2011年03月29日

海外の反応 - 米軍の日本支援作戦、オペレーション・トモダチ -

本日は、オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)

まずは、日本での報道を伝えるこちらの記事から。


オペレーション・トモダチ:地震と津波の被災者たちへアメリカから救援

operation-tomodachi.jpg

東北で起きた地震と津波による被災者たちへ、救援物資を運ぶ大規模な取り組みを米軍が開始したことをお伝えしたのは一週間前だ。以来、このオペレーション・トモダチ(Friendshipの意)は、救援活動として、いくつか大きな貢献をしてきている。日本で救援活動を行っている人々に兵站面での支援を行い、また捜索や救助活動にも参加し、何トンもの食糧や物資を被災者たちに運んだ。

こちらに、活動中の米軍の様子を伝える画像のスライドショーがある。

「米海軍、オペレーション・トモダチ実行中(米海軍)」
Music Video: Navy Supports Operation Tomodachi



「オペレーション・トモダチによる救助活動、日本で続く(米国海兵隊)」。
「オペレーション・トモダチ・スライドショー(米国防総省)」。
Operation Tomodachi Slideshow


米軍による救助作戦:「operation tomodachi 」 友達作戦


米軍が避難所に救援物資搬送


こうしたスライドショー以外にも、以下のリンクで画像や情報を見ることができる。

Operation Tomodachi Photostream on Flickr
The latest on Navy support to Japan
U.S. troops supporting, rather than executing relief missions
U.S. Troops Continue Relief Efforts in Japan
U.S. Ambassador John V. Roos’ Twitter Account

また、痛いニュースでは、2ちゃんねるからのコメントの抜粋も紹介している。そこでは、日本のネットユーザーたちがこのオペレーション・トモダチに関わる米軍がいかにクールかというコメントを投稿していた。米国に対するたくさんの感謝の言葉が連なり、米国を応援するasciiの顔文字まで作られたほどだ。

2channel-pro-american-comment.jpg




コメントは、この記事についたものの他に、記事中の動画からも拾ってまいりました。


コメント元

■米海軍は、今回の作戦では素晴らしい仕事をしてるね。揚陸艦というのは、物資を運ぶのには最適なんだ。沿岸の町への緊急援助には、大量の物資を積めること、それから物資を運ぶヘリや輸送艇も積めるってことが不可欠だから。

戦争使われるにはずの兵器が、平和的に使われてるのを見るのはいいものだよ。

「彼らはその剣を鋤(すき)に、その槍をかまに打ち直し、国は国に向かって剣を上げず、二度と戦いのことを習わない(イザヤ2:4)」(訳注:国連本部ビルの前にあるイザヤの壁にも刻まれている聖書の言葉)。

■アーメン。こういう軍艦が永遠に、ただ平和のためだけに使われてくれればいいのに…。

■米政府と米軍にとっては、この日本の悲劇が彼らのこれまでの悪名を払拭する良い機会になってしまったな…。賢い……。

■↑米国がなにか良いことをすると必ず、体裁を繕うチャンスだなって言うやつが出てくる。アメリカ人であることってのは、しんどいもんだ……。どうあっても、アメリカは邪悪なことを考えてるっていっつも思いたいんだな…。

■以前、軍にいたんだ。今は東京に住んでる。こういう軍の作戦を見るときが、僕が祖国に一番誇りをもてるとき。この作戦を続けていってほしいと願ってる。

■米軍がイケてる最大の理由の1つだろ、これ。

■良いニュースだ!がんばってくれ!


コメント元

評価の高いコメント

■僕たちは日本を愛してる。キミたちの助けになれればいいと願ってるよ!(+21)

■私たちみんなで応援してるよ!アメリカで出来うる限りたくさんの救援と募金をやってるところ。日本が一刻も早く立ち直って、安らげるよう祈ってる!<3 Japan!(+17)


■(日本のかたから)ありがとう、アメリカ。いっそ、日本州になりたい。

■↑祖国に誇りをもてよ。キミらはきっと復活できる。(+3)

■無事を祈ってる。世界がキミを支援してる。米国から愛をこめて。

■イラクやアフガニスタンに使うより、日本に金と物資を使ったほうがいい。イラクやアフガンに使ったところで金の無駄だ。

■↑そう思う。意味のない戦争より、日本の復興に金を使うべき。真面目に、……戦争なんてオレたちに借金しかもたらさない。

■↑アメリカは、オレたちの本当の目標はなんなのかってことを自覚するべきだよな。

■日本にいる人たちを助けられることがもっとあればいいのに。

■(日本のかたから)親愛なる米国の友人の皆さんへ。

この艱難のときに、私の国へ米国から思いやりある援助、支援、救援をいただいたことに感謝します。心からの感謝をすべてのアメリカの人たちに伝えたい。

でも、残念なことに、私たちのクソ政府が、米国海兵隊の2200人の兵士や装備を無駄にしています。一週間も何の指示も出さずに放っておいたんです。ただ、日本海で待たせつづけた。

