2011年11月26日

海外の反応 - 北米マンガ売上トップ10 -

本日は、やろうと思ってブックマークしたままだった夏頃の話題をひとつ。


米国のマンガ・ベストセラー・トップ10

2011年上半期に発売されたマンガの売上を見ると、米国におけるマンガの売上は堅調だ。驚くのは、特定のマンガにおいて、米国での人気度と日本での人気度に著しい違いがあるということだ。

ICv2(訳注:米国のポップカルチャー・ビジネス・メディア)の売上ランキングは上半期しかカバーしていないが、よほどの超ヒット作が出ない限りは、このランキングは年末まで変わらないのではないかと思われる。

難しい話は抜きにして、カウントダウンを始めよう。

10. 『ソウルイーター

Soul Eater, Vol. 8

大久保篤の初のシリーズ『B壱』のスピンオフ。もともとは短編の予定だったが、反応が素晴らしく良かったため、出版社側の『少年ガンガン』が連載化に進めた。

2003年の6月24日の第一巻発行以降、19巻が出ている。


9. 『ドラゴンボール』&『ドラゴンボールZ』

Dragon Ball vol.1

『ドラゴンボール』は、1984〜1995年にかけて週間少年ジャンプで連載されたマンガ。鳥山明作。全42巻。全世界で2億部以上を売り上げた(日本だけで1億5200部)。

『ドラゴンボール』も、関連アニメ『ドラゴンボールZ』も、今日のマンガやアニメのデザインに大きな影響を及ぼしたと言われる。


8. 『鋼の錬金術師

Fullmetal Alchemist, Vol. 27 (Fullmetal Alchemist (Graphic Novels))

スチームパンクを引き合いに出すと嫌がるファンもいるが、荒川弘の『鋼の錬金術師』が、レトロフューチャーやオルタネート・ヒストリー(改変歴史)ファンタジーとの比較を想起させることは否定できない。

連載は、2001年8月から『月刊少年ガンガン』で開始され、2010年6月に完結。米国では25巻まで発行されている(全27巻)。


7. 『ロザリオとバンパイア

Rosario+Vampire, Vol. 1

『ロザリオとバンパイア』(ロザバンと略す)の連載開始は2007年秋。今も、日本や米国をはじめ、世界で人気が高い。

オカルト・ゴシックと青春学園冒険モノという楽しみを求めるマンガ・ファンなら、このフレンドリーで、なおかつ血に飢えているという複雑なストーリー以外は不要だ。間違っても、『トワイライト』とか言わないでおきたいもの!

6. 『BLACK BIRD

Black Bird, Vol. 13

桜小路かのこ作。2007年から『Betsucomi』で連載中。プロットは、超自然の存在を見ることができる高校生の少女を中心に展開し、この能力のために彼女にもたらされる、さまざまな問題(と強み)を描く。


5. 『DEATH NOTE

Death Note 6 (Death Note)

原作 - 大場つぐみ、作画 - 小畑健。日本では2004年5月から2006年10月まで連載。米国では、全12巻に『リーダーズ・ガイド』をつけて出版され、広く人気を博した。

2011年1月に、(訳注:米国のワーナー・ブラザースが)版権を取得。映画化の予定。


4. 『黒執事

Black Butler, Vol. 1

マンガ界では比較的新顔。枢やな作。2006年9月のデビュー以来、日本では現在までに12巻が発売されており、いまだ人気が高い。
2009年の夏に、Yen Pressが英語版の版権を取得。第一巻は、その半年後に書店に並んだ。

発行当初の雑音はほぼ消え去り、『黒執事』はマンガ読者のなかに隙間市場を見つけたようだ。


3. 『ヴァンパイア騎士

Vampire Knight, Vol. 1

ゴシック・オカルトという金脈を掘ることに成功した、樋野まつりのマンガ・シリーズ(後、アニメ化)。2005年1月に『LaLa』で連作開始、日本では11巻まで発行。

英語版の版権をもつViz Mediaは、2006年7月号の『Shojo Beat』で本作を初登場させ、以来、年4巻のペースで発行している。


2. 『BLEACH

Bleach 1

『BLEACH』は2001年のデビュー以来、日本や米国をはじめ、ワールドワイドで信じられないほどの成功をおさめつづけている。作者は、久保帯人。
2006年のマンガ/アニメでのデビュー以来、米国では、マンガ読者からも、アダルトスイム・ネットワーク(訳注:米国の大人向けカートゥーン・ネットワーク)のファンからも暖かく迎えられた。

めったにないことだが、ジーン・シモンズの息子が、自身のコミック『Incarnate』に『BLEACH』や他の人気マンガを盗用したとして槍玉に挙げられたことでも、その名を知られた。


1. 『NARUTO -ナルト-

Naruto, Vol. 52: Cell Seven Reunion (Naruto (Graphic Novels))

岸本斉史作。日本でのデビューは1999年。海を越えて、2003年初頭にViz Mediaが発行する『Shonen Jump』へやってきた。
Vizは、日本版に追いつくために、発行スピードに加速をかけて英語版をリリースしつづけていたが、45巻の発売後、とうとう年4巻にスピードを落とせることになった。

『NARUTO -ナルト-』は、想像できうる限りの、ほぼあらゆるもので売られている。当然のようにボックス・セットにもなる。
これほどポップ・カルチャーに深く根づいたとなれば、今後も売上チャートのトップ近辺が長く定位置になりそうだ。


マンガ・マニアなら、知名度が高いにもかかわらず、このランキングにあがっていない作品が2、3あることに気づいたろう。
お気に入りのマンガ・ショップでは見たことがないという人のために、………ICv2のトップ25ランキングでは、『ONE PIECE』(11位)、『遊☆戯☆王』(15位)、『けいおん!』(24位)だ。●



コメントは、この記事が転載されたOH NO THEY DIDN'T!から。

OH NO THEY DIDN'T!は、LiveJournal最大のコミュニティ。メンバーは10万人以上、1日のページ・ビュー30万以上。話題の中心は、セレブのゴシップとポップ・カルチャー。

良い意味でも悪い意味でも名高いコミュニティのようで、「皮肉なやりとりで溢れ返っている、ゴシップ狂のコミュニティ」(サンフランシスコ・クロニクル)、「お気に入りの暇つぶしサイト。記事よりコメントのほうが面白いことがある」(A.V.Club)、「セレブのゴシップに病的に執着するサディストとマゾヒストのコミュニティ」(Village Voice)などと言われているようです(Wikipedia)。


