2011年06月23日

海外記事 - 日本の「男の娘」-

本日の記事はこちらから。


今週の日本の萌え:男の娘

otokonoko.bmp

口紅、長い髪。キュートな服。こうくればたいがいは美女だが、必ずしも全員が女性である必要はない。日本では、これを「男の娘」と呼ぶ。文字通り訳せば、男娘(male daughter)だ。

発音は、「おとこのこ」あるいは「おとこのむすめ」。「男の子(おとこのこ)」(boy)の言葉遊びからきた呼び方だ。
日本の女装の歴史は長く、こうした「おとこのこ」たちは今、オタクたちが愛を注いでいる現代版だ。

「男の娘」はゲイであるとは限らない。バイセクシャルだったり、ストレートであったり、まったくセックスに興味がない場合だってあるかもしれない。性的傾向はもちろん関係はあるのだが、「男の娘」とは、着ている服のことであり、女らしさの表現のことであり、そして、オタクの文化のことだ。

が、着ている服とはいっても、「男の娘」は、これがわかれば最新流行と認められるような、オタクのファッション・ブランドというわけではない。「男の娘」は、東京やパリのファッション・ショーの舞台ではなく、アニメやマンガ、ゲームからインスピレーションを受けている。オタクたちの感性が注ぎ込まれているのだ。

2009年春、秋葉原に『NEW TYPEという「男の娘」のメイド・カフェがオープンした。『NEW TYPE』の代表、J'zK-layerは「来店するのは本当に普通の感じの人たちです」と語り、男女比は6:4だという。

平日夜の『NEW TYPE』は、PSPのゲームをマルチプレイヤーで楽しむ場所だ。PSPをもっていない客に、PSPの貸し出しも行っている。

このメイド・カフェは非常に繁盛していて、「男の娘」用衣装を扱うオンライン・ショップまで開いている。ショップには、「男の娘」を対象としたブラウスやジャケットから、ドレス、カツラ、アクセサリーまで揃っている。

女装した男の子を「男の娘」と呼ぶのがオンラインで人気になってきたのは、ここ10年のことだ。が、その何年も前から、すでにアニメやマンガは女装する男たちを描いてきた。『聖闘士星矢』の瞬もそうだし、ギャグマンガ、『ストップ!! ひばりくん!』には、しばしば女の子に間違われるきれいな男の子が登場する。


↓『聖闘士星矢』の瞬
shun.png

↓ストップ!! ひばりくん!
ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション 3

歴史的に、日本では、服装は階級とアイデンティティに関わるものだった。千年以上にわたって、「この階級なら男はこうで女はこういう色、こういう服装をするように」という、定められた政令があった。性差を服装で区別することも、日本では根強い。
……が、だからこそ、この区別をぶち破ろうという欲求があり、同時にこれを守っていこうという欲求も存在するわけだ。

確かに、矛盾はしている。
歴史から見れば、歌舞伎役者はみな男で、この伝統は今も続いている。何世紀もの間、日本の歌舞伎役者たちは、美しい女性のように装い、演じてきた。「若衆」と呼ばれる若い男性たちが女役を演じるのだ。

これは日本だけではない。シェイクスピア時代の演劇も、男性たちだけの領域だった。少年が女役をこなしたのである。


↓Edward Kynaston。17世紀、当時、風紀上みだらな場所であるという理由から女性が劇場に入れなかったため、女役を演じていた少年俳優。女性としか思えない美貌だったそうです。

boyplayer.jpg

とはいえ、時代は過ぎ、英国の演劇には女性が入っていったが、歌舞伎の世界ではこれが起こらなかった。
人気のある男性役者がやはり女役を演じ、歌舞伎は相撲と同様に男性だけの領域であり続けたのだ。

相撲において、女性は土俵に上がることが許されない。これは、千年以上、続いている伝統だ。女性は不浄であり、土俵という聖域を汚すからという昔からの考え方がその理由で、こういう伝統をやめようという声もある。
が、とまれ、千年以上続いてきたものなのだ。

まあ、西欧の女性たちだって、千年前にどう扱われていたかを考えると、男のバカさかげんに国境はないということだろう。

しかし、きょうび、女性というものが霊的に不浄であると考える日本人男性を探すのは、相当に難しい。相撲の世界で伝統が残っているのは、単純に長く続いてきたからというだけの話だ。現代では、アマチュアの女性力士たちが土俵に上がることを許されている。プロの相撲の土俵に上がれないだけだ。

伝統は守っていかなくてはいけない。だからこそ、歌舞伎も男性が女役をこなしながら、全員男性で続いている。西欧化以前の日本では、女性のうなじが魅力的だとされていたが、歌舞伎役者たちは今でもしばしばうなじを見せるぐらいだ。

初期の日本文学で、女に見える若い男性が引き合いに出されることは多い。もちろん、これは西欧文学でも、いたるところで似たような表現は見られるので、日本だけのことではないだろう。

ただ、日本がユニークなのは、(訳注:歌舞伎のような)主流の文化において、性差が曖昧な状態を歓迎しておきながら、一方で同時に、(訳注:女装のような文化を)サブカルチャーの辺境へと追いやっていることだ。

日本には、女装する男性ばかりではなく、宝塚というものもある。戦前、すべて女性ばかりという宝塚歌劇団が日本中で名を馳せた。これは、男役を女性が演じる、女ばかりの歌劇団だ。
宝塚は今でも日本で人気がある。数年前には、『逆転裁判』のミュージカル版も演目にかけた。

戦後になると、日本には、女装のスーパースター、美輪明宏が登場する。美輪は、長崎で原爆をなんとか逃れた後、上京。キャバレーで歌うようになったが、その美声と美貌で映画界へ躍進を遂げる。
美輪の最も有名な役は、1968年の深作欣二監督作『黒蜥蜴』だ。これは、彼の恋人であり、ブリリアントであると同時に問題も多かった、右翼の作家、三島由紀夫の戯曲を元にしている。

美輪はかつても、そして今も、有名なクロスドレッサー(訳注:異性の服装をする人)だ。「男の娘」が最初に登場したときから、すでに美輪は存在していた。
美輪が女性の服を着ていると、呆然とするほどスタイリッシュで人目を惹く。だが、美輪自身が自分のことを「半分男で半分女」と語っているのは有名な話だ。だからこそ、明宏という男性的な名前と、美輪という女性的な名前をくっつけようと決意したという。

