろ(笑。

■100%大衆の賛意を得てる独裁政権の国みたいな怖さだわ。

■ワオ。お茶の時間には甘いクッキーとミルクが振舞われるんだよ、きっと。

■だから、任天堂は風通しが悪いんだよ!誰も辞めないから!って冗談はさておき、任天堂で働くのはオレのドリーム。マジで。

■オレだって任天堂で働いてたら、たぶん絶対やめないよ。給料さえ良けりゃね。

■↑月180ドル、34時間シフトでも働く?

■↑正味な話、それでも宮本と肩を並べて仕事したい。彼、すっごく面白そうな人だし。

■ゲームボーイの開発者(訳注:横井軍平)が解雇されてることを忘れるなよ。
(訳注:1996年8月15日、長年勤めていた任天堂を退職。「バーチャルボーイの不振の損失の責任を取るために辞任を迫られた」「山内社長のワンマン体制に横井が嫌気が指したため辞任した」という俗説がまかり通っているが、実際はその件と無関係な自主退社である(Wikipedia)。)

■↑彼が円満に去っていけなかったのは悲劇だよな。まあ、バーチャルボーイの件があるからだけど。

■↑最期は良かったと思うが。ワンダースワンを作って、日本でそこそこのヒットを飛ばしたばっかりのところだった。それに、彼は、ベストセラーのゲーム機の1つに名を残した。

■↑山内は横井に去らないでほしいって言ったんだぞ。シギー(訳注:宮本茂)もだ。横井以外の古株はみんな引き止めた。でも、横井は、彼が任天堂に与えたと感じていた汚名のもとに任天堂に残ることができなかったんだ。

■確かに面白いね。…年長を敬うっていう日本人の傾向ってとこが。どうしてなんだろうっていっつも不思議に思ってるんだよな、実際。

■任天堂の社員がどういう待遇を受けてるかってことを如実に語ってるな。良い情報だった。

■犬は大きくなればなるほど、いっしょにいるのにストレスが増すって言うだろ。だから、オレは、任天堂やソニー、マイクロソフトみたい大企業では絶対に働きたくない。むしろ、サードパーティやインディペンデント系だな。

■↑まあ、でも、実際は、そういう大手企業って、働くには素晴らしいところだよ。社員が社員であることにすっごくプライドをもってるからね。

任天堂も絶対そうだと思うけど、マイクロソフト、Google、Pixarみたいな会社は、労働環境がいいんだ。服装を厳しく言われるようなくだらない束縛もないし、休み時間はいつからいつまでみたいな強制もないし。
この夏からマイクロソフトで働くんだ。どういう感じが教えてあげるね。

■任天堂にいようって前向きに思える動機って、任天堂を辞めた人がFoxconnに送り込まれるからじゃないの?(笑

■誰も辞めないってことは、つまり誰も入ってこないってこと?だって、辞めないのに入ってきてたら、任天堂って常に膨張しつづける宇宙みたいになっちゃうじゃん。

宮本はあと10億年は生きるんじゃないかなあ。10億年後もマリオとゼルダを作ってるよ。

■↑聞いたことない?宮本は不死身。事実、任天堂がトランプの会社だった時代からいる人だよ。80年代まではなにもやってなかったけど。

■「デジペン」で調べてみろ。(訳注:任天堂が米国に設立したゲーム開発技術を教える大学。卒業生の95%は任天堂をはじめとするゲーム会社に就職。卒業生を欲しがる企業は多く、卒業前に引き抜かれる学生も多数おり、他の学校の卒業生よりも高い報酬で雇われている(CanadaJournal)。)

■日本のゲーム開発事業は停滞してる。でもって、日本人は年配者を大事にする。ってことは、じいちゃんばあちゃんが衰えてきて死に始めたら、日本のゲーム業界全体が死ぬってことだ。だって、若い人は誰も彼らの仕事を引き継げないんだから。

彼らが若い開発者たちを受け入れ始めるとは思えないよね。何年もずっと年齢差別が続いてる。悪くなってく一方だ。若い人たちを軽視するなんて、歓迎すべきことじゃないだろ。