あー、もう誰かに管首相を消してもらいたい。管が私たちの国をダメにしてる……。

■↑知ってるよ。悲しいことだ。日本は、小泉以来、事実上、リーダーがいない状態だ。私自身は小泉が首相としてやったことには懐疑的だが、彼は日本の人々が熱愛し、支援したリーダーだったよね。

日本政府は、米国政府と同じぐらいに腐敗してしまったようだ。これは大問題だ。腐敗した連中をたたき出して、やり直すことだよ。米国が今始めたのは、それなんだ。ロン・ポールでググってみてくれ。

■申し訳ないが、今見ているものは妥当と思う。

もし米国のように日本に軍事基地をもっていれば、人間らしさを備えたすべての国が日本を助けたろう。米国に感謝するのはいい。でも、日本での米軍の数を思えば、当たり前だ。
逆に、米軍がキミたち、日本を助けなかったら、それこそ信じられない話だし、恥ずかしいことだ。

この悲しいとき、世界中の、人間らしい文明国家ならすべての国が、キミのところに心を向けているんだよ。でも、すべての国が日本に基地をもってるわけじゃないってことさ……。(訳注:フランスのかたのようです)。

■素晴らしい動画だった。日本の人たちがたくさん感謝してくれてるけど、オレたちにしたら、「大丈夫、どういたしまして!」ってとこだ。


コメント元

■オペレーション・トモダチか。米軍がかつてやった中で最高の作戦だったな。

コメント元

■大小問わず、米国の多くの団体が、そっちへ送るお金や食料を集めてる最中。日本の皆さんが無事であること、そうして日本が復興することを祈ってる。

■(日本のかたから、米軍が日本からの要請なしで物資を運んだことに対して)予告もなくいきなりだったから、みんな呆然としちゃったんだ。それに英語も話せないし。米軍は、日本政府からの要請なしで食料を運ぶことを決断してくれた。本当にありがとう。自国の政府が恥ずかしいよ。まるで指揮をとれてない。米国に祝福あれ。

■キミたち日本人だって凄いよ。私が日本に配備されたら、親切な日本って国がきっとが好きになるだろうなって思う。many respects to you!

■(スウェーデンのかたから)復興には、今後3年間、日本はGDPの1〜2%を使うことになるだろうけど、たいしたことじゃないって。EUと米国が日本を助けるからね。

■米国海兵隊員だ。コメントをありがとう、皆さん。日本で酷いことをやった海兵隊員がいたのも知ってる。けど、僕たちのほとんどは日本と日本の人たちが大好きなんだよ。……救援に行きたい。日本に配置されてたらよかったのにって思う。

日本のすべての人たちにたくさんの愛をこめて。体に気をつけて、気をしっかりもってください。サンディエゴから。


コメント元

■米国から、「どういたしまして!」。大変なときにいるキミたちの助けになれるってことがうれしいよ。日本、大好きだ。僕の心はキミたちとともに。

コメント元

■Go NAVY!! オレは、アメリカの海兵隊を誇りに思う!神の祝福あれ!

■海兵隊、がんばってんな。元海兵隊員として誇りに思うよ。

■日本の人たちの復興を手助けしてる彼らに感謝。米軍と、これほどに悲惨な災害の後でも再び立ち上がろうとしている日本の人たちに神の恵みあれ。善の力だ!私は、本当に米軍を誇りに思う。

■数え切れない人々の命が失われた。地震と津波が引き起こした災害は、本当に現実を超えてた。そして、福島では放射能漏れの危険もある。

僕は、この災害の発生と同時に、米国が自ら進んで救援と復興の手助けに乗り出したことを心から誇りに思ってる。
家族の一人が海兵隊員で、青森の三沢にいるんだ。本当に、その彼のことも誇りに思ってるよ。

■米軍いてこそ。いなければ、私たちにはなんの手助けもできない。ありがとう。あなたがたは私の誇り。神が、あなたがたと日本の友人たちに祝福を与えてくれますよう。

■夫が海兵隊員で、日本の北に配備されてるの。北日本の海兵隊は、一番最初に救助に乗り出した隊の1つ。海兵隊、空軍、国防総省、そして、ここにいる私たち家族みんなが出来うる限りのことをやってる。

このコミュニティの一員であることに心から誇りを感じる一方で、これほど必要とされる事態になってしまったことにショックを受けてもいる。日本のために祈りましょう。そして、彼らが立ち直る手助けをしましょう!

