2011年01月25日

海外のアニメファンが80年代アニメを語る。

本日はこちらの記事から。


米国でヒットしなかった80年代初期のアニメ・クラシック

アメリカ人にとって、1980年代初期は『トロン』や『ブレードランナー』といったSF映画の黄金期だった。だが、同時期、SFアニメもまた黄金期だったことを知るひとは多くはない。

悲しいかな、『マクロス』のような番組は米国に(『ロボテック』として)やってはきたものの、あのとき決して大々的に海を渡ることのなかったシリーズが相当数存在するのだ。

そんなわけで、今日はあの時代の人目につかなかった宝石のいくつかを、足早ではあるがご紹介しようと思う。

まずは、『超時空世紀オーガス』(1983)だ。

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『オーガス』は、米国ではのちに『ロボテック』となった『マクロス』を考え出したスタッフが制作したものだが、『ロボテック』の一部として再編成されなかったシリーズだ。これは残念なことだった。このアニメは、あの時代の最高傑作の1つなのだから。

物語は、軌道エレベーターを巡って2つの力が戦っている2065年に始まる。この大戦争に勝つために、時空震動弾を作動させることになるのだが、これが原因で時空連続体が破壊されてしまう。後に残されたのは、かつて見たこともないほどの混乱時空だった。

(訳注:『ロボテック』は、竜の子プロダクション製作の『超時空要塞マクロス』・『超時空騎団サザンクロス』 ・『機甲創世記モスピーダ』の3作品をハーモニーゴールド USA 社(Harmony Gold USA)がライセンス取得、同一世界の異なる時代と世代を描いた、連続する一つの大河シリーズとして翻案、再編集された作品)。


うる星やつら』(1981)。

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高橋留美子を『らんま1/2』で初めて知ったというアメリカのアニメファンは多い。だが、『うる星やつら』こそ、彼女を真に日本で有名にした一作なのだ。
このSFテーマのコメディは、ラムという、虎柄のビキニをつけたとてもキュートな宇宙人の冒険譚だ。シリーズは1981年から1986年まで放映され、195篇のエピソードがある。数回、映画にもなっている。


装甲騎兵ボトムズ』(1983)。

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『装甲騎兵ボトムズ』は軍事に焦点を当てたシリーズで、特殊部隊のロボット・パイロット、キリコ・キュービィーの物語だ。シリーズ自体は玩具(これがまた、素晴らしい玩具だったんだ!↓)を売る目的で制作されたものだったが、ストーリーは大変にまともなもので、広い範囲にわたるさまざまな装甲ロボットが登場した。

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戦闘メカ ザブングル』(1982)。

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『ザブングル』は珍しい番組だった。というのは、素晴らしい巨大ロボットが数体、出ていながら、その真髄に大量のコメディが含まれていたことだ。
舞台は惑星ゾラ。まるで昔の西部開拓時代を現在の地球にもってきたかのような未来だ。登場するキャラクターは20人以上。全50回。
『ザブングル』の玩具の中には、80年代の米国に辿り着いたものもあるが、悲しいことに、アニメシリーズは辿り着くことができなかった。


Dr. スランプ』(1981)。

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『Dr. スランプ』を真のSF番組と呼ぶのは少し言いすぎかもしれない。だが、シリーズの舞台は、人間と擬人化されたさまざまな動物たちが共存する世界だ。この番組には、日本とアメリカの文化のパロディがかなり入っている。

だが、残念なことに、当時のアメリカ人プログラマーたちは、この日本のユーモアが翻訳できるとは考えなかった。それが理由で、シリーズは日本では200回以上続いたにもかかわらず、アメリカにはやってこなかった。
近年になって、やっとVizが、このアニメの基となったマンガを米国にもってきている。


聖戦士ダンバイン』(1983)。

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『聖戦士ダンバイン』には巨大ロボットが登場するとはいえ、番組自体にはファンタジー要素が多い。舞台は中世ヨーロッパのようにも見え、シリーズ中で一角獣に乗った騎兵だとか城といったものを目にすることになる。全49回。
このアニメの米国上陸は、20年以上後の2003年になるまで待たねばならなかった。


六神合体ゴッドマーズ』(1981)。

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『ゴッドマーズ』のパイロットを見ると、僕は『スーパーマン』をかなり思い出してしまう。ストーリーは、マーズという名の一人の異性人を中心に展開する。この異性人は、人類と共存するために地球に送られるが、『スーパーマン』とはちがって、彼は巨大ロボットとともに登場する!そしてまた、キャラクターに深みをもたせているのは、このタケルというキャラクターが超能力をもっているということ。
全64回。いまだに公式の米国リリースはない。


未来警察ウラシマン』(1983)。

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『ウラシマン』は、1983年から放映を開始した短命のSFシリーズだったが、限られた範囲内とはいえ、コンピュータ・アニメーションが使用された最初のアニメの1つだ。舞台は、未来の東京。秘密の犯罪組織を追う警察の物語だった。●



この記事についたコメントです↓。
20代から40代と思われる古参のかたがたまで、和気藹々とコメントしていました。


■『UFOロボグレンダイザー』、『マジンガー(Z
)』、『鋼鉄神ジーグ』、『デビルマン』、『無敵鋼人ダイターン3』…。こういう傑作がどれも米国の大衆にはほとんど知られてないだろ?ところが、ラッキーなことに、ここイタリアでは、こうした傑作を満腹になるまで食べることができたんだよね。『北斗の拳』なんて、『ドラゴンボール』が登場する前までは、8〜15歳の子供たちの特別大事なお気に入りだったし。

■『太陽の牙ダグラム』。

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このアニメ、『バトルテック』のファンならメカ・デザインに見覚えがあるだろうね。一握りの幸運な子供だけが、輸入もののこういうダイカスト鋳造の玩具を手に入れられたんだよ。