現在、美輪は70代なかば。堂々たる明るい黄色の髪で、彼はいまも日本のアイコン的人物であり、女装のままだ。


↓40年以上前の美輪明宏。お美しいです。

映画「黒蜥蜴」/ "Black Lizard"


日本には、ホモセクシャルを禁止するような法律はない。つまり、聖書の保守的な解釈から文化が影響を受けていない。いわゆるソドミー(訳注:聖書のソドムの罪)は非合法ではないのだ。
とはいえ、差別からの保護に関わる法律は少なく、ゲイの人々は、西欧のような受け入れられ方はしていない。

が、時代は変わりつつあり、日本は徐々にさまざまなライフスタイルがあることを以前よりずっと受け入れるようになってきている。美輪は、こうした中を超えつづけてきた人間だ。

美輪は、アニメで声優もやっている。たとえば、『ハウルの動く城』や『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール アルセウス 超克の時空へ』だ。ポテトチップのCMにまで出演している。

ある世代のドラッグクイーンや女装の人々にとって、美輪はアイドルだ。美輪より若い世代のトランス・ジェンダーのメイクアップ・アーティスト、IKKOや、女装歌手ピーターは美輪と同種だ。みな、ファッション・ブランドに意識的で、ファッショナブル。
だが、これは、「男の娘」とはちがう。秋葉原というより、浅草寄りだ。

J'zK-layerによれば、この違いは、「男の娘」が女性と見間違うような容姿になることを目的とするのに対して、伝統的な女装の人々は必ずしも女性のような容姿になる必要はなく、男性にアピールすることを目的としているからだという。「「男の娘」は、女の子にとっては夢というか、いっしょに買い物に行けるきれいなお人形なんです」。

1979年、エリザベス・クラブという女装サロンが、「女装天国」を謳い文句に東京、浅草にオープンした。ここでは、男性が女性の服を着て、メイクをすることができる。客はここでドレスアップして、他の女装の客たちとおしゃべりし、軽食を食べ、写真を撮りあう。
このエリザベスは、新宿と日暮里に支店を構えるほどに成功した。

「男の娘」はコスプレと女装の結合である。
「男の娘」が知られるようになったのは世紀の変わり目のあたりだった。この現象をまず理解したのは、マンガ家とゲーム開発者たちである。『ギルティ・ギア』には「男の娘」タイプのブリジットというキャラクターが登場する。修道女のような格好をした若い男の賞金稼ぎだ。


↓ブリジット。
bridget.jpg

ブリジットはアイコン的キャラクターであり、女性コスプレイヤーにも男性コスプレイヤーにも人気がある。男でも女でもあるということが、ブリジットが広い層にアピールした理由だ。
「アニメやゲームのおかげで、「女性のように見えるけれど男」というキャラクターの数は倍増しました」とJ'zK-layer。「「男の娘」というキャラクターはヒロインより人気になりつつあります。「男の娘」キャラクターがゲームに登場すれば売れるという説があるぐらいです」。

コメディアンの桜塚やっくんは、ケンカっぱやそうな女学生の格好をしながらジョークを言うことでキャリアを作ってきた。数年前にインタビューしたとき、1970年代のコワモテの女学生の格好をすることにした理由を「自信がありそうな感じだから」と話していた。女の人からかわいいと言われると、いつもほめられてると感じてうれしいという。

先週から、やっくんは、日本で最も人気の動画サイト、ニコニコ動画で、「男の娘」専門の新番組に出演しはじめている。

わぁい!』のような雑誌となると、対象は「男の娘」ばかりではなく、より広い客層にこのサブカルチャーを紹介しようと試みている。『わぁい!』の創刊号では、『Cross Days』や『アッチむいて恋』といったゲームの女装キャラクターを紹介したうえに、読者がちゃんとはける大きいサイズのブルマーを付録にした。

わぁい!vol.5

去年の秋、身体的には男性である、いがらし奈波(29)がマンガ家デビューした。デビュー作は、この「男の娘」というサブカルチャーを解説しつつ、なぜ彼女が「男の娘」になったのかを語った作品だ。
(いがらしの母は著名なマンガ家で、父もまた有名な声優である。いらがしは当初、ボーイバンド(訳注:ジャニーズ)に所属していた。)

出版された作品(訳注:『わが輩は「男の娘」である! 』)では、いがらしが隠れながら女装をしていたことや、女友達からメイクをしてもらっていたことが語られている。

ナムコの『アイドルマスター ディアリースターズ』をはじめとして、「男の娘」は次々に世間に飛び出してきている。この流行は、ゆっくりとメインストリームになりつつあるのだろう。


↓『アイドルマスター ディアリースターズ』の「男の娘」、秋月涼。

ryo1.jpg ryo2.jpg

日本は、米国に比べれば、いろいろな意味でセクシャリティにオープンな国だ。そして、いろいろな意味で、今なおとても伝統的な国でもある。
トランスジェンダーの人々を差別から守る法整備がない一方で、米国などよりたやすく、女装の人々がテレビや舞台に登場したり、心地よく街を歩くことができる国なのだ。●



この記事についたコメントは、明日か明後日に。



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posted by gyanko at 09:00 | Comment(172) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月17日

海外ゲーマーの反応 - 日本人プロ格闘ゲームプレイヤー、梅原大吾Q&A -

前にリクエストいただいていたのですが、Part 2がきたのでまとめて。

記事はこちらこちらから。


みんなの質問に、大吾が答える。

(訳注:CAPCOM UNITYで質問を募集し、そこで集まった質問から選抜したものに梅原さんが答えたものです)。

1) 試合中、ヘッドフォンしてますが、なにを聴いてるんですか?

大吾:ハハハ。すごいもんじゃないですよ。なにも聴いてません。ノイズ・キャンセラーなんです。これを使うと、完璧に静かで、試合に集中できるから。

2) 僕をはじめ、何千人ものプレイヤーたちのインスピレーションの源になってくれてることに感謝してます。
・ゲーム中になにか変えられるものがあるとしたら、なにを変えたいですか?
・今現在のあなた自身がめざしている目標はなんでしょう?それと、あなたが達成してきた目標は?