■(日本のかたから)皆さんの救援には心から感謝しています。もし私たちの助けが必要になったら、呼んでください。友情は永遠に。

■↑私たちの友情は永遠だ。Forever Tomodachi.キミたちの助けになれたことがうれしいし、うん、助けが必要なときはキミたちを呼ぶからね。



米軍のみならず、ロスアンゼルス群の消防隊のかたがたまで救援活動で日本にきてらしたんですなあ…。
本当に感謝の念に堪えません。


募金先一覧

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2011年03月27日

海外の反応 - 東北地方太平洋沖地震:そのとき日本のTwitterでは -

本日は、リクエストいただいたこちらから。




再生回数、45,126回。この動画の人気が最も高い地域はこちら↓。

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動画中の英文の訳です↓。


日本のために祈ろう。

2011年3月11日、午後 2時46分。マグニチュード8.9(日本の計測史上最大、世界の記録で7番目の大きさ)の地震が日本を襲った。震源地は、東京からわずか373キロしか離れていない牡鹿半島の沿岸沖だった。

この動画では、2時32分に日本を襲った地震後、数時間〜数日の間にTwitterで交わされたメッセージを選んで、紹介する。

こうしたメッセージには、大きな悲劇の中を生き抜こうとする日本の人々の魂が表現されていると私たちは感じる。

日本のために祈ろう。


■BBCによるレポートについて

本当に感動的した。泣きそうになったよ。
BBCが日本に最大級の賛辞を送った。
「最悪の惨事が、災害に最も備えがある国を襲った。日本と日本政府の強さが試されている。犠牲者は出たが、もしこれが日本ではない他国だったら、これほど適切な動きはできなかったろう。日本の人々は文化的に感情を抑制することができる人々だ」。

■今日の朝礼で、上司が「今、日本になにが起ころうとも、不安そうな顔はしないように。お客様に対するもてなしの気持ちを忘れず、お客様が快適に過ごせるようにしてください。なにが起こっても」って言った。感動したよ。一生懸命働こうと思う。さあ、開店だ!!

■地震が起こったとき、レストランで働いてた。店はほぼ満席。地震の後、お客を店の外に誘導した。客の大半は支払いをしないですぐに店から出るだろうって思ってたけど、ほとんどの人が戻ってきて、支払いをしてくれた。支払いができなかった人で、翌日になって支払いのために戻ってきてくれた人もいた。日本ってなんて美しい国なんだろう。

■渋滞が酷すぎた。信号が青に変わるたびに、進める車がたった1台だけなんてざら。でも、みんな本当に冷静だった。安全運転で、お互いに道を譲り合ってた。10時間運転してたけど、ありがとうのクラクション以外、一度もクラクションを聞かなかったよ。怖かったけど、心温まる体験だったし、日本をもっと好きになった。

■この経験で、私たちが本来もっていたものを再認識したし、本当の魂を取り戻せたよね。犯罪は1つも目にしていないし、あるのはお互いに助け合う人たちだけ。みんなが自ら進んで自分の職務を果たそうとしてる。……感動したよ。

■アルバイト先の同僚の1人が、東北の被災地の出身なんだ。上司がスタッフの一人に、「彼に今日は仕事にこなくていいからって伝えておいてくれ」って言ったんだけど、そいつは彼に「おい、今日は、店、閉店するって」って言ったんだ。その言い方にすっごく感動した。

■スーパーにて。

外国人が感動してたらしいよ。地震の後、日本人が、床に落ちた商品を拾って、きちんと棚に戻して並べて、それから自分たちが買ったものの支払いのために列に並んでたの見て。

■スーパーにて。

現時点で絶対に必要なもの以外は買わないようにして、みんながお互いを気遣ってたことに感動。良心に従った行動に涙が溢れた。

■コンビニにて。

昨晩、停電中に、駅近くのコンビニが自家発電で店を開いてた。レジの前は長蛇の列。そしたら、急に照明が切れて、真っ暗闇になった。発電機の燃料が切れたみたいだった。
みんな商品を元の棚に戻して、店から出てったよ。支払わないで出たところで誰も気づかない状況だったのに。

■コンビニにて。

ほとんどの店が停電で閉まってた。でも、1つだけ開いてる店があって、そこではロウソクで棚を照らしてた。レジが動かないから、1人目の店員が値札を読み上げて、2人目が電卓で合計金額を計算して、3人目が懐中電灯でその2人を照らすっていうやり方。3人組の2チームで仕事をしてたよ。すごくありがたかった。

