2010年12月12日

海外の反応 - 『SPACE BATTLESHIP ヤマト』のさわりを観てみた -

本日は公開中の『宇宙戦艦ヤマト』の実写版、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』でございます。

ご存知のかたも多かろうと思いますが、『宇宙戦艦ヤマト』は、『スターブレイザー(Star Blazers)』として1979年から米国でテレビ放映して大ヒット。その実写版ということもあって、米国でも興味を惹かれるかたは少なくないようでございます。

Wikipediaでは、「『Star Blazers』は戦死したものへの悲しみや葬儀の場面、人類が直面する絶滅の危機などを削らなかったということで、当時のアメリカ製アニメ以上に大人向けだったとみなされている。また、全編を通じた敵側のキャラクター展開の中で、「立派な敵」という実に日本的なテーマが非常に重要な部分だった」と解説されています。)

元記事はこちらから。

実写版『宇宙戦艦ヤマト(スターブレイザーズ)』の触りを今すぐ見よう!

宇宙戦艦ヤマト実写版 / 映画 SPACE BATTLESHIP


『宇宙戦艦ヤマト』、別名『Star Blazers』の最新実写版映画の最初の2分をこの動画で見ることができる。
二三、僕が思ったことを。なあ、これって『宇宙空母ギャラクティカ』(訳注:1978年から放映された米国のSFテレビドラマシリーズ)かなんかみたいじゃないか?アメリカの映画じゃ、こんな戦艦、もう出てこないよな…。

…米国の映画かこういう宇宙戦争シーンを撮ってたのって、いつごろだっけ?たぶん、『スターウォーズ』のシリーズではもうこうじゃなかったよな。思うに、『スタートレック』の時代じゃないかな。ああいうんじゃ、僕の宇宙戦争好きの心はあんまり満足できないけど。

更新:また別の動画が上がったよ!↓

宇宙戦艦ヤマト実写版


『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は日本ではすでに公開中。僕たち米国は、これからだ(訳注:11月に米国で行われた世界最大の映画見本市「アメリカン・フィルム・マーケット」でも日本初の本格SF映画ということで注目を集め、台湾、香港、タイ、シンガポール、仏、独での公開が決定。さらに米ハリウッドのメジャーからも米国での配給のオファーが届いている(シネマ報知))。●


↓『宇宙空母ギャラクティカ』
Battlestar Galactica



この記事についたコメントです↓。


■観れてうれしい。トビー・マグワイアの『マクロス』なんかいらんから!(訳注:ワーナーブラザースが『マクロス』のリメイクの版権を獲得。トビー・マグワイアが製作に参加しています。)

■↑『マクロス』って『ロボテック』のこと?(訳注:、1985 年、アメリカ合衆国で放送されたSFロボットアニメ。竜の子プロダクション製作の『超時空要塞マクロス』・『超時空騎団サザンクロス』・『機甲創世記モスピーダ』の3作品のライセンスをハーモニーゴールド USA 社(Harmony Gold USA)が取得。連続する一つの大河シリーズとして翻案し、再編集された作品(Wikipedia))

■↑こないだ読んだ話じゃ、『ロボテック』じゃなくて『マクロス・サーガ』でやるって。まあ、ずいぶん前に聞いた話だけど。

■↑アメリカで製作するなら、『ロボテック』だろう。それにしてもだ、ハーモニー・ゴールド社はまだライセンスをがっちり抱えこんでるんだなあ。で、今度は映画化ってわけか。驚くわ。

■↑トビー・マグワイアの『マクロス』?いやああああああああああ!嘘だって言って!

■良さげな映画なのになあ。残念ながら日本語っていうね。

■↑公開されたら、字幕をつけてくれる人が現れるって。

■↑字幕か。オレが今までどれだけアニメを見てきて、どれだけ日本語を理解してるかっていう証明になりそうだな…。

■どうして通訳が何もしゃべらんのだ?映画を観るのに夢中になりすぎて、通訳を忘れたのか?(訳注:ワイプの出演者を通訳だと思っているようです)。

■↑通訳じゃないんだよ。日本のバラエティ番組では、動画を流している間、それを見ている出演者の有名人のリアクションをああやって見せることが多いの。

■僕、『宇宙空母ギャラクティカ』はそんなに観てないんだけど、この映画の場合、オリジナルの雰囲気にとっても忠実に作ってるってことだよ。つまり、暗く、漠々として、危険な雰囲気の漂うブリッジ(船長の指揮室)。あらゆるものが悪化の一途をたどり、吹き飛ばされ、人々が死んでいく…っていう、そういう雰囲気。この映画、早く観たい。