大吾:最初の質問については、僕は過去の試合をあまり振り返らないので。ただ、試合の直後に反省することはありますけど。そこから学んで、学んだことを次の試合に生かそうとは思います。
とはいっても、これは変えたいというような過去の出来事というのは、ないですね。

目標?僕の目標はアマチュア時代からずっと同じです。EVO(訳注:米国で年一回開催される大規模格闘ゲームイベント)で勝つこと。

3) こういう競技の世界で、どうやってハングリーさを保っていますか?
地元でトップになると、対戦することに飽き始めたり、ゲーム内容が劣化してくプレイヤーってたくさんいますよね。いろんなトーナメントでいつもトップ3に入る人たちや、ナンバー1の人にすらありえることです。

でも、あなたはそんなふうな感じがしない!どうしてですか?住んでる街で対戦相手をいつも簡単に見つけられるわけじゃない人たちに対しても、なにかアドバイスがあれば。


大吾:僕にとって、ゲームをプレイするっていうのは、新しいことに挑戦したり、次の限界に自分を駆り立ててくことです。僕にとって大事なのは、勝てるかどうかじゃないし、カッコいいコンボを決められるかどうかでもない。ゲームを単純に楽しむってことですらないんです。

他の人たちが僕や僕のプレイをどう思っているかも、関係ないです。ただ、自分がどう感じているのかってこと。僕は自分を駆り立て続ける。僕を動かしているのはそれです。
他の人と自分を比べたりもしません。僕のインスピレーションは、自分にチャレンジしたいっていう欲求が源泉だから。

人のモチベーションって、自分に意志があるにもかかわらず、回りに影響を受けやすいものだと思います。
僕が、インスピレーションやモチベーションを探している人にアドバイスしたいのは、インスピレーションっていうのは自分の中にあるということ。
簡単なことじゃないかもしれないけど、自分自身のゴールをもって、そこに行き着くためにできるかぎりの努力をすること。

チャンピオン、お金、名声は手に入れても、また去ってくかもしれないもの。最高の自分でありたいっていう欲求だけが、自分をずっと動かしていくたった一つの源です。

4) 米国のゲームと言われるゲーム(訳注:おそらく『マーヴル VS. カプコン』のこと。米国が圧倒的に強いようです)も追いかけていこうと思うのはどうしてですか?
米国が強いということで、EVO2011で(『マーヴル VS. カプコン』を)プレイすることにプレッシャーは感じていますか?


大吾:前も言ったように、僕をゲームに駆り立ててるものは、自分へのチャレンジです。僕は、チャレンジを楽しんでる。

日本の格闘ゲーム・コミュニティは、『マーヴル VS. カプコン』では米国のプレイヤーたちにかなり遅れをとっています。
ただ、『マーヴル VS. カプコン』は努力のしがいのあるゲームだってわかったので、今年は『マーヴル VS. カプコン』に新しくチャレンジします。ここでは僕は新人チャレンジャー。だから、特にプレッシャーも感じてません。ベストを尽くすこと、それが僕にあるすべてだし、今やれるすべて。

全力でチャレンジしたいので、そのためにも『マーヴル VS. カプコン』のトップ・プレイヤーが一堂に集まるトーナメントでプレイするつもりです。まだトレーニング中だし、かなり急いで準備しないとだめですが。

今年最初に出るトーナメントは米国のReveLationですが、これは『スーパー・ストリートファイターIV AE』だけの参加。でも、もうすぐに『マーヴル VS. カプコン』で米国デビューします。そのときに、最強プレイヤーたちと対戦するのを楽しみにしてます。

5) これからプロやトーナメント・レベルまでのぼっていこうとしている『スーパー・ストリートファイターIV』の中級プレイヤーたちに、なにかアドバイスありますか?これはやるべきっていう、特別なトレーニングとかは?

大吾:誰でも、トッププレイヤーであっても、ナーバスになるし、大きなトーナメントになるとミスだって増えます。こういうミスを最小限に抑えるには、地道にコマンドの練習をしなきゃいけない。これが一番効果的なトレーニングだと思います。プロになりたいと思う人にも、同じことが言えます。

どんなレベルにあっても、運で勝つこともあれば、負けることもある。これは人が左右できるものじゃない。でも、自分がコントロールできる部分では、たとえば僕の入力操作がそうですが、プロとしてミスするべきじゃない。これは、僕がはっきりと要求されてる最低限のこと。これができるから、プロと言う資格がある。

プロになるとか大きなトーナメントに出られるレベルになるために必要なことも、同じことだろうと思います。ミスを最小限に抑えることです。

6) トーナメントで接戦の末に負けたときでも、あなたはいつも結果に対して冷静に見えます。でも、正直言って、本当はなにを考えてます?

大吾
:人は運で勝ったり負けたりしたときは、単純に勝ってラッキーって思ったり、負けて残念って思ったりするもんでしょう。その結果は別に自分のせいじゃないと思ってるから。

でも、試合中になにが起ころうと、勝とうと負けようと、僕はその結果に責任がある。だから、必死でやって勝ったなら、トーナメントにつながる自分の努力すべてを認めます。負けたのなら、負けを受け入れて、もっとがんばらないといけないんだって思います。

僕以外のなにも、誰も、対戦結果の責任を負うことはできない。それがわかってるから、負けたときに感情的に反応できるような余地が僕にはないのかもしれない。

7) 米国の格闘ゲーム・コミュニティが成長するために、日本から学ばねばならないって感じるものはなんですか?逆に、日本が米国から学ぶべきものは?

大吾
:米国のプレイヤー同士のつきあいをよく知らないので、あまり多くのことは言えないんですが。少し知ってることから言えば、米国のプレイヤーはオープンに前向きにお互いのゲームプレイを批評しあって、コミュニティ全体としてお互いに成長を助けていくべきだと思います。

日本側は、あきらかに、イベントを成功させようっていう責任感や気持ちが足りない。プレイヤーはイベントを人事だと思っていて、支援してこうっていう努力がない。
受身で参加してて、自分たちはトーナメントとは関係がないって考えてる。イベントが楽しいものになるかどうかは、イベントの主催者の責任だっていうふうに。
こういう見方が変わっていって、イベントをコミュニティ全体で創ってくんだっていう感じになるといいなあと思ってます。

8) さっき食べた最後に食べたい食事は?(訳注:すみません、思い切り間違えました…)。

大吾
:ラーメン。ラーメン大好きなので!

