本日は、とにもかくにも御礼から。
前回、はなはだ身勝手なお願いをしてしまったにもかかわらず、コメントとメッセージでそれぞれ書き換えてくださったかたがいらっしゃいまして、ありがたくコピペで修正させていただきました。
お忙しい中、わざわざ時間を割いていただき、本当にありがとうございました。
自分の情けなさを棚にあげるようではございますが、理数系のかたがたのカッコよさを実感させていただきました…。ありがとうございました。感謝の言葉にたえませんです…。
↓前回の記事についたコメントです。本日はやや長めとなっております。
■くー、チキショー。私の中の13歳が、もっとアニメやマンガをガツガツ食べたいって、期待と喜びに震えてるよ。
■↑イエー!マンガ!
■「リリーを自由にしてあげて!」…か。確かに、彼女ってほとんどいつも、ひどい扱いを受けてるよね。それでも、そういうときの彼女のリアクションを見るのがすっごい面白いんだけど。
女の子ってさ、コミカルなタイミングで使うと天才的に面白いもんだよね。
■『NANA』、ラブ!あのぐらい良質の物語をもったマンガをずっと探してたけどやめた!この記事の作品をチェックしてみるわ!
『NANA』の実写映画は見た?2作目は駄作だったけど、初作は見る価値ありよ。
■↑中島美嘉は大好きだけど、映画の『NANA』は合わなかったなあ、私には。理由はいくつかあるけど。
アニメの『NANA』の世界にひたりすぎたせいかも。2次元以外で、小松奈々っていうキャラクターの存在を信じるのがむずかしかった。
■↑実写映画はどうでもいいよね。マンガからかけ離れすぎてると思う。マンガのことを全部忘れて映画を見れるなら、キャラクターの出来を気にする必要もないし、もっと深い人間関係を理解しなくてもいいんだろうけど。
例をあげると、早乙女淳子と高倉京助の扱いが小さすぎちゃってもう…。
とにかく、矢沢あいの病気が回復して、戻ってきてくれることを祈ってる。VIZから20巻が数週間内に出るけど、この後しばらくは北米では『NANA』の出版スケジュールは立たないだろうね。
■ああ、この記事は10点満点以上の出来。これ以外で私が指摘したいのは1つだけ。
性別の符号化って、雑誌連載の対象が統計的にどんなふうな層に分けられてるかっていうことが大きいの。(訳注:層分けが硬直していると、符号化がきつくなる)。
たとえば、成人女性にはjosei(女性)ジャンル、成人男性にはseine(青年)ジャンル、それからshojo(少女)、shonen(少年)、サラリーマン、スポーツ、などなど。
日本のマンガ雑誌って、読者側の心の中の刷り込みを映し出すときの視野が広いんだよ。つまりさ、出版社側が、対象層のいろんなタイプに応じて、いろんなレーベルを出してる。クッキー、Wings、モーニング、少年サンデー、Asuka、LaLa、そりゃもういろいろ。
出版側が、女の子、男の子、女性、男性の多種多様な好みにうまく応じようと努力することが結局、主人公やストーリーの多様性につながってるってことね。
そのうえ、ニッチなマンガですら(まあ、Wingsのことだけど)発行部数がそれなりにすごいから、紙や経費がより安く済む。
だから、米国市場だったら即効で握りつぶされてしまうようなストーリーや主人公だって、日本市場なら隅っこのほうでなんとかやってけちゃうんだよ。
■『紅色HERO
日本のメディアが英語圏のメディアより全体として性差別が少ないかどうかを議論するのは、難しいことだとは思う。
でも、やっぱりなんらかの理由があるからこそ、日本のメディアでは、女性クリエイターたちのメディア露出がより多いし、レンジもパワーもあるんじゃないかな。
まあ、マンガには今だって、男の子vs.女の子っていう厳密なジャンル分けはありはするけど(その下にまた、細かいジャンル分けがあるのは置いといて)、女の子向けコミックのバリエーションって、もうそれ自体がジャンルっていうより、1つのメディアになってしまってる。
だって、スポーツっていったら『紅色HERO』、ストレートな恋愛ものっていったら『ピーチガール
なんかもう、男の子向けと女の子向けに分けたおかげで、逆に、女の子向けコミックが、特定のメディアのニーズに応えるはめにもならず、私たち米国のテレビや映画(それからコミックも…)でよく見る、ステロタイプで小さくまとまった女性キャラクターにもはまらず、自由に成長、発展したって感じがする。
■↑同意。日本のメディア・ミックスに、米国と比べて性差別が多いとか少ないとかって話じゃなくて、「ちがう」んだよね。だから、解説や比較がどうにも難しいものになってしまってる。
伊藤の論文は、このあたりの難しいところをいろいろと解体してる。たとえば、kawaii(かわいい)とkakkoii(カッコいい)の力学、性別が米国のオタク・コミュニティでどんなふうな扱われ方をしてるかってあたりから説明してるの。
ここに書くにはオタク的過ぎる話だから、ここまでにするけど。
あと、それ自体がメディアになってるってのに賛成。サブジャンルのおかげだよね。
■↑伊藤の論文、絶対読むわ。kawaii(かわいい)とkakkoii(カッコいい)の力学っていうのが気になる。
シリーズものって、どっちかに分類されることが多いよね。女の子だったら「かわいい」カテゴリとかさ……。
それと、オタク・コミュニティとジェンダーの関係っていうのは確かに面白い。女の子が、男性キャラクターのコスプレするのなんて、ごく普通のことだしね。
もっとも、男の子が女性キャラクターのコスプレしたのは一度しか見たことないけど。
男性キャラクターを演じる女性声優だって、たくさんいるもんねえ。…剣心の声優が女だって知ったときはびっくりしたもんよ!
ちょっと、マニアックな話になってきたから、ここらでやめとく。
■私の「読みたいものリスト」に新しい作品を加えてくれてありがとう。ヤオイに関する記事はやってほしいな。どうしてかと言うと、どんな作品が選ばれるのか興味があるから!
私だったら、『X


