2009年07月21日

海外ゲーマーたちの「任天堂って花札の会社だって知ってる?」

今日は、4CRの日本在住アメリカ人ゲームライター、Vinnkさんの記事をまたお送りします。


以前ご紹介した記事はこちら



任天堂のふるーーーーーいゲームをやろう。


自分のことをレトロ派だと思う? つまり、本当に初期から任天堂のゲームをやってきてるって言える? ……まあ、キミの年齢が117歳以上だっていうんじゃない限り、答えはノーだろうと僕は思う。今日は、ものすごい初期の任天堂のゲームについて話そうと思う。PS2でどんなふうに遊ぶのかも教えるよ。


知ってる人も多いだろうけど、任天堂はカード・ゲームの会社としてスタートした。1889年に山内房治郎が会社を設立した当時は、ハンドメイドの花札の製造販売会社だったんだ。この花札事業で、任天堂は、京都に任天堂ありって思われるような企業に成長した。


花札(花のカードっていう意味)っていうのは、西欧のゲームに日本様式を混ぜたものなんだ。西欧のカードゲームが最初に日本にきたのは、16世紀、聖フランシスコ・ザビエルの、かの有名な日本布教のときだって言われてる。ザビエルの船の船員が長い航海の時間つぶしにカードゲームで遊んでいて、それが日本人に伝わった。

日本の貴族はこれ以前からずっと、複雑で洗練されたカードゲームをたしなんでいたんだけど、これをきっかけに、下層階級の人たちも、カードゲームを楽しむようになったんだ。つまり、ゲームが簡略化されたら、人気が急速に広がっていったわけだ。


残念なことに、1633年から日本は鎖国を始めて、いっさいの海外の影響を排除して禁止した。これはカードゲームも例外じゃなかった。でも、カードゲームへの需要はまだあったから、日本人は、新しい法律の下でも許されるオリジナル・デザインのカードを編み出そうとした。

こうした努力で作られた初期のものが、うんすんカルタ。これは75枚のカードを使った戦争ゲームで、哀しいことに、ほとんどの人にとって、覚えるにはあまりにも複雑だった。


(訳注:うんすんカルタは、「うんともすんとも言わない」の語源と言われているそうです。うんは1、すんは最高の意味だそう。)

↓うんすんカルタ。トランプというより、その元祖のタロットに似てますな。特にマルセイユ版。

unsun.jpg

↓マルセイユ版タロットカード。

tarot.jpg


うんすんカルタに取って替わったのが、めくりカルタ。これはもっと簡単で、すごく人気が出た。でも、この時点では、こういうカードは主に賭け事用だったから、あまりにも人気が出てしまったせいで、18世紀後半になってまた禁止されてしまう。花札が作られたのは、こうした禁止令が解除された後。だから、花札は、西洋と日本の昔のゲームのミックスってことになる。


最初の花札は、桑の木の皮に一枚ずつ手作りで印刷されて、木の化粧箱に入れられてた。僕が買ったのは、セブンイレブンでティッシュの横に押し込まれてたヤツだけど、絵も遊び方も、本質的には昔からのままなんだよ。


↓任天堂の花札(左)と、………伝統は脈々と受け継がれております(右)。

花札 大統領 (黒)     Wi-Fi対応 世界のだれでもアソビ大全


これは(写真1)花札のパッケージ。パッケージの中に、しっかりしたプラスティックケース入りのカードが入ってる。すっごく複雑な説明書と採点表もいっしょに。カードは実際にはすっごく小さいよ。マッチ箱ぐらいのサイズ。パッケージの左上を見てもらえば、見慣れた任天堂のロゴマークがあるのがわかるだろ。これはもちろん元々の任天堂のロゴじゃないんだ。最初のロゴは漢字文字、こんなの↓。