■プラットフォームにて。

光が丘方面行きの大江戸線のプラットフォームからTwitterしてる。めちゃめちゃ混んでる。実際、プラットフォームに入れなくて、改札の外で待ってる人もたくさんいる。でも、ちゃんとしてるよ。歩いて間を抜けてく人たちのための隙間を作って、みんな駅員の指示に従ってる。完璧な秩序と冷静さ。こんな状況の中、シュールに思えるぐらい。こういう人たちのメンタルの強さに驚いてる。

■老婦人2人が電車の中で話してたことを漏れ聞いた。「警察が照明を消せって言ってるわね。十分な電力がないからって。でも、私たちは、国のために電気を消して暮らすことには慣れてるのよね。第二次世界大戦のときに比べれば、今回は米軍から爆弾が落ちてこないんですもの、安らかな気持ちで電気を消せるってものよね」。周りの人たちがちょっとの間、静まり返ったよ。私はほとんど泣きそうだった。

■自衛隊が救った人たちの数が今日までで1万人近い。すごい。福島の人と話したとき、彼らがどれだけすごいか聞かされたよ。本当に凄いんだ!背中に老人を2人背負って、両腕に1人ずつ。四人いっしょに運びながら走り回ってるって。しかも、すっごい簡単そうにやるんだって。食べる時間も寝る時間もろくにないのに、笑顔で全力を尽くしてる。

■電車がぜんぶ止まってた。駅で長い列に並んでたんだけど、疲れ切ってた。そしたら、ホームレスの男の人が僕のところにきて、ダンボールをくれたんだ。「これ、使え。体を温められるから」って。ものすごく感動した。


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宮城県では1000人以上の遺体が浜に打ち上げられた。避難民は50万人以上。地震による死亡者数は増え続けている。1万人を超える可能性もある。
これまでに91カ国と9つの国際機関が、救助活動を手助けすることを申し出ている。

日本があなたの助けを必要としています。

募金してください。この動画の説明覧に募金先のリンクが貼ってあります。●



この動画についたコメントです↓。


評価の高いコメント

■力強い。心から感動したよ。仏教徒として、日本の人々の慈悲、思いやり、無私の心に感銘を受けた。世界中の人々がお互いをこんなふうに思いあうべきだと思った。(+15)

■動画を見て泣いた。本当に感動したし、勇気づけられた。ありがとう。(+9)


■世界中の人々にこの行動を学んでほしい。日本は、日の出ずる国である理由を証明したよね。

■日本の人々の品格が本当に素晴らしいよ。彼らは強いから、きっと自分たちの暮らしを立て直していくだろう。

■日系アメリカ人として思ったこと。日本には長い歴史がある。そして、日本社会はすでに幼年期を終えて、成熟期にあるんだって気づかされた。僕たちアメリカ人の社会はいまだに「自分優先」の反抗期だ。僕たちが成長するときなんだよ。

■本当に感動的だった。泣きに泣いた。こんな危機のとき、私たちだったらスーパーで必要以上に買いこんでしまうだろうなって思った。恥ずかしい限りだ。愛する人を亡くした人たちのために、祈りたい。

■日本の人たちが米国にきたら、僕たちの行儀の悪さや自分勝手さにびっくりして呆れ返ると思う、絶対。ハリケーン・カトリーナのとき、ニューオリンズの人々の態度が違ってたら、状況がどれだけ変わってたか想像してみて?自分さえよきゃいいって態度を控えて、もっともっと隣人を愛することができてたら、それだけですべてのことがまったく違ってたはずなんだよ。


ハリケーン・カトリーナのときの略奪(looting)↓。

Katrina Looters


■似たようなこと思った。アメリカ人だったら、食料をすべて手に入れるためには何でもやるだろうね。他の人の分を考えて、必要なものしか買わないなんてことはできない。悲しいことに事実だ。僕たちは、なんて無知なんだろう。お互いを思いあう日本の人たちを称えたい。

■なにがあって日本文化はこんなに一致団結してるんだろう。全員が、やってはいけないことを瞬く間に理解して、そういうことには近寄らない。やるべきことを認識して、一番早くて良い方法は何かを追求する。……しかも、静かに。

正直言って、アメリカ人として、オレはダメな人間だ。こんな災害の中でこんなまねはできない。助けられる人のことは助けて、できることはやれる人間ではありたいが、……ショックを受けて呆然としてるだけだろうな。

神々が彼らを祝福してくれる。そうして、世界が、彼らが傷を癒すのを助けるはずだ。

■ニューオリンズでカトリーナの後になにが起こったかって話だよなあ。こんなんじゃなかった!