■記事の5つのポイントについては完璧に同意。米国メディアにこういうポイントを組み込んでいってほしいと思う。
『ママと恋に落ちるまで』も『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』も本当に大好きだけど、女性キャラクターが徐々に脇に追いやられていっちゃって、ガッカリだったから。
■『BASARA
でも、世紀末後の日本を統一しようと、革命を先導する女の子の話なんだってば!もうマジで、これだけ言えば、十分でしょ?

■↑十分です!
■↑それ、英語版かイタリア語版、それかインドネシア語版、出てる?日本語読めない……。
■↑英語版がVIZから出てるよ。
■↑よっしゃ。これでまた、金が飛ぶよー。
■つい先日のことだけど。別に、主役が男か女かでマンガを選んではいないつもりだったんだけど、考えてみたら、好きな作品って女性作家ってことが多いなって気づいたの。
このへんが、どうして私がアメリカのインディー・コミックやヨーロッパのコミックにはまらないかっていう理由の手がかりになるかもしれない。
『ヤマトナデシコ七変化


『僕らはいつも


■ありがとう!『きみはペット
■ああ、『Shojo Beat』…。それと『NANA』!あの雑誌に載ってる作品は、だいたいどれも面白かった。うん、思うよ、バリエーションの幅が広いの。
実際、同じ作者の『Paradise Kiss』も読んでたせいで、『NANA』はハマった。『Paradise Kiss』って(もう本当に心から大好き)、『NANA』よりたくさんの問題があるんだよね、キャラクターに。
主人公は、自分をボーイフレンドのアクセサリ以上の存在にしようって気がないせいで、どうしようもない生活をしてる女の子なんだ。
ファッション・デザイン・スクールの10代の子たちの話なの。面白いよー。だって、ありがちな人間関係ドラマもあるんだけど、キャラクターがみんな、それぞれの分野で成功しようって躍起になってる人ばっかり。
人間関係に構ってられないぐらいガツガツがんばってる10代を描いた話なんて、そうそう見つかるもんじゃないわよ。
■↑私も大好き。でも、あなたの言う通りの理由で、ここで紹介するマンガではないかなって思う。ファッションはステキなんだけど、主人公がかなり弱い子だから。
『Shojo Beat』がなくなったのは悲しかった。いろんなマンガを紹介してくれる雑誌だったのに。Yen Press(訳注:米国のマンガ出版社)はまだチェックしてないけど、やっぱり少女マンガがいいんだ、私は。
■↑恋で自分を見失った女の子が自身を取り戻してく話だよね。そこが、このマンガの魅力。
■↑面白い話だったと私も思う。主人公が欠点だらけだから、感情移入ができる。ただ、「ご立派なロールモデル」ではないってだけのことだよね。
■↑私も心から大好きだ。欠点のある主人公だけど、ストーリーはそういう弱さに批判的だったように感じる。
記憶が確かなら(読んだの数年前だから)、ジョージが彼女のことを「熱意が足りない」って言うところがあってさ、そういうところがよかった。女性が主役の本における表現を超えてたと思う。
■↑エンディングはウザかったけどね。私の場合、結局、主人公が「ロールモデル」にはなりえなかったっていう事実にイラっとしたんだな。
入り組んだ人間関係をほろ苦いエンディングで締めておしまいって感じがしたし。
■ああああ、この記事にどのぐらい幸せな気持ちになったか。独身時代、ほろ苦い20代を日本で過ごしていたころ、『きみはペット』を読んだ。オリジナルの日本語で。あれで心の平穏を保ってたなあ。