コメントは、正直、内容はさしてございませんが、米国の「若くて、セレブのゴシップ好きで、斜に構えた10代」の一面をご紹介するという方向で。


■子どもの頃、べジータを見ると、胸がワクワクして、混乱したみたいな気分になったものよ。

 ■↑べジータとトランクスは、私も惚れたなあ。

 ■↑べジータは、なかでも最高にホットだったもの(ヘアスタイルはどうかと思うけど)。

 ■↑いい趣味。

■マンガ・ファンだったことは一度もないけど、『コードネームはセーラーV』が米国で出るなんてことになったら、まっしぐらだろうなあ。

 ■↑日本語版もってる。悲しいことに、日本語ひとつもわかんないってのに。

■『ナルト』ってまだ続いてるの?7年生(訳注:日本の中1)のとき、30巻とかそのぐらいまで読んでた。

 ■↑うん、続いてる。…『ONE PIECE』同様、永遠に終わらないShonen(少年)番組だね。

■私、オタクなんだけど。『BLEACH』は最初は良かった。けど、結局、少年マンガのくだらないステロタイプになっていっちゃったから。
『黒執事』もかなりひどい。けど、セバスチャンがかわいすぎて、つい見ちゃう。

 ■↑初めて『黒執事』の絵をKinokuniyaで見たとき、あまりにも興奮しすぎて、なんの情報もなかったのに買っちゃった。…中身を読んだのは、買った後…。

  ■↑好きじゃない?プロットはまあ、物足りないけど、絵がすっごいきれいじゃん。

 ■↑セバスチャンに、私も執事になってもらえたら最高なんだけど。めっちゃいい執事だよね。

■『黒執事』、読んでるよ。純粋に、服がきれいだから。服とアートが大好きなの。プロットはあれだったけど、徐々に良くなっていってるとは思う。少なくとも、私が読んでるところは面白くなってきたところ。

■『BLEACH』は23巻あたりで読むのやめた。面白くなかったわけじゃないんだけど、……やっぱり、連載中の少年マンガ・シリーズを追いかけて読むのって大変。

それと、『幽☆遊☆白書』を思い出させるところがちょっと多すぎ(笑。

■たぶん『DEATH NOTE』は、これまで読んだ中で最高のマンガの1つ。正直、リュークとだったら、パーティしたい。

 ■↑同意。ほんとに良いコンセプトだったし、ものすっごく良く描けてたよね。

■私のベイビー、エドワード・エルリック(訳注:『鋼の錬金術師』)に敬意を表して。

 ■↑エドワードと結婚したい。

■『ドラゴンボールZ』って好きになれない…。

どうして『犬夜叉』がないの?高橋留美子って、すっごく人気のある漫画家だし、好きなくとも1作品ぐらいはランキングに入っててもいいと思ったのになあ。

 ■↑こっちだと、彼女の人気って翳りが出てきてるんでしょう、たぶん。

 ■↑2011年の売上ランキングだからだと思うよ。今年は、彼女の作品で人気が出たものが市場に出なかったからじゃないかな。

 ■↑思うに、彼女の作品ってとにかく長すぎんのよ。でも、彼女は私に桔梗っていうキャラクターを与えてくれたし、桔梗と犬夜叉っていう一押しカップルも与えてくれた。だから、怒りなんて感じない。

■すごく悲しいこと。だって、『犬夜叉』って、fanfiction.netで2番目にファンフィクションが多いんだよ?みんな今でも『犬夜叉』に関心があるってことじゃないの。

■子どもの頃、最大の恋の相手はトランクスだった。あと、笑っちゃうけど、ピッコロ。

 ■↑私もトランクス。それから、成長した悟飯と17号。こんなこと書くと、マニアっぽいけど、17号ってすごいハンサムでしょ。

 ■↑ピッコロは、私も。「顔は超不細工だけど、補って余りある頭脳」ってタイプの男よね。

■↓これって、史上最高のアニメ・オープニングの1つだよね?ね?

Full Metal Alchemist Opening 2: Ready,Steady,Go - L'Arc~En~Ciel


 ■↑確かに、最高。ただ、これを聴くと、いつも涙がこぼれる。だって、ラスト10回の放映で流れたから。フィナーレの前、そこからエドのアルの別れにつながってく。それを思い出してしまって。

 ■↑ラルクの曲に駄作はないよ。

■完璧なオタク。マンガとアニメが大好き。初めて読んだマンガは、『ドラゴンボール』だったよ。
『ONE PIECE』はランキングに入ってるべき作品。

■信じれないことだけど、子どもっていまだに『NARUTO』なんだねえ。

 ■↑よくも、そんなことを。『NARUTO』は欠点のないマンガ。私がいまだに読んでる唯一の長編少年マンガ。今、連載中の作品のなかで、一番論理的で、ワクワクする。

■私の生徒の一人が、私がマンガをよく読んでるって知って、『NARUTO』を見せてくる。それで、「もう読んでる?」って聞くのね。私は少年マンガは読まないんだってことをどう説明すればいいものやら…。

■マジで。『BLEACH』って今もそんな人気なの?
いや、本当に本当にすごいマンガだった。でも、ここ数年は、少年マンガの最悪なもののすべてが詰まってるって感じがするけど。

■『鋼の錬金術師』最高でしょ!今まで経験したなかで一番満足した物語の1つ。大好き。

 ■↑特に、兄弟愛がね!

■『鋼の錬金術師』、『BLEACH』、『ドラゴンボールZ』、『NARUTO』、もう全部いい!一番好きなのは『スラムダンク』だけど!

■ここしばらく、夢中になれるアニメやマンガと出会えてない。少女マンガはあちこちで買いつづけてはいるんだけど、地元のアニメのコンベンションから足が遠のいてて、今、何がどうなってるのかさっぱりわかってない人間になってしまった。。…だって、もうコンベンションって次世代に乗っ取られてるって感じなのよ。

 ■↑『鋼の錬金術師』を読んで、素晴らしさとはどういうものなのか、その目で見なさいよ。あの兄弟愛もね。

■『DEATH NOTE』は、最初から最後まで読み通した唯一のマンガだった。

10代の集中力が持続する時間なんて、そんの程度!