■実に感動的な動画だったよ。ありがとう。

1990年代に4年近く日本に住んでた。この動画の中の出来事がすべて本当であることを僕が保証する。日本人は尊敬に値する人たちだ。信じられないほど親切で、無私の心をもってる。そして、こういう悲劇に対してもっとも備えがある人たちでもある。

今回の危機が他国に起こっていたら、もっと大変な損害と混乱を呼んでいただろう。彼らが必死で働き、今彼らの目の前にある多くの問題を乗り越えていくだろうって僕は確信してる。日本よ、キミのために祈ろう。

■災害の中、日本のすべての人がどんな行動をとっているのかを知って、とても心を動かされた。みなが冷静、暴動も混乱もない。世界の人たちがみんなこんなふうだったら、平和な世界になるだろうに。戦争も諍いもなく。

■僕は半分だけ日本人なんだ。この動画を見て、日本人の血が入っていることを前よりもっともっと誇りに思う。ありがとう。日本のために祈り続けさせてほしい。僕たちにできるやり方で助けたい。本当にありがとう、……美しい動画だったよ…。

■深く感動して、涙が出た。この素晴らしい日本人たちに神の恵みがありますよう。私たちもこんな人間でありたいよね。真の文明人だよ。祈りと願いを日本へ。

■危機の中で人間はどう助け合うべきなのかってことを、日本人が教えてくれてる。そこにある一人一人の品格、自立が素晴らしい。政府の手が追いつかないことに関して、日本人が不平を言うことすら想像できない。ハリケーン・カトリーナのとき、アメリカ人は不平を言うやついたのになあ。

■泣いた……。

■日本、大好きだ。同じことがここで起こったら、アメリカ人がどういう行動をとるのか考えると怖い。

■↑ニューオリンズがその答えだよ。……「怖い」なんてのは、一面しか描いていない言葉だ。ぴったりの言葉は、「恥知らず」だろうね!

■この動画を作ってくれてありがとう。……言葉がない。

■これが、私が日本を愛する理由。

■1967年から1972年まで日本に住んでた。国も人も大好きだった。誠実さについて、敬意について、個人のプライバシーについて、多くを学んだよ。危険を感じたことは一度もなかった。幼い弟といっしょに、いつだってどこにだって行けた。路面電車だとか電車、バス、フェリー、行って戻ってこれるとこならどんな遠くでも行ったもんさ。住んでた街をいろいろ巡って、楽しい経験をした。母親は僕たちの心配なんてまったくしてなかった。百万人が住む街で、僕たちはほんの子供だったのに。

私の「故郷」で起こったことを今、目にして、心が破けそうだよ。

■尊敬するよ。なんて美しく、尊敬に値する、誠意ある人たちなんだろう。

■日本には2度行った。大好き。どこの団体に寄付するのがいいか考えがまとまったら、津波の救助活動を支援する募金をしようと思ってた。これから長期間にわたって、お金が一番必要なものだからね。

でも、この動画があまりにも感動的すぎて、もう今日、募金することにした。友達と家族にも募金するように働きかけるつもり。

■ありがとう。本当に、ほんっとうに感動した。

■動画の中の画像が、落ち込むよ…。

■本当に感動的だし、はっとさせられる動画だった。みんなが見るべき。フラダンスのチームの一員として70年代に日本に行って以来、日本人と彼らの文化にはいつも驚かされてきた。あのとき日本に恋をして、もう日本に住もうとまで考えた。敬意、礼儀、そして謙遜の文化。大好きだよ。この危機に直面しても、彼らが自分たちを失っていないことに驚きはない。世界は、彼らから学ぶべきだね!



コメント途中でご紹介した、ハリケーン・カトリーナのときのlootingの動画は衝撃的でございました。
みなテレビのインタビューに答えながら略奪行為を平然と行い、警察官まで商品をカートに入れて運び出そうとしているという…。
日本に略奪(looting)がないと報じられているのは、こういう秩序の崩壊を背景とする「犯罪がすでに犯罪として認識されない状態」が起こらないことを言っているのだろうと思います。

コメント欄では、略奪を行っているのがほとんど黒人であるという意図的な指摘が数多く見受けられましたが、これは貧困層の多くを黒人が占め、その貧困層へ援助が行き届かないという実情もあったのではないかと思うのですが…。


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posted by gyanko at 11:51 | Comment(210) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月25日