■中学校から高校にかけて、しばらくの間だけど、ものすっごい少女マンガ・ファンだったの。
それで気づいたのは、日本の少女マンガって、ストーリーのある部分が甘ったるく、性差別的になればなるほど、独創的になってくんだ。そりゃもう、焼き直しばっかりの米国のロマンティック・コメディのストーリーとは比べものにならないぐらい。
でも、(訳注:そういう甘ったるくて性差別的な部分もあるから)、『フルーツバスケット


それと、私はホモ的要素は多いほど好き。まあ、要は、男でも女でも、ジェンダー・ロール(男女の性別による役割)がゆるくなればなるほど好きなんだ。
ゲイじゃないけど女っぽい男性キャラクターがいたっていいし、隠れレズビアンってわけじゃないけどオテンバで元気の良い女の子がいたっていい(必ずしもステロタイプじゃないゲイ・キャラクターが大勢出てくるのだってもちろんいい)。
私は、毎日メークしたり、オシャレを楽しんだりっていうタイプの女の子に自分を投影できないの。しかも、ムキムキの筋肉質の男性より、繊細な男の人にいっつも惹かれる。
そういう人間だから、マンガを読むと元気をもらえる。こういう10代向けのメディアって、アメリカにはないでしょ。
■アハハ。松潤って、意志の強い女性が好きになっちゃうような意地っ張りの男の子を演じることにかけては実績あるよね(『花より男子』の前に『ごくせん』で松潤を見たの。それで恋に落ちちゃった。松潤は、不良っぽい役柄のほうがいいなって感じる)。
■この記事、大好き。私、少女マンガの中でも、頭の変な女の子とか、そういうのが登場するようなアホな感じの作品が大好きなんだ。
こっちで女性向けマンガが一般に広く認められるようになったことがうれしいよ。
『NANA』ってさ、アートワークもラブリーだけど、それ以外にもストーリーがファンタスティックなんだよ。映画化されたのもそこが理由でしょ。
女性キャラクターの成長とバックボーンを描いてるって意味で、私が薦める日本モノのシリーズは、『ライフ
読んでてゾッとするところもあったけど、興味がある人は試しに読んでみて。

それから、『ごくせん』のヤンクミとかどう?(マンガでもドラマでも)『XXXHOLiC
■『XXXHOLiC』は女性向けってわけじゃないけど、侑子が知的でスピリチュアルなんだよね。酒ばっかり飲んでるけど、本当にすごいキャラクター。恋の相手はいないの。他にキャラクターとして、四月一日(わたぬき)って男の子が出てくるけど、特に何もないし。本当に大好きだったなあ。私、アニメ好きですらないのにね!
■『LAW & ORDER:犯罪心理捜査班
あと、『クリミナル・マインド FBI行動分析課
とりあえず、次のシーズンが始まるまでは、マンガを読んで待ってるよ。
(訳注:『LAW & ORDER:犯罪心理捜査班』=途中から、『LAW&ORDER クリミナル・インテント』に改題。
アメリカの現役刑事が最もリアルに感じるキャラクターと絶賛した天才刑事、ロバート・ゴーレンが、豊富な経験と知識で、次々と凶悪殺人事件を解決していくドラマ。アレクサンドラ・イームズは、相棒の女刑事。)
(訳注:『クリミナル・マインド FBI行動分析課』:FBIの行動分析課のメンバーたちが、犯罪者たちをプロファイリングし、犯罪心理を読み解き、事件の解決に挑む。)
■『New Adventure of Old Christine』はホントに笑ったなあ。
子どもができたら、宮崎駿の映画は全部買って、見せるつもり。ディズニーは買わない。見たいと思えば、どっかで見られるもんだしね、ディズニーは。
■『NANA』大好き。でも、私が熱愛してるのは『Paradise Kiss

