2011年03月25日

海外の反応 - 日本、地震で壊れた道路をたった6日で修復する。-

本日は、日本でも話題になったこのトピックから。



日本、地震で破壊された道路をたった6日で修復する。

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世界に名だたる日本の輸送インフラだが、今回のマグニチュード9.0の地震には耐え切れなかった。だが、日本の建設チームはやはりさすが。

この高速道路は、超人的な道路工事作業員たちによってたった6日で修復された。これは、日本のエンジニアリングの偉業である。

3月11日の地震と津波は、道路を押し潰し、橋を打ち壊し、線路を捻じ曲げた。まるで、『シム・シティ』で作った理想の街を、見ていない隙に幼い弟にぶち壊されたかのごとく、あまりにも簡単に。

Great Kanto Highway(訳注:常磐自動車道)の那珂付近の道路は、3月11日には、写真のような巨大な断裂が入っていた。地震が、道路の主要部分に150メートルに及ぶ亀裂を作ったのだ。

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被害は甚大で広範囲にわたるものだったが、作業員たちの多くは翌日には仕事を開始し、この偉業を賞賛される時間すらもたないまま、慌しく次の断裂道路へ移動していったようだ。


NEXCO(西日本高速道路株式会社)の作業員たちは、3月17日にこの損壊した高速道路に到着し、作業を始めた。そして、23日の作業を終えたときには、道路は通行可能になっていた。

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レイク・ショア・ドライブ(訳注:ミシガン湖沿いの幹線道路)を走る機会があったら、この記事を思い出していただきたい。そして、8ヶ月前に空いたレイク・ショア・ドライブの道路の大穴がいまだにそのままだということに目を向けてほしい。●



この記事についたコメントです。


■ハリケーン・アイバン(訳注:2004年9月に発生した近年の観測史の中でも最大級の勢力を持ったハリケーン)がフロリダを襲ったとき、建設公団にもFEMA(米連邦緊急事態管理局)にも、こんなことはできなかった。

原発から数マイルの場所に住んでたオレたちのところに彼らが来てくれるまで、オレたち自身で、倒れた木々を取り除き、水漏れや漏電の手当てをし、送電線を修理したんだ(近所に住んでた、地元のコックス・ケーブルの作業員たちの力を借りたんだよ)。

建設公団はちょこっとやって来て、自分たちがどんだけ手を抜けるか、どんだけ金になるかを確認しただけだった。オレたちは、連中がオレたちの気持ちを思い知って立ち去るまで、中指を立てて大歓迎してやったよ。

■3つ数えたら、目を開けてください。1、2、3、ほーら!出来上がり。

って感じ。

■↑日本が、北東部や中西部の労働組合がどんだけかってことを教えてくれたよな。

■日本にだって労働組合はある。建設作業員の労働組合があるかどうかは知らないけど。

こんなことができる本当の理由は、企業のトップから作業員にいたるまで、自分たちの仕事にプライドをもってるからだ。

アメリカ人の労働倫理はクソだ。労働者は、オレたちにはあらゆる権利があるとばかりに怒るだけの怠け者。経営陣は、そんな労働者たちを眼中にも入れてない。

全員が全員、相手のせいにするっていう悪循環。なのに、こんなでたらめなことを、みんなが文化として支持してる。これは、アメリカ人みんなの欠点だ。

■アメリカだったらさ、「誰だ、道路にこんな亀裂を入れたやつは!そいつに直させろ!そいつに!」

■彼らは彼らの仕事をしてるってことか。

ありえねえ!

■ワオ。まさに偉業だよ。米国の場合、すっごくラッキーだったら、文字通り、数ヶ月で直せる場合もあるって話だもんな。

■↑数ヶ月?

これは僕はもちろん、みんながわかってることだが、行政は道路の破損部分を「欠陥」として報告書に書く。で、そこから半マイル離れたところに道路を作るのに、軽く10年はかかるのさ。

■日本の労働組合のことは詳しくないが、言えるのは労働倫理が米国とはまーーったく違うってこと。日本人がこんな短期間でこれをやってのけられたことに、僕自身はさして驚きはないね。

■はっきり言うぜ。日本人は地震で壊れた道路を6日で直す。一方、アイゼンハワー高速道路は6年経っても、修理中!

■↑「アイゼンハワー高速道路」のとこを「ルート80」にして、「6年」を「25年」に変えても、いけるよ。

■日本再建。その初期段階の良いサンプルだ。オレたちはこれから、彼らの卓越した仕事っぷりの目撃者になるんだな。

■4日でもう半分直ってた↓。

4days.jpg

■↑すげえ。この写真どこで見つけたの?