海外の反応 - 日本、地震で壊れた道路をたった6日で修復する。-

本日は、日本でも話題になったこのトピックから。



日本、地震で破壊された道路をたった6日で修復する。

ap_highway_ba5.jpg

世界に名だたる日本の輸送インフラだが、今回のマグニチュード9.0の地震には耐え切れなかった。だが、日本の建設チームはやはりさすが。

この高速道路は、超人的な道路工事作業員たちによってたった6日で修復された。これは、日本のエンジニアリングの偉業である。

3月11日の地震と津波は、道路を押し潰し、橋を打ち壊し、線路を捻じ曲げた。まるで、『シム・シティ』で作った理想の街を、見ていない隙に幼い弟にぶち壊されたかのごとく、あまりにも簡単に。

Great Kanto Highway(訳注:常磐自動車道)の那珂付近の道路は、3月11日には、写真のような巨大な断裂が入っていた。地震が、道路の主要部分に150メートルに及ぶ亀裂を作ったのだ。

ap_highway_before.jpg

被害は甚大で広範囲にわたるものだったが、作業員たちの多くは翌日には仕事を開始し、この偉業を賞賛される時間すらもたないまま、慌しく次の断裂道路へ移動していったようだ。


NEXCO(西日本高速道路株式会社)の作業員たちは、3月17日にこの損壊した高速道路に到着し、作業を始めた。そして、23日の作業を終えたときには、道路は通行可能になっていた。

ap_highway_after.jpg

レイク・ショア・ドライブ(訳注:ミシガン湖沿いの幹線道路)を走る機会があったら、この記事を思い出していただきたい。そして、8ヶ月前に空いたレイク・ショア・ドライブの道路の大穴がいまだにそのままだということに目を向けてほしい。●



この記事についたコメントです。


■ハリケーン・アイバン(訳注:2004年9月に発生した近年の観測史の中でも最大級の勢力を持ったハリケーン)がフロリダを襲ったとき、建設公団にもFEMA(米連邦緊急事態管理局)にも、こんなことはできなかった。

原発から数マイルの場所に住んでたオレたちのところに彼らが来てくれるまで、オレたち自身で、倒れた木々を取り除き、水漏れや漏電の手当てをし、送電線を修理したんだ(近所に住んでた、地元のコックス・ケーブルの作業員たちの力を借りたんだよ)。

建設公団はちょこっとやって来て、自分たちがどんだけ手を抜けるか、どんだけ金になるかを確認しただけだった。オレたちは、連中がオレたちの気持ちを思い知って立ち去るまで、中指を立てて大歓迎してやったよ。

■3つ数えたら、目を開けてください。1、2、3、ほーら!出来上がり。

って感じ。

■↑日本が、北東部や中西部の労働組合がどんだけかってことを教えてくれたよな。

■日本にだって労働組合はある。建設作業員の労働組合があるかどうかは知らないけど。

こんなことができる本当の理由は、企業のトップから作業員にいたるまで、自分たちの仕事にプライドをもってるからだ。

アメリカ人の労働倫理はクソだ。労働者は、オレたちにはあらゆる権利があるとばかりに怒るだけの怠け者。経営陣は、そんな労働者たちを眼中にも入れてない。

全員が全員、相手のせいにするっていう悪循環。なのに、こんなでたらめなことを、みんなが文化として支持してる。これは、アメリカ人みんなの欠点だ。

■アメリカだったらさ、「誰だ、道路にこんな亀裂を入れたやつは!そいつに直させろ!そいつに!」

■彼らは彼らの仕事をしてるってことか。

ありえねえ!

■ワオ。まさに偉業だよ。米国の場合、すっごくラッキーだったら、文字通り、数ヶ月で直せる場合もあるって話だもんな。

■↑数ヶ月?

これは僕はもちろん、みんながわかってることだが、行政は道路の破損部分を「欠陥」として報告書に書く。で、そこから半マイル離れたところに道路を作るのに、軽く10年はかかるのさ。

■日本の労働組合のことは詳しくないが、言えるのは労働倫理が米国とはまーーったく違うってこと。日本人がこんな短期間でこれをやってのけられたことに、僕自身はさして驚きはないね。

■はっきり言うぜ。日本人は地震で壊れた道路を6日で直す。一方、アイゼンハワー高速道路は6年経っても、修理中!

■↑「アイゼンハワー高速道路」のとこを「ルート80」にして、「6年」を「25年」に変えても、いけるよ。

■日本再建。その初期段階の良いサンプルだ。オレたちはこれから、彼らの卓越した仕事っぷりの目撃者になるんだな。

■4日でもう半分直ってた↓。

4days.jpg

■↑すげえ。この写真どこで見つけたの?