■『BLACK BIRD』ってめっちゃキモい。

 ■↑2巻まで読んだけど、好きじゃないなあ、私も…。『青の祓魔師』を見てるところなんだけど、こっちはすっごく好き。

■『ソウルイーター』がここまで人気作だったとは思ってもいなかったよ…。

■『鋼の錬金術師』が米国で好意的に迎えられてることがすごくうれしい。女性マンガ家によって描かれた、最も知られた少年マンガの1つだし。
日本だと、猫も杓子も『ONE PIECE』。トップ10に『ONE PIECE』の名前がないってのも、新鮮なもんだよ。

■『ONE PIECE』、好きになろうと努力したけど、ダメだった。ストーリーが良いってのはわかる。ただ、あの盛り上げかたが大げさすぎる。

■『NARUTO』なんて最低じゃん。『DEATH NOTE』はめちゃめちゃ大好きだけどね(特にL)。

 ■↑『DEATH NOTE』、最後まで見ようとはした。でも、Lが出なくなって以降、どうにも興味がもてなくなった自分に気がついたの。

  ■↑あれは悲劇。正直言って、私はメロが大好きだったから、興味をもちつづけていられたけど。

 ■↑Lに恋をしてた。率直に言って、そのことを少しも恥じてない。

■『ヴァンパイア騎士』大好きだった。

 ■↑私も。理由はほぼ、零っていうキャラクターが好きだったから。

■『ソウルイーター』は、本当に久しぶりに自分の目をとらえたアニメであり、マンガなんだ。
昨今は、アートスタイルでもストーリーでも、興味もわかないような、使い古されたものばっかりだったけど、『ソウルイーター』で夢中になれる自分を再発見したね。

■『エヴァンゲリオン』がランキングに入ってないのが、不愉快。

 ■↑マンガだけのランキングだし。アニメも含まれるんであれば、そりゃもちろん、『エヴァ』は入るでしょ。

■『BLACK BIRD』がこんなに人気があるなんて。まあ、いいけどさ。
『BLEACH』は、昔大好きだったなあ。だって、すごかったもの。
『鋼の錬金術師』は読みかえさなきゃ。好きだったのは覚えてるんだけど、内容を忘れちゃったから。

 ■↑マジで、………読み返せ。

 ■↑なんかさあ、このスレッド、『鋼の錬金術師』をみんなで宣伝してるスレッドになってるよねw。

■『DEATH NOTE』を昨日、読み返したばっかり。何度読んでも完璧。なんか読むマンガ探さなきゃ。好みのマンガを探すの、むずかしいんだ。

 ■↑『DEATH NOTE』が好きなら、『MONSTER』とかは?

素晴らしく良く描けてるシリーズ。ヨハン・リーベルトに心の底から震え上がるよ。……私、誰にでも薦めてしまってるんだけどね(笑。

■『NARUTO』と『BLEACH』の1位、2位。そうだろうな。
『ドラゴンボール』が入ってたのはよかった。だって、本当に欠点のないシリーズだから。ただ、もっと順位が高いかと思ってたよ。

■『ヴァンパイア騎士』はダメだわ。まあ、優姫が結局、誰ともうまくいかなかったって結末がくる日を楽しみにしてる。その日がきたら、ポップコーンを食べながら、ファンダムが大荒れになるのを眺めることにするわ。

 ■↑要は、『トワイライト』のマンガ版よね。ただ、ファンダムの戦争は、『ヴァンパイア騎士』のほうが荒れてるし、意地が悪い。

男性のメイン・キャラクターが2人ともキモいの。こいつらを消して、優姫を自由にしてやってほしいわ。

 ■↑『トワイライト』より、『ヴァンパイア騎士』のほうが嫌い。

■『NARUTO』が大好きなんだけど、ファンダムじゃ、最近の流れでイタチが神格化されてる。それと、キラービーとナルトはネタにしてもつまんないって感じになっちゃってる。
イタチのときみたいな、盛り上がりが必要なんだってば!

■『ONE PIECE』がトップ10に入ってないなんてショック。40巻もある大作なのに。

 ■↑自分もびっくりした。『BLEACH』、『NARUTO』、『ONE PIECE』を読んでる人なら、『ONE PIECE』が最高だってわかるだろうに…。

  ■↑同意。私も『ONE PIECE』を選ぶ。日本じゃ、異常なぐらいの売れ方してるのにねえ。

■『BLEACH』と『NARUTO』は終わってもいい。両方とも好きだけど、伸ばしに伸ばしてるって感じだからさ。

■マンガはもう読んでないけど、『ソウルイーター』が連載当初、面白かったのを覚えてる。
『DEATH NOTE』と『鋼の錬金術師』もお気に入り。『BLEACH』は最初のころ、好きだったけど、後がひどかった。キャラクターは素晴らしいのに、ストーリーがダメっていう。

『黒執事』もなあ…。キャラクターはきれいだけど、それだけなんだもん。



コメント数が469件と多く、『セーラームーン』、『NANA』、『桜蘭高校ホスト部』、『フルーツバスケット』と、さまざまなマンガが話題にあがっていたのですが、基本、ランキングに出ているタイトルに関連したコメントを中心に選びました。

『鋼の錬金術師』の人気が高いなあと。ほぼネガティブ評価なし。



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posted by gyanko at 13:33 | Comment(77) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月21日

海外の反応 - 『AKIRA』ハリウッド映画化、金田役はギャレット・ヘドランドに?! -

本日はこちらから。

io9は、科学、技術、SFを取り扱う米国のサイト。


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AKIRA』の主役は、ギャレット・ヘドランドにオファー。クソだ。

Garrett_Hedlund.jpg

『AKIRA』のハリウッド映画化だが、ひどいニュースが飛び込んできた。伝えられるところによれば、ギャレット・ヘドランドが金田の役をオファーされたというのだ。

そもそも、『AKIRA』の白人化に関して戦々恐々としていた我々だが、今度は、世界一退屈な金田になるかもという心配をするはめになってしまった。ギャレット・ヘドランドなんて、未来のマクドナルドに行くのにだって、三輪車をキコキコこいで行きかねない奴じゃないか。

Twitch Filmのニュースは、我々がまさに恐れていたニュースそのものだった。
確かに、ワーナー・ブラザーズが、『AKIRA』のハリウッド映画化にゴーサインを出したとき、みんなが『トロン: レガシー』のギャレット・ヘドランドが金田役の候補として本命のようだと噂はしていた。
それが今、(現実に)彼にオファーが出たというのだ。ぐぁぁぁ……。

いや、聴いてくれ、我々はヘドランドに対して何も異議はない。銀幕で見るに足る容姿だし、演技だって(訳注:良くはないが)確かにそれだけが『トロン: レガシー』の大失敗の原因だとは言い切れまい。

ただ、わかってくれ、ハリウッド、つまんないんだよ、ヘドランドじゃ。
アジアの俳優を考慮に入れるわけにはいかないのか?ちょっと考え直すわけにはいかない?
我々は本当に、この男を金田って呼ぶことになるのか?それとも、アメリカナイズするにあたって、日本の名前まで全部変えるつもりか?金田正太郎がケニーになって、島鉄雄がティミーとかになったり?