僕はフィンランドに住んでる。こっちじゃ、18歳にもなってないような人がゲーム開発にいるし、年配の人たち同様に重要視されてるよ。場合によっちゃ、年配の人たちより重視されることもある。

■シギーのために働きたい。絶対、辞めない。

■任天堂で働けるなら、オレの心に秘めてる最高のゲームを提案する。まず、マリオ、それから、一人ぼっちの「クッキングママ」、恨みを抱いてるリンク、生意気なナヴィ、エッチなピーチ、これにソニックっていう名前の執事がつく。

ゲームタイトルは「配管掃除」になるだろう。完璧なまでのすごさ。家族向けなのは言うまでもない。

そんなわけなので、任天堂、とっととオレに就職用の申請書を送ってくれ。

■任天堂のゲーム機がいつも他機種より立ち遅れてて、同じゲームの焼き直しばっかりなのも、これじゃ当たり前だよな。社に現代的な感覚をもたらしてくれるフレッシュな新顔がいないんだもん。

ファンボーイが反撃してくる前に言っておくが、そういうことが任天堂ではうまく働いてるってことなんだろうな。ただ、いろんなことが、ここからわかるってことさ。

■↑HDが嫌いなのもわかるよな。単純に、年寄りには違いがわからないんだよ。任天堂のゲームに声が当てられてないのも、これで説明がつく。彼ら、チャップリンの無声映画の時代の人間なんだよ。

■↑レジー(訳注:レジナルド・フィサメィ。米国任天堂COO)とか、キャミー(キャミー・ダナウェイ。米国任天堂セールス&マーケティング部門上級副社長)はフレッシュな新顔だろ。他にいろいろいなくたって、彼らがいれば十分だと思うね。

■↑DS、Wii、『スーパー マリオギャラクシー』がお前に話がある。

…他機種のどんなものより独創的で想像力に富んでる。(Xbox360にも)『BRAID -ブレイド-』みたいな例外はあるがね。

■人々はやってきては、………去っていかない(笑。

■任天堂の内側って、『夢のチョコレート工場』みたいな感じなんじゃないかって想像した。ちがうのは、従業員がウンパ・ルンパじゃないのと、仕事を楽しんでるってこと。創造性と楽しさだけをはぐくむキノコとスターだけ食べてる。
まあ、実際はゲーム作りってストレスに満ちてるんだろうけど、想像だからね……。

■↑キノコ以外食べないっていう仕事にオレはつきたい!どこで契約できる?

■(おそらく日本のかたから)これには理由があるんだよ。…任天堂の社員は身を粉にして働くっていう評判がある一方で、社が本当にちゃんとその埋め合わせをするんだ。

学生だった頃、任天堂に手紙を送ったことがある。任天堂で働きたいと思ってるってことを書いたんだ(日本の大学生はこういうことをよくやる)。そしたら、とてもとてもスタイリッシュな会社案内を受け取った。そこには、沿革やら社訓、従業員数、本社住所、重役の名前、それと平均給与が載ってた。その金額がどのぐらいかここで口にはできないけど、………僕が聞いたことがある、どんな日本の企業よりすごくすごくすごくすごーく高給だった。

日本の給料システムってボーナスの比重が大きい。年に2回、夏と年末にドカンと支払われる。これは自分の働きいかんによるもので、まあまあ(給料一ヶ月分)から巨額(給料8ヶ月分)までさまざま。任天堂って、日本全部の中で2番目に高いボーナスなんだよ。……日本マクドナルドについで2番目。

■↑凄い話だな。いつぐらいの話?