このシリーズも米国には来なかったけど、ファンサブのプロジェクトがあって最近ついに全75回の翻訳が完成したんだ。

(訳注:『バトルテック』。米国のゲーム会社FASA社が製作した未来世界を舞台にしたロボット兵器同士の戦闘を楽しむウォー・シミュレーションゲームやその派生作品のシリーズ名。
初期の版では、日本のテレビアニメ『超時空要塞マクロス』のバトロイド、デストロイドや『太陽の牙ダグラム』のコンバットアーマー、劇場版「クラッシャージョウ」のハンターメカのメカニックデザインを無許可流用しており、その点で非常に注目を集めた。)

■『ザブングル』って、つい最近知ったばっかり。あ、『装甲騎兵ボトムズ』っていったら、『PAILSEN FILES』(訳注:2007年〜2008年に発売されたOVA)のことは調べてみてよ、みんな。

■このリストに『銀河英雄伝説』も入れたい。…これがどれほどクールなアニメだったか。

■↑壮大なスケールのチェスゲームって感じだったよな。

■↑というか、ほとんど碁だな。艦の前線を覆うためだけにシールドを貼って、そこに敵が取り込まれたら一巻の終わりみたいなね。

■『Dr.スランプ』はここケベック州(カナダ)じゃ、めちゃめちゃヒット作だけどなあ。マンガのほうね。アニメはエピソード1つしか見つけられなかった。

■『ジャイアントロボ』はどうして入れてくれなかったんだよ?

■あああ、子供の頃、『ボトムズ』の玩具がほしくってさあ。

■『ボトムズ』を愛してるのとを同じぐらい(まさにロボットシリーズの決定版だったよな)、『銀河英雄伝説』がここに挙げられてないのが本気で悲しい。アニメ・クラシックっていったら入るだろ、これが。

日本のアニメっていう媒体に輝きを与えた最高傑作じゃないかと思うよ。物語も意図も、思慮深く知的で、徹底的に野心的。まさに古典、まさに傑作。

僕がアニメに求めるものはこれなんだよ。…ヒロイックで悲劇的、意欲的で活力に満ちてる。そして、一番大事なのは、脚本がクレバーなこと。さらに、この物語は、アニメ史上最高に僕が愛するエンディングの1つなんだ。

幸運なことに、『銀河英雄伝説』は人気が上がってきてる。率直に言って、昔より多くの人が見たがってるんだ。時の流れに耐えうる、崇拝の対象だってことだよね。

■↑その通り。SFファンなら必ず見なければいけないシリーズ。番組を見たあと、このアニメの哲学について何時間も議論したもんさ。
良いやつばっかりじゃないんだよな。悪党もいる。でも、なにが善なのかを指摘することっていうのは難しいものなんだ。

最後の20回は、僕からしたら展開がのろいなとは思う。でも、あまりに偉大なシリーズすぎて、この先何年でも語れるぐらい。最後のほうは、これまで起こってきたいろんなことを見事にまとめあげるしね。

記事では80年代初期のアニメって言ってるよな。『銀河英雄伝説』は80年代後半だから、まあ、しょうがないかとは思うけど。

■↑ずっと見ようと思ってたんだ。長編の宇宙ものだとか、宇宙大戦争、政治的陰謀、悲劇。こういうのが大好きな僕としては、どうもこれは僕の夢のシリーズになりそう。最近やっとオリジナルの『マクロス』を見て、僕のお気に入りリストに入れたばっかりだし。

■オレのお気に入りの1つは、『聖闘士星矢』。パステルカラーの髪をした筋骨隆々の少年たちが出てくるからね。

■↑イエス!イエス!イエス!子供の頃、大っ好きだった。オレたちのところでは、『Les Chevaliers du Zodiaque』(訳注:フランス語)って言ったんだ。フランスの土曜の朝のクラブドロテで見てた。これほど過小評価されてる古典があるか!

■フランス、すごすぎんだろ、お前ら、おい(爆笑↓。


↓フランス吹き替え版のオープニングのようです。凄いです。
Les chevaliers du zodiaque (Bernard Minet) - Generique Vidéo


■↑歌手が出てこないだけで、スペイン語吹き替え版も同じ曲なんだが……。

Los Caballeros del Zodiaco - Intro Español


■↑フランス語版に出てくる歌手は、この曲を書いたやつなんじゃないかな。この人、80年代のいろんなフランス語吹き替えアニメで歌ったり、作曲したりしてるから。
なんちゅう安っぽさというか…。まあ、記憶には残るけどな。特に子供の頭には。

■似たようなアニメに見えるけど↓(訳注:『鎧伝サムライトルーパー』)。

Ronin Warriors Intro


■↑それも見てたよ。イタリアで!毎日午後になると、日本のアニメでイタリアの言葉をいろいろ学んでたなあ。

■↑一年だけ交換留学生でイタリアに滞在してたんだ。『聖闘士星矢』と『キャンディキャンディ』が僕の午後の気晴らしだった。

■↑そうそう。『I Cavalieri Dello Zodiaco』(訳注:『聖闘士星矢』)っていうんだよな。イタリアじゃ、放映当時、すげえ人気だったわ。

■ここのコメント欄を読んでると、当時のことが思い出されるよ。アニメファンだった。今より、障害は多かったよ。トレントなんてないからね。実際に他のファンたちと交流して(普通はコンベンションとかで)、自分のコレクションの、気が狂ってんじゃないかってぐらい細かいリストを見せ合うんだ。で、時間のあるときに、ビデオテープを交換しあうの。ああ、若かったなあ。

そういう意味で、僕の最高の思い出は、コンベンションで友達になった日本の人から小包を受け取った日のこと。開けてみたら、初作の『ダーティペア』の劇場版が入ってたんだよ!発売日にコピーしてくれて、三日後には僕の手元に届いたの。あのときはもう、みんなが僕のところに殺到してきたよ。頼むからコピーくれって。

■今、オリジナルの『ボトムズ』を半分まで見たところ。こういう古典アニメって好きだ。なんかこう荒涼とした感じとか、戦争の雰囲気とかね。全部。

■『宇宙海賊キャプテンハーロック』だろ!最高なのは!