まあまあ喜べるのは、ゲイリー・オールドマンとヘレナ・ボナム・カーターにもオファーが出てることぐらいか。この映画化にあたって、心のより所はこの2人だけだ。

この映画は、大友克洋のマンガが原作だが、舞台は(ネオ東京でなく)ネオ・ニューヨークに変更されている。未来が舞台であること、暴走族、軍の極秘プロジェクト、超能力といった設定は変わっていない。

マジでめちゃくちゃすごい話なんだ。みんな、機会があったら、1988年の映画を見るべきだよ。●



閲覧数約40000、コメント380件、なかなか盛り上がっておりました。
内容がかぶっているもの、話題がそれているもの(オリジナルの『AKIRA』に対する感想、『トロン:レガシー』への評価等)は適宜割愛しつつ、一通り。


■まず、ネオ・ニューヨークってのがありえん。

 ■↑だよな、要は、ニュー・ニューヨークってことだもんなあ。もったいぶりすぎ。

■『AKIRA』のハリウッド映画化、ニュースがくるたびにさらに酷さを増してきてる気がするんだが。

■いや、彼は『トロン: レガシー』ではよく演ってたと思う。良い仕事をしたというわけじゃないけど、酷くもなかった。

もっと肝腎なことを言えば、ヘドランドの演技うんぬん以前に、そもそもキャラクターの描かれ方がこの映画をダメにしたと私は考える。

「父親の問題を抱え、大きな責任を引き継いだ若い一匹狼。周囲からは、誰よりも頭が良いと思われてる」。これをちゃんと退屈なキャラクターにならないよう書き分けないといけないが、それがない。

(訳注:ハリウッド映画版の金田『トロン:レガシー』の)「父親が恋しい」って以外のモチベーションをもってないし、耐え抜くキャラクターの葛藤がないんだ。(訳注:コメントでご指摘いただき、あーーーーっ!と気づきました。すみません。ありがとうございます。)

でもって、ヘドランドはこのつまらん役を面白いものにするだけの器量はない。それがすべて。

まあ、『AKIRA』ハリウッド映画化のニュースとしては、最悪だわな。映画による白人化にくわえて、キャラクターの鍵になる要素の1つも取り除いてしまったわけだし。
つまり、金田は若い不良少年だってことね。(訳注:ヘドランドの実年齢である)20代後半は、少年とは呼ばない。

先入観はもちたくないから、私が間違ってたことが立証される出来だといいとは思うが、この映画が悪くならない方向が想像できない。

■役者が白人だと、そんなに問題あり?確かにアニメがベースの話だけど、たぶん客に見てほしいんだろ、ワーナーは。別にアート作品を作る気はないってことじゃないの。

ヘドランド、『トロン』じゃすごく良かったけどな。

この映画はさ、もしもだよ、アニメの半分でもカッコいい出来上がりになったら、それでもうすごいことなんだって。

肌の色がどうのって議論に関しては、みんな落ちつかなきゃだめだ。この人種差別主義者連中め。

■OK、いつもは僕って、みんなに「落ち着いて、映画は原作とはちがうっていう事実を受け入れろ」って言う側なんだけど、これに関しては、ダメだ。

原作を変えるのはいい。それが良い映画を作るためなら。でも、「アメリカの白人の観客は、非白人のアメリカ人が主役の映画を見ないだろう」っていう理由で原作を変えるなんて、最悪だよ。

 ■↑映画ってのは金がかかる。ビジネス的観点から言って、「アメリカ人の観客にアピールしないように映画を作る」なんて無責任もいいとこ。

好むと好まざるに関わらず、これが『ラッシュアワー』(訳注:ジャッキー・チェンとクリス・タッカーが主演)じゃない限り、アメリカ人はアジア人が主役の映画には集まらない。…これがビジネスってもんさ。

正しくはないんだろうな。けど、現実ってのはこんなもの。

  ■↑なら、『AKIRA』を映画化なんかすんな。「非白人の人たちを描いた話をみんなに語って聞かせるには、白人化するしかない」って本気で考えてるなら、最初から『AKIRA』を選ぶな。

これは、『ラスベガスをぶっつぶせ』の映画化の際の白人化とはレベルがちがう。


訳注:『ラスベガスをぶっつぶせ』:ラスベガスで実際に起きた、ブラックジャックのカードカウンティング事件が題材。モデルとなった、マサチューセッツ工科大学のブラックジャック・チームに属していた生徒のほとんどはアジア系であったが、映画化に際しては白人俳優たちが主演をつとめたため、アジア系コミュニティから不満の声があがった。)

『ラスベガスをぶっつぶせ』は、キャラクターの人種に大きく関係する体験を描いた話じゃない。
でも、『AKIRA』は、いくつかの日本の歴史的事件に大きく影響を受けたと広く考えられているファンタジーなんだよ。でもって、オリジナルのアニメとマンガは、日本ならではのアート形式の金字塔の一例と考えられてるもの。

『AKIRA』を白人化するなんて、こりゃまた、新レベルの汚らしい話だ。

 ■↑米国の製作で日本映画を作れるとは思えない。僕だったら、そんなことにチャレンジして成功することを期待しろなんて、製作側に言えるかどうか…。

日本映画は日本が得意なこと。アメリカ人が得意なのはアメリカ映画を作ること。…ってなったら、舞台は東京にはならないでしょ。

なんか自分で言ってて、ちょっともやもやするけどさ…。

 ■↑見ないって選択もあるんだよ。

日本に、傑作が存在する。で、それは別に日本人のDNAに関係してる話じゃない。しかも、もうアニメ映画は作られてもいる。アメリカナイズしたところで、そのアニメ映画に傷はつかない。

たぶん、酷い出来になるんだろう。
とはいえ、人種に関してゴタゴタ言うより、実際に実物を見るまでは偏見をもたずに、僕は行くよ。

ファンってのは最悪だなっていう代表例みたいな、信じられんぐらいの怒りを見てきたばっかりだからさ。

  ■↑見ない。見る気もないね。だからって、黙ってられっか。メディアの「手順通りのレイシズム」に黙ってろって言うのか。

白人化は、ハリウッドのいつもの単一文化キャスティングの上を行く手法だ。非白人の非アメリカ人を描いた話は見る価値がないっていう、あきらかな宣言だ。

良い映画だって批評が出ても、オレは見ない。
製作の段階で、このあからさまな自民族中心主義を緩和しようっていう努力を多少なりともしてるってのがはっきりしない限り、金を払うつもりはない。

■『AKIRA』を実写映画化して成功させるなんて不可能だよ。ヘドランドのせいじゃない。

■アメリカナイズってのは、白人化だけを意味するものじゃないよ。「アメリカの観客向けにプロットを作り直す」って意味でもある。
つまり、オレたちが飽き飽きしてるいつもの古臭い駄作を作ります、ってこったね。

■頼むよ。白人で映画化するのは、オレたちみんなもうわかってたことだろ。ギャレット・ヘドランドだって、「ありえたはずの最悪の選択肢」ってわけでもない。最初は、キアヌー・リーブスだったの忘れたか?

