やってみたれば、できたので、初めての同日更新。
なせばなる。なさねばならぬなにごとも。
早速、前回の記事についたコメントです。
前回、貼り忘れたので。坊主頭の海兵隊っぽいゴツいキャラクターというのは、こんなかたがたです↓。
■すごいヘア・スタイルって言った?これだろ↓。(『下妻物語』から。とにかく、見てくれ)。
■↑人生で一番好きな映画!
■↑すげえ写真だ。あの映画大好きだが。あっちじゃこうなんだろうが、やりすぎだよな。
■↑DQN文化も、日本のクレイジーなものの1つだよな。……新宿(訳注:原宿)にポンパドールみたいな髪をした暴走族がいるんだが、あれは見るべき。……気が狂っとる。
■オレなんかボサボサ頭だぜ。ヘアカットは年に2回だけ。6月と12月。シャンプーとコンディショナーは使うが、クシで梳かしたりはしないね。赤毛の巻き毛のまんま。手間要らずよ。
■この動画が、かなり関連性が高いと思うんだが、どうか↓。
アニメキャラは白人、それとも日本人?
(訳注:↑以前、ご紹介した動画ですが、未見のかたがいらっしゃればぜひ)。
■↑ありがとう。これは、ずっと僕が言おうとしていて、言葉にできなかったことそのものだ。
大学で、あるアート・プロジェクトをやったことがあるんだ(訳注:このかたは香港のかたのようです)。バカデカいダンボール紙のマスクを二つ用意して、1つには、アメリカ人が描くようなステロタイプなアジア人(出っ歯でつり目)。もう片方には、日本人が描くようなステロタイプなアメリカ人(ブロンド、青い目、デカい鼻)。それで、みんなに好きなようにかぶってもらったんだ。
そこでわかったのは、みんな(訳注:日本人が思い描くステロタイプな)白人顔のマスクを差別的だとはまったく思ってなかったってことね。ただの、普通の白人男のカリカチュアだろって感じで。興味深かったよ。
■↑このコメントをみんなに薦めたいんだが、どうすればいい?(訳注:このコメント欄には、推薦するという機能があります。)
■↑僕はもう「星付き」コメンテイターだから、不要だよ。
■↑なんという。このコメントに推薦が必要ないだなんて。このコメントはみんなに薦めるべきだよ!
動画も良かった。僕自身アジア人。非アジア人にこういうことを説明するには、この動画が一番手っ取り早いな。
■アジアって、…中国とかも、こんななの?
■↑(訳注:前述の香港のかたから)北東アジアの流行ってのは、日本と台湾から流れてくる傾向がある。っていうか、こんなことができる余裕があるのがそのへんだけなの。中国の大多数は貧しすぎて、こういうヘアスタイルを考える余裕なんてない。
東南アジアは、浸透しはじめてはいるけど、やっぱり貧困が問題なのは同じ。
オレの住んでる香港じゃ、イカれたヘアスタイルのやつがたくさんいるけどね。でも、奇抜なヘアカラーはあんまりいないな。
■↑アメリカが中国に借金してるってのに、中国はヘア・スタイルにかまける余裕もないって?
■↑あれは、興味深い共生関係ってやつなんだよ。米国の市場なしじゃ、中国の経済は破綻するんだから。
中国では、小銭をためてるのがビジネス・リーダーってやつ。少数ではあるけど伸びてきてる中産階級の人たちは、オレたちが当たり前のように手にしてる、いくばくかの金や消費者製品を使える能力をようやくもちはじめたところ。
中国はデカい国ではあるが、大部分はいまだに田舎なんだよ。どっちかっつうと、発展途上だし、極貧とみなしてもいいぐらい。
■実に面白い記事だった。僕なんか、女の子たちがライトニング(訳注:『FF XIII』)のヘア・スタイルみたいにしたがらないことのほうが不思議なんだが。あれは、カッコいいよなあ。
■↑理由はだいたいわかるじゃん。あのヘアスタイルにするのが、どれだけ大変か。マレットっていやマレットだけど、片側のほうがもう片側より長いっていうさ。自分の長い髪を、このために片方切るとか怖すぎる。
■↑友達のガールフレンドがやってるよ。ヘアカット価格、350ドル。
■嫁が言うには、地方の秋田市でも5000軒ぐらいのヘア・サロンがあるって。秋田市の30万人の人たちそれぞれに贔屓のサロンがあると仮定すれば、そう法外な話じゃない気もするが。
……ただ、日本じゃ平均的にどのぐらいの頻度でみんなサロンに通うのかねえ?3ヶ月に1度とか?
ま、ちょっと大胆に、みんなが毎月ヘアサロンに通ってると仮定するとして、だ。それでも、各店舗に毎月60人だろ。
べらぼうな料金をふっかけたとしても、ビジネスが成り立つには程遠いように思うんだがなあ。
(今、僕は東京に住んでる。駅からアパートまでの徒歩5分の間に、9軒のヘアサロンがある。そのうち、8軒は、ベーシックなカットで5000円が最低価格(60ドルぐらい)。個性的なスタイルにしたり、カラリング、マッサージがつけば、2万円以内ってところ。)
■↑髪やスタイリングに熱心な人たちってのは、週に一度は普通に行くよ。男性の短髪でも、ちゃんと手入れの行き届いた状態に保つには、最低でも月に1度はカットにいかないとダメ。じゃないとボサボサになる。
でもって、かなり手の込んだスタイリングで、奇抜な色に染めてて、エクステなんかも使ってる場合は、これはもう維持するには時間も金もとんでもないことになる。カット、エクステ、ヘアダイで、ゆうに1000ドルのレンジ。
そんなことやってる人なんてほとんどいないように思うでしょ?ところが、驚くぐらいヘアに金と時間をかける人たちってのが存在するの。
たとえば、黒人女性。「これぞ」っていうヘア・スタイルにしようってなったら、月10万以上を使う人たちがなかにはいるんだよね。
髪型に対してアホのように金を使う文化や階級ってのがどれだけのものかを伝える記事はたくさんあるよ。
秋田市の5000軒ってのは誇張かもしれないにしても、あなたは一人当たりが使う金額を過小評価してるね。
私の女友達のだって、髪をスタイリングしてる子たちは、カットとスタイリングで楽に月100〜200ドル使ってる。そのうえ、ブリーチしてヘアカラー?金額は2倍だよ、それでもう。
■↑いいこと聞いた。僕の妻も確かに、贅沢なトリートメントにお金を払ってる。いっつもかわいいヘアスタイルしてるんだけど、料金までは知らなかった。
職場の若い子たちは、明るいオレンジ色に染めてるね(日本人ね)。ここで働きだして18ヶ月だけど、彼女の染めた髪が伸びてきて、根元の地色を垣間見たことなんてこと一度もないや。……キミの話を聞いて、これから彼女の髪をなにげなく見るなんてできなくなったよ。「これ1000ドル!」って思っちゃいそう…。
■↑秋田の例は特殊じゃないかな。数日前にテレビでレポートされてるのを見たけど(僕も東京住まい)、秋田の地元ではよくあることだとかで、ヘアといっしょに、メークアップしてもらって、ネイルもやってもらってたよ。毎週とか毎日行く女性もたくさんいるみたい。
■正直、『ファイナル ファンタジー』みたいなチャラ男より、坊主頭の男のほうが断然好き。シェマー・ムーアみたいな人とか、………もうお願いしたいわよ。
■↑確かにね。……ブルース・ウィリスは、みんな大好きだもんな。
■↑結局、文化的好みの問題に行き着くんだと僕は考えてる。
西欧人の大多数は、控えめなルックスのほうが好きなんだと思う。坊主頭とか、クルーカット、かなり大人しめのヘアスタイルね。でさ、これに銃をもつイメージなの。デザインが、より現実的なアプローチなんだ。
かたや、日本は正反対な感じ。髪は、色もいろいろ、ちゃんとスタイリングされてる。で、これにデカい剣なのね。もしくは、銃でも顔がついてたり、ファンタジー・ベース。
こういうことが、それぞれの国のゲームで、キャラクターなり武器なりプロットなりに反映されてるわけだ。
もちろん、例外はあるけど、多数派の話をしたらこうなるんじゃないかな。
■今年は6回、髪の色変えたよ。黒から青、紫、また青にして、栗色、ブラウン、それからまた黒。こんな僕は、すべてがうまく運べば、来年は日本!ひょー!
■日本で『スカイリム』が売れてて、あのゲームのヘアスタイルの酷さを思うと、なんかほろ苦い気分になるなあ。
ベセスダ(訳注:『スカイリム』の制作会社)よ、このコメントを読んでたら、もちょっとマシなヘアスタイルの修正パッチを出してくれないかな?
■19の頃から髪が薄くなってきてて、ヘコんでる。今23歳。たぶん数年後には頭頂部はマジでハゲる。そしたらもう、残りは剃るしかない。
ヒゲは腐るほどあるのに。
どうして、「奇抜なヒゲ」が流行ってくれないんだよ?
■↑キミの苦痛はよくわかる。ハゲていくことは、頭部の外観がゆっくりと損なわれるのと同じことだ。
今、30歳だが、髪ということでは30歳以上だ(情けないことに、僕の頭蓋骨は形が妙なんだ。坊主頭がうまいこといく人もいるが、僕は無理だ)。
ああ、僕も19歳のときは、もう薄かったんだよなあ…。
■ああ、この記事で、毎朝起きるたびに、奇想天外なアニメ並みの髪になってた時代を思い出した。アフロにしてマジでよかった…。
■『ファイナル ファンタジー』について、「アニメにありがちなヘアスタイル」だとかコメントを書くのは簡単なことだ。
でも、ゲームを見れば、あの世界らしいキャラクターだってことがわかるだろ。ヘアは、『FF』世界では大きな役割を果たしてるんだ。
僕は好きだ。日本のゲーム・キャラクターは衣装が手が込んでるけど、それにしたって、もし、いわゆる「リアル」なゲームに出てくるみたいなヘアスタイルだけの世界だったら、記憶に刻み込まれなかったと思う。
全般的に、日本的なスタイルがもっと好意的に見られる時代になってほしいもんだ。ゲームに個性を加えてくれるから。
やっぱ、ゲームだもの!ゲームが全部、オレたちが毎日暮らしてる現実をモデルにしたものだったら、楽しみがなくなっちゃうだろ?
■この記事なら、やっぱX JAPANに触れなきゃ。
■↑すげえバンドで、すげえ髪だったよな。
■↑去年、トロントに来たとき見たよ。もーーーーーすごかった!!
■↑オレは、今年の9月チリに来たときに見た。……めっちゃ良かった。(訳注:チリでは、ファンに髪の毛をひきちぎられるほどの熱烈歓迎ぶりだったようです)。
↓X JAPAN、チリ・ライブ。盛り上がってますなあ。日本語でよく合唱できるなあ…。コメント欄でも、驚かれていました。
X JAPAN WORLD TOUR 2011 / Rusty Nail @ CHILE
■ゲーマーでアニメ好きの女の子が高校にいてさ。面白いヘア・スタイルしてるんだ。黒髪ロングなんだけど、頭頂部の後ろ側あたりをブリーチしてて、寝起きみたいにスタリングしてるんだ。
あれを見て以来、なんか風変わりなヘア・スタイルに興味が出ちゃってねえ。
■3ミリに刈った坊主頭とか、マジで大っ嫌い。現実世界で軍隊に入ってるってんなら坊主頭が最適だろうだろうけど、現実世界を味わうためにゲームやってんじゃないし。
あれって、坊主頭のほうがゲームで動かしやすいからっていう、ゲーム開発側の都合でしょ。
そんなわけで、ありがとう、日本。あなたのおかげで、ますますコスプレにハマりこんでってます。コスプレ中心の生活だよ。つまり、ウイッグをスタイリングする日々ってことね。
■↑同意。動かしやすいし、モデリングしやすいもんなあ、坊主頭って。『マスエフェクト2』のミランダの髪型とか見ろよ。バイオウェアは、なんの努力もしてないよな。ミランダ、頭に粘土の塊がくっついてんのかと思ったわ。
■どんなヘア・スタイルをしてるかで、その人がどんな人なのか、いろいろわかる。そういう意味では、昨今のゲーム・キャラクターが坊主頭ばっかなのは面白い話だよ。いかに中身がなくて、つまらないかっていう象徴。
■↑ファンフィクションが存在するぐらいだから、坊主頭の兵士が大好きってやつも世間にはいるんだろ。
まあ、でも、架空の世界で1つの事実を語った例ではある。多くの軍事関係者ってのは(地域にもよるが)、きれいに刈り込んだ頭か、ちゃんと整えた髪形を要求される。ボディ・ピアスもタトゥーもダメ。
それに、男にとっては、丸刈りとか坊主にするのって楽だしなあ。「ハゲるから」って肉体的事情もあったりするし。
■↑いつも思ってたんだが、西欧人はいつも「ハゲ進行中」のやつが多いから、「フサフサをうらやましいと思いたくない。だから坊主で」ってのが理由じゃないの?
アジア人ならハゲ問題に大急ぎで取り組まなくていいってわけでもないんだろうけどさ……。
■↑ヘア・スタイルさえ気をつかえばいいって話でもない。今世代でお気に入りのキャラクターの中には、控えめなヘア・スタイルのだっている。でも、少なくとも、どんな人格なのかがちゃんと描かれてる↓(訳注:『龍が如く』)。
ただ、なし崩し的に「坊主頭にしとけ」ってのは、キャラクターに人格を与える努力をほとんどしてないということだ。
この手のゲームの開発者は、台詞やストーリーでキャラクターを作ろうっていう努力もしない。キャラクターは魂のない人形同然。
そんなものを動かして、くだらない、意味のない、子どもじみた暴力的ファンタジーを経験するはめになるんだからさ。
■みんな、西欧のゲーム・デザインをいろいろ言うよな。「軍事もののシューティングだから」とか、「リアリズム」とかさ。
これって大きな理由として、人気ジャンルがシューティングで、そういうゲーム用に作られたキャラクターが一般に軍事関係者的立場にいるからでしょ。軍事関係者なんて普通、作戦遂行のために頭を剃ってるわけで。
かなり大雑把な一般論で言っちゃうけど、西欧のユーザーの大多数は、東洋の派手なゲーム・デザインより、この手の現実的なデザインのほうに魅力を感じるんだよ。
一方で、東洋のゲーム・デザインは、よりファンタジーを基盤にしてて、ヘアだけじゃなく、武器、防具、プロットですら、よりきらびやかだと思う。
重力に逆らうカラフルなスパイキー・ヘア、巨大な剣や銃剣…。こういうのって、東洋のゲーム・デザインに不可欠なものってだけじゃなくて、現代東洋文化の特徴のようなものだと思う。
とはいえ、こっちじゃ、街のいたるところに武器やらなんやらを見かけることはないかもしれないが、日本じゃ、いろんな色に染めたり、ざまさまな形にスタリングしたヘア・スタイルってのが珍しいもんじゃないんだよ。アニメとか、Gacktや初音ミクみたいなアイドル、そういう文化現象を反映してるんだ。
■↑良いとこついてる。
■日本に住んでた頃、アパートから駅までの間にヘア・サロンが5軒あった。徒歩15分の道のりなのに。
あの環境が恋しいよ。
■良い記事だった。西欧人は、髪型なんてさして真面目に考えてないと思うね。でも、日本社会では、これまでも今も、いつもヘアってのは大きな関心事なんだな。記事が言うように、起源はかなり古くまで辿れることなんだろう。
実際、黒澤明の『七人の侍』を見ると、階級や階級間の紛争を描くためのモティーフの1つとして髪型が使われてる。この重要性に気づいてないのなら、この映画の微妙なあやを見落としていることになる。
■↑侍が髷を剃り落とすシーンとか?(訳注:勘兵衛が髪を剃り、僧に化けて、人質に取られた子どもを救い出す場面)。
■↑その通り。あれが一番わかりやすい例だ。侍が自らのステータスである髷を落として、僧侶になりすます。これは概念的には、考えられないことなんだ。
もう1つは、娘が男になりすますところ。あそこでも、娘は髪を切るよね(訳注:村に侍たちがやってくることを知り、若い娘の身を案じた親が無理に髪を切らせる場面)。
■↑北米の人間からすると、十分に興味深い。少なくとも僕が知るかぎり、外見ってのは、みんなが気を使ってることじゃないもんな。それでお金をもらってるとか、人に見られてるとかなら、とにかくさ。少なくとも、男でそれはない。
カジュアルな格好と仕事ときの格好なんて、昼と夜ぐらい落差があるしね。同じ人を最初に食料品店で見て、その後、職場で見たらわかると思うよ。
日本でそういう(落差のある)場面に出くわしたことがないから、どうなのかわかんないけど。
■日本みたいに文化的な伝統が深すぎる場合、変わったヘア・スタイルを使うことで、(訳注:文化的に複雑な)キャラクターを完璧に掘り込む時間を節約できるんじゃないかな。
目につく風変わりな装飾で、ユーザーを楽に楽しませられるし。日本のゲームとかアニメの多くがそうだろ。
■↑単なる「風変わりな装飾」じゃないよ。髪は、どんな人格なのかもちゃんと定義してる。マンガやアニメの言語の一部なんだ。当たり前の話だが、さしたる理由もなく、変わったヘア・スタイルを取り入れているわけじゃないんだよ。
どんなアートもそうだが、そこには決まりごとがある。その決まりごとを飲み込めるかどうか。(奇抜なヘア・スタイルを取り入れる)一番大事な理由はそこにあるんだから。
>西欧人は、髪型なんてさして真面目に考えてない
……この場合、「西欧人」で一括りにされるのは、反発を感じる国のかたもいるんじゃないかなあ…と。フランスあたりのかたとか…。
↓パリのストリート・ファッション・スナップ。お洒落なかたを選んで撮っているのだろうとは思いますが、さすがでございます。(写真はこちらから。)
↓励みになりますので、よろしければ、ひとつ。
タグ:今週の日本の萌え