■↑よくわからんけど、一見すると、この映画は確かに『宇宙空母ギャラクティカ』をかなり思い出させるところがあるって僕は思った。『宇宙空母ギャラクティカ』の自然な演技に比べると、演技は派手だが。

…とは言っても、僕は日本語がひとつもわかんないから、捉え方が勘違いってことは多いにありえる。オリジナルのアニメもまったく見たことないし。たぶん、オレが間違ってそうだな。黙って、静かにしてることにする。

■グレート。オレの中の12歳がたった今、両腕を振り回して、歓喜の雄叫びを挙げながら部屋を走り回ってるよ。この動画は、やつにとって砂糖たっぷりのエスプレッソみたいなもんだ。この映画は観なければならん。

■↑僕の中の7歳が今、感動で鳥肌になりがなら主題歌を歌ってるところだ。

■↑あんまり言いたくないんだけど、えーと……オレの中の23歳が……ああ、この番組が放映されていたころ、僕は大学院生だったと思う……。

■オレの中の大人が言う。「特殊効果が少なくとも5年は遅れてる。コスチュームが間抜け。演技が全体的に大げさ」。

でも、オレの中の子供が言うんだ。「黙れ!これは『ヤマト』だぞ!宇宙船艦ヤマトだ!!」って。

■↑5年は遅れてる?そう?たぶん、キミのほうがオレより見る目があるんだな。どういう基準で言ってるの?僕はそれをたぶん見逃してる。

■↑演技が大げさなのは日本では非常に普通のことだよ。これでもかってぐらいに大げさに演じる。『ヤマト』の場合も、そういう演技の範囲内なんだろうけど、シリアスな場面だとイラつくよね。

■↑うん。でも、正直言って、それってオリジナルに忠実なんだよね。特に『ヤマト』の場合。

■すごいわ!ただ、間の悪いことに、今仕事中で、音を出して動画を見れないんだよ。

■『宇宙空母ギャラクティカ』のほうが、特殊効果の出来がかなり良かったよ。あと、艦長の人、なんか『サタデーナイトライブ』のコントに出てそうな人だな(笑。

■ウハ。オレ、この動画の日本語、ちょっとわかる!!!!!

■アジア版の『スタートレック』?

■小学生のころ、『スターブレイザーズ』を見るために毎朝6時に起きたもんだった。……ああ、オレも年とったなあ。

■↑僕なんて、兄弟とこれを見てたころ、ティーンエイジャーだったからねえ。マジで年とっちゃったよ。この映画、吹き替えか字幕をつけてほしい。すっごく観たいんだ。凄そうだし。オリジナルのアニメ・シリーズにマジで近い。

■↑『スターブレイザーズ』に間に合うように、学校から家までダッシュで帰ってたもんだ。

■↑僕も。あの番組は、オレっていう人間を作ってくれた要素の1つだと考えてる。

■低予算のSyfy(訳注:、アメリカ合衆国のケーブルテレビ向けテレビチャンネル)製作の映画みたい。アニメ版を作ったほうが良かったと思うね。

■↑これと同じ話のアニメ版はもう存在してるんだよ。

■↑知ってる。言いたいのは、アニメ路線を維持すべきだったってこと。

■宇宙戦争を「戦略に基づいた海戦」みたいに作ろうとしてるあたりに、良い意味でめまいがしたよ。

■スケールのでかいスペース・バトル。敵はまぶしい光でほとんど見えない。行動のほとんどはブリッジ内っていうの大好き。

■笑うわ。『宇宙空母ギャラクティカ』を観てたころ、いっつもこう思ってばっかりだったよ。「おいおい、『スターブレイザーズ』じゃねーかこれ」ってね。

■↑言えてる。ここの記事やコメント欄の『宇宙空母ギャラクティカ』ぽいっていうのを読むたびに、ずっと笑ってた。事実をまぁぁったく知らないんだな。ノー、これは『宇宙空母ギャラクティカ』っぽいんじゃない。『宇宙空母ギャラクティカ』が『スターブレイザーズ』っぽいんだよ。

『宇宙空母ギャラクティカ』をずっと観てればわかるよ。『スターブレイザーズ』のオリジナルのイスカンダル編、これは今から30年前に製作されたものだけど、『宇宙空母ギャラクティカ』って、スタイルといい見栄えといい雰囲気といい、あー、イスカンダル編、思い出すわーって感じ。

■↑完璧に同意。……僕にとって、『スターブレイザーズ』は当時のアニメの傑作。いまだに傑作であることに変わりはない!