■↑2007年だったと思う。…DSが日本中で売り切れてて、Wiiが出たばっかりの頃。金がガンガン儲かってた、任天堂再生のピークの頃だね。株価は今の2倍以上だった。

でも、今の給与があの頃よりかなり高くなってるとしても、僕はちょっとも驚かない。

あまり強調はできないことなんだけど、日本で任天堂で働くってことにまつわるステータスとオーラ。これは西欧の考え方に置き換えるのはかなり難しい。…みんなアップルを思い浮かべるかもしれないけど、アップル本社は毎年100人以上の新卒を採用するはず(任天堂もそうだと思われてるだろうけど)。日本人的な目から見たら、100人以上って日本のどんな企業よりかなり多いんだ。

任天堂は伝統的価値観を代表する企業。日本企業としては超象徴的な会社と思われてる。エリート社員だけから構成された超少数精鋭の会社だね。

■↑ここ米国だったらGoogleで働くステータスになぞらえたほうが近いな。「どこで働いてるの?」「Googleだよ」「おぉぉ」。とにかく、ためになる情報をありがとう。

■↑Googleの例えは、日本で任天堂で働く名誉がどれほどのことかってことでは当てはまらないと思う。Googleは確かに、今僕たちの面前で世界中を占拠してる。でも、Googleはとってもとっても新しい会社だろ。Googleが、伝統的なアメリカの労働観念で成功した、アメリカの伝統的な企業と言えるかどうか。

任天堂は120年以上の歴史がある企業であり、日本の伝統的価値観、労働観念によって何世代も生き抜いてきた。おまけに、会社自体も、伝統的な日本文化の中心地って考えられてる場所にある(京都)。

日本人にとって、任天堂は、古いものと新しいものを混ぜ合わせるっていう、日本の創意工夫の完璧な例なんだ。……トヨタやホンダ、そうして間違いなくソニー以上にね。任天堂は、「成功」の日本的定義を具現化してる。世界的な力のある企業なのに、その原点になおぴったりと固執してるんだから。

■↑たぶんキミが言う任天堂に一番近いのは、80年代後半の米国の車会社だろうなあ。フォードとかあのへん。今となっては、どの会社も嫌われてるか、他国に移転してしまったけど。でも、当時は、こういう車会社の工場では、強いプライドと絆があったんだ。どこの家庭でも、親戚に一人は勤めてる人がいたりね。

■日本語が話せないんだけど、……マジで任天堂で働きたいよ。僕の分野はアニメーションとイラスト。米国任天堂でそういう人材が要るのかどうかがわからない。あとはサンタモニカのソニー、ノーティドッグ(訳注:『アンチャーテッド』)、Insomniac(訳注:『ラチェット&クランク』)か。

■印象的な記事だなあ。本当に誰も辞めようって思った人いないのかな。……辞めるときは、人には話さないってだけじゃなくて?

■ゲーム作りの任天堂の哲学が、宮本が辞めたあとに消えてなくならないといいなあって思うよ。純然たるゲーム作りを維持してる任天堂みたいな会社が米国にも必要だと思う。みんながみんなハリウッドをならって、「インタラクティブな映画」みたいなゲームを作ろうってんじゃなくてさ。

■30年?任天堂は1800年代からカード会社としてやってきてる。ゲームってだけでも、1970年代には、もうポン用のコンソールを出してた!

正直言って、任天堂を辞める人がほとんどいないのは、働いてて楽しい場所だからだろ。難儀な状況になって任天堂を辞めたって言ったら、頭に思い浮かぶのは横井軍平だけだ。

■任天堂で昇進の階段を上るのはきっついだろうなあ、絶対。

■↑確かに。その点ではぜんぜん美味しくないよな。

■みんな、これは日本の話なんだってことを理解しないとだめ。職を頻繁に変えるのは好まれない。職歴としては致命傷になることもある。まあ、職を変えるのが怖いってだけで任天堂にいる人がどれだけいるかはわからんけど。

■Wiiが老人ホームであんなに人気があるのはこれか………。

■実際、かなり印象的だよな。ゲーム業界なんて、3、4年で別会社に転職するのが普通だろ。ゴッドファーザー、ミスター宮本の下で働くことが名誉なんだろうと思うね。

■任天堂が何十年もやり方を変えない理由がこれだろうな。今の社員の多くが定年になる、次の10年でどうなるか興味深い。

■↑茂と彼の部下たちには永遠に生きててほしいけど、あと20〜25年で、多くが死んだり、お迎えが来るのに準備したりっていう時代になる。オレが言いたいことわかる?…茂のいない世界。今からそんなことを考えるのは妙だけど、それを考えるとなんか昂ぶるんだ。いや、茂に死んでほしいって思ってるんじゃないよ。死んだりしてほしくない。たださ、マーロン・ブランドだって、エルビスだって死んだ。順当に行けば、次はオレがその空いた場所に行ける番かなって……。