■↑ググったよ。16日の時点で、もうテレビやネットがこの話題を伝えてた。

■心の底からびっくりした。米国の運輸省から派遣されてくる労働者に慣れっこになってたから。

オレたちの国の道路工事を日本に外注に出せないのが残念でならない。

米国じゃ、投票所に行く途中の道ですらどんなんだったか思い出したよ。

■スタテン島の道路に穴が開いててさ。そのせいで自分の車のバンパーを壊したの。たぶん、いまだに穴が開いたままなんだろうなあ。

■ニューヨークのブルックリンのベルト・パークウェイがつい最近、とうとう舗装されてねえ。いやあ、たった1年で完了したんだ、これが!


……日本人なら、その写真の道路の別のところに一晩で橋を建て直しかねんな。

■思い出させないでくれよ。シカゴじゃ、いまだに道が破損したまま放り捨てられてる。僕たち、路肩を走るはめになってんだよ。

まあ、路肩を走ってる限りは、十分、安定して走れるからね。このまんまでいいよ、もう。

■日本は、インフラ整備に手早い。だって、いろんなものに備えなきゃいけない国なんだから。台風、地震、津波、ゴジラ、ロボット………。

■日本は、「10人の監督が、1人の労働者の作業を見張る」方式は採用してないんだな。これは、わが国では大変に人気がある方式なんだが。

■レイク・ショア・ドライブってミルウォーキーだよな?よっしゃ、そのサイッテーの道を今週、走りに行ってやるよ!

■↑別にレイク・ショアじゃなくたって、シカゴくりゃいいじゃん。

■↑シカゴは特にスバラシイよな(笑。

■「やめろ!一生懸命働くんじゃない!オレたちが怠けてるように見えんだろ!」テキサス運輸部門より。

■本当に信じがたいほどの羨望を感じる。日本のインフラ整備の能力には畏敬の念を抱くよ。

デトロイト近くに住んでる人ならわかるだろうが、ここの道路はクソ中のクソなんだ。オーチャード湖へ向かう道路なんて、81ミリの迫撃砲を撃ち込みまくったんじゃないかと思うぐらいだ。

■素晴らしい。ロスじゃ、同じ道路を2年も工事してるってのに。

■米国は道路の穴を修復するのに何ヶ月もかかる。再舗装は一年以上。なのに、出来上がりは凸凹だらけ。
ニューヨークの場合だと、道路舗装には、特に未熟な作業員をよりすぐって使ってるからね。

■↑通勤に使ってる道をいろいろ再舗装してくれるのはいいんだ。でも、どうしてどこもかしこもこんなに波打ってんだよって話。

■ペンシルバニアの道路舗装も、1年内で終わったためしがない。雪が降って、除雪車がくると、そのせっかく舗装した道を掘り返していきやがるし。

■↑ペンシルバニアには、2つの季節しかないのさ。1つは、穴ぼこシーズン、もう1つは工事中シーズン。みんながよく話してる春ってどこにあるんだろうなあ……。

■一言。偉大すぎる。

■親愛なるNEXCOの皆さんへ。

僕はカリフォルニアに住んでいます。バカとアホと、お役所仕事と、泣き言しか言わないやつと、税金をしぼりとるためにはシイタケにまで課税し、僕の子供たちに教えてほしくないことを教えてくれる行政がぎゅうぎゅうに詰まった州です。

そして、彼らは、適切な時期に、長持ちするように道路を直す方法をわかっていないようです。

激しい雨が降るたびに、僕の家から続く道路の真下に穴が開きます。大穴です。深さはそれほどありませんが、直径2フィート、幅4フィートあるんです。見ないふりはできないデカさですし、そこに穴があるのを忘れて、穴ぼこから直角に飛び出た部分で車のタイヤをダメにしたことも一度や二度じゃありません。

雨が降るたびに、その穴には水が溜まります。アスファルトをコールドパッチで修理しようと、黄色い作業服を着てシャベルを携えた、気の効かない連中がどれほどその穴に集まろうと、4分もすれば元の木阿弥です。

こちらに来ていただいて、うちの道路を修理していだだくわけにはまいりませんでしょうか?Great Kanto Highwayでみなさんがやってのけた仕事ぶりから察するに、皆さんなら15秒以下で工事が完了するのではないかと思います。

僕の家で、寿司と酒を無料で提供させていただきます。

みなさんのサイッコーな仕事ぶりと、ここぞという行動力に、前もって感謝の言葉を述べさせていただきます。

■↑そんな小規模じゃ来てはくれないだろうけどさ、キミんちの道路も含めて、あらゆる道路を全部修復して2時間ってとこだろうね、彼らなら。

■↑うちは、刺身、巻き寿司、いなり寿司、ちらし寿司、酒(冷、温両方)、それにサッポロをつけさせてもらう。

■6「日」だぞ。「年」じゃねえ…。

■ハリケーン・カトリーナに襲われてから、5年後のニューオリンズがこの状態なんだぞ……↓。

catrina.jpg

■皆さん、お願いだからモントリオールに来てください!

