2009年06月12日

『キャプテン★レインボー』が米国でリリースされそうにない理由 その2

キャプテン★レインボー


キャプテン★レインボー』が米国で出そうにない理由をお送りした前回の記事の続きです。記事についたコメントをご紹介。


●このゲームほしい。マジでほしいんだ。

●あぁ、この記事に同意するよ。

●あー、これ、期待してたのに。『ペーパーマリオ』みたいだけど、もっと風刺があるっていうね。


ペーパーマリオRPG もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド


●欧州の人間だよ。ヘイ、DSの『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』だって同じ目にあったろ?(訳注:『ゼルダ』のオカマっぽい親父キャラを主人公にしたゲーム。なかなか面白いです)。オレはこのゲームがほしい。すごく好きだ。すげえゲームじゃん。いろんな昔のファミコンのキャラクターが出るんだろ? 飽き飽きってところか。(これが、このゲームが日の出ずる国の外では出ないもう1つの理由かもな)。正直言って、超ほしい。すごくいいのに、手に入れられないなんて。任天堂が必要としてる新しいIPは、実はこれ→[/皮肉]。巧妙だよな。

●『ちびロボ!』は、僕の一番好きなゲームの1つなんだよ。奇妙で、かわいくて、キャラクターにすごく深みがあって、ストーリーが楽しくて、ゲームプレイが変わってる。……かなしいことに、これをプレイしたことがある人は少ない。僕に『ちびロボ!』をくれた会社が作ったゲームなんだ、僕のWiiのライブラリに喜んで迎え入れたいよ。

●ぜひともこのゲームを米国で見たいもんだ。『ちびロボ!』はホントにいいゲームだし、『ギフトピア』が米国で出なかったことにはホントに腹が立った。……Skipは本当に才能があるし、まさに独創的。彼らが、それにふさわしい注目を得るのを望んでるよ。


Wiiであそぶ ちびロボ!


●日本語を学習するモチベーションがほしいなら、最高のチャンスだろ?!

●面白いもんだ。このゲームが最初に発表されたとき、いろんなサイトで、みんな不満たらたらだったよ。最低とか、任天堂らしくない、とかさ。でも、このゲームに多少、性的な当てこすりがあるってわかったとたん、今度はみんな、ほしいほしい言い出すんだもんなあ。

●米国のゲーム・レーティングに当たるようなものはないの? 考えてみたんだけどさ。これがMレーティング(M=大人向)指定になって出て、びっくりしてみたかったなあって。(まあ、T(ティーン向)がいいとこだろうけど)

●性的な含みがあるかどうかで、このゲームに惹かれてるわけじゃないよ。……このゲームは面白そうだし、奇妙だし、キッチュだから(任天堂の懐かしいキャラクターっていうオマケもあるしね)。このゲームが決して米国では出ないのは確定だけど。

●なんてことだよ。公式サイトのテーマソング、オレが今まで聴いた中でベストだっ。ワオ!ただただ、ワオ!だ!

●4CR(訳注:この記事を掲載したサイト)、恥を知れ。このゲームの記事は、最近じゃ、みんなが使わないように願ってる「女装」のジョークに満ちてる。トランスジェンダーの問題について、なにを知ってるんだ? 知らないね、「ダクトテープで性器を固定してる」人々について何も知っちゃいない。キャサリンをキモい女装のオカマに仕立てあげるような、呆れたジョークなんて、アメリカ人には心の準備がないんだよ。

●たった1つのギャクだけで、「満ちてる」?

●そうだ。このことが、「どうして『キャプテン★レインボー』が米国で出ないか」っていうたくさんの理由の1つだってことは、残念なことだ。でも、このかわいいグラフィックで勘違いして、このゲームを子供たちに買う親が必ず出てくるだろう。「オー、ノー!性の問題だなんて!」なんてことになれば、親たちは逆上して、任天堂が米国のモラルや、道徳、信仰を本質から破壊しようとしてるって騒ぎだすだろう。そうしたら、任天堂のゲームはテロリズム扱いだ。悲しいことだが、任天堂にとっては、これは明らかに、現実的な脅威なんだよ。

●ヘイ!欧州には、『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』はきたぜ(少なくとも、このゲームと同じぐらい奇妙。たぶん、それ以上ですらある。ゲームはよく出来てる)。そんなわけで、翻訳する必要もないんでね。

●それで思い出した。『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』、輸入しないと(オレ、ゼルダ・ファンなんで)。

●もしキャプテン★レインボーを次の『スマッシュブラザーズ』に出さなかったら、オレは桜井を殺しにいくよ。


大乱闘スマッシュブラザーズX 大乱闘スマッシュブラザーズDX


●トランスジェンダーの人たちを刺激するって思われてるってことだろ。けど、これは実在の誰かや何かを名指ししてるわけじゃないよ。わかるだろ?

●このゲーム、オーストラリアの検閲は通るだろうね。もっと暴力的なゲームだったら通らないだろうけど。

●ゲーム中のギャグをローカライズするのも、中和するのも、難しすぎて、できないだろうね。だから、キャサリンの「おんなのあかし」(訳注:前回のエントリを参照)を、めちゃめちゃ女の子っぽい、ピンクのハローキティの携帯電話に換えるんだよ。そしたら、オレたちオタクには、ゲームのオリジナルのジョークもわかるし、検閲もちゃんとされてるし、サッカーママたちだって利口な口はきかないだろうから。

このゲームを米国で出す際の真の難題は、ちゃんとアダルト・スイム(訳注:米国の大人向けのアニメ放送枠)向けにマーケティングされたか、任天堂特有の全年齢対象ゲームだと勘違いされないか、ってことだな。

●この記事は、トランスジェンダーの世界に対してちょっと無神経だよ。他のことはとにかく、ダクトテープで性器を固定してる、とかさ。もし、実際にそうやってサッカーしてるような人たちがいたら、その人たちにとっては苦痛でしかないよ。

●畜生。また、輸入ゲームを買い始めるはめになった……

●ゲームのパッケージで日本人たちが言ってることを伝えないといけない。これはすごく大事なことだから、共有しないと。「実はカッコいいヒーローのゲームではない!くわしくは裏面の説明を冷静に読もう!」

●了解……オレは日本語を習って、この悪い子を輸入しなくちゃいけない。

●このゲームが北米にこないなんて悲しいことだよ。実際のゲーム内容のせいじゃない、ユーザーの少なさだ。ゲーマーの大多数はタイトルに「レインボー」なんて入ってるゲームを叩くんじゃないかな。だって、「レインボー」って、無知な多くの人々にとっては、ゲイのスーパー・ヒーローなんだってほのめかしてる理由になるもん(訳注:レインボーはゲイの人たちのシンボル・カラー)。

ゲーム中にキャサリンていう性別不明のキャラクターが出てはいるけど、ほとんどの部分は長年おなじみの任天堂らしいジョークの範疇のものだよ。

ゲームオタクは、明るくて陽気な感じとか、パッとしないグラフィックのせいで(すごく細かい線、色彩の使い方を見れば、オレには、このゲームのグラフィックがすごく考えられて作られてるってわかるんだけど)パスするかもしれないってことは、とにかくとしてさ、ポイント&クリックのゲームしかやってない人たちにすれば、これは難易度の高いゲームだと僕は思うよ。ゲーム中の台詞も取引の流れも複雑だし。

たとえるなら、たとえば、『サウスパーク』かな。マンガっぽい外見だけど、ダークなユーモアがあって、社会的なタブーを切り捨てたりしてない。

僕はこのゲームが本当にやりたい。北米のゲーム購買層が憎いよ……はぁ…。



サウスパーク 無修正映画版 [DVD] サウスパーク シリーズ1 DVD-BOX




米国のモラルや道徳を破壊するテロリズムですか…。三段論法に近いよなあ。アメリカらしいって言えばらしいんですが。


『ラ・カージュ・オ・フォール』(フランスの舞台劇。映画化が『Mr.レディ Mr.マダム』。面白いです)なんてどうなるんだろう。あれ、アメリカでも1983年ミュージカル化されたうえにトニー賞とったはずなんですが(2004年再演)。映画化もされてて(『バードケージ』)、アカデミー賞ノミネート作。内容的には、ゲイのカップルの、大笑いしつつも切なくなるコメディで、一人はキャサリンみたいな女装の男ですよ。

子供が観なきゃいいのか? トランスジェンダーの問題は子供に見せられないもんなの? それとも、トランスジェンダーの人たちを刺激したくない? じゃあ、どうして賞の舞台に引っ張りだしたの? カリカチュアライズされた女装の男性像っていう意味では十分失礼なんじゃない? ほんとになあ…、



アメリカはわからんわ!



それでも、『ギフトピア』が米国でのローカライズをキャンセルされた理由も、『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』がリリースされなかった理由も、確かに同じだったのかもしれないとわかっただけでも、面白い記事でした。


米国任天堂が、リリース前に『チンクルが主役のゲームをやりたいか?』っていうアンケートをとったのも、「チンクルの好感度」をはかることで、「チンクルの存在のモラル上の許容範囲」を知りたかったからかもしれない。けど、結局、総スカン喰って、慌てたゲーマーたちが、4crでチンクルを救って!運動やってたもんなあ。それでもなお、とうとう北米では出ずに、泣いてたゲーマーがいっぱいいましたよ。…あんたたちは、いったいなにがしたいんだ、っていう…。


私はアメリカっていう国がいろんな意味で好きですが、歴史の浅さゆえに、中庸を維持するのに必要な「暗黙の感覚的了解」が育たず、かわりに、すべてを合理的な二元論や、のりしろのない勧善懲悪で白黒つけていくよりないのが、あぁ、……アメリカよ…って感じがします。



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posted by gyanko at 21:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
  1. あんまコメントしませんが、管理人さんの締めが良かったので。外国は 空気の読めなさで 損しているところがありますよね。
    Posted by at 2009年08月20日 15:31
  2. 日本のゲームやアニメってオカマっぽいキャラ大好きだよなあ・・・
    Posted by at 2009年10月02日 02:46
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