たぶんだが。ラッキーなら、残りのキャストは人種はいろいろになる。期待はしないが、少なくとも可能性は残されてる。

■ああ、もう。白人化が良くないことだって理解するのが、どうしてそんなにむずかしいことになってるんだよ?ぜんぜん、良いことじゃないだろ。
こんな映画、歯牙にも引っけてないが、ダメなものはダメなんだよ。

■簡単な解決法:公開されても見ない。

オリジナルが今も店で買えるんだぞ。誓う。目が離せない映画だ。

 ■↑ほとんどの人には、オリジナルの映画はコンセプトが難しいんだって。

■心配するな。まだこの映画が、完成前にポシャってくれる希望はある。

■この映画に関しては、お蔵入りになる以外のニュースで、みんなが嘲笑せずに喜んで迎えられるニュースってなんかあるのかねえ?

■『アバター』を台無しにし、今度は『AKIRA』か。白人が金田を演るって?!

変わらないな、ハリウッドは……。

 ■↑うん、いまだにこれだよ。

■『AKIRA』の実写化だとか、アホな考えだ。
が、白人化はしょうがないだろ、みんな、こうなることはわかってたんだし。

不快を表現するには、ギャレット・ヘドランドに八つ当たりするんじゃなくて、映画をボイコットすることだな。

 ■↑『AKIRA』の実写化そのものはアホな考えってわけじゃないだろ。壮大な話だもの。ただ、実写化が壮大な話になるかどうかとなると…。

問題なのは、これはきちんとしたメッセージをもった純粋な芸術作品なのに、それがアメリカによってレイプされつつあるってことさ。

■どれほど駄作であろうと、見に行くよ。だって、やっぱ、実写版『AKIRA』だもの。

 ■↑どれほど良作であろうと、見に行かないよ。だって、やっぱ、実写版『AKIRA』だもの。

 ■↑『AKIRA』ってのは、ニシンの酢漬みたいなもんでね。だんだん好きになる味なんだよ。で、多くの人がそのとりこになる。まあ、嫌いな人がいるのも理解はできるが。

  ■↑『AKIRA』はそういう作品、確かに。そうじゃなくて、問題なのは、オレは 『AKIRA』を愛してるってこと。続編だの、改作だので汚されたくないんだ。

■ネオ・ニューヨークって……マジか。死にたくなってきた。夢だろ?これは夢なんだろ?

 ■↑すべてなかったことにするんだ。ここでは何も起こってない。そう思い込め。オレがそうしてるように。

■外国映画を自文化に合わせて作ることは、白人化ではない。白人化っていうのは、舞台はそのままに、そこに白人だけぶち込むことだ。だから、この映画は白人化ではない。
ただ、酷いアイディアではあるな。

 ■↑額面通りすぎる見方だ。問題なのは、「アニメを見るアメリカ人以外は、白人が主人公として登場しない映画に興味がない」なんていう、くだらない考え方だ。

ネオ・ニューヨークはまあいい。問題は金田。それがここで問題にされてる。アメリカ人は馬鹿だ。

『ドラゴンボール』の映画化を忘れたか?

  ■↑オレは白人化の意義を正しただけだ。『荒野の七人』(訳注:『七人の侍』のハリウッド・リメイク)や『ディパーテッド』(訳注:『インファナル・アフェア』のハリウッド・リメイク)だって、封建時代の日本にスティーブ・マックイーンがいたり、香港にマッド・デイモンがいたら、そりゃ白人化だろ。

主役が白人ってのは、白人化とは言わない。「けど、想像力もないし、酷すぎるだろ」って?うん、それはオレだって思うよ。でも、白人化ではないね。

   ■↑うん。『ディパーテッド』とか『リング』みたいなのは、つまり、オリジナルを完全にこっちに順応させて、異文化に移植したものだもんな。

   ■↑テクニカルな意味では、白人化ではないが、「たとえ舞台をニューヨークに移そうが、異文化の話をもってきて、非白人の主役を否定した映画」を言い表す良い言葉がないんだよ。

文字通り、主役として考慮に入れるのは、白人とキアヌー・リーブスだけっていう。人種歪曲とでも言えばいいのか?

    ■↑そりゃ、他の主演俳優が考慮に入れられるんなら、そのほうがいいさ。でも、僕たちの文化に反映させてリメイクすることは、珍しいことでもないし、とんでもない犯罪ってわけでもないでしょ。

単純な事実として、この国の多数派はギャレット・ヘドランドみたいな人間なんだってことさ。44%が白人っていうこの国で、新たに作られたストーリーの設定に忠実に作ってるってことなんだろ。
残りの56%は、ラテン系、黒人。アジア人なんてはるかに数が少ない、その後に続く人種だよ。
しかもだ、ささいなことを言うようだが、その数少ないアジア人ってのは中国人であって、日本人じゃないんだぞ。

     ■↑ハリウッドの人種差別主義が「たいした犯罪」じゃないって?そうか?

僕的には、ハリウッドに、「少なくとも非白人の主演俳優で、それを観にくる観客が確実にいるリメイク版映画になるかもしれない」っていうチャンスに賭けてほしかった。

『AKIRA』は、アジア人主演にしようと思えば簡単にできる映画。なのに、誰も考えてみることもしない。
僕たちの国の文化が人種差別的であるからこそ、こういうメディアに「文化の反映」になってほしくない。ワーナー・ブラザーズとこのプロジェクトは、「ここはがんばってくれ」って僕たちが訴えるに足るだけの価値ある存在なのに。

あとさ、ニューヨークはマイノリティがマジョリティの街。ギャレット・ヘドランドみたいな容貌じゃない人、つまりラテン系や黒人、アジア人が演じたほうが、ニューヨークっていう街の設定には忠実なんだよ。

あと、勇気づけられるのは、ワーナー・ブラザーズが7月にアジア系アメリカ人の代表者たちと会って、この問題について話し合ってるってこと。『AKIRA』のプロジェクトのことで!

