(著名人のかたということで敬称は付けておりませんが、一般人のかたでもあるようなので、日本語で呼び捨てるのも抵抗があり、中途半端ですが、英語表記のままでお送りさせていただいております。)
Daigo、Evo 2009で優勝
ついに決まった。2009年のEvo格闘ゲーム・チャンピオンシップがラスベガスで決着し、勝者が決定した。優勝者は誰かって? ストリート・ファイターの伝説、Daigo "The Beast" Umeharaに決まってるだろ。
このサイトのユーザー数人がこの大会に行っていて、僕たちに、彼が長年のライバル、Justin Wongをストリート・ファイターIVの決勝で下したことをピングで送信してきたんだ。(訳注:サンフランシスコで4月に行われた)ストリート・ファイターIV・トーナメントの決勝ではJustin Wongが米国チャンピオンに輝いたが、Daigoはこのときもこの米国チャンピオンに勝っている。これに続いて、またDaigoはJustinに勝ったということになる。●
伝説というので調べてみたら、ものすごく有名なかたなんですね。ついでに、格闘ゲームはまったく知らない私ですら見たことがある、この動画のかたでした。
↑146万回再生です。スゴいなあ…。
実は、この記事を読むきっかけは、昨日のドラクエIXの記事で、コメント欄最後でなぜか、このEvo 2009が話題になっていたことでした(ドラクエに関係ないので割愛したのですが)。
「Justin Wongがすっごく嫌いだから、めちゃめちゃハッピーだったよ。SanfordがJustinとの試合のときにキャミーを使ってくれてたらもっとハッピーだったのに。日本から来たDanに対して、Sanfordがキャミーを使ったっていうのはバカげてるよ」
このコメントで、日本人のかたが参加してらっしゃることを知って、いろいろサイトを回って見たら、優勝したDaigo "The Beast" Umeharaというかたが、格闘ゲームの世界では神様のような人らしいと、浅学の私にも理解できました。
以下、この記事についたコメントです。
■DaigoはアイビーのPS用パッドを使って勝ったんだ。それに、このあとで司会者がインタービューしたときも、礼儀正しかった。
とにかく、すごい楽しめたよ。
■Daigoを応援してるんだ。だって、良いプレイヤーだし、III以外では、ストリート・ファイターのシリーズすべてで一番好きなキャラクターの使い手だから。あと、Justinのプレイ・スタイルが好きじゃない。少なくとも、スポーツマンシップっていう意味では。
■同意だね。Justinのこれみよがしな自信過剰な態度を見てると、鳥肌が立つ。あの日本人のコは、試合の後、Justinと握手をするために待ってたんだよ。でも、あのコが手を差し出したまま5分経っても、あのクズはそこで踊りながらやじってた。(訳注:ジョークだと思います。面白いけど、ありえない(笑。)
■Daigoには驚かされるよ。彼がゲームがあまりにも巧いからっていうんじゃないよ。試合相手に合わせて、すごい早さで調整できること。
証拠に、Justinがキャラをボクサーに切り替えて、Daigoを圧倒しはじめたとき、Daigoはすぐにそれに合わせて、最後には勝った。
互角に見えるけど、Daigoは明らかに、あのラウンドは捨ててたね。最後のラウンドの前だったから、セービングアタックをやたら出してた。つまり、最後のラウンドまでやって、観衆を満足させたかったんだよ。
で、結果、もの静かで無心な男が、目立ちたがり屋のうるさい男をぶっつぶして、昔からの寓話は正しいんだってことを立証したってわけだ。
■ちがうよ。あのセービングアタックは、Justinをあとでコンボで引っ掛けるために打ってたんだ。そうじゃなきゃ、少なくとも、煽ってたか。
■そうは思わないなあ。リプレイを見てみろよ。Daigoは次々に打ってる。解説者のSethでさえ、これは妙だって言ってるよ。
■答えはこれ。Justinのコンボのセットアップに反応できるようになるまで、Daigoは2ラウンド、かかったってことだ。そのときですら、Daigoは波動拳を打って、Justinの先行コンボに、セービング・アタックを出せる状況にもっていかなきゃならなかったんだ。
■Justinは試合中にアーマーブレイカーを打ってない。だから、Daigoは、ラッシュ・パンチに反応して、バイソンをぶっつぶすために、あんなにセービング・アタックを打ったんだ。