■宮本と働きたくないやつなんかいるのか?オレは宮本が、自分のおじいちゃんより大好き。だって、オレのおじいちゃんは、時代を問わないキャラクターを創造して、何世代にもわたる人々の心をつかんだりしないもん。じいちゃん、怠けものなんだよ。

■わかった。……だから、任天堂は、サードパーティのゲームがクソだっていう事実に反論しようとするんだな。誰も社を去らないんだろ。ソニーやマイクロソフトの社員はサードパーティに移って、彼らのコンソール用のゲームの開発を手伝ったりするのにな。

オレは世界の飢餓は解決できない。でも、これはできる、……任天堂、「ちょっと聞きなさいよ、本当に」(訳注:「」内のみ原文ママ)

■宮本が作った土台を台無しにするようなゲームデザイナーにだけはなりたくない。この人は伝説の人。何十年にもわたって、革新的でありつづけ、かつ現役の数少ない1人。

でも、西欧的な見方からすれば、日本のゲーム会社で働くってのは、シベリアの強制収容所でボルシチを配るよりはちょっとマシな仕事って話だよ(ここ参照)(訳注:近々、ご紹介いたします)。
転職しないのは、つまりそこがまさに日本なんだな!

■この記事には、客観的に言って、日本の労働環境について有用なものはほとんどないね。

任天堂だって他の日本の企業と違いはない。

日本では、ほとんど人が人生で通常、2、3回の転職しかしない。典型的なのは、30歳を超えると、社員としての就職口を得るのは極端に難しくなるってこと。実際、年齢が34歳だからってことで求職を断られた友達が何人かいる。

誰も辞めない大きな理由はこれだろ。選択肢が他にないんだ。任天堂が凄いからじゃない。日本がそういう社会だってことさ。

後付だけど、僕の会社は任天堂ではない。でも、社を去る人たちは30歳以下だけだよ。あとは子どもができたり、結婚したり、年をとって退職に追い込まれたりした人たち。

■↑任天堂は働く場所としてはかなり凄いところなんじゃないかな。働きたい会社ベスト〜にいっつも出てくるぐらいだし。Business Weekの2009年のランキング1位だったしね。

■↑ああいうランキングは、ビジネス的な見地から特化して世界最高企業を選んでると思うよ。社員の満足度じゃなくて。
まあ、でも、任天堂と米国任天堂がまったくちがう経営がなされてても驚きはしないけど。

とにかく、日本のゲーム業界で働くのは、米国のゲーム業界と比べると信じられないぐらいのハードワーク。そういうふうに聞かされてきてるよ。

■カナダのコーエーで働いてたことがある。僕たちを管理してたマネージャーは日本本社の人だった。彼女に言われたのは、やめたいときに辞めるとういわけにはいきませんって。上司に申し出て、退職できるかどうか、そうしてそれはいつなのかを許可を得なきゃだめだって。これがコーエーに限ったことなのかどうかわからないけど、……でも、これが誰も任天堂を辞めない理由の1つかもしれないよ。

■↑日本の大企業はたぶんみんなそんな感じじゃない?日本の企業文化ってこっちとはまったくちがう。雇われたら一生そこで働くもの。そうすると、彼らの子どもも、いざその会社に入りたいってなったとき、就職が簡単になる。最近はちょっと変わってきたとは思うけど。

■↑ちょっと待て。やめていいですよって言うってこと?どうやってそんなこと強制できるんだよ。辞めたくなったら、止めようがないだろ。会社行かなきゃいいんだから。

■↑キミみたいな人は首だろうね。そして、誰も雇わない。

■↑誰かに辞めていいかどうか許可を得るなんて、オレには想像するのが難しいよ。だって、仕事に行くかどうかって自身の選択じゃないのか?だろ?確かに、そういうふうに仕事を辞めるのは、将来を考えれば、薦められることじゃないだろう。だから、2週間前の退職通知をするんだろ。

■↑(前述のカナダのコーエーのかた)日本人のメンタリティは北米の人たちとはかなり違うんだって。こっちで自由で呼ばれてるものは、日本では不実、無礼であるととられる。日本では厳しいルール、序列、自主管理制度に従わないとだめなんだよ。

退職許可の申請は、直属の上司だけじゃない、その上司、そのまた上司、そうして最終的には社長である彼女自身に届く。僕たちは彼女のことを女帝って呼んでたよ。

僕の上司が辞めることになったときも、彼らは退職時期を長引かせて、まずいくつか仕事を完了してからって言ってきた。だから、彼女は退職まで数ヶ月かかった。

トロントのコーエースタジオに日本と同じルールを適用しようとしてたんだよ。マジで酷かった。タイムカードで出社、退社だしね。僕、毎日2分遅刻してたんだけど、女帝がトロントに来て、査定で僕に出社D評価をくれた。
素晴らしいスキルや資格をもっていたって、そのぶん給与が上がるわけでもないしね。年をとれば、上がるってだけ!でも、だから、従業員の多くが会社に居残ってるんだよ。年功序列ってやつでね。

それと、仕事以外の社交がないって聞いたことあるな。

僕は辞めたけど、もっと良い仕事が得られたことには感謝してる。

■こんな無害な記事からよくもまあ、こんだけネガティブなコメントが出るな。残念だよ。

■↑がっかりするな。オレがついてる。

■そうだな……任天堂はエリート企業の1つに入るね。日本の他の企業に比べればってことだけど。

■アクティビジョン(訳注:『コール オブ デューティ』)はどう?

■↑だめだな。

■↑悲しいが、その通り。

■任天堂はヤクザだな。……一度、一家に入ったら、死ぬまでいっしょ。

■子どもの頃、大きくなったら任天堂でゲームを作りたいって考えてたこと、思い出したよ。こんな夢を見てたのはオレだけじゃないだろうけど。

■↑ハイ。

■↑ハイ。

■これでわかった。フレッシュな新人=フレッシュなアイディアだもん。30年も人が変わらないんじゃ、マリオとゼルダ以外作れっこないよな。
マリオもゼルダも嫌いじゃぜんぜんないよ。最高。でも、新しいシリーズは生まれない。

■↑フレッシュな新人っていうのはな、宮本茂みたいな熟練のゲームクリエイターによって育てられるんだよ。彼らは、新人を雇わないとは言ってない。熟練の人たちが社を去らないって言ってるだけだ。これこそが、アクティビジョンに必要なものだろ……。

■↑任天堂がフレッシュなアイディアを必要としてるときは、レア(訳注:『バンジョーとカズーイ』、『 あつまれ!ピニャータ』)、レトロ(訳注:『メトロイド』)、チーム・ニンジャ(訳注:『NINJA GAIDEN』)、インテリジェントシステムズ(訳注:『ファイアーエムブレム』)みたいな外注先があるからな。

■↑レトロとインテリジェントは、任天堂の100%子会社。ファーストパーティだよ。インテリジェントなんか初期のファミコン時代からだ。

レアは任天堂とやってた頃はセカンドバーティ。49%の株が任天堂。残り51%はスタンパー兄弟。

■マリオとゼルダは、任天堂特有の問題だよな。いつになったら新しいシリーズが出るのか。最後までクリアしたいとか、これまでのシリーズのそばに並べておきたいって思わせてくれる面白いゲームね。停滞してるよ。でも、師匠の下で新しいスタッフがフレッシュなアイディアを考え付いてくれるはずだ。今は、それを学習してるとき。

でも、これまでのシリーズが悪いとは言ってないからね。もちろん、マリオもゼルダも、僕は大好き。でも、任天堂から直接、新しいシリーズを出してほしいんだ。

僕はWiiは好きじゃない。Wiiのコントローラーが好きじゃないんだ。ゲームをやらされてる感がある。ゲームと一体になるっていうんじゃなくて。楽しいけど、短い間だけだと思うよ。