■『ボトムズ』っていまだにライセンスされてないんだよなあ。昔のセントラル・パーク・メディアがライセンスをもってたタイトルだけど、誰も買い取ってない。

■米国で成功しなかった80年代初期のアニメ?まだまだあるぞ。

機甲戦記ドラグナー
蒼き流星SPTレイズナー
銀河旋風ブライガー
銀河烈風バクシンガー
銀河疾風サスライガー
新竹取物語 1000年女王
クラッシャージョウ
巨神ゴーグ

■↑同意。このあたりのタイトルと比べたら、『オーガス』、『うる星やつら』、『ゴッドマーズ』のほうが全然知ってるもん。

■見たいアニメをいろいろ紹介してくれてありがとう。

■愛の戦士……『キューティハニー』だって!永井豪のセクシーサイボーグ。1970〜2000年代までずっと、マンガ、アニメ、実写版といろいろ制作されてるんだよ?一見の価値があるアニメシリーズです!

■↑ハニーフラッシュ!凄い番組だったよなあ。

■『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』を見終えたばっかり。自分がどれほど昔のアニメを評価してるかってことを実感させられたよ。

どうしてアメリカ人はアニメーションってものを低く見るんだろうな、自分にはわからん。『機動戦士ガンダム0080』なんて子供にも見せられるけど、大人も楽しめるっていう良いアニメーションの1例なのに。
今でも子供時代に見た『ガンダム』を覚えてるよ。悪いやつらも出てきたけど、うん、実際、物語の中でジオンの兵士たちは純粋によく出来たキャラクターで、感情移入できたよね。

それに対して、アメリカのアニメーション番組のほとんどが、小うるさくて落ち着きがないだけ。子供をテレビの前に引っ付かせて置く以外に、なんの価値もない。
確かに、米国のアニメーションはストーリーが日本のアニメとはちがう。でも、僕はもっとスマートで、現実的なアニメをここ米国でも制作してテレビで放映してほしんだよ。

■僕は、これ↓。いっつも失敗ばっかりしてて、デカいハンマーで殴られるんだよな(笑。


↓フランス語吹き替え。
Nicky Larson Générique N°1


■↑『シティハンター』じゃないかよ!

■『装甲騎兵ボトムズ PAILSEN FILES』、最近見た。全体的にかなり酷い。キャラクターは無味乾燥だし、アニメーションは汚い、音楽も酷い。でも、………でもね、かつて僕が見たアニメの中で最高のエンディングなんだよ。プロットのひねりが最高なの。…ふざけてないよ。本気で言ってる。

Soukou Kihei Votoms - Pailsen Files - OPENING


■記事中の玩具の画像。もう脳みそを射抜かれたよ。……このモデルキット、組み立てたんだ。地元のホビーショップに売っててさ。俺、8歳かそこらだった。いっつも不思議だったんだよな。この番組はどこで放映してるんだろうって。箱見ても、全部日本語だしさ。……このロボットキットには本当にたくさんのことを教えられたよ。実に教育的なキットだったね。

■記事のアニメは、なんやかやでどれも見たことあるよ。『オーガス』と『サブングル』に育ててもらったようなもんか。ラムもすっごい子供のときに見てる。『ボトムズ』も知ってる。コンベンションや、コミックブック・ストアや、ファンサブ。このへんのおかげで、もう何年にもわたって、気が変になったようにアニメを集めてるからね。

■『装鬼兵MDガイスト』!!
9歳だった。地元の店からVHSで借りたんだ。天の啓示だったわ。……アニメ、世紀末後、セックス、そして暴力ってものを初めて知った。何度も何度も借りたよ。とうとう店のオーナーが僕にそのVHSをくれる日までね。……で、いまだに僕の手元にあるってわけ。

■記事の作品、知ってるやつは知ってたよ。日本放映からほどなく米国で見てた。VHSの奇跡ってやつだね。

■90年代初期には、大学のアニメクラブでアニメを知っていたからね、良かったよ、ホント。80年代のファンサブは膨大な量を見たなあ。

■記事中の索引は何本かは、メキシコにはきてた。僕が子供の頃だけど(今26歳だから、しばらく前だよね)。当時は、これを米国の子供たちが知らないなんて考えてもみなかったなあ。
たとえば、『星矢』。こっちじゃ、もんのすごい人気だったのにねえ。アメリカ人って、あの頃のアニメの多くを知らないんだね?興味深いよ。

■劇場版『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』は、僕が思う最高傑作の1つ。夢のようなアニメ、……ちょっと詩的でもある。押井守、最高ですよ。

■アメリカ人って『うる星やつら』も『Dr.スランプ』も見てないの?!?!?!信じられない。

■↑うん。見てる人はいたけど、テレビ放映されなかったんだ。80年代に『うる星やつら』の噂を聞いたの、覚えてる。VHSをもってる人もいたけど、それ、ファンサブもされてない日本語だったんだ。……これって、ほとんどのアメリカ人にとっては扱いかねる代物なんだよね…。

■やっぱ、『ロボテック』が最高だよな。

■↑神の祝福あれ!朝5時に起きてたよ、あれを見るために。本当なら学校行くまであと1時間は寝られたのにさ。

■↑いや、最高は、『マクロス』だろうね。

■『マクロス』に私も一票だ。ロボテックを愛した思い出があるなら申し訳ない。でも、『ロボテック』に私が見たものは、ただの原作レイプだ。プロデューサーたちが、アメリカ人は、こういう素晴らしいシリーズを理解できるほど利口じゃないって考えたっていう理由で、日本の古典を略奪してレイプしたんだよ。

■『うる星やつら』、日本からきた海賊版で80年代に見たな。わかってると思うけど、日本の人たちが録画して、米国のアニメクラブに送ってくれるんだ。日本に友達がいるってことは、いつだって助けになることだったなあ。

字幕はないこともあった。それどころか、DVDもありゃしないし、インターネットもない!雪の中を学校まで歩いて見に行ったんだ!!!!
でも、僕たちはそうするのが苦じゃなかったんだよ、あのころ。

■『エリア88』を支持。

area88.jpg

素晴らしいアニメであり、マンガだった。アメリカ人はたぶん、SNESのゲームでしか知らないだろう。
シリーズのDVDをもってるけど、字幕が酷すぎる。それでも、やっぱり傑作なんだけどさ。



このサイトは、30代〜40代の年配のアニメファンのかたがたが多いようでした。そのせいかどうかわかりませんが、まったく荒れていないのが珍しいなあ…と思いました。
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posted by gyanko at 12:00 | Comment(87) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月16日

海外の反応 - 日・アラブ首長国連邦合作マンガ、『ゴールド・リング』 -

本日は、日・UAE初コラボによるアラビア語マンガ単行本『ゴールド・リング(アラビア語タイトル『スワール・アッザハブ』)』でございます。

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UAEのページフリップ出版社カイス・セドキ社長による原作・脚本をもとに、セドキさんから依頼を受けた日本のマンガ家・姫川明さんが作画。制作を請け負った小学館スクウェア社が2006年に制作を開始して以来、約3年をかけて、出版に至りました。
2010年ザーイド・ビン=スルターン・アール=ナヒヤーン児童文学作品賞を受賞。

第1巻のストーリーは、ハヤブサ狩りの競技会にもぐりこんだ少年が、その妙技に感動→野生のハヤブサとの出会い、交流→鷹匠を目指すという成長譚のようです。
詳しくは、ドバイ千夜一夜さんで。

記事はこちらから。


日本のマンガのヒーローが、アラビア文化を救う闘いに参戦

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銃声がスタジアムにこだまする。ロボットの鳥が、鉤爪に金の指輪を引っ掛け、急降下する。それを熱く追う、ハヤブサたち。

15歳の少年、スルタンは、度胸試しにとスタジアムにもぐりこんでいたのだが、この光景を見て、思わず隠れ場所から身を乗り出させてしまう。

これが、マンガになったハイペースの成長譚、『ゴールド・リング』のでだしの場面だ(マンガは、日本の輸出品の中で最も世界に知られる1つとなった、超ドラマティックな表現スタイル)。

だが、マンガ文化をまねて作ったコミックとはいえ、『ゴールド・リング』の著者は、この目の大きな登場人物たちが、地球を半周した先にある、まったく日本とは異なるアラブ首長国連邦の文化を奨励してくれることを期待している。

「我々の娯楽の独自の形態、これを今、提示しなかったら、子どもたちにとても危険な信号を送ることになってしまうと思います」とカイス・セドキは言う。彼は元ITコンサルタントで、『ゴールドリング』の制作者だ。

アラブの伝統を奨励するために(訳注:日本の)マンガを使うのは、おそらく矛盾ではある。だが、セドキにとって、古典アラビア語で語られる国産ストーリーに子どもたちをひきつけるために、マンガは絶対に不可欠なものだ。

「私たちがこうしたものを製作しない限り、「クールなものがほしいんなら、(訳注:ここにはないから)他の場所を探しなさい」って言うのとほとんど同じ状態になってしまうんです」と彼はCNNに答えた。

「私は、子どもたちにあんな文化の中で育ってほしくない。我々には我々のコンテンツがある。クールだって思える、私たち独自のものがあるんです」。

中東地域は、反応は鈍いながらも、こうした独自のコミック・ブックをこれまでまったく作ってこなかったわけではない。一番、有名なのは、イスラム教を取り入れた『The 99』(訳注:イスラム教の変身ヒーロー99人が登場する漫画)だろう。制作したのは、クエートの心理学者だ。


『The 99』↓。
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とは言っても、『The 99』の場合、マーヴェルだとかDCコミックといった現代のアメリカのスーパーヒーロー・スタイルを採用している。セドキのほうは、伝統的なアラビア文字と物語を採用し、それをマンガという形式の中にぶち込んでいるのだ。セドキは、マンガ形式なら、子どもたちをより惹き付けられると言う。

「私自身、いつも日本文化に魅了されてきました。ポップカルチャーの部分だけではありません。日本人のあり方、つまり、労働倫理、芸術、宗教観、歴史にです」。

「マンガとアニメももちろん、それに入っています。アラブ首長国連邦の私の世代は、マンガやアニメで育ったんです。ですから、マンガの美意識に慣れてるだけでなく、マンガの中の非常に日本的な奇異な部分にも慣れているのです」。

日本のスタイルを忠実に取り込むために、セドキは、日本の有名なマンガ家2人にアプローチした。ペンネーム、姫川明で知られる2人組の女性マンガ家である。彼女たちは、『ゼルダの伝説』や『アストロボーイ・鉄腕アトム』といった古典作品で仕事をしてきた人たちだ。

「彼女たちは、このプロジェクトでとても重要な人たちです」とセドキ。「日本では、描き手は書き手でもあり、彼女たち自身にファンがついているんです」。

一方でセドキもまた、2010年ザーイド・ビン=スルターン・アール=ナヒヤーン児童文学作品賞を受賞し、自身のファンも作り出した。

「本の反応が凄いんです。常にメールがきます。「子どもが読まなきゃいけない本はあったけど、自分から進んで喜んで読める本は今までありませんでした」って。こんなの今までなかったんですよ。本当に子どもたちみんな興奮しています」。

「私は、Facebookやメールを通じて、子どもたちが自ら私と連絡が取れるようにしてあるんですよ。(訳注:子どもたちの反応を聞くのは)とっても心が温まります」。

第2巻は2011年早くに長編で出したいとセドキは言う(「手書きのハヤブサの羽根はきめ細かく、とても時間がかかる」という)。が、セドキはテレビ化や映画化にはあまり乗り気ではない。

「この本で私は古典的なアラビア語を使っていますし、古典的アラビア語が退屈で楽しくないという誤解と闘おうとしています。古典的アラビア語なんて、宿題でうんざりさせられることぐらいが関の山なんて意識と闘おうとしてるんです」。

「子どもたちが古典的なアラビア語にどこで触れ合うか。まず宿題です。子供たちが大嫌いな。それから、ニュースです。これも子どもたちにはつまらない。古典アラビア語が子どもたちと関われるチャンスがこれまであまりなかったんです。これを私は変えたい」。

アラビア語の専門家、Aleya Rouchdy博士は、悪くないアイディアだと言う。博士によれば、コミックの中に古典的形式を取り込むことは、子ども達の古典アラビア語の使用を促進するという意味では意味がある、と。

「今、非常に強い流れがあります。学校でのアラビア語の教え方に関する議論です。特に、私立の学校では、ほとんど外国語ばかりを教えています。そうすると、子どもたちは大人になったとき、アラビア語を格下に扱うようになってしまうんです」。

セドキは一方で、『ゴールド・リング』が財務上の目標金額に到達できるかどうかは、まだ見通しが立っていないと認めている。Rouchdy博士は、古典アラビア語を採用した商業的な価値を指摘している。つまり、中東で国境を超えられる唯一の言語だということだ。

「アラブ世界中に流通させようと思ったら、これが唯一の手段なんです」と。●



この記事についたコメントです↓。話題が逸れているものもございますが、数が少ないので、すべてお送りいたします。


■イスラムのオタクか、素晴らしい。アジア文化の力に栄光あれ。(+9)

■興味がある。読んでみたい。……英語に翻訳してくれないかなあ…。(+13)

■↑彼は、もうすぐ英語版を出せるよう作業中だよ。(+1)

■死ぬほどアニメとマンガが大好きなんだ。最近、くだらない作品が多いけど、まだまだ日本がクリエイティブなのがわかってうれしいよ。(+10)

■すっごく面白そう。(+3)

■日本はキリスト教の国でもなければ、ユダヤ教の国でもない。西欧でもない。保守的な社会の文化を紹介するには、日本が良いのかもしれないね。(+5)

■日本のアニメの魅力の1つに、ヒーローが特定の宗教に縛られないってことがある。それと、いろんな人種、いろんなテーマが融合されてること。ディズニーじゃこうはいかないよ。ディズニーはペンギンですら、目が青いとくる。(+7)

■↑ディズニーのキャラクターって、黒髪、黒い目が多いよ。

それから、日本のアニメがいろんな髪の色や目の色を採用するのは、キャラクターの違いを色によって際立たせるため。実際の日本人は、黒、青、ダークレッドの髪(訳注:なにか勘違いがあるようです)。それに黒か茶の目。自然な色だけだと、たくさんのキャラクターを表現しきるのが難しくなっちゃうんだ。(+2)

■マンガはもう中東にあるってば。70年代以降、マンガのキャラクターはすべて、アラビア語の名前に置き換えられてはいるけどね。このアラビア的テーマのマンガ制作に関して言えば、悪くない、悪くないよ。個人的には、アニメのほうがよかったけど、ブロンドや青い目のヒーローが出てこないからね。(+8)

■↑これは中東で制作されたんだよ。日本版の翻訳じゃないんだ。それから、アニメにはブロンドも青い目もたくさん出てくるって。アニメでは、そういうふうにしてキャラクターを描き分ける。(+1)

■↑アニメに青い目のブロンド・キャラクターが出てこない?こんなバカバカしい話、初めて聞いたわ。(+4)

■↑正しいだろ。アニメにはブロンドのビッチは出てこない。お前、アニメ見たことあるのか?(+6)

■絶対、このマンガの悪党は、アメリカ大統領を髣髴とさせる感じで描かれるんだろうね。(+13)

■オレの印象ってだけだけど。西欧のメディアのイスラム国家に対する態度を改善させようとしてる?いっつも西欧諸国は、テロ文化の前に降伏することになってしまうことに僕はイライラしてるんだ。オレたちは彼らを現代世界に導こうと教えてあげてるのに、やつらは、批判せずにはいられないようなことしか教えてくれない。(+16)

■↑テロ文化は、西欧のほうだろ。スペインは南米を侵略した。アフリカの人々を奴隷にしたり、南アジアで奴隷制を敷いたのは、西欧の奴隷制っていう価値観のタマモノだ。暗い地下室に引きこもってないで出て来いよ。そうすれば、たぶん、自分の本当の肌の色がお前にもわかるさ。(+7)

■↑地下室ひきこもりはお前のほうだ。無知だな。奴隷制度の根源として、西欧文化を非難する前に、歴史書を読んでみろ。(+13)

■↑まず、キミが書いていることはすべて数百年も前の話だ。ただ、今はもう存在しない文化に基づいて暮らしている人々は少しはいるだろうが。

1600〜 1700年代の英国の奴隷商人は西欧文化とは言えない。キミはそうしたいようだが。アメリカの奴隷商人たちはシステムを変え、奴隷制度をやめた。

それに。世界を見渡せば、アジア、アフリカ、南米、すべての場所で、それぞれの文化を蝕んで、レイシズムは侵食している。たとえば、中国人に韓国人をどう思うか聞いてみろ。性奴隷制度も、恥ずかしいことにいまだ、中東だとスーダン、エリトリア、アジアだとバングラディッシュ、カンボジアで横行している。

僕たちは西欧世界にいる。今日の西欧世界だ。400年前の西欧世界じゃない。常に申し訳ないと思ってきたし、自分たちの文化のどんな局面も自ら進んで変革してきた。数世紀にわたって犯した罪のために、他の国家の言いなりになってもきた。キミのような人たちの思うつぼになってね。

僕は1968年生まれだ。キミのような人たちや、メディアにうんざりしている。なぜ、自分自身を、自分の社会を憎めなんて言われなきゃならない?この国がおそらく、この2000年間で初めて奴隷制度を撤廃した国だっていうのに。他の大陸の国と比べたって、痛みをもって、ほとんどのレイシズムを撤廃しようとした国なのに。

もちろん、西欧文化圏の国から、キミは遠慮なく出て行ってくれていい。それで、キミの罪悪感がなだめられるなら。キミのスタンダードに合った国に引っ越せよ。世界には235カ国あって、西欧文化圏なんて25カ国程度だ。で、出て行くときは、キミがどの国を選ぶのか、教えてくれよな、興味があるから。(+11)

■90年代、オマーンに住んでたよ。アラビア語のテレビ番組で一番人気の1つが、日本のアニメだった。『Captain Majid』っていうんだ。日本では、『キャプテン翼』としてかなり人気があった。……だから、基本的には、別に目新しい話題じゃないんだよな。(+6)

■↑でも、今回は中東が自ら制作したんだぞ。(+1)

■誰か、ここのところのCNNがイスラム、アラブ、中東関連に記事を集中させているの気づいてるか?やりすぎだよ。おい、CNN、お前はなかなか信じないかもわからんが、ニュースを教えてやるよ。あのな、世界には、お前がみんなに伝えたり、教えたりできる文化や宗教が他にもある。

差別されてるのだって、イスラムだけじゃない。いまだに、文化や宗教が原因で、殺されたり、民族浄化されてる宗教があるんだ。お前の伝え方じゃ、世界で差別されてるのはイスラム教だけみたいじゃないか?お前がやってることは、極端に現実をゆがめてるってこと!イスラムのことを伝えたいなら、他の宗教や文化も伝えろ!(+22)

■オレはどうしようもない、文化的愛国主義者なんだけどさ、これは言わなきゃな。この著者が自身の文化を振興しようとがんばってるのに感動した。……オレ、コミック・オタクでもあるから。(+5)

■キュートなアイディアだと思う。他の文化もそうだけれど、アラブ文化も、自分たちの文化に子どもたちが楽しく触れ合える方法を持っていいよ。それだけの価値ある文化。
アラブ文化っていえば、漠然とした知識で、銃とかイスラム過激派組織だとかテロしか思い浮かばないようなアメリカ人が騒いでるのは無視しましょう。(+13)

■僕はフランス人で、アニメとマンガが大好き。今、ちょうど『BLEACH』と『NARUTO』、『CLAYMORE』の新刊を読み終わったとこ。

これは良い考えだよね。これなら、みんなアラブ文化を違った角度から見ることができるでしょ。特にアメリカ人。旅行なんかしないくせに、俺たちは世界中を知ってる気分だからなあ。(+42)

■↑海外旅行に米国民は、他の国より(ドイツ以外だけど)よりお金を使ってるってば。アメリカ人は旅行しないなんて、モノを知らなさすぎだよ。(+37)

■↑米国民は金を使ってるかもしれないが、パスポートをもってる人となると比較的少ないんだよ。米国内に観光地がたくさんあるから、海外に行く人はあんまりいないんだよね。(+21)

■↑欧州やその他の地域の人なら、そりゃ、アメリカ人はよその国に行かないって簡単に口にできるよな。米国に来たことあるかい?米国を旅行したことある?沿岸の都市以外だよ。

フランス人やイギリス人が気楽に「僕たち国際人ですから」って言えるのは、鉄道で数時間で他の国に旅行できるからじゃん。国境をすぐ越えられる。米国人は、欧州やアフリカ、アジアに行くのだって飛行機で一人往復で最低1000ドルはかかる。多くの米国人にとって、これは大金なんだよ。だから、頼むから、そんな見当違いな責め方しないでくれよ。(+32)

■中東の人がどう感じているのかわかって笑える。自分たちが最初にアニメを見たと思ってんだな。中東では70年代からアニメはもうやってた、だって(笑。

アニメ制作は子どもの遊びじゃない。才能のある作画アーティスト、作曲家、プロのスタッフたち……手の込んだスケッチが描ける人……。

『ファイナルファンタジー』を誰もコピーできないのと同じこと。マンガだって、コピーできないよ。若い時期から、日本で暮らして呼吸してない限りね。(+2)

■これ、どこで買えるの?

■金の指輪を質に入れないといいけどな。(+5)

■怒り、レイシズム、傲慢さ、無知、恥知らず。ここのコメントは、そんなんばっかりだな。うんざり。(+27)

■カイス・セドキはがんばったね。素晴らしいマンガストーリーだし、次の章がとっても待ち遠しい。無知な人、レイシストは、コメントを書く前に記事をよく読んで理解しよう。中東文化への理解の浅さや狭さを改善できる。
完璧な文化も国もないんだ。そこの文化、宗教、地域を代表しているわけでもない少数の人の行動を一般論にしたところで、偏見にしかならんよ。(+10)

■イスラム世界が好きだ。イスラム圏のいろんな国に行ったよ。人間が良い。こういうコミックには、憎悪やレイシズムがないのがいいね。ありがとう、日本。(+26)



こういうとき、アラブの人の反応が読めたらなあ…と思います。
アラビア語の記事の検索の仕方も見当がつかないとき、国の遠さを感じますなあ。


   
posted by gyanko at 18:00 | Comment(139) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月22日

海外の反応 - 日本では『ナルト』鉛筆と『ナルト』アイスが売ってる -

秋風とともに、風邪を引きました。
夏の間、ソーメン三昧だったのが、体力低下を招いたものと思われます。
季節の変わり目、皆様も、お体ご自愛ください。


本日はあっさりと、こちらの動画から。

Funny Japanese Naruto Commercials


再生回数、61,295 回。コメント数、315件。この動画の人気が最も高い地域はこちら↓。

narutoad.png

参考までに。
この動画の人気が最も高いユーザー層:
女性 13-17
男性 13-17
女性 18-24

コメントのほうもおそらく、北米の10代のかたがたが中心と思われます↓。


評価の高いコメント

■最初のCMで笑いが止まらなかったよ。サスケの「しまった」って顔。(+30)

■爆笑した!最初のCMと最後のやつね。
1. サスケの表情が笑えるし、すっごくドラマティック!ただ、カカシは実際には「お前、『ナルト』カードを集めてるだろ?」「え…」「ポケットからはみ出てるぞ」って言ってるんだと思うけど。

2. ほしいほしいほしいほしいほしい!!! 爆笑だよ。でも、「集めろ」だなんて、子どもには悪影響ってもんじゃないの?(笑


■『ナルト』が日本でどれだけ人気があるかって証拠だよな。(+5)

■ワオ、『ナルト』ってこっちより日本のほうがマジで大変なことになってるんだ。(+4)

■「サスケ、ホントはお前、ナルト・カードゲームを集めてるだろ?」。ハハハハハハ。(+10)

■古いCMだなあ。2004年のやつだよ。

■『ナルト』アイスクリームまであんのかよ?!

■グレート!アイス、食べたいわ(笑。

■棒に凍ったオレンジ・ジュースの塊がついてるだけだよ。で、そのうえに木の葉が描かれてるの。

■↑レモンだろ。(+2)

■↑たぶんラーメン味。(+3)

■コレクション用の鉛筆が発売されるぐらい、『ナルト』って凄いんだよ。クールだ。マジで、オレも1つほしいもの。

■パワー鉛筆か……わーお…。

■アイスクリームに「このアイスを食べると、『ナルト』がめちゃめちゃ見たくなるか、サスケのファンガールになる場合があります。各自の責任で食べてください」って警告でも書いてあったら、面白かったのにね(笑。(+5)

■オーマイガ。『ナルト』鉛筆とアイスかよ。僕の人生がやっと今、完璧なものになった気がする。

■日本じゃ、『チャクラ』って名前のエネルギードリンクまで作られてるからなあ。(+2)(訳注:2008年に米国でボストン・アメリカ・コープが発売したジュツ・パワー・エナジー・ドリンクのことのようです。)

jutsupower.jpg

■ほしいほしいほしいほしいほしい…オレの弟みたい。(+3)

■オレたちのとこにも『ナルト』アイスがあったらいいのにねえ。

■『ナルト』アイスって、スポンジ・ボブが棒にくっついてるみたいな形だよね(笑。(+12)

■『ナルト』アイス、ほしいわ。どうして米国やメキシコでは売ってくれないの(涙。(+2)

■放映当初は、『ナルト』は良いアニメだった。でも、内容が(訳注:連載分がたまるまでの)埋め草になってからは……そんなに面白くなくなっちゃった。もちろん、それでもみんなが楽しめるものではあるけどさ。(+6)

■埋め草は飛ばしちゃえばいいよ。まあ、でも、今のシリーズは良いよ。マンガの2期を追ってるから、キミも好きになれるんじゃないかな。

■アイスと鉛筆は絶対手に入れる。カードとゲームはもうもってるからね。(+2)

■子ども番組ってのは、米国同様に日本でも、商品を売り出すためのものなんだなあ。別に悪いことだとも思わないけどさ。

■パワー鉛筆か!! 武器として目に突きたてるのに使うんだな!(+6)

■いっつも不思議に思ってたんだけどさ。日本のテレビCMなのに、どうしてゲームボーイ・アドバンスって英語で言うのかな。(+2)

■ハハハハ。最初のCM。「そりゃもってるだろうな。人気があるからな」(訳注:「ポケットからはみだしてるぞ」を動画中ではYou should, 'cause it's popularと英訳しています)。(+4)

■こういう『ナルト』関連の宣伝って好きだ。こっちでも発売されてるから、商品のほとんどは手に入るけど、アイスはなあ……ちぇ。(+2)

■イギリスじゃ、オレたちが手に入れられるものって言ったら、ゲームとDVD、マンガぐらいなのにさあ。

■アイスと鉛筆はほしいよねえ。

■『ナルト』鉛筆なんだけど!! アジア人居住区の商店街で買えた!それがどうしたとか言うなよ。もう超クールなんだよ、これが!! クラスのみんなに見せたら、あっと言う間に「クラスで一番クールな奴」認定されたからね。買わないとだめだぞ。(+4)

■カードがクール!! ただ、『ナルト』アイスって、凍った水みたいな感じなのかな?

■『ナルト』のRPGほしいよ。(+2)

■オーマイガー。この鉛筆があれば、学生時代の課外活動は仕切れるってことだな。……この鉛筆で勝負だ!ウハハハハ。(+4)

■↑まあ、オレにはどんな鉛筆にも負けない鉛筆削りがあるけどね。

■カリフォルニアで売ってくれるものなら、アイスはぜひ買いたいんだけど。味は普通だろうけど、価値はある!!(+2)

■FLOWのコンサートを見たんだ。言わせてくれ。凄いライブだった。どうしてあんなエネルギッシュなのか理解できないぐらいだった。もうすべてが、オーマイガー!しかも、彼らのブロークン・イングリッシュがめっちゃキューーーート…。

■オレの親友が『ナルティメットヒーロー』、もってるな。

■アハハハ。アホみたいなCMだよね。『ナルト』のすべてが大好きだけど、……このCMはアホ(笑。(+2」)

■アイスに『ナルト』って書いてあるってだけで、どれだけたくさんの人がこのアイスを買ったんだろうって思うと笑っちゃうよね。だって、実際、『ナルト』とはまったく関係ねえのにさ(笑。(+2)

■「集めろ」って。どんだけ強制的なんだよ(笑。

■アイスって………。これぞ搾取!!

■カードゲームがアメリカで発売されたとき、Shonen Jump(訳注:北米で2002年からViz Mediaが発売している週間少年ジャンプ北米版。第一号は重刷を重ね、30万部を販売。2008年時点で月刊21万5000部(Wikipedia))にも似たような広告が載ってたなあ。……もうちょっと長かったけど。

■サスケがカードを集めてるって?……勘弁してちょうだい。(+5)

■鉛筆とアイスはこっちでも売るべき。(+4)

■日本のクレイジーなCMって、見てる側に買いたいって思わせるのがどうしてこんなにうまいんだろう。こっちでこういう商品が売ってたらなあ。(+8)

■なにが面白いって、これが普通の『ナルト』商品のCMだっていう事実!

■日本人って、商品のプッシュのしかたが激しいよね。すぐ買え!みんなもってる!って感じ。

■凄まじいわ………文房具まで!!!

■あのね、アイスについてるカード。ただのプラスティック・カードってだけじゃないの。ものすっごくクールなプラスティック・カードなのよ。

■動画見て、紅茶、吹いたわ。

■全部、買わなきゃ。日本に住んでたらなあって思う。……私にできることって言ったら、ホット・トピック(訳注:ポップカルチャー関連の衣類やアクセ、CDなどを売っている米国のチェーン店)に行って、ナルト・ジュツ・パワー・エナジー・ドリンクを4ドルで買うことだけなんだもの。

■真面目な話、日本人はドラックをやりながら、こういうCMを作るのはやめなきゃだめだ。パワー鉛筆EX?『ナルト』アイス?なんなんだよ、そりゃ?!

■『ナルト』、………いったいどういうマーケティングしてるんだ……。(+2)

■ゲームやカードはわかる。でも、鉛筆、鉛筆ってっ?!?! なんてこった。

■『ナルト』パワー鉛筆Exがあれば、ニンジャみたいに字が書けるってことだろ。(+6)

■『ナルト』パワー鉛筆!!! ほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしい。

もう笑ったわ。(+56)

■『ナルト』アイスがめっちゃうまそうだよな。(+59)

■アメリカのダメダメなCMより出来がいいよ。(+3)

■日本って、良いもんばっか揃ってるなあ(笑。(+3)

■僕にわかってること。『ナルト』はまともなアニメだった、……日本では。アイスクリームだって売られてた。アイスクリームだぞ……。

でも、ジーザス、…アメリカはなんでもこっちにもってきてはダメにする。こっちで『ナルト』がリリースされたとき、もう僕は読むのも見るのもやめたんだ。…最低だ、アメリカは……(涙。

■『ナルト』鉛筆、オレの宿題を絶対助けてくれるはずだ。(+2)

■『ナルト』鉛筆なら、理論的に言って、能力と力が上がるはずだもんな。

■パワー鉛筆?! 僕、シャーペンしかもってないんだけど、だから頭が悪かったんだ。

■日本人はCMの作り方を心得てる。間違いない。

■このパワー鉛筆って、どんな力があるのかみんなわかる?誰も指摘してないけど。……テストのとき、転がしたら正解が出るとか。そういうのかな。

■このCM大好き。『ナルト』アイス?マジでほしい。

■ぜんぶほしい。どれも凄いもの。

■なんだって商売にするなあ、日本人は。次は『ナルト』カップ・ホルダーか?…いや、『ナルト』柄のペット服かな。

■『ナルト』のアニメやマンガならアメリカにもある。ゲームも90%は買える。でも、問題は『家庭教師ヒットマンREBORN!』だよ。『ナルト』も好きだけど、僕的にはこっちのほうが良いマンガだしアニメなんだ。なのに、『家庭教師ヒットマンREBORN!』のゲームは1本もこっちでは翻訳されてないし、これからだってされることはないんだ。

■どんなつまらんものでも、『ナルト』って書いておけば、何百万も売れるってわけか。

■マジか??!!! 『ナルト』アイスクリーム。頼むから、僕にくれ。お願いだよ。日本に行って、絶対買う。すぐに。絶対、だってばよ。

■オレが日本を好きなもう一つの理由が、こういうCMなんだよな。



『ナルト』アイスと鉛筆が驚かれておりました。
キャラクター鉛筆は、日本では昔から製造されている、子どもに人気の文具だと思うのですが、……海外にはないんですかねえ。



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タグ:ナルト
posted by gyanko at 18:00 | Comment(84) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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