■↑ググったよ。16日の時点で、もうテレビやネットがこの話題を伝えてた。

■心の底からびっくりした。米国の運輸省から派遣されてくる労働者に慣れっこになってたから。

オレたちの国の道路工事を日本に外注に出せないのが残念でならない。

米国じゃ、投票所に行く途中の道ですらどんなんだったか思い出したよ。

■スタテン島の道路に穴が開いててさ。そのせいで自分の車のバンパーを壊したの。たぶん、いまだに穴が開いたままなんだろうなあ。

■ニューヨークのブルックリンのベルト・パークウェイがつい最近、とうとう舗装されてねえ。いやあ、たった1年で完了したんだ、これが!


……日本人なら、その写真の道路の別のところに一晩で橋を建て直しかねんな。

■思い出させないでくれよ。シカゴじゃ、いまだに道が破損したまま放り捨てられてる。僕たち、路肩を走るはめになってんだよ。

まあ、路肩を走ってる限りは、十分、安定して走れるからね。このまんまでいいよ、もう。

■日本は、インフラ整備に手早い。だって、いろんなものに備えなきゃいけない国なんだから。台風、地震、津波、ゴジラ、ロボット………。

■日本は、「10人の監督が、1人の労働者の作業を見張る」方式は採用してないんだな。これは、わが国では大変に人気がある方式なんだが。

■レイク・ショア・ドライブってミルウォーキーだよな?よっしゃ、そのサイッテーの道を今週、走りに行ってやるよ!

■↑別にレイク・ショアじゃなくたって、シカゴくりゃいいじゃん。

■↑シカゴは特にスバラシイよな(笑。

■「やめろ!一生懸命働くんじゃない!オレたちが怠けてるように見えんだろ!」テキサス運輸部門より。

■本当に信じがたいほどの羨望を感じる。日本のインフラ整備の能力には畏敬の念を抱くよ。

デトロイト近くに住んでる人ならわかるだろうが、ここの道路はクソ中のクソなんだ。オーチャード湖へ向かう道路なんて、81ミリの迫撃砲を撃ち込みまくったんじゃないかと思うぐらいだ。

■素晴らしい。ロスじゃ、同じ道路を2年も工事してるってのに。

■米国は道路の穴を修復するのに何ヶ月もかかる。再舗装は一年以上。なのに、出来上がりは凸凹だらけ。
ニューヨークの場合だと、道路舗装には、特に未熟な作業員をよりすぐって使ってるからね。

■↑通勤に使ってる道をいろいろ再舗装してくれるのはいいんだ。でも、どうしてどこもかしこもこんなに波打ってんだよって話。

■ペンシルバニアの道路舗装も、1年内で終わったためしがない。雪が降って、除雪車がくると、そのせっかく舗装した道を掘り返していきやがるし。

■↑ペンシルバニアには、2つの季節しかないのさ。1つは、穴ぼこシーズン、もう1つは工事中シーズン。みんながよく話してる春ってどこにあるんだろうなあ……。

■一言。偉大すぎる。

■親愛なるNEXCOの皆さんへ。

僕はカリフォルニアに住んでいます。バカとアホと、お役所仕事と、泣き言しか言わないやつと、税金をしぼりとるためにはシイタケにまで課税し、僕の子供たちに教えてほしくないことを教えてくれる行政がぎゅうぎゅうに詰まった州です。

そして、彼らは、適切な時期に、長持ちするように道路を直す方法をわかっていないようです。

激しい雨が降るたびに、僕の家から続く道路の真下に穴が開きます。大穴です。深さはそれほどありませんが、直径2フィート、幅4フィートあるんです。見ないふりはできないデカさですし、そこに穴があるのを忘れて、穴ぼこから直角に飛び出た部分で車のタイヤをダメにしたことも一度や二度じゃありません。

雨が降るたびに、その穴には水が溜まります。アスファルトをコールドパッチで修理しようと、黄色い作業服を着てシャベルを携えた、気の効かない連中がどれほどその穴に集まろうと、4分もすれば元の木阿弥です。

こちらに来ていただいて、うちの道路を修理していだだくわけにはまいりませんでしょうか?Great Kanto Highwayでみなさんがやってのけた仕事ぶりから察するに、皆さんなら15秒以下で工事が完了するのではないかと思います。

僕の家で、寿司と酒を無料で提供させていただきます。

みなさんのサイッコーな仕事ぶりと、ここぞという行動力に、前もって感謝の言葉を述べさせていただきます。

■↑そんな小規模じゃ来てはくれないだろうけどさ、キミんちの道路も含めて、あらゆる道路を全部修復して2時間ってとこだろうね、彼らなら。

■↑うちは、刺身、巻き寿司、いなり寿司、ちらし寿司、酒(冷、温両方)、それにサッポロをつけさせてもらう。

■6「日」だぞ。「年」じゃねえ…。

■ハリケーン・カトリーナに襲われてから、5年後のニューオリンズがこの状態なんだぞ……↓。

catrina.jpg

■皆さん、お願いだからモントリオールに来てください!