■酷いところもあるけど、イケてるところもある。老いた船長が動画の最後でつぶやくところが良い。なにを言っているのか僕には意味はわからないけど、絶対、なにか深みのある言葉のはず。

■↑「もう我々にはやつらに勝てる船はない」。

■↑あ、ありがとう。日本語が話せたらなあ。

■「米国にこの映画が来る日まであと364日!」(訳注:『宇宙戦艦ヤマト』の「地球滅亡まであと○○日!」)

オレたちの……『スターブレイザーズ』!

■カメラのパンが多すぎ。それと、船長、動かなすぎだろ。こういうのって、日本映画の良いところじゃ絶対ないよな。

■↑船長、絶対動かないな(笑。船の操作を変える命令を出すときですら、同じ椅子。動かない。……椅子に尻を固定してあるんだろうね、あれは(笑。

■↑沖田艦長は、最初から放射線による病気で死期が迫りつつあったの。だから、全編を通して、衰弱してる。事実、物語の最後のほうでは、ずっとベッドだ。ベッドの中で、ヤマトが使命を完了するまで、がんばり抜くんだよ。

■↑おいおいーーーーー!!! アニメのネタばれしないでくれよ!オレは、「30年前に『ヤマト』を観てる」って口じゃないんだから。もう。意地悪だなあ。

■『宇宙空母ギャラクティカ』と『マクロス』、それに『バビロン5』(訳注:1993年から放映された米国のSFテレビドラマ)のタッチをちょっと加えたクールなミックスだ。そのうちハリウッドがくだらないリメイクを作るんだろう。ある意味、楽しみだ(笑。

■↑せめてこの映画の字幕版はリリースしてほしいよな。中身は編集しないでそのままで。

■↑クールなミックス。オレはまったくそう思わない。これは、100%『ヤマト』だ。確かに、現代的なSFXは、『宇宙空母ギャラクティカ』を作ったZoicスタジオにインスパイアされてはいる。『宇宙空母ギャラクティカ』のカメラワークやSFXの美学があるってことね。でも、それだけの話だよ。

■艦長が海軍の司令長官みたいな格好してんのが、雰囲気台無し。

■↑ノー。彼がいるから場面が生きてるんだ。

■↑その通り!ほとんど『ヤマト』を観てないね、やつは。

■この映画と『アデル ファラオと復活の秘薬』の2本が観たいと思ってる映画なんだ。米国公開されるかどうかわかんないけど。

■米国映画だったら、本物の戦艦大和が沈むところから映画が始まるところ。クールだと思う。

■↑米国のスタジオが『スターブレイザーズ』の権利を買ったらどうなるかって前に考えたことがある。やつらは船をアメリカっぽいのに変えて、空母ニミッツみたいにしちゃうと思うよ……

■↑あと、オリジナルのアニメの場面も挿入してくるよな。

■↑オリジナルの『宇宙戦艦ヤマト』では、実際に、戦艦大和が果敢に最後まで戦ったあと、沈むシーンがあるよ。でも、『スターブレイザーズ』ではカットされちゃったんだ。子供と親たちにすれば、あまりにも第二次世界大戦を思い出させるって考えた人がいたんだな。

■あんまり興奮しすぎないように。日本映画は99%クソだ。年に2本ぐらい良い映画がある。中国映画も同じ。

理由はわからんが、8年ぐらい前から急速に質が落ちた。
『鉄人28号』の実写がスーパークソ映画だったからな。十中八九、この映画もそうだ。

この映画より、オレは『Gantz』の実写版に期待してる。

■↑それ、米国映画にも同じことが言えると思うが。

■↑そりゃそうだが。オレは、90年代〜2000年代初めの日本映画が恋しいんだよ。

■Daily Yomiuri(日本の新聞の英語版)からだけど。

「『ヤマト』の最大のダメなところは役者だ。演出とも言えるが。…さらに悪いことには、役者の動きと演技の幅が限定されていること。要は、究極の2通りしかない。叫ぶか、メロドラマっぽく話すかのどっちか。」