どっちかって言えば、Daigoは1セット目の最初のラウンドを捨ててるよ。Daigoは、続けて2度も大きなチャンスを見逃してる。これはThe Beastらしくない。必殺技を無視して、通常のセービング・アタックをコンボに合わせる?おいおい……2セット目でもっと客を興奮させるために、最初のセットは捨てたんだと思うよ。
■理にかなった戦略だな。Justinはそれほどたくさんアーマーブレイカーを使わなかった。だから、Daigoは常にセービング・アタックを打って、Justinがアーマーブレイカーを打つようにしむけた、と。
Daigoが、Justinとの試合を捨てたりしてないのは言うまでもないね。掛け金は高いし、プレイヤーはあれだけのスゴい人たちなのに、観衆を喜ばすなんて冒険しないだろ。
■Daigoが試合でなにかを捨てるとか、ないと思う。単に試合中のプレッシャーでそうなったんだろ。Justinも何度かそうなってた。
3セット目の最後のラウンドを見れば、Justinにかなりの精神的疲労があるのがはっきりわかる。個人的には、DaigoがJustinを「読んだ」って考えたい。Justinにとっては、致命的だった。(疲れるほど)長い試合だったのは確かだけど、それがやや残念。あのラグだらけの動画をオレは文字通り椅子から身を乗り出して見たからね、後出しで言えるのはそれだけだ。
■たぶんJustinは読まれたんだな。Daigoの冷静さ、落ち着き、クールさっていうのは有名だから。どうしてDaigoは煽るみたいに何度もJustinにセービング・アタックを繰り返したのか。たぶん、Justinがそれまでもそうだったみたいにスイープするか、ダッシュ+パニッシュしようとするか見てたんだろう。
■バイソンのラッシュ・パンチをセービング・アタックするのはかなり普通のことだよ。Daigoは、フェイントでよく使ってたし、心理戦を操って、Justinに「次にこれをやる」って思わせようとしてた。
■Justinが悪く言われるのはだからなんだな。彼は尊意ってものをもつべきだし、謙遜を覚えるべきだ………
■Go Beast! Justinのお山の大将みたいな喜びようがイラっとくる。格闘ゲームのボビー・フレイ(訳注:米国の料理人。米国でも放映されて大人気となった「料理の鉄人」で森本正治に敗北)ってとこだな。凄いプレイヤーだとは思うけど、オレは常に誰であろうと、Justinの試合相手を熱狂的に応援させてもらう。楽しいからね。
■けど、正直言って、いっつもなんでもDaigoばっかり勝つっていうのもちょっとウンザリこない? Daigoは死ぬほど凄い人だけど、負け犬Justinを応援しはじめてるよ。
■そうだな。個人的には、たまにJustinのふざけた行動がイライラする。でも、確かにJustinは、それが許されるだけ勝ってもきた。だから、Justinがアホかなにかみたいに振る舞いたいって思ってるのなら、そうする権利をもってるかどうかって話になる。まあ、もう少し対戦相手に尊敬の気持ちをもっても傷つきはしないとは思うが。
■週末はトーナメントを見るチャンスがなかったけど、Daigoが勝ったって聞いて興奮したよ!ちょっと見て回ったけど、Justin、あのバイソンを使ったんだ? 決勝戦が見たかったなあ。
↓Evo 2009のDaigo UmeharaとJustin Wongの決勝戦の模様。途中、抱き合って喜んでる、アジア系アメリカ人がJustin Wong。ほっそりした、なかなかイケメンのかたがDaigo Umeharaのようです。
■いつもはJustinは嫌いなんだけどさ、決勝戦は彼を応援してたよ。バイソンに切り替えたのは見事だったね。DaigoはJustinを読むまで7ゲーム以上使ったんだから。こんなことは今までなかった。
最後のゲームまで見たけど、両者ともにスゴい試合をしたよ。
■覚えてない人たちのために。ストリート・ファイターIV世界チャンピオンシップで、DaigoはJustinのルーファス相手に4ラウンドすべて勝ってるんだ。
バイソンに切り替えたのは、Justinにとって最後の切り札だったんだよ。それでも、Daigoは力で押して、どんどんスゴいことになってったけど。
試合すべてが、Evoの見せ場だったな。
■オレもJustin好きじゃない。彼のアホみたいな行動には、リスペクトも品位もない。それに比べて、Daigoの謙虚な態度と尊敬すべき振る舞い。Justinはあまりにもゴミすぎる。