9) プロのトーナメントの世界で、今はないけど、こういうのが見たいっていうのはありますか?『ストリートファイター』が、今までファンじゃなかった人を巻き込んでもっと人気が出るようになるには、どうすればいいと思いますか?

大吾
:1つあるのは、もっと多くのプロのプレイヤーが受け取れるだけの対価があればいいとは思います。そのかわり、プロと名がついたからには、プロとして自覚をもたなきゃいけないし、鍛錬もしないといけない。プロの名前にふさわしいレベルのゲームプレイを見せるために必死にやらないといけない。アマチュアのプレイヤーとプロのプレイヤーのゲームプレイがはっきり別物だってわからないとダメです。これはもう、高いレベルの自己鍛錬でやるしかないことです。

10) あなたにとって一番意義があるのは、どのトーナメントで勝つことですか?一番、記憶に残るトーナメントは?

大吾
:EVO。EVOですね。●



コメントは記事についたものと、こちらこちらから。


■今年のEVOが楽しみすぎる!

■素晴らしい答えだ。オレ、大吾が負けても冷静なとことか、敗北をまたたくまに自分のプレイに反映させるところとか大好きだ。NorCal(訳注:カリフォルニアで開催される格闘ゲームトーナメント)で彼が『マーヴル VS. カプコン』をプレイするのを期待してる。

■大吾は、チュートリアル・ビデオを出さないのかな?(コンボの)1フレーム・リンクの繋げ方とかさ。日本語でやってもらって、英語の字幕で!

■彼の態度が大好きだ。オレのハチマキにサインしてほしい!
負けた後になにを考えてるかっていうとこの答えが、すっごくいいね。素晴らしいメンタリティじゃん。つねに成長しようっていう。

■ものすごく尊敬してます。

■クールだよなあ。EVOが待ちきれない。

■西欧人の多くが日本に行くだろ。で、その中には『ストリートファイター』に興味がある人たちもいる。大吾は道場を開いたらどうだろう。西欧人がトレーニングできる道場。

2週間の滞在と道場のトレーニングで2000〜3000ドルで!
大吾が道場を開いてくれたら、オレは道場入りをワクワクして待つよ。

■この質問は、今までの他のインタビューなんかよりぜんぜん良いよ。大吾のライバルたちはみんなこれを読むべき。

■最後の質問に対する答えが好きだ。

■>米国のプレイヤーはオープンに前向きにお互いのゲームプレイを批評しあって、コミュニティ全体としてお互いに成長を助けていくべき

オー、大吾、これが現実になったら、始まって10分でみんな心にキズを負っちゃうんだよ。ノエル・ブラウンのときと同じ状況になっちゃう…。……でも、うん、彼の言うことは100%正しいよね…。

(訳注:ノエル・ブラウンという米国の格闘ゲームプレイヤーが「お前はジャスティン・ウォン(米国の格闘ゲームプレイヤー)のコバンザメだ」的なことを言われ、トーナメント会場で暴力沙汰になり、出入りを禁止されたという、昨今格闘ゲームコミュニティの話題をさらった事件があったようです。こちら)。

■大吾は、日本人はつまんないって言ってるの?(笑。でも、先生、あなたもそんなに大騒ぎするほうじゃないっすよね!

 ■↑つまらんとは言ってない。ただ、オレが日本に行ったとき、やっぱり大吾と同じように感じた。

EVOやStunfestに行ったり、ネットで観客の反応を見てると、確かにEVOって「自分たちのイベント」って感じがする。米国の人間が集まって実現させた「プレイヤーたち自身のイベント」なんだ。

Stunfestだって、主催者だけじゃない、フランスのすべてのゲーマーの集会って感じ。参加者に話しかけると、「今度はオレの国のEVOにこいよ!」なんてしょっちゅう言われるし。

でも、日本はちがう。ホテルに行って、あとはスタッフにいろいろまかせるのに似てる。自分はイベントとは関係ない。盛り上げるのは、イベントのスタッフたちの仕事。つまんなかったら、主催の責任。自分たちは、サービスを受けるただの客なんだ。

■良い質問だけど、短いよ……。

■米国の格闘ゲーム・コミュニティをどうやったら成長させられるかなんて、どうして大吾に聞くのよ?大吾は米国にほとんどいないのに。こっちのことはこっちのやつらにまかせとけって。まあ、こっちの人間たちがコミュニティをどうしようと思ってるのかは知らんけど…。

■大吾は、米国の格闘ゲーム・コミュニティの今の成熟度を過大評価しすぎ。建設的な批評なんて、自我ばっかりデカくて、不安定で、感情的にガキなやつらばっかりのこのコミュニティでは、絶対に無理な目標。

日本のトップ・プレイヤーとこっちのトッププレイヤーの教育の差だろうね、こういうことになっちゃうのは。同じゲームでも、アプローチする人間のメンタリティが大きく2つに分かれるってこと。

野試合で、アドバイスをもらったり、前向きな批評を聞くなんて、オレはもう諦めてる。みんなフレンドリーなアドバイスより、胸をゴリラみたいに叩いて自分を誇示したり、劣等感をじっとり育てることばっかり気にかけてるんだもんな。

 ■↑そーそー。日本人はちがうんだってオレも確信があるね。みんなナイスで静かな人たちだから、周りにいるひとが誰にとっても超助けになるっていう。

 ■↑オレたちは助けあうより、ケンカばっかり。お互いに隠し合うから、ぜんぜん成長がないんだよな。もう助言なんて期待すんの、よそうよ。だって、みんな似たような答えで、実際的にはどうやるのかってなると話してくれない。

次のイベントで米国にきて、オレたちを叩きのめす日本人か韓国人に聞こうぜ。

アメリカ人は成長する気がない。ただ勝ちたいだけ。終了、ってことだ。

■上手くなるために努力すべきだよな。でも、たとえみんなが日本の闘劇(訳注:日本の大規模格闘ゲームトーナメント)やEVOなんかで日本に勝てなくても、そりゃもうしょうがないよ。

日本が『ストリートファイター』世界をリードしてるたった1つの理由。それは、ゲームも人気あるし、アーケードもいまだに人気があるからだよ。

日本は人口が多い(1億2千万)、アメリカに比べて人口密度も高い。ってことは、コミュニティの数も多いから、プロになろうっていう熱心なプレイヤーも多い。学んだり、助けたりできる人たちがまわりにいっぱいいるんだよ。