(訳注:イザベラ:『Paradise Kiss』の登場人物。物心ついた頃から自分が男であることに違和感を持っていたため、「イザベラ」と名乗って女装で生活している。)
『よつばと!

『エマ
英国のビクトリア朝時代の下流〜中流階級で暮らす女性たちをめぐる短編の連作。

■『サプリ

これ、広告代理店で働く27歳の女性の話なの。恋に破れて、なんとか仕事と恋愛のバランスをとろうとする中で、自分とは何かってことを理解してく。Tokyopopの出版物としては、驚くほど深くて成熟した作品だよ。
■↑グッド・ニュース!Tokyopopがサプリの出版を再開するよ!
■↑おおおお!イエス!
■『R.O.D -READ OR DIE-
ジェームズ・ボンドみたいな有能な秘密エージェントでさ。あれはよく出来てた。
『NANA』、読んでみるよ。あと、ここにあげられてるマンガやアニメも。
■『放課後保健室
この作品を絶対的に薦める、とまでは言えない。でも、「ジェンダーと恋愛」っていう問題と闘う若者を魅力的な視点で描いてるマンガに興味がある人には、薦めたい。

■まず、最初に。私は昔、マンガやアニメって総じて、かたくなに男性向けと女性向けにジャンルを分けるよね、って考えてた。
『NANA』とか、そういう少女マンガ、女性マンガを大好きな男たちがいることも知ってるし、私自身、少年マンガや青年マンガに好きな作品がたくさんあるのに、って。
日本って一般的に、ジャンルにはっきりと線引きするよね(性別とか年齢で)。一方で、作品によっては、突出して、そういうジャンルの壁を乗り越えてしまうものもある。
私は、すべての日本のメディアが性別の壁を乗り越えられてるとまでは言わない。けど、乗り越えることにかなり成功してるシリーズもやっぱりあるんだよ。
アメリカのテレビにも、こういう鋳型をぶちこわそうとがんばってる番組はあるとは思うけどね。
思いついたところだと、『フリンジ
(訳注:『フリンジ』:世界中で発生する説明不能なおぞましい一連の事件。これを解決するため、「fringe science」(疑似科学)と呼ばれる型破りな手法で捜査するFBIのFringeチームの活躍を描く。
(訳注:『ベター・オフ・テッド』:真実をゆがめ、目標のためだけに突進する巨大ブラック企業で働くテッド。仕事を愛しながらも、会社の体制に疑問をいだくテッドを巡るオフィス・コメディ。
■ヤオイや百合は、女性視聴者、それから少数だけど男性のファンのニーズに応えてる。百合は特に(ヘンタイ系の話じゃなくて)。
ただ、物語って意味では、最も変化に富むのがヤオイだと思うなあ。量的にもたくさん出てるし。ヤオイの物量って、百合の比じゃない。もちろん百合だってレンジは広いけど、市場はヤオイのほうに傾いてるよね。
ヤオイの中でも、ベストと言ったら、よしながふみ。露骨なシーンはないけど、ストーリーに重点が置かれてる。『西洋骨董洋菓子店