■……この手のトーナメントに勝つためには、アメリカには新人が必要だな。
■今年は、たくさん新人が出て、良いとこまで行ったんだよ。
■トップ8には山ほどニューフェイスが残ったよ。Sanford(新人ではないけど、ストリート・ファイターIVではそう)、DAN(日本からの新人)、Eduardo(完全な新人)、ShadyK(ストリート・ファイターIVの新人ではないけど、あんまり参加してなかった)。勝ち残ったのが、DaigoとJustinで、それがたまたま常習犯だったってだけ。
■Justinには、負け犬になるために勝ち残ってもらいたい。Daigoは鋼の心臓だな。おめでとう。ハンパなかったね。
■面白い試合だったな。本当に緊張感があった、特にJustinが秘密兵器のバイソンとボクサーを出して、Daigoが勝つのを苦しめたとこ。とにかく、Daigoが勝ってうれしいよ~^_^
■Daigoが連戦連勝とは言わないけど、ここ何年も、Daigoが大騒ぎする場面なんか見たことがないよ。
みんなが3SやMvC2(訳注:ともに格闘ゲーム)でJustinが負ければいいって思ってるのは面白いなあ。そのくせ、ストリートファイターIVで試合が終了間際になると、みんなで決勝戦に向けて彼を興奮させるんだよな。
■大騒ぎしないっていうのは、絶対に感情を見せないってこと? 一度、要領がわかって数ラウンドをとると、Daigoはかなり冷静に見えるけどね。
■緊張した試合だった。オレ、プレイヤー自身よりドキドキしてたよ。…Justinが勝っちゃうんじゃないかと思ったら、椅子から体が乗り出てたね。大嫌い、あいつ。
■誰か、どうしてこんなにJustinが嫌われてるのか、何もわかってない僕に教えてくれ。
■なぜなら、Justinは体重多過ぎ、目立ちたがり屋、それでもって、彼がDaigoじゃないから。
■お前、JustinがDaigoに1ゲームなんとか勝つたびにどういう態度とるか知ってるか?
■Justinがどうのって問題じゃない。みんな自分のお気に入りのプレイヤーがどの試合にもそれぞれいる。
ただ、Daigoはより特別なんだよ。彼と寝たいって思ってるやつがアメリカにごろごろいるっていう意味で。
Justin Wongというかた嫌われてますねえ……。動画を見る限り、アメリカ人らしい反応じゃないかなあと思ったのですが。しかも、それほどに強い伝説的日本人プレイヤーから1セットでも勝てば、大喜びしちゃうんじゃないかなあ、と。
ついでに、もう格闘ゲームがまったくわからないので、技の日本名や試合運びの言い回しを調べるのにも限界がございます。格闘ゲームのファンの皆様は、適宜、脳内で補完いただくと幸いです。
それにしても。
あまりにも知らない世界だったので、読んでて楽しく、世の中にはいろんなスゴい人がいるなあと敬服いたしました。………そんなわけなので、宮本茂特集は明後日に延ばして、明日もこのDaigo "The Beast" Umeharaの記事をお送りいたします。
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ヴァンパイアハンターというゲームのトップクラスの集団に、ボタンが一つ利かない状態で連勝しまくったり、同じくヴァンパイアハンターにて286連勝というすさまじい記録を作ったり、続編のヴァンパイアセイヴァーでは全キャラで100連勝を達成したりと、神と言われてるのも納得できるゲーマー
Justin Wong アメリカ最強のとの呼び声が高いプレイヤー。
今回のevoや、ストリートファイターV3rdストライクで梅原氏に逆転される動画などで負けるイメージが付いているが、マーヴルvsカプコンでは4年間シングル大会で負けなしという記録を作ったゲーマー。アメリカ人はJustin氏が負けると異様に喜ぶ。
通りすがりで長文、失礼いたしました。参考になれば幸いです。
いつもはぼんやりしたサイトに、ファンのかたがたくさんいらしてくださり、本当にびっくりしました。すごい人気のかただ…。
普通にそんなふうに思うんだな
わがまま勝手が君らアメリカ人じゃなかったのかと思ってた
>1セットでも勝てば、大喜びしちゃうんじゃないかなあ、と。
ttp://www.youtube.com/watch?v=kkNuHk8AKRY
↑見れば分かるけどジャスティンはいつもあんな感じ
だから嫌われてる
読みやすい文章で海外のさまざまな動向を伺えて面白いですね
これからも頑張って下さい