     ■↑他の外国映画はいいのに、どうして『AKIRA』はダメなんだよ?アジアのホラー映画なんて、紙のように真っ白に白人化されてるのに、抗議の声もなかった。なのに、アキラはアジアのままじゃないとダメなのか?

■あのな。言っとく。これが、「『AKIRA』じゃなくて『ADAM』ってタイトルになるよ。でも原作は『AKIRA』だよ」ってんならいいの、オレは。
「この映画を『AKIRA』と呼び、そこに白人を放り込んで製作します」っつうから、問題だって言ってんだよ。

■『AKIRA』ってタイトルにしないでくれってことだよな。それなら、私もだいぶ気がおさまる。

日本映画を適当に取り入れて、アメリカナイズするってこれが初めてじゃあないさ。でも、『荒野の七人』はスティーブ・マックイーンを侍にはしなかった。もし、そうしてたら、やっぱり疑問に思ったろうよ。

■まあ、ネオ東京が舞台で、白人が暴れまくる映画よりはちょっとはマシだろ。

■要は『パワーレンジャー』再びってことでしょ。

■これで、シャマランが監督するなんてことになったら。


訳注:M・ナイト・シャマラン:米国のTVアニメ『アバター 伝説の少年アン』を原作とした『エアベンダー』を監督。
原作アニメではアジア人とイヌイット族のキャラクターが多く登場するにもかかわらず、映画では白人の俳優ばかりが使われたこと等に関して、人種差別ではないかと抗議する声が挙がり、人種差別反対運動にまで発展した。)

 ■↑やめてくれ。頼む。

densetusann.jpg

(訳注:画像は、上が米国のTVアニメ『アバター 伝説の少年アン』のキャラクター。下が、それを原作とした実写映画『エアベンダー』の配役。)

  ■↑ハリウッド、焼き払われてしまえ!

■ギャレット・ヘドランドが多少なりともまともな神経をもってる人間なら、この役は引き受けない。

■マスコミ!頼む、もうこの『AKIRA』ハリウッド映画化に関しては、なにも報道しないでくれ!たぶん、しなくたって誰も気にしないし、オレたちだってこれ以上怒らなくてすむ!!

どっちにしろだ。この茶番映画の予告編ですら、オレは絶対に見ないから!!!!!

■誰が演じようと、どうだっていい。最悪なのは、この映画化が現実だって事実なんだ…。

■まだ製作初期段階だし、駄作!って決め付けるには早すぎると思う。マンガもアニメも大好きだし、『AKIRA』は間違いなく僕にとって特別な作品。みんなにとってもそうだろうけど。

でも、ギャレットが役にオファーされたってだけで、「この原作殺しめ!ギエー!!!」ってのもどうかと思うぜ。

 ■↑お蔵入りにさせるには、もう遅すぎるんだよ。しかも、悪い方向に動いてる。やつらは基本、この話の日本文化や歴史の上に成り立つ日本的な部分を削除しようって腹なんだから。

舞台はネオ・ニューヨーク、登場人物の名前も英名になって、ストーリーは深みを失っていく。

クールな世紀末後ストーリーになるんだろうよ。日本の文化や歴史に影響をうけた多層構造のストーリーをなくして、ね。

 ■↑マンガのメイン・テーマは、1980年代の日本に住む世代間の対立なんだよ。そして、その対立は今もある。
モンスター化していく10代たち、一方で大人たちの世界は脇へ追いやられていく。10代が主役じゃないと生きないストーリーなんだよ。どれほど良い俳優だって、10代じゃないと意味がない。

ギャレット・ヘドランドに素晴らしい才能はないとはいえ、彼がこの映画の元凶ってわけじゃないんだ。

■アジアの血が入ってて、SF映画の経験もあって、カンフーも心得がある。

キアヌーリーブス。

 ■↑お前、『カウボーイビバップ』がどういう目にあったと思ってんだ!
(訳注:キアヌ・リーヴス主演で実写映画化されることが決定していたが、現在、予算の問題で座礁中)。

 ■↑や、め、ろ!キアヌーが『カウボーイビバップ』のことを思い出したらどうすんだ!このまま忘れさせとけ!

■そうだな。真の問題は、このプロジェクトが進行中だっていう事実だな。アメリカナイズ、白人化、どっちもオリジナルを疎んじる行為だ。

で、不幸なのは、そのことを、製作してる連中以外は、みんなわかってるってこと。

■想像力のかけらもないよ。製作側に、ギャレットのことを「バイクに乗ったらカッコいい役者だ」と思ったやつがいるから、こんなキャスティングになってんだろ。

 ■↑プロデューサーの考えなんて、「ん?こいつバイクに乗ったことあんのか。うん、この役はこいつなら最高だな」程度のもんだろ。

■ドシャ降りの雨模様ですな…。けど、オレにはオレの夜の予定がある。今夜は、家に帰って、『AKIRA』のBlu-rayを出して、ピザを注文することにするよ。

■私は、ギャレット・ヘドランドが好き。でも、この映画には出ないように彼に進言したいの。この『AKIRA』のリメイクはクソ映画になるっていう悪い予感がする。彼のキャリアが、この映画で傷つけられるかもしれない。

まず、すごく疑問なのは、『AKIRA』のファンの大半が、東京を舞台にしてない実写版を見る気になるだろうかってこと。

しかも、駄作だってことがはっきりしたとき、まあ、そうなるだろうけど、ファンたちはギャレット(と監督)を絶対に許さないでしょう。彼らが子どもの頃から愛してきた作品をめちゃくちゃにしてしまったんだから。うん、もう確信がある。ギャレットは絶対に許してもらえない。

■アジアのものはアジア人でお願い。Ninjaっていう日本がテーマのレストランに行ったんだけど、そこで働いてる忍者、白人だったんだよ。本物志向なら、アジアのものはアジア人で頼むよ。

頼むから、ひどいことしないでくれ。アニメにするか、そうじゃないなら黙っててくれよ。巨額の金をもったやつらに、古典を台無しにされたくない。

■オレ、この国を出るわ…。

■今後、『AKIRA』映画化関連の記事には、「神様やめて!」タグをつけようよ。心の安全のために。

■役者をアジア人にしたとしても、全員日本人にはできないだろ。

作品の日本文化に関わる部分を守れってみんな言うけどさ、アジア人俳優っていったって、韓国人や中国人になるんだろうし、それなら良いってわけでもないんでしょ。

 ■↑まだいい。まねごとをしたところで、同じではないが。それでも、アメリカ人役をイギリス人がやるとか、ポーランド人をドイツ人がやるとか、イタリア人をロシア人がやるなんてのと似たようなもの。
アジア人だからね。確かにそれぞれ文化は大きく違うが、お互いに比較的、楽に通じるものもある。