文化的、地理的条件が日本みたいだったら、こっちのプレイヤーだって、大吾や、Mago、Sakonoko(訳注:どちらも日本のプロ格闘ゲームプレイヤー)ぐらい良かったはずだよ。

 ■↑うん。同意。オレたちは集まるのがむずかしい。しかも、こんな不況時じゃあなあ。

■日本人はすっごく徹底してるし、集中力がある。数学だろうと科学だろうと。

どんな分野だって、批評なしに成長なんてできないんだよ。

大吾はたぶん日本人の行動について話してるんだ。彼は、アメリカに来て、アメリカ人になにが足りないのか知ったんだ。
彼は偉大なる鍛錬の人だ。米国で暮らさなくたって、物事を観察し、分析することはできるからね。

■大吾にこういうくだけた話をさせたのは、MadCatz(訳注:梅原さんが契約しているゲームアクセサリメーカー)の差し金だろうと思う。こうやって、米国のコミュニティに刺激を与えて、ライバル心を燃やさせてがんばらせようっていう。で、これまでのところ、完璧にうまくいってる。マイナス点は、アメリカが勝つっていう楽しみがないってことだけどさ。

Tokido(訳注:日本のプロ格闘ゲームプレイヤー)が『マーヴル VS. カプコン』をプレイしてる動画が米国で最初に話題になったときのこと覚えてるよ。みんな「日本、ガンバレw!オレたち米国のプレイヤーは絶対負けないけどな!ハハハハハ!」ってな感じだった。

でも、蓋開けてみたら、Tokidoはメジャーな米国のトーナメントの『マーヴル VS. カプコン』で優勝しちゃった。とたんにみんな「フェニックス(訳注:Tokidoの優勝時の使用キャラクター)を弱体化しろ!ぎえええええーーー!!!」って…。

ただもう、悲しかったわ…。

(訳注:Tokidoさんは、米国で行われたCommnunity Effort Orlandoで、『マーヴル VS. カプコン3』を含め、『スーパーストリートファイターIV AE』、『ブレイブルーCS』で優勝なさったようです。特に、『マーヴル VS. カプコン3』は、数ヶ月の練習のみで、圧倒的強さを誇っていた米国チャンピオンを下しての優勝)。


↓Tokidoさんが優勝した『マーヴル VS. カプコン3』の決勝戦。
米国に残されていた牙城が崩れた瞬間だったようです。最後に実況のかたが、面目ないよね…と言ってるのが印象的でした。

Grand Final MvC3: Justin Wong vs. Tokido at CEO 2011


■Tokidoは、『マーヴル VS. カプコン』で勝ちまくったからなあ…。『スーパーストリートファイターIV AE』は勝つにしても、『マヴカプ』は下手だろって言われてたはずなのに。
アメリカ人は、ただのクソ野郎どもだったな。ダサすぎる…。なんとかならんのかよ…。

 ■↑言葉使いは酷いが、まあ、間違ってない…。

どっちのトーナメントでも(同時期に、Tokidoさんが参加したCEO、梅原さんとMagoさんが参加したRevelationsが米国で開催。梅原さんは『SSF IV AE』で優勝)、ライブチャットやコメントでアメリカ人プレイヤーに対する惨めな言い訳が溢れてたよ。ゲームバランスについてだとか、日本人が使ってるキャラクターに対する不平だとかさ。

フェニックスに対する文句なんてもう…。フェニックスを使うなら、米国のプレイヤーから了解を取れって感じだったからね。ジャスティン(訳注:米国の格闘ゲームプレイヤーで『マーヴル VS. カプコン』の王者)だってフェニックスさんざん使ってたくせに。
そのうえ、Tokidoは『鉄拳』も入賞したんだぞ?この敗北をどう言い訳したいんだよ?

もう、頼むよ……。


↓Revelationsでの梅原さんとMagoさんの決勝戦。

Grand Final: Mago (Fei) vs. Daigo Umehara (Yun) at ReveLAtions 2011


■6)に対する答えがすごい。

■ふーむ。この人は、物事を深く考える素晴らしい洞察力をもってるのは確かだね。

■これはまさに勝者のトークだ。キャラクターの相性が悪かったときの不平も、怒りもここにはない。

 ■↑敗北をどう扱うかは人それぞれだろう。これが彼のやり方なんだ。でも、みんなが同じじゃない。負けて感情的になるのが悪いことだという風潮があるけどさ。

■CEOとReveLAtionsが終わった今、オレにはアメリカ人としてプライドがあるから、これだけは言いたくない。だが、大吾がプレイヤーとしてまったく器が違う人間だということは、否定のしようがない。

彼の対戦結果に対する考え方はちょっと興味深いと思ったよ。
けど、オレ、彼が(訳注:クールな話ばかりではなく)リアルで誰かとバカな話をしてるのを見てるの、正直大好きなんだ。大笑いする(訳注:ネットに出回っている動画があるようです)。

日本の格闘ゲーム・コミュニティがアメリカほど客を巻き込めてないっていうのも面白かった。オレたちって、ライバル心もあるし、国民性としてアホなこともするけど、あっちよりイベントに参加してたんだな。面白いもんだ。

 ■↑彼、前にも同じようなこと言ってた。オレたちは自分たちでイベントを作る。楽しいから。デカいところに運営を任せたら、面白くなくなっちゃうよ。オレたちのイベントはオレたちでやるんだ。オレたちがやりたいように。

■つまり、基本的に彼は努力家なんだよ。でもって、一生懸命努力してる自分がいるからこそ、感情的にもならないし、言い訳もしない。オレ、この人、好きだ。

 ■↑うん。ショウビズの世界で最も努力する男だろうな。

■良い露出のしかただ。真に成熟した男が話す真のトーク。ノエル・ブラウンの動画を見たあとだったからね。よけいに興味深い体験になったよ。

こりゃもう、住んでる惑星がちがうとしか言いようがないな…。

■大吾を愛し、自国を嫌うやつらの大集合だなあ。

 ■↑大吾の態度やプレイを尊敬でき、かつ自国を愛するって不可能なことなのか?両立するだろ。

■こういうふうに考えられたらなあ……。オレ、負けるとどうしても頭にきちゃうんだよ(泣。

■まさに真の戦士。

 ■↑真の戦士って……(笑。

■>負けたときに感情的に反応できるような余地が僕にはないのかもしれない。

チキショー。氷のような冷徹さだよ。

 ■↑冷徹だが、だから彼は僕のヒーローなんだと思うね。

■賢い答えだわ。米国の連中がみんな大吾みたいだったらね。男らしく、冷静に敗北を語る。くだらない話もせず、負けたやつを辱めもしない。……でも、まあ、みんながトーナメントで大吾みたいな態度だったら、かなりつまらんのも確か(笑。