NintendoKanji.jpg


この漢字は、「運を天に任せる」とか「天の意のままに」って訳せる。同じ文字が(目を凝らせば)、この写真の中央にも見えるはず。


花札のやり方に関しては、いろんなルールと採点方法があるんだ。その中のいくつかは付属の説明書に書いてある。僕自身はゲームの詳細は説明できそうにない。だって、かなり複雑なんだよ。僕より良い仕事してるサイトがもう他にあるしね。(訳注:麻雀ゲームの『上海』のプロデューサーのサイトでした。日本旅行記とかもあり)

僕に言えるのは、遊び方は、同じ種類のカードを合わせて、その組み合わせによって得点の高低を競うってこと。麻雀にちょっと似てるかな。花札では、この組み合わせを「役」って言って、カードに描かれてる絵や、それぞれの花の種類で、この役を作るんだ。ベテランになると、すべての役の点数を覚えてるんだろうけど、僕は採点表を使う。


任天堂は、この他にもトランプも作ってる。今でもだよ。任天堂が巨大企業になれた理由の1つであり、最大の利益をもたらした商品の1つでもあるからね(ゲームウオッチやファミコン以外で)。1959年に任天堂は、トランプ用にディズニー・キャラクターのライセンスをとったんだけど、これがたった1年で60万個以上も売れた大ヒットになって、任天堂を引っ張ったんだ。これは当時の記録にもなってる。もしこのときの増資がなかったら、任天堂は1世代後にゲーム市場に参入できるだけの大企業にはなってなかったろうね。


備考として、60年代に、任天堂はカードから手を広げて、他の新規事業を試したことがある。タクシー会社、任天堂掃除機、玩具、それから「ラブホテル」。これは僕にとっては、任天堂が本当にファミリービジネスの会社だってことを証明してると思うんだ。何世代にもわたって子供を楽しませてきただけじゃなくて、子供を作ることにも貢献してきたんだね。


あ、PS2で、この最初の任天堂のゲーム、花札を楽しむ方法を教えるって言ったね。まず箱からカードを出して。それから、PS2を水平な場所に置く。あとは、PS2の上で花札をやればいい。注意:スリムなPS2とは互換性がないことがあるから気をつけるように(小さすぎる)。




本当に、4CRの記事はユーモアはあるけど悪意がなくて好きです。割合、アットホームなサイトなので、ユーザーのかたがたも比較的穏やかで、読んでて和みます。


■素晴らしい歴史レポートだった。A+評価だ。最初の任天堂の花札なら「アンティークロードショウ」(訳注:イギリスのお宝探偵団番組)に出れるんじゃないか?

■すごく楽しい記事だったよ。ありがとう。任天堂ラブホテルかあ………引くなあ。

■爆笑した。よく書けてる記事。任天堂がまだカードを作ってたとは知らなかったよ。私には新鮮な情報だ。

■僕の家族は韓国出身なんだ(今はカナダに住んでる)。だから、両親や従兄弟たちと似たようなカードで遊んだ記憶があるよ。あれが日本から来たものなのかどうかは知らないけど、すごく楽しい遊びだよ。カード自体もものすごくきれいなデザインだし。

もし、当時、遊んでたカードが任天堂の製品だったとすると、あれは、今の僕の任天堂マニアっぷりの前兆だったことになる(つまり、任天堂マニアになったのは、カードのせいで、僕じゃないんだ)。

素晴らしい記事だったよ!

■教育的かつ娯楽的、素晴らしい記事。

■実際にPSやPS2で花札遊びができるよ。PSの『SIMPLE1500シリーズ Vol.6 THE 花札』。

■PSPでもできるよ!『SIMPLE2500シリーズ ポータブル Vol.1 THE テーブルゲーム

■クール。ためになったよ。

■1633年??何世紀も飛び回る記事だなあ。任天堂って150年なんだ!1633のタイプミス以外は良かったよ。

(ここでライターから返答)いや、1633はタイプミスじゃないよ。任天堂の歴史以前の、日本のカードゲームの歴史だから。混乱させたのならごめん。

■Yahooのゲームで遊べるよ。GoStopっていうゲームで、スゴく楽しいし、一度ハマると中毒になる。パッと見よりぜんぜん戦略的だけど、最終的には、組み合わせを作るっていうのがすごく達成感があるってわかる。カードが見ててきれいだっていうのも、一因だね。