■↑最近、街の中心部を走ったけどさ、背骨が折れるかと思ったわ。キミの切実な気持ちはよくわかる。

■ワーオだよ。米国の中西部だったら、2年がかりの大仕事だ。

ここを見ろ。

「世界戦略について。

NEXCOは、日本で培った知識と技術を使って、海外に事業を広げる予定でいます。道路工事や作業を通じ、発展途上国の経済成長に貢献し、これからの道路エンジニアリングとテクノロジーの研究開発の情報交換に寄与していきます。高速道路マネージメントの経験を生かし、官民一体のプロジェクトにも参加していきます」。

海外に事業を広げるって。お前ら、早くNEXCOに電話かけろ!

■カナダでも、これは6ヶ月から1年はかかる工事だよ。いや、たぶんそれ以上かかるかな…。

僕らの場合、まず3ヶ月は議論するんだ。それから、保守派がこの案件を非難する。で、頭のおかしい環境論者たちがそれに加わって、道路再建に反対する。なんたって、ジリスやアメリカゴガラがウンコしたり遊んだりする場所を守るほうが大事だもんね。

その後、アルバータ州のタールサンド(訳注:アスファルトを主成分とする砂質)が多量の温室効果ガスを出すなんて話になぜかなり、抗議運動をする子供が出てきたりして、SWAT警察が唐辛子スプレーを撒き散らして、テーザー銃を乱射。そうすると、今度は、いったい誰が悪いのかっていう調査になるんだ。

次に、一番低い入札のところに工事を頼んでも、15億ドルはかかるってことが判明して、ああ、じゃあ、修復には5年かかるねってことになる。これでいいの?!ってなるから、また調査……。そんな感じ……。

■素晴らしいと思う。でも、こういう修復費はどこから出てるの?日本国民は、こういう修復が可能になるぐらいの税金を払ってるってことなのかな。
それとも、カリフォルニアの運輸局が仕事をしないだけ?オレたちの国の税金が少なすぎるってこと?

■↑カリフォルニアの運輸局が悪い。

■なぜ日本が世界のリーダーなのかっていう証明だろ、これは。

■どうやったらこんなことができるのか理解できず、日本の仕事ぶりを称えるしかない僕たちは不幸だ。労働観念の素晴らしさ、世界有数の複合輸送インフラへの熱心な取り組み、それに税金を注ぐ人々の意志。

きれいな高速道路を僕たちだってほしい。でも、これを修理して維持するためにガソリン税を上げるよってなったら、みんな尻ごみするんだよな。

■これこそ、私たちが日本に期待してたものだ。私は、彼らには敵わないと諦めて崇拝もしないし、組合に弱みを握られたアメリカ政府に不平も言わない。

ただ、私は彼らに拍手を送り、彼らに最高の幸運を祈り続けたいと思う。

日本人は、絶対になんとかするよ。



この記事は元々、Mail Onlineに掲載されたもので、こちらのほうには300件以上のイギリスのかたがたを中心とするコメントが付けられていましたが、流れはだいたい同じような感じでございました。

評価の高かったコメントをいくつか紹介いたしますと。(括弧内は賛同数です)。


■びっくりだよ。こんな惨状を修理しようと思ったら、ここハーツじゃ数ヶ月はかかる。こんな悲惨な状況に見舞われてるのに、日本人がやってのけてることを見ろよ。ハーツ議会は、彼らから1つや2つ学べるはずだ!日本が、壊れた祖国を修復する努力を続けていくことを願ってるよ。(+1119)

■6日だって!すごいわ!こっちの作業員だったら、どうすりゃいいのか周りでうろうろしたあげく、たぶん修復に半年はかかる。(+926)

■イギリスだったら、いまだにリスク・アセスメントをやってる最中だったろうね。イギリス人がずいぶん前に失ったスピリットをもっている日本人に幸あれ!(+906)

■素晴らしすぎるよ。なんという国だ。Great Britain(グレート・ブリテン)のGreatは日本に譲ったほうがいいと思うね!Great Japanだ!(+806)



本当に、日本人の私から見ても素晴らしいと思います。



posted by gyanko at 09:00 | Comment(386) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする