■僕は、いつも日本のことが好きでたまらないんだ。言っとくけど、触手ポルノと出会う前からだからね!
■↑高校のとき(1994年あたり)のことだ。『うろつき童子
でも、それ以外は、日本文化のすべてが大好き。音楽、ファッション、アニメ、一般の人たち。これまで会ってきた何人かのすごく素晴らしい人たちも。
大学のルームメイトが日本人なんだ。すっごく楽しいよ。オレは彼にSFの手ほどきをして、彼はオレにスケートボードを教えてくれた。
■↑僕も。生まれたときから『ゴジラ』ファンだし。
■↑うん。『ゴジラ』は、ありえないほどすげえと思うわ。
■↑昔、内輪受けをねらって、友達のために何冊か触手ポルノ・マンガものを買おうと計画したことがあるんだけど、結局、店の棚を深く探索する勇気が出なかった。だって、やっぱり正気は保ってたかったからさ。
■日本は僕に『カウボーイビバップ
カミナーーーーー!!!!!
■日本は性的なものにそんなに神経質じゃないとは、オレも確かに思う。オレが日本に行ったとき、交番のすぐ隣が風俗街だったもん!(アメリカじゃ)ネバダ州だって、ああいうのは許さないよな(訳注:ネバダ=ラスベガスのカジノを代表する遊興産業が強い州)。
■これってオレがそういう萌えなのか、それとも彼らがそういうふうに作ってるからなのかわかんないんだけど、アニメのファン・サービスでパンチラを見るたびに、めちゃめちゃ興奮しちゃうんだよ。たとえば、『AIKa ZERO
なのに、出てくる女の子がみんなナイスなお尻だなあって気づいたとたん、いつもちょうど都合よくパンチラがくる……。これ、オレの元カノも、ものすごいホットねって言ってた。
『ゴジラ』が日本を襲うのをやめたら、絶対に日本に行って、彼らのアニメ・セレクションをチェックするつもり。日本の活字の中で迷子になりたいんだ…。
■グレートな記事だったよ。エッセーの形で日本のことをいろいろ説明してくれた。これって、僕が大学で10週間以上かけて学んだことだ。
確かに、アメリカの若者の多くが日本に恋い焦がれてるのは事実だ(ウィーブー(weeaboo:日本かぶれ)って呼ばれてるよね)。自分たちとはちがっていて、ミステリアスで、そのくせ久しぶりに会った友達みたいに親しみがもてるからなんだな。
日本は、アイコンというかアイドルみたいなものになったんだ。人々にとって、自分たちとはちがうものすべてを代表してる国。こっちだったら笑われて終わりの萌えがある国。…でも、(訳注:今米国で話題になってる)萌えだって、日本はとっくに知ってて、もう次の段階に進もうとしてるんだよな。
みんな、日本を、少しの曇りもない黄金の国か、否定的に眺めるかのどっちかでしか考えない傾向があるとも思う。1つの国を語るのが下手なんだよな。
他の国と同様、日本にだって良い面もあれば悪い面もあるよ。日本が住むなら理想の場所だって思うのは、たとえば犯罪率の低さ。でも、一方で、よそものに寄りつきたがらないから、外国人にとってはすごく住みづらいというのもある。
どうして、アメリカ人はみんな日本を「小さい米国」だって考えたがるのか。理由はいろいろあるだろうけど、一番大きな理由は、アメリカ人が直面している社会問題を日本のせいにして責められるから。
栄光に包まれた、史上最高の、世界を救済する指導者としてのアメリカを否定的に解釈することなく、自分たちの文化を(訳注:米国のミニ版の日本の文化を否定することで)批判できるんだもんな(誤解されたくないから、書いておく。これは皮肉だ)。
話はちがうけど、今日は良い記事をいろいろ読めた。なにかあったのか?(笑。いつもはジャーナリズム的レベルがどうのってさんざん批判されてるのに、ここのところあきらかに「これぞ真の仕事だ」っていう記事を見せてくれるねえ。
■ここで、言論の自由に重きをおく国として日本があがるってのも皮肉な話だよ。少なくとも、最近、東京都知事の石原がぶち上げた規制法のことを考えるとさ。
■良い記事。アメリカ人の僕にとって、すごく洞察に富んだ記事になった。異文化を新しい角度で見るっていうユニークな方法を教えてもらったよ。ありがとう!
■オレが日本で大好きなものに、プロレスがある。アメリカ企業はプロレスを茶番めいたものにしてしまったけれど、日本のプロレスはアメリカよりもっと荒々しくてリアルなんだ。5つ星をつけられる試合っていうと、日本のプロモーターの試合!他のどこより!
■『Sexy Losers』の4コマ・マンガを思い出せよ。日本地図でオナニーしてたやついたじゃん?良い時代になったもんだ…。
訳注:
『Sexy Losers』:日本在住のカナダ人、Clayが描いたウェブ・コミック。当該の日本地図の回はこちら。吹き出し内の訳は↓。
1コマ目:さて、今日のオ○ニー授業の前に、キミたちがこの授業のために選んできたオカズのチェックをしたい。はい、本を開いて。
2コマ目:テシュー、キミがもってきたのは?……うん、いいね。セクシーな脱衣ショット。想像をかきたてるマイルドなヌードだ。いかにも隣のお姉さん風なところに、メガネと張りのある胸が効いてる。セクシャルだが、やりすぎてない。これはいいよ!
3コマ目:そして、…次。ソックのオカズは。……え…?なにこれ?……日本地図?こんなんでやるなんてまさか言わないよな?
4コマ目いや、そうなんです。こいつ超東京ファンだから…。
■日本:1954年以来、世界の奇妙なものの78%を生産している国。だっけ?

とは言ってもさ、外国人にとって奇妙に見えるって、すごく魅力的ってことなんだよ。最初にオレが日本にすごく惹かれたのは(アニメ以外でね。オレがウィーブーだってことは関係なく)、あの国のいろんな矛盾だった。オレには矛盾に思えたんだ。
……本当に変わってるものって、同時に完璧に凄いものでもある。ラブホテルの『ハローキティ』SMルームなんて、「どうよ?!」って思うじゃん(訳注:こちら)。
■キモい児童ポルノって、日本からきたアニメ、マンガ、ゲームの多くに広がってるように思えるけど、どうなの?こういうのがピントの外れた指摘だとは僕には思えないよ。彼らって、ホントにホントにホントに、ダメな意味で子供が好きなんじゃないの?って思う。
■↑彼らは絵を描いているのであって、実際にやってるわけじゃないということは、まずは置く。
ああいうタイプのものを消費する人たちってのは、比較的小さなグループでしかないんだよ。主流になってるアニメ、マンガゲームにはそういうものは出てこないし、こっちのほうが多勢なんだ。
ただし、主流アニメがもともと子供や十代前半の子たちのために作られてるとはいえ、その次位にくるのがオタクの領域だ。
中途半端なものを作ったって、大量生産できるほどの売れ行きは見込めない。だから、子供や家族向け、オタク向けを別々に作るわけだ。
北米だと、ゲームが同じ方法をとってる。子供や家族向けのゲームと、暴力だらけの大人向けゲーム。ちょうど中間をねらったゲームもあるにはあるけど、売上は上がっていかないよね。だって、中間をねらったものって配慮や手間が要るし、(訳注:あきらかに暴力的な)FPSほど売れないもんね。
まあ、とにかくオレはさして気にならない。そんなことより、ファーリーズのほうがよっぽど嫌だわ。まるで意味がねえ。
訳注:
ファーリーズ:アメリカのカートゥン文化の1つ。擬人化された動物キャラクターのこと。英Wikipediaに画像がいくつか載っています。着ぐるみを作って着たりするほか、一部にはファーリー同士のさまざまな性行為を露骨に描いた絵などもあるようです)。
■一年、中国に住んでたとき、ひっどい出来の『パワーレンジャー』まがいの玩具を見てさ。その後に、『戦隊モノ』が実際はどういうものかを知って、日本すげえってなったな。
■日本には、女子相撲もののAVをもっとたくさん作ってほしい。あれはもうたまらん。
■日本の兜と面頬をカスタム・メイドで作ってくれるところが見つかればいいんだけど。侍の武具のレプリカっていうんじゃなくて。
■↑ハンド・クラフトで剣を造ってるところはいまだに世界中にあるぞ。ただ、残念ながら、オレもそうだが、たぶんお前が出せる価格帯じゃないよ。
■↑いや、刀はオレ、自分で作れるの。ちがくて、よろい一式の造り方がわかんないんだよ、さすがに。
■いっつも不思議なのはさ、オレたちアメリカ人が、日本より中国のほうに大きな関心をもってる理由は何なんだろうってこと。つまりさ、ちょっと歩けばすぐチャイニーズ・レストラン、大きな都市ならチャイナ・タウンは必ずあるだろ。
これに対して、日本レストランって、何軒かの寿司を食べる場所以外は、かろうじてあるかどうかってぐらい。チャイナ・レストランに比べると圧倒的に少ない。
ジャパン・タウンだってないし。
■↑大きな都市でジャパン・タウンがあるところはたくさんあるよ。ただし、ジャパン・タウンじゃなくて、リトル・トーキョーって呼ばれてる。
これは覚えておけ。こういうところってのは、アメリカ人がその人たちにすごく関心があって、そこらじゅうにいてくれって思ったからできたわけじゃない。単に、特定の民族が集まって住んだ結果だよ。
■僕、日本萌えのアメリカ人オタクって大嫌いなんだよね。日本の歴史的側面なんか無視だし、地理すら知らない。愛してるのは、日本の表層的なところだけで、日本を実際に象徴するようなものじゃない。日本にはもっといろいろあるんだよ。
このアメリカの萌えが「今週」だけで済めばいいなって思う。
■南部に住んでる。もっと良いことには、GM一家だ。家族全員GMの車に乗ってる。自分のトラックだって、大好きさ(2000シボレー・ブレイザーだ)。
でも、問題を抱えてる。家族にどうしても、……トヨタのスプリンター・トレノかレビン・トレノがほしいって言い出せないんだ……。
■本当に素晴らしい記事だった。
最後で指摘されてた問題。ニッチな変態もののせいで、前後関係もなく日本を批判するっていう。……うん……。
そういうことをする人たちってほとんどが、ヘイターって言われる人たちだよ。ヘイターは背景なんか気にしない。文化的背景を説明しようとしても、中指を突き立てて「そんなこたどうだっていいんだよ!」で終わり。
彼らはいっつも怒ってるし、怒る方向にもってきたいんだよ、自分を。
稲妻みたいなスピードで物が消費されてくネット時代だけど、こういうことは変わりゃしないね。
■ここのユーザーで日本に恋をしてないのってオレだけ?別にアンチでもないけど、魅力がわからん。
■↑僕も別に日本に恋い焦がれてはないよ。でも、実際に日本に行ったり、(日本人の)良い友達ができる前は、僕もここの多くの人たちと似てたな。
まず日本を自分で経験してみない限り、ほとんどの人は実際よりクールなところだって思うんじゃないかなあ(特に若い人は)。……僕だけかもしれないけど。
■↑このサイトに来るようになる前、僕は日本について何も知らなかった。知ってたのは、人気の電子機器とか車のブランド、あと『ドラゴンボールZ』とか『ファイナルファンタジー』、『マリオ』ぐらい。アニメもマンガも日本のゲームのことも、たいして考えたことなかった。
『マリオ』をプレイしたのは2000年、10歳のとき。任天堂もファンってわけでもなかったし、これが日本のゲームだとも思ってなかったな。
でも、2000〜2010年の過去10年で、米国とはちがう日本って国の文化が、アメリカだけじゃなく全世界にどれだけの影響を与えたかってことがわかってくると、日本のことを考えるようになるんだよ。
2000年以前だって、影響は明らかだった。でも、2000年以降はもう爆発的に影響度がふくれ上がった(たぶんネットのおかげで)。
日本のゲームをやらず、日本のアニメも見ないなんていうアメリカの子供が、きょうびどのぐらいいるってのさ?テレビの子供向けチャンネルをつけてみろよ。ほら、『ポケモン』だ、『遊戯王』だ、『ベイブレード』だ、『ナルト』だ。……わかるだろ?
■日本は、面白い国の1つだ。テクノロジーはすごくモダンなのに、他の多くの国とはちがって、伝統と歴史がたくさん残ってる。
ドイツとイタリアもオレには似た感じがする。歩いてると、モダンなテクノロジーが豊かな歴史を象徴する建物の中にあったり、すぐ隣にあったりするから。
日本のニッチなものは、なんか気持ちが悪いってのはある。でも、これはどこの国のものにも当てはまる。ただ、日本の場合、そこに資金が潤沢に集まってるってだけ。
アニメ、音楽、食べ物、ゲーム。日本で作られたものは面白いし、ユニーク。でも、オレは、日本大好き!って主張する日本好きとかオタクに、もっともっとちゃんと日本を探索してほしい。アニメと音楽と食べ物とゲームの4つだけってんじゃなく。
日本のポップ・カルチャーから見聞きした1つか2つの日本語を、自分が話す英語に混ぜるとか、ウザいんだってば。記事に「意図的に勘違いした解釈」ってあったね。日本をなにか魔法の国みたいに考えるのだって、同じこと。いまだにこれは健在ってことだよな。
なんだかんだ言ったって、日本はめちゃめちゃすげえよ。
あんな孤立した島国なのに、あれほど急速に発展したのは驚異だ。彼ら自身のやり方で西欧の理念とテクノロジーを融合させたのだって、ちっちゃな島国なのに嘘だろってぐらい裕福でテクノジーの先端に構えてるのだってすげえ。金があったら、オレだって行きたいわ。
■すごい記事だよ……。
オレはインド人なんだ。
日本がクールの中心地だってことに関しては完全に同意だ。近い将来、行くチャンスがくればいいが。
■ゲーム、アニメ、車の部品(大量にね)を日本から輸入してる。日本文化も日本も、大好きなものがたくさんある。でも、自分が日本萌えだとは思わない。日本的で、奇妙で、こっちとはちがうって感じの日本製品は好きじゃないし。
アニメだって、大好きなシリーズ、20本はあるかも。でも、たぶん、大嫌いなのもそのぐらいある。ゲームも日本車も同じ。
誤解しないでくれ。日本製で大好きなものはたくさんあるんだ。興味を引かれるもの。アメリカにはないもの。たくさんね。
ただ、オレが日本の何が大好きって、それがどこの国の製品であろうが関係なく、これだったら好きになれるってものを作ってくるところなんだよ。
■素晴らしかった。よくぞ言ってくれたよ。この記事を時間をかけて読んで、多くのことを学んだ。
僕の世代にとって、日本といえば「クール」。うん、この記事に書かれている通りだよ。でも、日本語とかいろいろ学ぶ過程で、この記事にあるような前後関係があるんだってこともわかったんだ。
日本のほとんどのものは、文化的背景で説明がつく。これも正しい。みんなが変だ変だって騒いだり、大ゲサに不平を言う、ものすごく奇妙に思えるものですら、背景で説明できるんだ。
■この記事を読んで、まだこのサイトに戻ってこようって思えたよ。ありがとう。
■長らく日本に住んでる人間として言うよ。これは凄い記事だよ。正確だし、非常に役立つ情報だ。久しぶりの傑作の1つ。完璧にすごい。
■日本がいかに奇妙かを話すことが、ここ何年もずっと「アメリカの萌え」なんだと思ってたが(笑。
■↑なんていうの、日本って「奇妙なアメリカ」なんだよ。
■ここって、日本の情報が山ほどあるよね。まあ、特派員も日本に置いてるぐらいだし(特派員の記事を読むの楽しいけどね)。でも、ゲーム関連じゃない日本の記事が、本当の日本を余計に誤解させる火種になることがときどきあるんだよなあ。
■アメリカの人種差別は声高に言うのに、日本の外国嫌いをたいしたことないって感じで扱ってるのがなあ…。触手ポルノは、アメリカだけじゃなくてどんなスタンダードからみても変だよ。……日本が一方的に判断を下さないってのは、ずけずけものを言うのが文化的に容認されてないせいだと僕は理解してる。
日本人の従順さが、1970年代にアメリカに叩かれたからだとも思わない。むしろ、長いこと帝国主義的な国家だったから、それに慣れてるってことなんじゃないかと思うんだが。
■↑日本アンチのコメントを読みすぎてんじゃないの。でもって、親日のコメントはあんまり読んでない、と。
僕の考えだが、日本人の従順な性質というのは、「和」つまりハーモニーという考えに基づいてる。自分事で他人に迷惑をかけたりするのは、非常に自分勝手なことだと考えられてるし、無遠慮にものを言う人もそう多くはない。
かつて日本には、ある2組が争った場合、争い事に関わった双方ともが成敗されるという過酷な法律が存在した時代もあるし、ときには近隣の人たちまでもが、1人の人間の犯罪の責任をとらされて裁かれた時代もある。
これって残酷か?不当か?うん、そうだね。でも、効果的かって言われたら?当然、効果的だ。だって、みんながその罪を負うとなったら、犯罪を犯した人は恨みを買うわけで、小さな犯罪ですらものすごい一大事になるんだからね。
■すごい記事だったし、読んでて楽しかった。
7月から日本に行くんだ。もう待ちきれない!あっちで待ち受けてる何年かぶんの体験を思うと、楽しみで楽しみで。ついにオレは日本に行くんだよ!
■外国人が日本に関して思う厄介事は、背景と文化や言語のちがいで説明ができるということには同意。
でも、日本人って、こういうことをちゃんと言い訳してくれないんだよ。で、みんなで、日本人(訳注:の外国嫌い)は悪意があるんじゃなくて、内気なだけだって言って、日本人を遠くに逃がしてしまった(訳注:≒外国嫌いに関する議論や批判を「内気なだけだから」という結論で終了させた)…。
もううんざりだよ。いろんな意味で、日本人だって大人になるときがきてる。日本と関わりがあったり、日本の人たちとちょっとの間でもつきあいがあったり、洗脳されてるわけじゃない親日の人なら、僕が言ってることわかると思う。
たとえばだよ。外国人、他のマイノリティ、ハードコアなオタクに対する態度。それから、規則は規則だからっていう単眼的な見方…。今すぐは思いつけないけど、まだまだある。
こっちに来てる日本人から聞いた話だと(偏見のある見方なのは認める)、日本はいろんな意味で、良い未来には向かってないっていう。日本人はあまりにも同質すぎると僕は思うんだよ。自分たち以外の考え方を受け入れてくれない。
次の50年で変わるのか、それとも、もっと悪くなっていくのか。僕はそれが怖い。
■↑確かにキミが言うように、変えなければいけないことはある。
だが、しかしだ。日本人が自国の文化を固く守ろうとすることが、「大人になってない」ってことになるのか?
それでもって、(開国以降の)この100年以上の間に、日本人が、自国の暮らしを守るために、世界のいろんな国からくる人たちを入国させまいと全力で拒んだことがあったか?
僕には、日本が直面している問題をすべて理解はできない。でも、こういうことは民族性と文化から来てるものだってことはちゃんとわかる。
日本の民族性や文化はかつて、ヨーロッパにとっては「玩具」だった。つまり、ヨーロッパやアメリカは、その玩具がほしいと思ったら、どうやってでもそれをいじりたい。だから、「(訳注:外国嫌いなんかしないで)日本人はそれに慣れろ!」ってわけさ。
基本的な心理学でもある。誰かの考え方を変えてしまったら、「変えさせられた」という恨みを忘れさせることはものすごく難しいことになるんだよ。そして、その、受けた心の傷は、代々言い伝えられていくんだ…。
思うに。日本のここは変えるべきだって言うんなら、僕たち自身だって、変えるべきところはどこなのか理解しなきゃいけないね。誰だって、反省すべきところはたくさんあるってことよ。
■日本に求めるもの。ポルノのモザイク、やめてくれよ……。
■80年代後半、オレが子供の頃。NESがオレが最初に見て触れたゲーム機だった。2歳だよ。『マリオ・ブラザーズ2』と『魂斗羅2』がオレの想像世界を支配してた。少なくとも、『NINJA GAIDEN』が視界に入ってくるまでは。
オレは、アジア系アメリカ人の第一世代なんだ。だから、アメリカ以外の国からやってきた才能とアートを目にしたことが、(他の人より)余計に発奮材料になったんだ。世界の他の国にもデカい夢を描く人たちがいるんだって見せてもらったというか。
同時に、世界にはいろんな考え方もあるっていう、ある種の「バランス」も学んだね。
■モンタナ州ぐらいのところに1億2000万人もいんのかよ!知らんかった…。米国の半分の人口じゃねえかよ!
■8歳のとき、『スーパー・マリオ・ワールド』で遊んでたときのこと思い出した。クレジットで流れるヘンテコな名前に笑ってたもんだ。この変な名前の人誰?って思ってさ。オレが日本人の名前を初めて見たのは、そのときだったな。
■日本が奇妙なものだらけ、アニメ・ファンだらけじゃないことぐらい、オレだって知ってる。独特の文化、歴史、さまざまなサブカルチャーをもってる普通の人たちなんだよな。「日本って変だーーー!!」って感じるものの多くが、日本の2〜3のサブカルチャーだけを情報ソースにしてるんだよ。これは確か。
他国から見たら奇妙なものはあらゆる国にある。アメリカを奇妙だって思ってる国だって確実にたくさんあるだろうしね。
■この記事のおおよその主旨は評価する。ただ、いくつか大事なことを言っておきたい。
まず、日本人の外国嫌いは、「賢さ」をもってそうしていたわけじゃないよ。日本が自国を「純粋な国家」と考えてるからだ。間違ってるものは受け入れない。言うなれば、日本的傲慢さなんだな。
外国嫌いはいまだにそう。日本以外の人々を受け入れようっていう文化的なコンセンサスがあんまりないんだ。確かに、アメリカ文化は人気ある。でも、アメリカ人自体は、そんなによく思われてないもの。
それから、「判断を下さない」ってのもちがう。面子を保つっていう、厳しい昔からの文化があって、たとえば誰かの言葉で気分を害しても、ほとんどは否定的なことは言わない。嫌な人間として見られたくないんだ。
言論の自由も、ニッチな市場だけだよ。出る杭は打たれるってコトワザがあるぐらいだもん。考えるまでもないよね。
熱狂的な日本好きとかアニメ・ファンって山のようにいる。日本を偶像化してる人たち。そのくせ、日本については基本的にはなにも理解してない。
■ありがとう。9月に語学研修で日本に行く。いろいろ行きたい場所とか、やりたいこととか心に決めてたことがあったんだけど、この記事を読んで、僕の個人的興味って結局、「外国人の萌え」ってレッテルを貼られるだけのものだって気持ちがどうしても離れなくなった。日本の人に嫌悪感を抱かれるんじゃないかと不安になってきた。
たとえば、僕はゲームが好き。だから、でんでんタウンに行きたいと思ってる。でも、行ったらみんなに「おい、また、あの手の外人がショバを荒しにきたぜ」って言われるんじゃないかって考えちゃう。誰か教えて!どうなの?!旅を考え直そうかと思い始めてるぐらいなんだ。
■↑そんなレッテル貼りとか、気にするべきじゃないよ。今キミが見聞きしてることを、実際に日本の背景の中で体験できる最高の旅になるように思えるけどね。なにかをしようってときに、人のことなんか気にすんな。楽しめ。キミにもう1つ旅の理由をやろう。旅ってのは、発見することなんだよ。
素晴らしい記事だと何度も何度もほめられていました。
個人的には、
日本の民族性や文化はかつて、ヨーロッパにとっては「玩具」だった。つまり、ヨーロッパやアメリカは、その玩具がほしいと思ったら、どうやってでもそれをいじりたい。だから、「(訳注:外国嫌いなんかしないで)日本人はそれに慣れろ!」ってわけさ。
こういう意見がアメリカから出てくるあたりがすごいなあ…と。
日本も、自ら進んで、言い訳ぐらいしなきゃいけない時代なんでしょうなあ。「私たち日本人はなぜこうなのか」っていうことを、日本の背景とともに説明できないといかん時代がきてるのかもわかりません。
↓励みになりますので、よろしければ、ひとつ。

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