■↑最近、街の中心部を走ったけどさ、背骨が折れるかと思ったわ。キミの切実な気持ちはよくわかる。

■ワーオだよ。米国の中西部だったら、2年がかりの大仕事だ。

ここを見ろ。

「世界戦略について。

NEXCOは、日本で培った知識と技術を使って、海外に事業を広げる予定でいます。道路工事や作業を通じ、発展途上国の経済成長に貢献し、これからの道路エンジニアリングとテクノロジーの研究開発の情報交換に寄与していきます。高速道路マネージメントの経験を生かし、官民一体のプロジェクトにも参加していきます」。

海外に事業を広げるって。お前ら、早くNEXCOに電話かけろ!

■カナダでも、これは6ヶ月から1年はかかる工事だよ。いや、たぶんそれ以上かかるかな…。

僕らの場合、まず3ヶ月は議論するんだ。それから、保守派がこの案件を非難する。で、頭のおかしい環境論者たちがそれに加わって、道路再建に反対する。なんたって、ジリスやアメリカゴガラがウンコしたり遊んだりする場所を守るほうが大事だもんね。

その後、アルバータ州のタールサンド(訳注:アスファルトを主成分とする砂質)が多量の温室効果ガスを出すなんて話になぜかなり、抗議運動をする子供が出てきたりして、SWAT警察が唐辛子スプレーを撒き散らして、テーザー銃を乱射。そうすると、今度は、いったい誰が悪いのかっていう調査になるんだ。

次に、一番低い入札のところに工事を頼んでも、15億ドルはかかるってことが判明して、ああ、じゃあ、修復には5年かかるねってことになる。これでいいの?!ってなるから、また調査……。そんな感じ……。

■素晴らしいと思う。でも、こういう修復費はどこから出てるの?日本国民は、こういう修復が可能になるぐらいの税金を払ってるってことなのかな。
それとも、カリフォルニアの運輸局が仕事をしないだけ?オレたちの国の税金が少なすぎるってこと?

■↑カリフォルニアの運輸局が悪い。

■なぜ日本が世界のリーダーなのかっていう証明だろ、これは。

■どうやったらこんなことができるのか理解できず、日本の仕事ぶりを称えるしかない僕たちは不幸だ。労働観念の素晴らしさ、世界有数の複合輸送インフラへの熱心な取り組み、それに税金を注ぐ人々の意志。

きれいな高速道路を僕たちだってほしい。でも、これを修理して維持するためにガソリン税を上げるよってなったら、みんな尻ごみするんだよな。

■これこそ、私たちが日本に期待してたものだ。私は、彼らには敵わないと諦めて崇拝もしないし、組合に弱みを握られたアメリカ政府に不平も言わない。

ただ、私は彼らに拍手を送り、彼らに最高の幸運を祈り続けたいと思う。

日本人は、絶対になんとかするよ。



この記事は元々、Mail Onlineに掲載されたもので、こちらのほうには300件以上のイギリスのかたがたを中心とするコメントが付けられていましたが、流れはだいたい同じような感じでございました。

評価の高かったコメントをいくつか紹介いたしますと。(括弧内は賛同数です)。


■びっくりだよ。こんな惨状を修理しようと思ったら、ここハーツじゃ数ヶ月はかかる。こんな悲惨な状況に見舞われてるのに、日本人がやってのけてることを見ろよ。ハーツ議会は、彼らから1つや2つ学べるはずだ!日本が、壊れた祖国を修復する努力を続けていくことを願ってるよ。(+1119)

■6日だって!すごいわ!こっちの作業員だったら、どうすりゃいいのか周りでうろうろしたあげく、たぶん修復に半年はかかる。(+926)

■イギリスだったら、いまだにリスク・アセスメントをやってる最中だったろうね。イギリス人がずいぶん前に失ったスピリットをもっている日本人に幸あれ!(+906)

■素晴らしすぎるよ。なんという国だ。Great Britain(グレート・ブリテン)のGreatは日本に譲ったほうがいいと思うね!Great Japanだ!(+806)



本当に、日本人の私から見ても素晴らしいと思います。



posted by gyanko at 09:00 | Comment(384) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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