■↑山のように新しいシリーズがあんだろが。『ポケットモンスター』は賞味期限切れとしても、たとえば、Wiiのシリーズ、『ニンテンドッグス』、『ピクミン』、『トモダチコレクション』。企業として、任天堂は、マリオ、ゼルダ以外にもたくさんのゲームを出してる。

今挙げたゲームを見れば、マリオのゲームなんてかなりのマイノリティさ。ゼルダなんてレアだね。

はっきり言って、キミの問題は、任天堂が作ってるフレッシュで新しくて異彩を放つ作品にキミが面白みを見出せてないことだな。任天堂がまったく新しいアイディアを出してこないって文句を言うことと、実際に任天堂が新しいコンセプトで市場を席巻してること、……この開きが奇妙だな。

■↑常に新シリーズを、追加してきてるよな、何年も。『ピクミン』も『どうぶつの森』もそう。ただ、マリオやゼルダも、売れつづける限りは作るのをやめないってだけの話。でもって、他のゲームはゼルダやマリオの影になりがちなんだよな。

■50歳になって強制的に退職させられるまで、会社にいるんだろうなあ、彼ら。

■↑え?宮本って50過ぎてるよ。

■↑あれ、そうだな。思うに、彼は国の法律の例外なんだよ。日本でちょっとだけ暮らしてたことあるけど、そのとき即席で覚えた日本の法律の1つなんだよな。トヨタ、任天堂、どんな企業も50歳で辞めないとだめなんだ。たぶん、宮本さんはこの規則を無視してるんだよ。

■20年働いて、シニアの開発者って理に適った通りに呼ばれるよりは、若い開発者って見てもらいたいもんだね。

■↑わお……そういう見方もあるのか。キミは、地平線に向かって、声をかぎりに、若いんだ!って叫んだらいいよ。

■その会社で新人でもやっぱりシニアなの?

■↑20年も経験があったら、たぶんな。

■他の会社も、任天堂のやり方でゲームを作り続けないと。そうすれば、従業員はずっといれるし、社も従業員を抱えていけるんだから。

■宮本が言いたいのは、何十年もの間、従業員の解雇も、部署の縮小もしなくて済む日本企業だってことだろ。そこがユニークだってこと。だって、日本だと、会社に入ったら、一生働くのは普通だもん。

■日本っていうクレイジーな国に足を踏み入れたら、わかるさ。ビジネスって話になると、日本人は他とは違う野獣だ。前に、会社で働くってことが、日本では一番優先されることだって記事読んだよ。

■任天堂ってディズニーみたいなもんだろ。お金をもらえるのに、どうして辞める?やらなきゃいけないのは、魂を売り渡すことだけ。そうすりゃ、お金が雨のように降ってくる。

■↑任天堂がディズニーみたいだとは思わないね。任天堂はまだ、広い湿地を掘り返して、そこにアミューズメントパークを作って、街を作って、その門の内側はディズニー関連以外のものは存在することを許さないなんてやってないだろ。

仕事って意味でも、任天堂は魂を売り渡せとは言わないと思うね。ディズニーは確かにそうやる。ディズニーの実務研修って知ってる?あれを楽しんでやってた友達は一人しかいないよ。まあ、企業だからな……。

■確かに任天堂には問題がある。新しい血が必要だよ。

■↑任天堂の社員がどんな暮らしか知ってるのか?どれだけ任天堂のゲーム機が売れてるかわかってるのか?問題?どこにあるんだ、そんなもん。……

■確かにユニークだよな。任天堂は自社のことに気を遣うし、それは魅力的なことだと思う。

■任天堂ソフトウェア・テクノロジー(訳注:米国ワシントンに本社を置く任天堂の100%子会社)で働いてる友達が2人いる。どっちもハッピーだって。もう10年以上いるよ。これって日本人だけの話じゃないよ。たぶん、企業文化全体に関わることだよ。



…任天堂。勤められるものなら、勤めたいもんでございます。老後のアルバイトでお掃除のおばさんもいいかなあ…。そこここの会話を小耳に挟んで、あのゲームの続編でるのかーとか一人でにやにやするのも面白そうでございます。



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タグ:任天堂
posted by gyanko at 18:00 | Comment(95) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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