でも、オレ、もう観る気まんまん、大好きになる気まんまんなんだよ。たとえ、これがどれほど陳腐な映画でも!オレの子供時代の思い出を蘇らせるんだ。

■『スターブレイザー』のファンではないけど、この映画、初めてトレイラーを見たときから楽しみにしてる。

もちろん、好きなのはほとんどビジュアル面。ただ、戦闘服がちょっといただけない。『宇宙空母ギャラクティカ』の戦艦、サイロン・ベーススターのクルーの戦闘服にほぼそっくり。

■↑あの戦闘服はオリジナルのアニメに忠実に作ってある。でもって、アニメが日本で放映されたのは、初作の『宇宙空母ギャラクティカ』の1年前なんだよ。

■↑小道具を使いまわしてるからじゃないかなあ。不運なことに、日本は、映画作りってことでは、資金がないんだ。ドイツやイギリスと同様に、日本の映画産業も少なくとも資金を一部、政府に援助してもらってる。使える金が2億ドルありますよ、なんて世界じゃないの。

噂だと、製作予算のほとんどをCGに使ったらしいよ(CGだけで500億円(訳注:5億円の間違いかと思います))。だから、セットやコスチュームに使うお金がほとんどなかったって。
役者の何人かは出演料のカットを受け入れたり、『宇宙空母ギャラクティカ』とか最近の日本のSF映画の小道具をリサイクルして節約したって噂もあった。

ま、少なくとも、エンジン・ルームを撮るのにビールの醸造所を使ったり、船内のはずなのに、後ろにレンガの壁があるビルで撮影しちゃったりとかよりはマシよ。『スタートレック』とか『宇宙空母ギャラクティカ』であったろ、そういうの(笑。

■新たに演奏された主題歌の音楽がBGMでかすかに聞こえるのが最高だよ。あの曲のメロディなら、いつだって名曲になっちゃう(それと、『スターブレイザーズ』ファンのみんな、『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト(Symphonic Suite Yamato)』ってアルバムを探すんだ。すべての『スターブレイザーズ』ファンがもってなくちゃいけないアルバムだから。)

■日本の製作ってことからすれば、かなりちゃんとしてるし、お金かかってるよ。アニメ版は見てないし、ストーリーもそんなに興味はないけど、一言で言うと、スペース・バトル、それにキムタクね!見るわ!!!

■日本の宇宙船艦の艦長ってのは、いっつもすっごくストイックかつヒゲだよな。

■↑それなりに真実味がある指摘だな。
第二次世界大戦時、艦長やその側近たちというのは、自分たちの艦がそこらじゅうで爆撃されているときも寡黙を通した。

逃げることなんて考えることすら、恥辱であり不名誉なことであり、切腹ものだったんだよ。

■凄そうだわ。70年代はこれを見て育ったからな。ファンサブが待ちきれない。……たぶんもう出てるはず。探さなきゃ。

■『ヤマト』と『マクロス』の戦闘描写はすっごいリアルだし、全盛期の時代にはこれが最先端だった。

ときどき僕の『ヤマト』のDVDコレクションを引っ張り出してきて、土星決戦のシーンだけ見るんだ。ガトランティス側が、ヤマト側よりぜんぜん距離が長いメダルーザで攻撃してくるのに、全波動砲を一度に発射させるシーンでもうブルっとくるんだよ。

■見なきゃ。見たいんじゃない。見なきゃ。

■↑100%同意。

■すっごくクール。こういう、『ガンダム』とか『銀河英雄伝説』みたいな作品の実写版がもっと製作されないかなあ。この映画、観たいよ。完璧にクールだもの。言葉はわかんないけど。

一番面白かったのは、クルーたちがスイッチを操作、なにか叫ぶ、で、音楽が緊張感を盛り上げて(笑、カメラがエンジンルームとブリッジの間で交互に切り替わる。(絵に描いたような)エキサイティングな場面!(笑

米国公開されるといいよね。

■吹き飛ばされた人が、穴から宇宙に吸いだされていくところ、最高だった。しかも、3Dじゃないってあたり。

■↑米国版だったら、絶対3Dで作っちゃってたよな…。

■この映画が、ものすごく見たい。心が痛いぐらいに。



知り合いが見ているのですが、「ヤマトの発進シーン、波動砲発射シーンだけでも見ましょう!」とのことで、来週、友達と見に行こうかなあと思っております。



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posted by gyanko at 21:49 | Comment(126) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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