百合なら、私が読んだ中で一番ユニークだったのは、竹内佐千子の『honey & honey
■この記事はありがたい。ここ1年半ほどでアニメにハマったの。西欧のテレビや映画より女性キャラクターに多様性があるところがすっごくいいの。
マンガは読まないけど、コメントを読む限り、マンガってアニメより女性の象徴的キャラクターが多いのかもって思った。
女の子が中心になるアニメって、年少の視聴者が対象になりがちでしょ(高校生とか、もうちょっと下の子たち)。今後、もっと女性向けのものがアニメになってくれたらなあって感じる。そしたら、私たちみんなが楽しめるもの。
どっちかって言うと、私はアニメだな。アクションやキャラクターの成長、深い含意があるし、目立つキャラクターだと、男であれ女であれ、単純なステロタイプってことは稀だから。
■私もマンガを読まなくなりかけてた。だって、あまりに、「気が利かなくて、おどおどしてて、そのくせめちゃくちゃ可愛い」っていうヒロインばっかりだって思って。
でも、そうだね、日本には、良質の複雑なストーリーやキャラクターがあるんだな。
なにもないとしても、いつだって宮崎とジブリに頼れるし。『ナウシカ』は永遠の私のお気に入り。みんな、正直に認めようよ。彼女って、すごいじゃない?
■この記事をこのサイトで読めたことがうれしい。ただ、ここで言及されてないことを1つ。少女マンガで私が気になるのは、女性の性の取り扱い。
『彼 First Love
マンガの中で、女の子がセックスをためらうことはしょっちゅう。なのに、それで彼氏に疑問をぶつけたり、話し合ったりするわけでもなくて(誰かにアドバイスを求めるわけでもなの)、ただもう丸め込まれてセックスになだれこむって感じ。
でもって、セックスを楽しんでいるときですら、苦痛を感じてるような描かれ方。
マンガは大好きだけど、特に矢沢あい(『NANA』の作者)、それ以外の少女マンガってほとんどが「ひどいな」って思うことのほうが多いよ。


■↑実際、『NANA』だと、主人公の1人は、「セックスしたがりだけど、それに罪悪感を感じてる子」として描かれることが多いよね。それでも、やっぱり「すごい子」っていう描かれ方ではあるけど。
たださ、アメリカみたいに、混乱も少なくあっさりと性を扱うようなマンガを、少女マンガとは私は呼ばないわ。
性は気楽に話せるカジュアルなことである場合が多いけど、ほとんどのアメリカものと比べたら、日本のほうがずっとヘルシーなんじゃないの?私見だけど。
■↑少女マンガのセックスの取り扱い方って、いろいろだよ。そうだね、一般的には、セックスをしたがるのは悪い女の子、良い子は「決意をもって取り組む」って感じか。
でも、そういうのは女性マンガと少女マンガのミックスなジャンルだよね。josei(女性)マンガは大人向けに調整されてるから、セックスするキャラクターも出てくる。『きみはペット』とかは、何度もセックスが出てくるでしょ。桜沢エリカの作品はほとんどそうだし。
『スパイシーピンク』はないけど、これは環境が環境だし、ヒロインが無関心だしなあ。『砂時計』は、杏が成長するとそういう場面がある。
マンガの性表現って多様性があるんだよ。多くは、良い子と悪い子っていう相対化がされちゃうとはいえ、ね。
まあ、メジャーな会社が輸入して翻訳した作品だと、一般に性体験とかは出てこなくて、高校生活に焦点がおかれたものが多いとは、読んでて感じる。
『彼first love』はセックスに至るまでずいぶん引っ張るけど、少女向けに描かれたものだし、いいんじゃないの?こういう本だってないとだめでしょ。
『ホットギミック』はセックスの話っていうより、セックスを抑制する話に思える。あのシリーズ大好きだけど、初(はつみ)って煮え切らないよねえ。ああいう性格じゃなかったら、セックスに対しても態度はちがったかも。……とりあえず、私的には、イライラして叫びたくなるわ。
■『NANA』も『きみはペット』も大好き。アメリカの主流メディアでも、ああいうキャラクターがもっと増えるといいよねえ。『Daria』(訳注:米国のテーン向けアニメ)以来、米国のテレビですごいなって思う女性キャラクターってマジでいない。
■ヤオイと百合マンガ、かなりの量、そればっかり読んでるよ(ぎりぎりshonen-ai(少年愛)な要素が多少入ってるのも)。だから、ヤオイや百合がベースになったアニメや実写版には特に興味があります。
■すごい記事だった。
私は真面目に日本のアニメーションやマンガ産業に関心をもってる。
昨今、萌え文化がどんどん大きくなりつづけているよね。不況で韓国や中国に外注に出される作品が増えて、そのせいで小さなスタジオがつぶれてもいってる。小さいニッチなスタジオが置き去りにされないといいなって願ってる。
それと、『NANA』の映画版は、大崎ナナ役の中島美嘉の音楽が素晴らしかったよ。ソニーのアーティストを売るためのタイアップなんだろうけど、それにしてもすごかった。『GLAMOROUS SKY』とか。
■私もMysoju中毒なんだけど、『Around40 注文の多いオンナたち
これね、独身の医師の話。年齢は、タイトル通りの40前後で、そろそろ女性としての賞味期限も切れそうって自覚してるのね。
で、彼女には、同年齢の主婦の友達がいる。この人はまた仕事に戻りたいんだけど、スキルがなにもない。
それから、もう1人。彼女たちよりちょっと若い雑誌編集者がいて、こっちは独身主義。
……もう本当に面白かった。スイートな番組。セックス・アピールだけのセクシーな10代なんか一人も出てなくて、30〜40代の女性をちゃんと描いてくれてるところがステキだったの。
■マンガもアニメも、蔵書として買って集めてる。軽めの人気作も買うけど、メインの目的は、良質で、現実的で、意味のあるストーリーとキャラクターが出てくる作品を見つけ出すこと。
けど、ここ何年も、輸入されてくるものって、軽いやつばっかりに思えるんだよなあ…。
■『きみはペット』とか『サプリ』のどこが大好きって、「若くて貧乏な男の子」が、真面目に仕事をしてるキャリア・ウーマンに「筋の通った選択肢」として提供されるってあたりよね。
明らかにこれって、今までの「成人男性と、社会的地位を誇示するため迎えた、若くて美人の妻」っていうパラダイムを変えつつあるでしょ?
同時に、今までの「白馬に乗った、私の王子様は誰?」っていうテーマに対する新鮮な挑戦だとも思うの!
■この記事読み始めるとき、「もし『きみはペット』に言及してなかったら、絶対にコメントで言わなきゃ」って思ってた。
マジで、これは私がかつて読んだ中で一番素晴らしい作品の1つ。
実は、本屋でマンガを眺めてて、この本のタイトルと宣伝文句が初めて目に入ったとき、「ハハハ、馬鹿じゃないの…」って冷ややかな態度だったの。
けど、結局、45分経っても、私はそこから離れられず、第1巻を半分まで読んでしまってた…。
買わざるをえなかったわね。4巻まで全部まとめて。
あとはもう、次の新刊が出るのをストーカーのように待ち続けたよ。1年間ずっと。
スミレが大好きなんだ。他人に思えない。かなり長いこと、架空のキャラクターなんだって納得できてなかったぐらい。
テレビ・シリーズはかなり原作とはちがってたけど、気にしない。松潤の可愛さがもう神がかってたせいだ、これはたぶん。
■こういう話題を議論できるなんて、超ハッピー!josei(女性)ジャンルが大好き。理由はこの記事にあるのがすべて。
ほとんどのアメリカのシリーズって、強い女性キャラクターが出てきても、その強さの理由って肉体的な強靭さか、さほど強靭な肉体をもってない女性の場合は、メンタルに優れてるかのどっちかしかない。
つまりさ、フェミニンな人が「強い女性」とみなされることって稀なの。「強い女性」っていうと、すぐに「美人」と対照化して、肉体やメンタルの力を誇示するんだよね。
私は特別、肉体的にもメンタル的にも強い人間じゃない。だから、こういう2値化されたキャラクターじゃ、勇気をもらえないの。
『NANA』を見てると、勇気が出てくるんだよ。だって、大崎ナナの肉体的な強さやメンタルの強さを楽しみながら、小松菜奈と気持ちを通わせることができるから。小松菜奈って、私に似てるんだ。強い女性としては描かれてないから。
■あなたの記事っていっつもグレート。本当に。
『ホタルノヒカリ』、探しに行く。だって、主人公が私みたいなんだもの。「遊びまわるより、ゴロゴロしていたい」?……友達になりましょう、ぜひ。
■ここで、私たちが共有できるもの、それは、………
松潤!ギャーーーーー!!!
……失礼。
私が言いたいのは、少年マンガだし、女性が主人公ではないけど、『鋼の錬金術師』もリストに加えてってこと。もうね、主要女性キャラクターが全員、とにかくダイナミック。
ほぼ間違いなく、主役の兄弟以外で一番タフなのが女性。アニメにもなってるよ。ほぼ原作通りの出来。
カッコいいイケてる女性がついに登場したってことよ。
■↑『鋼の錬金術師
少年向けのアクション・マンガ雑誌で、女性がマンガを描いてるってことと関係があるかもなあとは思うけど。
(少年向けアクション・マンガって)『BLEACH』とかに登場するような、異常に巨乳なキャラクターが目立っちゃうけど、その背後を見れば、けっこうな量の「クールな女性」が出てくるよ。
■↑私、荒川(『鋼の錬金術師』)の人となりにちょっと惚れこんでる。荒川って、「男は大きくてがっしりしてるべき。女性は曲線美」って言うわりには、オリヴィエ(訳注:「ブリッグズの北壁」「氷の女王」という異名を持つ苛烈な性格の女性司令官)みたいなすごいキャラクターを出してくる。
でもって、そんな例外的なキャラクターなのに、ストーリー上で「だからダメなんだ」とばかりに酷い目に遭うなんて展開にもしないんだよね。
また『鋼の錬金術師』みたいな素晴らしいストーリーを描いてほしいよ、彼女には。
それと。『BLEACH』の久保は、ありえないぐらいの巨大な乳が好きってだけでしょw。女性キャラクターはだいたい、イケてると思うよ。パーソナリティもちゃんと作られてるしさ。…だから、私的には、たとえストーリーが永遠に進まないとしても、『BLEACH』はお気に入りの1つ。
女性キャラクターの描き方じゃ、岸本(『NARUTO』)より良いよ。…って、これじゃ、さして褒め言葉にならないか。
■『ドラゴンボール』と『スラムダンク』を読み返してた(いや、うん、もうけっこうな年なのよ、私)。
どっちも女性がステロタイプじゃないんだよなあ。ブルマは、めちゃくちゃ機械に強い天才だし、彩子は素晴らしいバスケ部のマネージャーで、しかもグラマー。
彩子って、キャラクター作りが「リョータが好きになった女」ってだけの立ち位置じゃないんだよね。それって、サイドラインのネタでしかないの。彩子はリョータの恋心なんて完無視だしさ。
■『エイリアス
(訳注:『エイリアス』:国語教師を目指しながら大学院での学生生活を送るシドニー・ブリストウ。実は、CIAの秘密作戦支部のエージェントとしての顔を持つ。だが、シドニーは自らがスパイであることを恋人に打ち明けてしまう。情報漏洩を恐れた秘密作戦支部はダニーを殺害、シドニーも同じく追われる身となる…。
■↑けどさあ、私、シドニー・ブリストウほど自分が強いとは思えないし、彼女の生活って、私の実生活とかけ離れすぎてるんだよなあ。
■↑アイコンだというのは同意。
最初の頃のシドニーは、「誰に対しても、なんでもやってあげようとする若い女性」って感じだったよね。
……たとえば、カー・チェイス中なのに、いきなりフランシーからチャーリーのことで泣きながら電話がかかってきて、シドニーは、カー・チェイスをしながら、スパイ活動もして、フランシーのことも励ます、しかも全部同時みたいな。
…それに、なにかっていうと、体を鍛えてたし、いっつも走り込んでたしね…。
……ま、このドラマ、私とは相性が良かったよ。『エイリアス』のテーマって、「すべてのエピソードに、シドニーのエイリアス(替え玉)がいるので、なんでも同時にできるんです」だったのかな。考えすぎか。
長文が多いうえ、数が少なくなかったので、「アメリカのドラマだったら、この作品の女性キャラクターが好き!」、「日本だったらこれも!」という品評会コメントはある程度の数に抑えております。
ずいぶん前、米国の図書館で日本の少女マンガが人気があるというニュースを見たことがありますが(『フルーツバスケット』が米国のベストセラーランキングに入ったりしていた頃だと思います)、映像には小中学生の女の子が図書館でマンガを読んでる様子が映し出されていました。
あのころの子どもたちがそろそろ大人になって、女性向けマンガを読んでいるのかもわかりませんな。
↓励みになりますので、よろしければ、ひとつ。