■私が宝くじに当たったら、このクソ企画は中止だ。それで、東京に引っ越して、適正な年齢の日本人の俳優をキャスティングして、ダーティでダークな未来映画にする。『ブレードランナー』や『トゥモロー・ワールド』みたいな。

やたらカラフルな勘違い映画になりそうで怖いよ。原作無視の。

いつもこうだよな。アメリカのプロデューサーはアメリカの市場を追い、アメリカのドルを求める。他のことはお構いなし。どれほどクソ映画になろうと気にもしない。

 ■↑オレに金があったら、とにかく映画製作を中止させるために金を使う。

■日本が作りたいって思ってるのなら、やっぱ日本がやったほうがいいよな。誰も止めない。

 ■↑日本はやらないよ。実写版にしたところで、それがどんだけ駄作になるか彼らはわかってるから。

でも、白人に『AKIRA』を売って、その実写版クソ映画を白人が観たところで、日本人には影響はないからね。オリジナルの象徴的ステータスは損なわれない。

日本人が『AKIRA』の版権を売った理由はこれだよ。まず、金。それから、「やりたいようにやれよ。ただし、オレたちのいないところでやりやがれ」ってことね。シンプルだよな。

■わからない。僕にはわからない。……どうしてなんだ。『AKIRA』にインスパイアされた別タイトルの映画を製作したほうが楽だろ。そうすりゃ、新しい知的財産にもなるんだし、これが真っ当な道じゃないの?

 ■↑ハリウッドは、『AKIRA』の名前の認知度で映画館に客を呼べると考えてる。たとえ、原作ファンが傷つこうとね。

つまり、理屈はこうだ。『AKIRA』のことは、もう何年も前から、十分な数の人々に知れ渡ってる。名前も認知されてる。こりゃ、大騒ぎになるぞ、とね。

疑わしい理屈だと僕は思うが、これがうまくいくこともあるからな。

■いいじゃないの。少なくとも、キアヌーじゃない。

■アメリカにアジア系の俳優が少ないってことが、このリメイクの問題の1つだろ。

 ■↑確かに。

■『AKIRA』の最も重要な点は、核戦争を体験した未来の日本が舞台ってところ。舞台をアメリカに移したら、ただの犯罪映画になっちまう。基本の大前提が、日本じゃないと無理。米国が舞台じゃ意味がなくなる。

■ま、僕らの国は、ジョン・ウエインにチンギス・カンを演じさせちゃう国ですから↓。

john.jpg

■初めて『AKIRA』を観た頃、私はまだ東ベルリンの住人だった。1989年だ。ドイツ語の吹き替えだったよ。私と友達は、文字通り、ベルリンの壁の瓦礫を飛び越えて(急速に取り壊されてる最中だった)、鉄道も使わずに5マイルを歩いて映画館まで行ったんだ。

私はドイツ語が話せないから、映画は一言も理解ができなかった。それでも、マンガの壮大なスケールを映画形式におさめることはできないんだってことはわかったよ。

無理だね。シリーズにでもしない限り。●



日本の『AKIRA』のファンのかたがたは、どんなふうに感じてらっしゃるんでしょうか。…なんとなく、海外のファンのほうが拒否反応が強いのかな…と思ったのですが。



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タグ:akira
posted by gyanko at 01:08 | Comment(230) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月17日

海外の反応 - 日本の「ブスドル」と侘び寂びの心 -

前回の記事についたコメントです。

……コメントは、ほぼ一方向に偏りました。


■彼女、アメリカだったらモテるだろうになあ。

日本人ってのは面白い人たちだな。

■親愛なる日本。

大好きだ。だけど、キミは変わってるよ。そのことに気づくべきだとだけは思うんだ。

■こういう子って、僕としては「普通」って呼ぶ。普通にきれいだよ。

■そこまで酷くないとはオレも思う。ただ、オレってアジアの子がすっごい好きだから、なんとも……。

 ■↑同意。それに、ワーオ!って体型してる、彼女。

 ■↑僕から見ても可愛い。

■文化がちがえば、好みもちがうってことさ。この手のタイプの中には、確かにホットとは言えない子がいるけど、普通っちゃ普通だよな。

とはいえ、真面目な話、この記事の子みたいな女の子が赤いビキニかなんか着てて、僕の彼女だったら、「僕って最高に幸せな男だなあ」って思うだろう。

 ■↑将来、絶対に日本に行く。それで、こういう「不細工」だって彼らが言うところの女の子をオレに譲っていただきたい。とにかく、オレにパスポートをくれ。

 ■↑日本人の友達と実際、話したことなんだけど、西欧人がきれいだって思う日本人の女の子の大半が、日本の男からすればまったく魅力がないみたいなんだよ。

■待て待て。これが日本の「ブス」なのか?ワオ、まいったね、こりゃ。

■ワオ。

日本って、美の基準が、ホントにホントに高い。逆に言うと、著しく低いとも言える。……だって、日本って、米国だったら拒食症って決めつけられちゃうような子、いるでしょ?

■日本は死ぬほど変わってる。前も言ったことあるけど、これからも言うことになりそう。

■これでブスなの?

じゃあ、彼女をこっちによこせ。日本のためにも、オレが彼女を連れ出してやる。

■ブスドルって、日本版バターフェイスのことか(訳注:butterface=顔は不細工だが体型が素晴らしい女の子のこと)

■正直、どのへんがブスなんだ?

どっちにしろ、彼女が、日本にいがちな痩せっぽちで胸がペタンコな子じゃなくて、良い曲線をもってるってのは事実。
髪が短かったりすると、男と区別がつかない子いるしさ、日本は。

こっちじゃ、彼女みたいな巨乳にするために整形する子たちだっているんだぞ!

 ■↑ハリウッドとポルノの世界を見れば、アメリカ人がどんなふうに見られたいと思ってるかがわかるよな。

■オレも「これがブス?!えっ?!」コールをいっしょに叫ぼうと思う。確かに、最高に可愛いとは言わん。だが、魅力的じゃないとは思わないね。しかも、素晴らしい巨乳じゃないか!

■ブス?