■僕たちみたいなファンボーイには、絶好の歴史情報だ。PS2「上」での遊び方ってのが最高。

(再びライターから返答)デジタル花札は、考えつくほとんどすべてのシステムであるよ。でも、みんな任天堂のライセンスになってる絵は使わない。すっごく似たようなのを使うんだ。PS2が本当に、本当に、本当に下位互換性だってわかってよかったよ。まさに一番最初の任天堂のゲームが遊べるんだからね。

それと、GoStopは花札と同じゲームだよ。韓国ではHwatuって呼ばれてると思った。ハワイでもすごく人気があるんだ。

■1セットほしいけど、もっとほしいのは、任天堂掃除機のほう。

■しみじみ思うんだけど、昔任天堂を作った人は、創立当初を思うと感慨深いだろうね。(ゲーム産業参入前の任天堂だよ、そんなに昔じゃないけど…)。

■↑誰もこんなことになるとは思わなかったろう。

■任天堂の花札を売ってるサイト、誰か知らない? ebayを見たけど、任天堂のはないんだよ。

■11年前にNintendo Powerで花札の記事を読んだ気がする。この会社がこんなにも遠いとこまできてるなんて、知ってる人は多くないと思うなあ。

■花札てどこで手に入れられるんだ?? Ebayもアマゾンも探したけど、ない。入れ墨に入れたいから、必要なんだ。

■日本ではどういう店で売ってんの?




この記事は、ライターのかたのジョークがおかしくて、記憶に残っていましたが、今確認したら、2006年の記事でした。もう3年も前なんですね。ライターのVinnkさん、最近、なかなか記事をアップされてないようなのですが、またいつか再開されるといいなあと願ってます。



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『ドラクエIX』プレイ日記;ラスボス手前で、にゃんこ将軍に全滅しました。ダンジョン最初からやり直しですが、ちょっと嬉しいのはどうしてだろう。

ついでに、サンディをすっかり好きになってしまい、いっしょにパーティで闘いたかったなあと思いました。できれば、武道家にしたいですが、あえて賢者とかもあり。……とはいっても、サンディ、ちまたでは大不評のようなので、せめてメンツに入れるかどうか選べるぐらいで…。

時間を見てちょこちょこやったとしても、近日中にクリアしてると思いますが、まだ転職もさせたいし、錬金ももう少しやりたいし、クエストもたくさん残ってるので、まだまだやると思います。やっぱり楽しい!ドラクエ!


   
posted by gyanko at 21:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
  1. PS2のくだりに思わずニヤッとしてしまいました(笑)
    このライターの方の、毒の無いジョークがなんか好きです
    Posted by ロイ at 2009年07月22日 00:07
  2. 私も大好きなのです。折をみて、このかたの記事はいろいろとご紹介していきたいなあと考えています。
    Posted by gyanko at 2009年07月22日 03:28
  3. GoStop……もしかして、『こいこい』?
    Posted by at 2009年08月06日 14:45
  4. 任天堂が今も製造しているかわかりませんが、地方札も素敵です。
    数年前に神保町のかるた店で任天堂の「赤八」や「入の吉」を
    見つけて、遊び方もわからず買ってしまいました。
    花札とは違うシンプルで大胆な構図が楽しいです。

    ここが詳しいかも。
    http://www.1101.com/nintendo/hakubutsu1/hakubutsu3.htm

    そういえばセブンイレブンで何故か売ってたこれも買いました。
    http://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/8368/gan01.html
    素晴らしいコラボレーション。
    Posted by ぽこた at 2009年08月18日 03:13
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