■この人、大好きなプレイヤーの一人ってすぐに言える人なんだけど、誰か新しい人で彼に迫る人がいてもいいなあとも思う。日本人じゃなくて。EVOじゃ、たいしてチャレンジになってないでしょ。

負けた後に、次のレベルを目指してトレーニングしてる彼が見たいよ。『マーヴル VS. カプコン』で負けて、それでもまた戻ってくるぐらいの男気を彼には期待してるんだ。

■ガイ(訳注:『ストリートファイター』のキャラクター)がインタビュー受けたら言いそうな言葉だなあ。

■大吾を好きでも嫌いでも、とにかく、これは日本人的な考え方だってことは理解しておけ。

日本に住んで3年目だ。ここでは、公衆の面前で感情は見せないように感じる。大吾の場合、トーナメントの場数を踏んでるっていうせいもあろだろうが、文化の差もありそうだ。クールであることってのは、大吾にとっては自然なことなんだよ。

負けても冷静というか、我関せずに見えるかもしれないが、ちゃんと気にはしてると思うな。自分自身に何百万もの問いかけをしてるんだ。

フェデラーだって、決勝戦で同じことをしてるだろう。こっちはゲームだが、心構えは同じなんだ。冷静さと集中力=プロの心構えさ。
オレなんて、対戦の賭けに参加してるとかなると、試合中にバカなことをしたり、冷静さを失ったり、くやしがったりするが、大吾は絶対にそんなことはない。

彼に賛辞を送るよ。自身を冷静に見ることができ、どんな状況でもクール。オレにはできない。



この記事のことで検索していましたところ、日本のプロ格闘ゲームプレイヤーのかたがたがずいぶん増えていて、びっくりいたしました。時代はこうやって変わっていくんですなあ…。



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2011年06月12日

海外ゲーマーの反応 - E3 2011:任天堂Wii後継機、Wii U登場 -

前回の記事についたコメントです。

コメントが500件超えしているので、内容がかぶっているものを省きつつ、プラス評価のコメントを中心にお送りします。


■面白そうだ。もっと詳しい情報がほしいところ。(+1)

■とにかく、ハードどしてかなり強烈な印象。ほしいなって気持ちになってくる。マジで面白そう。

PS3にも、こんなコントローラーついてたらなあ…(PSPのことじゃないよ。そのためだけにVITA(訳注:次世代PSP)を買うとかはしないから!)(+2)

■スクリーンに関する情報が流れたときから、ずっとワクワクしてる。スクリーンについては自分が考えてた通りだった。自分の予想がどれだけ現実になるか、楽しみ。(+8)

■任天堂がWiiでの体験から学んだのなら、面白いものになるはずなんだがなあ。でも、現実問題、Wiiの二の舞じゃないの。みんなで買う、数ヶ月プレイする、もう使わないっていう。(+1)

■価格が知りたい。価格が。頼むよ!(+3)

■面白そうだけどさ、(コントローラを)旅行のときも持って歩けるってわけでもないんだから、Wiiほど流行らないよ。

■数ヶ月以内に、ソニーが、Wii UみたいにPS3とVITAを繋げて遊べる!とか発表しても驚かない。(+5)

 ■↑いや、PS3を作り直して、コントローラーの真ん中にスクリーンつけてくると思う。でもって、「どうよ?独創的だろ?ついでに精密なんだよね」ってドヤ顔するの。(+3)

■つまり、あれか、WiiとDSを一体化しました的な? そういう解釈でいい?マジメな話、嫌いとかじゃないけど、正確にどういうものなのか、オレはまだよくわかってないんだよ…。(+1)

■タッチスクリーンつきコントローラって、なんかアホみたいだけどなあ。ゲームしながらテレビ見ようとか、そういうことのため?

なんでそんな経費のかかったコントローラーが必要なんだよ?もってたらクールっていうゴジャレた製品って感じ。じゃなかったら、数日だけ友達に借りてみたいって程度の小道具か。(+2)

■これにマジでドキドキしてんのって、もしやオレだけ?(+19)

■任天堂がWii Uコントローラーを使ったゲームを開発側に作らせたいっていうなら、Wii Uにまともな処理能力をつけなきゃだめだ。

任天堂は、勇気をもて。250ドルを少し超えるコンソールを作る勇気だ。325ドルにすれば、すくなくとも20GBのハードドライブがつけられるし、アップグレードできるんだ。

そうすりゃ、この新型で世界を牛耳ることだってできるかもしれないぞ。(+6)

■……これで、ゲーム中に怒り狂ったゲーマーがコントローラーを投げる時代も終焉を告げるわけか。こんなすげえコントローラー、壊したくないもんなあ。(+6)

■2011年、任天堂の年だな。ずっと待ってたよ。とうとうハードをアップデートして、見栄えのいいゲームを1本ぐらいは見せてくれるときがきたか。

まあ、買いはするが、発売しても1年は様子見で待つつもり。(+10)

■『スーパースマッシュブラザーズ』新作開発中。……任天堂、オレの金は今からとっといてくれたまえ。(+8)

■たとえば、武器を替えるために画面を切り替えずにコントローラーの画面でできるとか。そういうふうにタッチスクリーンをシームレスに使えるなら、絶対イケると思う。

■実際に触ってみた人のインプレッションを聞けたのはよかった。手でもってて良い感じみたいだね。

僕一番の疑問は、Wii Uは複数のコントローラーに対応できるのかってこと。デモだとそこがわかんなかった。まあ、まだ一年あるからな、発売まで。うまいことやってくれ、任天堂。(+4)

■Wiiと同じことが繰り返されそう。クールなゲームは出てくる。新作『マリオ』だとか、『ゼルダ』、『マリオカート』。ハードコアな大人向けのゲームもサードパーティから数本は出る。
でも、それ以外は山ほどの、コントローラーを使った小手先芸のゲームだ。コンソールの限界に挑むようなゲームは出てきやしない。