おいおい、オレはいけるが。

■「癖になる臭いチーズ」ってことは、………美味しいってことだろ。

■はっきりしてるのは、彼女、(訳注:日本人によくある)「12歳にしか見えない子」じゃないってことね!
特に、赤いブラをつけてる画像が、もう絶対的にいい!↓

fujikomaired.jpg

 ■↑めちゃめちゃ同意。この写真、めっちゃいい。

 ■↑日本は、(訳注:こういう大人っぽいのではなく)もっと若い感じの子がいいんだって……。

■ハハハ。良い記事だ。西欧世界は、この記事からちょっとばかし勉強できたはずだ。昨今の女の子はあまりにも整形しすぎてる。広告で見慣れた「完璧な女性」にならなきゃってやつ。ああいうのって見てて疲れるし、不快なんだよ。

■ポルノをたくさん見慣れてきた男にとっては、彼女の容姿は別に悪くないよな。

「この子とは人生をともに歩いたりは絶対にしないだろう」って思うのに、そのときだけは目が離せないっていうポルノ女優だっている。そんなもんだ、男の科学ってのは。

■お前ら、どんだけ記事をちゃんと読んでねえんだ!

読め!↓ブスとは言ってない。
「実際のところ、藤子はそこまで不細工ではなかった(事実、ブスじゃない)。ブスというより、彼女は典型的なアイドルの鋳型にはまらなかったのだ。要は、小さな顔、小さな鼻、小さくて可愛い口、大きな目という鋳型に。」

 ■↑ごめん。いつもはちゃんと読むんだけど、これは目がすべった。だって、「不細工なグラビア・アイドル」の画像が早く見たくて、ついさ……。

■グラビア・モデルの世界ってのは、混沌としてるもんだ。確かに、違和感を覚えるモデルもなかにはいる。

でも、オレ的には、やっぱりきれいなほうがいいよ、グラビア・モデルは↓。
たとえ、アメリカのポルノ女優並みの体つきじゃないにしても。

ozawamaria.jpg

 ■↑米国のポルノ女優なんて、判で押したようにみんな同じ体型じゃん。外科手術でシリコンが大量に入ってるからね。

ところで、個人的な話だけど、小澤マリア(訳注:上の画像。日本の元AV女優)って、過小評価されてると思うんだ。彼女って、「きれい」をはるかに超えたところにいるだろ。完璧なスタイルだし。どんな国のどんな人だって、彼女のことは好きだと思う。

■今、彼女のことを検索して、dailymotionで動画を見てきたばっかし。………素晴らしいわ。

日本!オレの話を聞いてくれ!この子、手で隠した自分の胸を自分で舐めたりできるんだぞ!そんな子がブスなわけないだろ!絶対にない!

……話はこれで終わりだ。


それと、思うんだが、日本人は、この子にぴったりの言葉をもってなかっただけじゃないのか。そういうことあるだろ。適切な言葉がないから、「核心からはズレてるけど、一番近い言葉」を使うって。

■こんな男みたいなヘアスタイルじゃ、ダメだよ。撮影のとき、誰も直してやらなかったのかよ……。

■こういうふうにいつも感じてきた、オレ。不完全なもののほうが魅力的に感じるの。そういう人のほうが好き。……つまり、普通の人ね。

■日本よ。いつもキミはみんなを大混乱に陥れるのが上手だよね。……でも、今日の一手は今ひとつだったよ。

さて、そんなわけでアメリカ!日本にアメリカのブスを送ってやれ!不細工とはどういう意味なのかをやつらに教え込め!神がかった不細工さで崇め奉られるやつをな!

 ■↑ウォルマートの買い物客を全員、日本に送る話をしてんのか?

……日米関係が悪化すると思う。

■こういうのを「隣の家の女の子」タイプっていうんだろ。

■(ある種、)日本の根幹をなす独特の美意識の流れに合ってる。不完全なもの、欠点のあるものへの賛美っていう。

日本の陶器(楽焼なんか良い例だよね)とかって、釉薬のひび割れや傷、事故的に偶然出来た形を尊んだりするんだ。それって、再現できないものだろ、だから、その独自性が評価されるわけだ。

■「クレイジー日本」はやっはりクレイジーだ。

■これは口にしてはいけない禁忌なんだろうけど。………巨乳の美人を見すぎなんじゃないの。で、そこへ不細工で巨乳っていうちょっと毛色の変わった子がくると、「この子にする!うん!この子がいい!」ってなっちゃうっていう心理。

それと、日本人はこういう子でストレスを癒すってことだよ。

■「ブス」のカテゴリに入るのはわかる。理由は、鼻が小さくないし、目も大きくないから。

でも、彼女は二つの大きなものに恵まれてる。……鼻の穴じゃないよ。

■日本ってさ、絵に描いたような完璧な可愛い顔にこだわりすぎて、普通の顔が醜く感じるんだな……。

ってことは、これはオレの考え方なんだけども、アメリカの今の体型の流行も終焉が近づいてるってことだよ。転換期なんだ。

次はどんなことが日本に起こるのか……。

■仁藤萌乃の画像検索をしてみた。それで、思ったこと。いったいどうして彼女がブスなんだ?アイドルの世界にいるから、相対的に点数が辛くなるとしても、それでも不思議でしょうがない。

■西洋と東洋の文化じゃ、本質的に「不細工」の定義は食い違っているというのはあるとしても、彼女をブスのカテゴリに入れちゃったら、日本の女の子の標準値が相当」上がるぞ。

■これだけの巨乳なんだ。顔のことなんか気にすんな。

■これだけ多くの人たちが、彼女はブスじゃないってコメントしてるけど。

1つあるのは、彼女はアジアの有名人としては、「ブス」なんだってことね。

たぶん、(特に、ヘア、メーク、プロのカメラマンによる撮影ってことを考えれば)彼女はたぶん、一般人の中でも平均よりちょっと下って程度(訳注:≒不細工というほどではない)。

とはいえ、美に関する社会的な認知を乗り越えるのは難しいものなんだよ。

■彼女を応援したい。

誰かに侮辱的なことを言われたら、それを認めてしまえ。そうすれば、相手はそれ以上、キミになにもできない。…ってことなんだな。

■日本よ、……オレ、キミのことは理解できないかもしれない。●



200以上のコメントがついてなかなかの盛況だったのですが、……ほぼ流れは「彼女はブスじゃない」で終始いたしました。私も個人的にそう思います。


ただ、思うのは、「ブスであること」がここまで話題になることが、日本的といえば日本的なのかもしれませんなあ…。

記事中のコメントから察するに、海外でも器量に恵まれないモデルのかたはいらっしゃるようですが、話題にならずに終わるのが普通なんでございましょう。

このあたりは、考察してみたら面白そうですが、……案外に複雑で面倒な案件の気がいたします。



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posted by gyanko at 22:01 | Comment(157) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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