任天堂、もうこういう小手先芸を盛り付けたゲーム機を考え出すのはやめてくれ。数ヶ月でみんな飽きる。過去の過ちを清算しようよ。まともにゲームのことを考えてほしいんだ!『マリオ』、『ゼルダ』、『スターフォックス』以外の新作も頼む!あと、『ポケモン』はもういいからね!(+9)

■ウィーユーって、ウィーユーウィーユーウィーユーって続けて言ってると、サイレンみたいだな。とにかく、まあ、スゴそうだよ。(+12)

■『ピクミン3』、『ピクミン3』、『ピクミン3』、『ピクミン3』、『ピクミン3』………!!(+10)

■『スマッシュブラザース』新作か!今度は誰が参戦するんだ?ソニック、戻ってくるの?(+8)

■価格が問題。……それがはっきりするまでは、さすが!って思えないだろ。だって、フェラーリがすげえのはわかるけど、買えないからねえ…。(+4)

■やっと任天堂にまともなコンソールが……。心配してるのは、ダンス!とかフィットネス!的なゲームばっかり溢れかえるんじゃないかってこと。Wiiのタイトルって、踊るとか歌うとか、指すとか動くとかばっかりでしょ?
踊らなくていい、本物のゲームは数本だもの。(+5)

■今回こそは、良いオンラインゲームが出ることを期待してる。(+3)

■判断を下す前にもう少し情報がほしいんだが。……名前が嫌だなあ。Wii Uって、マジっすか…。

コントローラーをタブレット型にしたこと自体は革新的だとは思わないけど、確実にゲームを面白いものにはしてくれると思う。
サードパーティの開発を引っ張り込まなきゃね。それがまず正しい一歩。独占タイトルがもっと必要。

ただ、コントローラーは高くなりそうじゃない?断言するには時期尚早だけど、聞いてる通りのハードなら、400ドルはくだらない気がする。
とはいえ、任天堂はいつだってオレたちを驚かせてくれるからなあ。(+4)

■どこの開発が名乗りを上げてくるか、成り行きが面白そう。(+1)

■Wiiと比べるのはやめようよ。能力って意味でも、ゲームソフトって意味でも、話がちがう。これは新型だ。Wiiの改良版ってわけじゃない。きわだったグラフィック、ハードコア・ゲームもカジュアル・ゲームも遊べる能力。革新的なコントローラーがついてるんだから、これはもう悪くなりようがないだろ。

そのうえ、任天堂だけじゃなく、サードからもメジャーなゲームが出る。

となると、じゃあ、なにが一番大事になってくるか?……オレはもう、「『ゼルダ』をWiiで」とか、「Xbox360で『コールオブデューディ』を」とか悩みたくないんだよ。全部、1つのコンソールで出せってこと!(+5)

■最高じゃないの!アンチ任天堂が大騒ぎするのが楽しみだね!(+9)

■モノ次第で、初日に買うかあとで買うか決まるな。(+5)

■これをまず触ってみたかったんだよ。見た目はもちにくそうだけど、意外にもちやすかった。
ゴルフとかやる気はないけど、『ゼルダ』と『スマブラ』はオレにとってはマストだから。(+1)

■GameSpot、えらいよ。「ユーが知りたいウィーユーのすべて」ってタイトルをつけるのをよく我慢した(笑。(+9)

■まだスペックの詳細は発表されてないけど、カンファレンスでレジー(米国の任天堂COO)がXbox360やPS3よりパワフルなものになるだろうって。

ってことは、グラフィック的にも大丈夫ってことだ。もっとも、そうじゃなかったら、アホらしい話だもんなあ。HD競争に最後に参入したのにさ(笑。(+3)

■任天堂。常に、次世代機って言えば、据え置きでも携帯でも、新しくてクリエイティブなアイディアを出してくるよね。(+3)

■『ゼルダ』新作がPS3のゲームよりきれいで、めろめろになった。こういうのが作られるなら、Wii U支持だ。どっちにしろ、オレは全部買う派だからね。どこぞのガキっぽいファンボーイとはちがうんだ。(+2)

■Wii Uがどういうものなのか判断できるまで、もう少し待とう。しょせん、すべては出るゲームで決まる。ゲーム機自体じゃない。(+7)

■かつてNintendo64が出たとき、コントローラーが不評を買った。けど、実際に発売されてみたら、どうだった?オレが言いたいのは、偏見をもつなってこと。(+2)

■みんな!これ、お盆としても使えるから!朝、このコントローラーの上にシリアルを載せて運べるよ!(+7)

■いや、はっきり言って、Wii Uって名前はかなり変わってる。でも、完璧にスジは通ってるんだよね。Mii(me)、U(you)、Wii(we)だろ。(+1)

■グレートなサードパーティが揃ったね。僕的には、『メトロイド』、『マリオ』、『ドンキーコング』、『ゼルダ』、『Halo』、『アンチャーテッド』は決まり。(+8)

■NES(訳注:米国版ファミコン)以来の任天堂のファンとして一言。ベイビー、長い道のりだったね。Wii Uがどうなるのか楽しみに見守ってるから。この最新機能をどう生かしていくのか。一番大事なのは、Wiiのようにこれがヒットするのかどうか。それも時間が教えてくれることだけど、僕自身は、任天堂が再びヒットを出すって考えてるよ。

僕はアタリ2600(訳注:1977年発売)からのゲーマーなんだ。Wii Uを見て、本当に年くったなあって思っちゃった(笑。(+1)

■こんなこと自分が言うとは信じられないんだけどさ。マジで、マジで、これがほしい。任天堂にまたやられそうだ。家電って意味で好きだ、これ。でもって、これにサードのゲームがくっついてくるなら、買う価値あり。

『ゼルダ』と『マリオ』と『ドンキーコング』のとき以外は、ドアのストッパーになってるオレのWiiよりは、かなり使えそう。(+3)

■任天堂への忠誠心を新たにしました。

でも、(記事中の)Giancarloの意見に同意ではある。サードの開発がこの革新性についてきてくれるのかがちょっと心配。でも、希望は捨てない。凄そうなコンソールだもの。
それに、これはマイクロソフトとソニーと直接対決するための任天堂の最良の手段になるとも思ってるから。(+3)

■けどさ、サードにしたら、こりゃ大変だよ。DSの2画面、タッチスクリーン、キネクト、PSムーブ、3Dに対応しながら、マルチプラットフォームのゲームを制作ってことだろ。経費はかさむけど、ゲームそのものに金はかけられなくなる。

あと、Xbox360とPS3が新型に移行するまで数年はWii Uががんばれるかもしれないけど、いざXboxやPSが新型を出したら、また日陰の存在になるんじゃないかな。Wiiのときみたいに。

とまれ、Wii Uは売れるよ。任天堂のゲームも売れる。でも、そのうちサードは離れるね。(+3)

■コントローラーだけじゃなくて、本体がどうなのかを知りたかったんだけど、『ゼルダ』のデモ見て、一瞬で現行Wiiより上だってわかったわ。(+1)

■Wiiは作りたいゲームを作れるだけの馬力がないって、サードから言われてたよね。これで問題は解決だな。別の問題点が出ないことを祈ろう。

デモ、すっごいよかったね。DSと据え置きをミックスさせるみたいな考え方、好きだ。
それと、このハードなら、やれることは格段に増える。大本命になんだから、移植モノばっかりにならないように。ちょっとでいいからね、移植モノは。(+7)

■そして、E3が終わるやいなや、マイクロソフトとソニーはパクリに走るのであった。

マイクロソフト版は、アイディアは同じだが、インターフェースが独自。ソニー版は、ピアノブラックにコントローラーを塗りなおして出すと見た。(+4)

■Wii以上にバカっぽい名前って考えつけないだろうって、世界は考えてたよなあ。けど、任天堂は想像のさらに上をいくねえ(笑。(+4)

■オレはPS3にこだわってこうと思ってる。でも、革新的な考え方だとは思う。モーションコントロールよりは、面白い新しいゲームが出てくるんじゃないの?(+6)

■オレは、Wii UとVITAで行く。これって、変?よくばりだからね。

 ■↑おかしくない、全然。オレの今のメインはPSPとWiiだ。発売されたら、VITAとWii Uにまっしぐらだと思う。ブランドはどうでもいいんだよね、オレ。好きなもんでプレイしたい。どこの製品であっても。(+3)

■初日買い。オレ、ドリームキャストのバーチャルメモリユニット、大好きだったんだ。でも、あれは将来がなかったなあ。同じことにならないように願ってる。(+4)

■この新型システムをクリエイティブに活用できるのは想像できる。こういう、既存のものを再活用して、ヒットさせるみたいなことは任天堂のお手の物だからね。ソニーやマイクロソフトは、Wii Uがこうくると予期してたのかな。(+4)

■だから、値段を出せ!値段を!いくらだ?コントローラーが80〜100ドル。本体、500〜1000ドルか?答えをくれ!(+1)

■みんな結論を急ぎすぎだ。まだ独占タイトルの発表もない。「問題はゲームだ」って言うけど、だったら待とうよ。ビッグN(訳注:任天堂)がどうくるのか。

それと、うん。名前はダサい。けど、どうでもいい、そんなの。出るゲームのほうが大事。これをオレたち、すぐ忘れちゃうからね。(+3)

■Wii Uにはまだ納得できてない。……オレの棚のXbox360やPS3のゲームのラインナップにくらべて、Wiiのラインナップにがっかりしてるから。新しいキャラクターやシリーズを任天堂が出してこないのも変な話だと思うし。

サードがサポートするのはスゴいことだけど、革新的なやり方でこのコントローラーを使いこなせるところがどれだけあるんだろ。Xbox360やPS3とはちがった楽しみ方を提供できるところってことだろ。

オレはWiiプラスはスゴいアクセサリだったと思う。でも、それをゲームに活用できた開発ってどっかあった?(+6)

■絵を描くタブレットみたいな使い方してたとこあったでしょ。あそこでさらに熱くなった。正直、ゲームがボタンと伝統的なグラフィック以上のものになっていくんだってことがうれしい。(+14)

■まあ、みんな、深呼吸だ。Wii Uを楽しめばいいんだよ。オレはそうする。
オレたちはどうやってHDテレビを手にいれた?イノベーションだ。今日みたいなゲーム機をどうやって手に入れた?イノベーションだ。

それが、任天堂だろうとソニーだろうとマイクロソフトだろうと、不平を言うやつは言うんだよ。(+6)

■素直に言う。これがソニーが考え出したことだったらよかったのにって思って、ちょっと嫉妬を感じた。任天堂、よかったな!(+8)

■オレはこれまでも今も、強固なソニーファンボーイだ。でも、ウソはつけない。いいものはいい。いや、これはいいものを超えてる。アイディアがすごくすごくいい。ここが任天堂が尊敬できるところだ。なので、今年のE3アワードは任天堂に贈りたい。

ただ、オレの考えはこうだ。マイクロソフトもソニーも、すぐには新機種は出さない。来年、マイクロソフトからは何か出そうだが、今年じゃないのは確かだ。
とはいえだ、しばらくはソニーもマイクロソフトも現行機でがんばれるってことでもある。もう戦えないWiiとはちがうんだよ。
そして、ソニーはすぐに新型のクリエイティブな携帯機を出す。これは一流の携帯機だからな。

この任天堂の新型機には個人的にはとても興奮してる(名前はカンベンしてほしいが…)。発売されたら買おうと思う。今年のE3は素晴らしかったよ。

それにしても、任天堂とソニーは新型機や新型携帯機を発表したのに、マイクロソフトはなかったな。それでも悪くはないが、ファンにあまり多くは提供できなかったというか…。ま、最高のFPSである『Halo』がくるからいいのか!

長文失礼した。これで終わる。(+13)

■スペックを知りたいんだって!コントローラーはクールだよ。でも、それは一番目の問題じゃないだろ。(+3)

■任天堂、大好き。Wiiは発売初日に買った。でも、ゲームがない。ここ数年は埃をかぶっちゃってる。Wii Uで『ゼルダ』はくるみたいだけど……。

でもって、コントローラーにスクリーン?だからなに?GBAをアダプターでゲームキューブとつなげられたじゃん。別に新しいものじゃないでしょ。あと数年はPS3で行くよ、もう。(+2)

■テレビ画面か、このすげえコントローラーで見るかで迷いそうじゃない?(+7)



値段はどのぐらいなんでしょうか…。一番気になるのはやはりそこですなあ…。



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posted by gyanko at 21:00 | Comment(43) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする