2009年10月05日

海外の反応 - 五嶋みどり、タングルウッドの奇跡 -

昨今では、諏訪内晶子庄司紗矢香等、海外で活躍する日本人バイオリニストは少なくありませんが、やはり伝説と言えば、私は五嶋みどり(海外での公式アーティスト名はMidori)を思い出します。

ベスト・オブ・五嶋みどり パガニーニ:カプリース(全24曲) フレンチ・ヴァイオリン・ソナタ集

3歳から母、五嶋節にバイオリンを習い、6歳で初めてステージでバガニーニ(訳注:18世紀のイタリア人バイオリニスト。鬼神と言われる。作曲家としても知られるが、どれも難曲として有名)の『カプリース』を演奏。8歳で、ジュリアード音楽院に送ったテープが認められ、渡米。高名なドロシー・ディレイの元で学び、11歳でズービン・メータ指揮のニューヨーク・フィルハーモニックとの共演でデビュー(Wikipedia)。(母子ふたりだけで渡米し、ごちそうがマックのハンバーガー、冬のオーバーにも困るような暮らしの中で五嶋みどりを世界的バイオリニストとして育てた記録はこちらの本に詳しいです。)

今日、最初にご紹介する動画は、アメリカの教科書にも載ったという「タングルウッドの奇跡」と呼ばれる伝説的コンサートのときの映像です。

これは、五島みどりがレナード・バーンスタイン指揮の『セレナード』で共演した際、E線を2度も切るという事故に見舞われながら、素早くバイオリンを換え、演奏を完遂したというもの。

米国Wikipediaは、このときのことを「1986年、今なお伝説的演奏として語られるタングルウッドでの出来事が起こる。驚愕の成功であった。彼女は2度もバイオリンのE線を切ったが、コンサート・マスターやアシスタント・コンサートマスターからバイオリンを借りて、演奏を完遂した。指揮者のレナード・バーンスタインは、驚愕のあまり彼女の前にひざまづいた。翌日のニューヨークタイムズの一面は「14歳の少女、タングルウッドを3台のバイオリンで征服」だった」と記述しています。

演奏の素晴らしさもさることながら、14歳とは思えぬ冷静さ、そうして当時、五嶋みどりは体の小ささのために3/4サイズのバイオリンを使用しており、借用したフルサイズのバイオリンで2度の事故を、一度も演奏を止めることなく乗り切ったことにも大変な讃辞が送られました。


↓コメントでお教えいただきました。ありがとうございます。断然、画質がきれいです。

五嶋みどり タングルウッドの奇跡



↓かなり映像が荒いです。

Violinist Midori breaks E-string twice and swaps 2 violins



この動画の人気が最も高い地域↓。
midori.gif


ちなみに、この動画の人気が最も高いユーザー層。平均年齢高いですなあ…。
性別 年齢
男性 45-54
男性 55-64
男性 35-44



■イェイ、最初のコメントだ!!!! 彼女がバイオリンを変えても、なお旋律がまったく止まってないというところが大好きだ。これは超レアな映像だよ…。Midoriはなんてクールなんだろう!!!!(+1)

■怖いぐらいだ!! この動画、何年も見てなかった。投稿してくれてありがとう!!!

■信じられない。ついにこの歴史的イベントを見れたよ。これまで、古い新聞の抜粋から読むことしかできなかったんだ。ひょっとして、バーンスタインが彼女の前にひざまずいたエンディングのところも持ってるのかな(翌日のニューヨーク・タイムズの一面に載ったところだよ)。

■2度も弦を切ったのに協奏曲を弾ききるとはね!凄いよ。

■2度もどうして切れたの?張ってた弦が悪いんじゃないかな。短時間で2度切るなんて。私がコンサート・マスターだったら、自分のバイオリンは他人には貸さないな。ストラディバリウスだろ。私はこう言う。「ここから出て行って、僕の代役のを使ってくれ」って。

■↑キミにはキミの意見があるだろうけどね。Midoriがあそこでなにをしたのかは正確にはわからないし、僕自身はこの曲を演奏したことがないから、はっきりとは言えない。だけど、E線が弱いまま演奏に入ったのなら、最初はさまざまな理由で切れたんだろう。でも、2度目は、E線がピチカートに耐えきれなかったっていう事実があるんじゃないかと思う。彼女はバイオリンを換えてはみたものの、すでにE線は切れる寸前だったか、ゆっくりと切れつつあるとこだったか。(+2)

■↑ありそうな話だ。この曲を聴いたことはなかったけど、なんというか、最初のところはいかにも弦が切れそうな感じだ。(+1)

■それでもショウは続くってわけだ!こういう場合のために緊急策はないものなのかね。

■少なくとも、こわれたのが弦で良かった。ストラディバリウスじゃなくて。

■Wow、クール。本当に彼女は落ち着いているね。

■驚愕だね…。この幼さでこれほどプロフェッショナルだとは。(+4)

■↑確かに。

■3/4サイズからフルサイズのバイオリンに換えるのは簡単なことじゃないんだよ。Midoriは神だよ。(+1)

■この動画だと彼女は私と同年齢ぐらい。でも、私は彼女ほど素晴らしく弾くことすらできないよ。コンサート・マスターの表情とか何を考えてたのかが知りたいわ。

■14歳?! それで、E線を2度切ってこれか。明らかに神に愛されてる才能だよね!パールマン(訳注:イツァーク・パールマン。イスラエル人バイオリニスト。69歳。20世紀における最も偉大なバイオリニストの一人)ぐらい人気が出てもおかしくないのになあ。(+2)

■1:17のところを見て。肩当てを引っぱり出そうとしてない?つまり、彼女、バイオリンを掴んだはいいけど、今まで(フルサイズで)弾いたことがなかったんだよ。なのに、瞬時にあれほどの完璧さで演奏した。肩当てなしで!
まあ、肩当てなしってだけでもちゃんとできそうにないってのに、彼女はそれを14歳でやったんだ。なんという衝撃。(+1)

■凄いよ……フィラデルフィアでジョシュア・ベル(訳注:米国人バイオリニスト)が「レッド・バイオリン」を演奏したときも切れたのを見たよ。…でも一度だけ。旋律は止まらなかったな。鋼の神経だね。

■彼女はパールマンと同じぐらい人気があるよ。キミ、わかってないね。

■素晴らしい!! この動画をどうやって手にいれたんだ?Midoriの『ザパテアード』をもってる? もってるなら、アップしてくれないか。あれが一番好きなんだ!!

■なんてこと。…彼女に追いつくには永遠の時間がかかるわ。私なんて、鈴木式(訳注:海外でも普及が進むバイオリンの才能教育。楽譜を読めなくても弾けるのが利点とも欠点とも言われる)の教本をやっと終わったばっかり。(+1)

■↑自分と他のバイオリニストを比べないほうが、恵みは大きいものだよ。特に追いつこうなんて。(+3)

■↑ええ。……わかってる。本当に有名なバイオリニストになることが私の夢なの。Midoriは私の模範の1つ。(+3)

■14歳にしては、彼女は恐ろしく小さく見えるね。10歳ぐらいにしか見えない。(+6)

■学生時代、このコンサートに行ったよ。かつて見た中で最も素晴らしいものの1つだった。彼女の後、チャイコフスキー第6をやったんだけど、観客はもう気が狂ったみたいになってたね。(+7)

■後年のドロシー・ディレイが考えた宣伝だったって言う人もいるけど、誰かそう思う人いる?

■↑くだらない。(+1)

■↑誰が言ってるの?(+1)

■ニューヨーク・タイムズの見出しが「14歳の少女、タングルウッドを3台のバイオリンで征服」だったよ。凄過ぎる。これを見れて光栄に思うよ。(+8)

■パガニーニみたいだな。彼は曲の途中で2度切ったが、残りの2弦だけで演奏しきった。でも、この少女はこの年齢を考えると驚嘆すべきことだよ。(+7)

■どっちかって言えば、彼女のやり方が間違ってるってことだよ。弦は演奏中にそうそう切れるもんじゃない。…特に、ガット弦じゃないんなら。

■↑そうとは限らない。ときどき、特にコンサートでは、照明や空調の具合で弦が切れることがある。特に、特定の周波数をもってる人とかね。(+3)

■弦が切れるっていうのはね、それだけ音楽に没頭してるって証明なんだよ。(+1)

■名演奏家と言われる人たちが、あ、普通の人なんだって思えるようなのってすごく好き。(+2)

■Wow、冷静だ。こんな幼いのに。ブラボー!(+2)

■光栄にも、ドイツで個人的にMidoriに会ったことがある。とても感じの良い人だったよ!誰にでも気遣うし、…コンサートの後、本当にたくさんの人と話してくれたんだ。ただステキの一言!(+1)

■↑私、バイオリンケースにサインしてもらったんだよ!(+1)

■これ、テープでもってるよ、うれしいことに!!!! 誕生日おめでとう、Midori(10月25日)。(+7)

■私の場合、泣くだけだったよ。6歳のときだった。演奏途中で弓を落としたんだ。今でも悪夢。ハハ。(+4)

■面白い。でも、本能が言うね。お前の栄誉あるストラディバリウスを子供の手に渡すなって。

■↑Midoriが使ってるデル・ジェス(訳注:グァルネリ・デル・ジェス “エクス・フーベルマン”。1734年製)はな、ストラディバリウスより稀少で価値があるんだよ。

■↑今はそうだけど、14の頃はちがうだろ。17歳ぐらいでデル・ジェスだ。(+1)

■↑何を言ってるのかわかってないのか。オーケストラでは、従わねばならない慣習というものがある。その1つに、ソリストが弦を切った場合、コンサートマスターが瞬時に自分のバイオリンを提供しねばならないというのがある。

ついでに、ストラディバリウスにはいろいろある。すべてが良い音ってわけじゃないんだよ。最高のストラディバリウスの中の、これまた最高のものだけが才能ある演奏家によって奏でられる。言えるのは、コンサート・マスターのストラディバリウスは、そうした類いのものではなかったろうってこと。それと、一体、どこの世界にMidoriにバイオリンを貸したがらないやつがいるっていうんだ?どこの製造者だって貸すってのに。(+2)

■↑心配しないでくれ。わかってるよ。彼女が子供だから、言ってみただけのジョークだ。自分のバイオリンをそのへんの子供に貸すってレベルの話じゃないのはわかってるさ。信じられない才能あるミュージシャンこそが弾く価値のあるものなんだから。

■なんてこと!! すばらしい!! Midori、最高だ!(+3)

■Midori、大好きだ!!!!!(+2)

■ああ……僕、南カリフォルニア大学で写真を撮るために友達に呼ばれてたんだよね。で、彼女の写真を撮ったんだ。でも、彼女がどんな人なのかそのときは本当に知らなかったんだ!(+2)

■Midoriは大きくなって伝説のバイオリニスト、五嶋みどりになった。(+2)

■コンサートマスターのバイオリンの修理代ってどのぐらいなんだろうね。…2回もE線を切ったってのもおかしな話だよ!でも、Midoriはそれでも素晴らしかった。…はあ、まさに音楽界の神童だ…。

■↑なんてことないよ。ただの弦だもん。ゲースの中に余分の弦がいっぱいはいってるさ。

■↑あの弦はめちゃめちゃ高いんだよ。銀と金からできてるんだから。マジで。調べてみろ。

■↑E線は金メッキの鋼。それ以外はただの鋼。60ドル以上はしないよ。

■Midoriは良いよね。でも、もっと経験豊かな良いバイオリニストはいっぱいいるさ。(-3)

■↑14歳の子供以上に経験のあるバイオリニストはそりゃいっぱいいるだろうね。これほど浅はかなコメントをYoutubeで読んだことがないよ。(+9)

■五嶋みどりはミュージシャンであり学者だ。音楽家とは常に他の音楽家と比較されるものだ。
彼女は歴史上最高のバイオリニストではないかもしれないが、彼女は我々が今、手に入れられる最高なんだ。生きているものと死んだものを比較するのはフェアじゃない。

後年のバーンスタインが彼女を愛してたという事実は、彼自身の発言で知られてる。どれほど金持ちだろうと、ベルリン・フィルに招待されることはできないんだぞ。彼女はベルリン・フィルとしょっちゅう共演してるんだ。それに、彼女は南カリフォルニア大の弦楽器の教授だ。しかも、金に夢中な俗人なんかじゃない。人間として素晴らしい人。これだけでも僕には十分なんだ。(+3)

■2回も切った?なんてこった。どれだけ安い弦だ?(-3)

■↑まあな。キミがよくストラディバリウスに張るたぐいのやつだ。(+10)

■↑安い弦を使って2ドル節約しようと思うからこうなる。(-6)

■↑Midoriは力強さですごく有名なんだよ。たぶんちょっと力を入れ過ぎたんだろ、それで弾けた。(+2)

■バイオリンをわかってれば、ストラディバリウスが200万ドルするって知ってるはずだ。80ドルの弦なんて比べる対象じゃない。

■彼女がフルサイズのバイオリンで曲を弾き終えたことに感動したよ。いつもは3/4だってのに。……1インチ程度の長さの違いだけど、慣れるのにはちょっと時間がかかる。(+8)

■クレイジー!前に話を聞いたことはあったけど、動画で見たのは初めてだよ。信じられない!(+3)

■こんな話は聞いたことないよ。…最初に借りたバイオリンの弦をまた切ったときのMidori、ちょっと戸惑ったろうね。…「ごめんなさい。あなたのE線も切ってしまいました…」

■ここのほとんどの人たちが、この動画のポイントが、弦を切ったとかそんなことじゃないんだってことをわかってないのがおかしいよ。弦を切っても、演奏を続けたこと。楽器を換えながらも、旋律を一度も止めることなく奏でつづけ、完全に演奏ぴったりで立て直したことだよ。14歳の子供にできることじゃない。(+13)

■↑弦を切るなんて、しょっちゅうあることだもんね。だから、ケースにいつも余分に弦を入れておくんだし。彼女はすでに十分な練習をしてたんだろうな。だから、平静を保てた。2、3週間前に彼女のメンデルスゾーンを聴きに行ったんだけど、素晴らしかったよ。

■↑そのうえに、新しいバイオリンに慣れる必要もあった。一度も弾いたことがない楽器の位置の高さ。それでも弾ききった。これも並大抵のことじゃないよ。…バイオリンをやってる人なら誰でもわかるはず。(+4)

■なんて、凄いんだろう。私だったら、取り乱すわ。ショックを受けて、パニックになって、ステージから走り出るかも。(+5)

■シンシナティ・シンフォニー・オーケストラで彼女の演奏を聴く機会があったんだけど、彼女には誰も敵わないよ!彼女のCDは絶対に人を飽きさせない。シンシナティにまた来てくれたら、必ず行くよ!(+1)

■プロフェッショナル、かつ冷静。大好きだ。(+4)

■Wow、伝説だな!! アップしてくれてありがとう!(+4)



コメントは、バイオリン経験者によると思しきものがかなり目立ちました。
2度のアクシデントを乗り越えて、完璧に演奏しきったことが何度も絶賛されていましたが、これはもちろん今もなお、五嶋みどりがバイオリニストとして世界的名声を勝ち得ているからこその話。現在の素晴らしさがなければ、付録の伝説にも意味はございません。

そんなわけで、こちらもご紹介。タングルウッドから約10年後。ベルリン・フィルハーモニー・オーケストラとの1995年の共演、チャイコフスキー・バイオリン協奏曲↓。

MIdori Goto plays Tchaikovsky 1stMovement part1



10代の鬼気迫る演奏も素晴らしいですが、大人になられてからの演奏も素晴らしいなあと思います。内省的すぎるとおっしゃるかたもおられますが、私は高潔で好きです。
母であり、師である五嶋節との濃密な関係から、精神のバランスを崩して苦しまれたこと、依存ではない自らの世界を作るために早い時期からボランティア活動に打ち込まれたことなど、内的成長過程の影響も大きいのだろうなあと感じます。

(かなり前に、…ピアニストの中村紘子の『チャイコフスキー・コンクール』だったと思うのですが、こうしたコンクールに出る音楽家の親子関係はどれも異様であるといったような言質のことを言っていた記憶があります。)


五嶋みどりは、ジュリアード音楽院の後、ニューヨーク大学の心理学科を卒業。また、「みどり教育財団」を立ち上げ、教育環境が行き届かない都市部の公立校に通う子供たちを対象に、音楽の楽しさを提供するボランティア活動も行なってらっしゃいます。

現在は、国際的な演奏活動の他、南カリフォルニア大学のヤッシャ・ハイフェッツ講座の教授職(ハイフェッツが南カリフォルニア大学で教えていたことから、75年に創設)にあり、全米弦楽器教師協会の理事。生徒を叱るときは、大声は出さない代わりにカスタネットをカチンッと鳴らすそうで、……威厳ありそうです。

2001年には傑出した音楽家のみに贈られるエイヴリー・フィッシャー賞を受賞。この賞金でまた、社会活動のための基金を設立なさっています。



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<補記>New York Timesに掲載された五嶋みどりの約20年前の長文記事をご紹介したいのですが、少なく見積もっても5回連載にはなるうえ、興味があるかたは多くないかもしれないなあという危惧もあり、……週1連載にしようかと考えています。

   
posted by gyanko at 21:00 | Comment(41) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月22日

海外の評価 - Capsule/Beastie Boys/Daft Punkのマッシュアップ -

本日は、『ドラゴンクエストIX』の分析記事をお届けする予定で一昨日あたりから準備していたのですが、風邪を引いた模様で、タタミイワシみたいな密集した文章を目で追うとぐるぐるいたします。ので、気持ち良い曲をひとつ。

これはもうご存知のかたが多数かと思います。Novoiskiさんという日本人のDJのかたが作られたCapsule、Beastie Boys、Daft Punkのマッシュ・アップ。オフィシャルなものではなく、個人のご趣味の範疇なのだろうと思います。
私は、マッシュアップという、複数の曲を合わせて1曲にするというスタイルをこれで初めて知りました。凄いもんですなあ…。そのうえ、曲がえっらい気持ち良いです。一時、毎日聴いてました。





再生回数100万回。コメント数1505件。こちらも凄い。公式にリリースされていない個人の作品で、ここまで伸びるのも珍しいなあ、と。


■Wow、信じられないぐらいよく出来てる!シームレスだ!(+1)

■女の子、ルーシー・リューに似てる。名前のスペルがちがうかもだけど。(+2)

■彼女はCapsuleのメンバーだよ。Capsuleは日本で有名なグループ。でも、キミは正しい!ルーシー・リューに似てる(笑

■クール!すごすぎる!スゴい以外に言葉がない!!!!(+3)

■スィートソング。ラップのとこは早送りするんだけどね、オレの母親が殺しにくるから。ハハハ。とにかくスゴイよ。(+1)

■…おかしな話だな。オレたちは、意見も信条もその他いろいろちがう。でも、こういう曲を聴くと、お互いを判断するきっかけになる。結果として、たくさんのクールな人たちに会うチャンスを逸してるんだなって思うよ。…でも、気持ちいい音楽ってとこでは繋がれるんだ。…オレたちが永遠にダンスしかできなかったら、戦場じゃなくて、ダンスホールで会えたのになあ。(+1)

■↑言えてる。

■↑残念なお知らせをするよ。人類は、争わずに共存する道はないんだよ。恥ずかしくてダンスできない人もいるってことを忘れずに。曲は最高。(+1)

■悪くない。ときどきちょっと混沌としてるし、終わり近くで止まって、"technologic"って入るところが流れをころしちゃってる。それ以外は、グレートなミックス!(+1)

■素晴らしい曲だ。送ってほしいんだけど。(+1)

■説明を見れば、mp3のリンク先が書いてあるよ。ダウンロードすれば、家でも学校でもグルーヴし放題。散歩、夜遊び、ゲームにもいいからね。(+1)

■ダウンロードした!力に満ちあふれてる。足が勝手に動くよ。大好き!(+4)

■フランス+アメリカ+日本=最高の曲!(+14)

■6時間ごとにこれを聴かないとだめなんだ。そうじゃないと気が変になる。(+1)

■人間が毎日聴く必要がある音楽だな。(+7)

■尻に何が起こったんだ?! 踊るのやめられない!(+3)

■なんてことだ……信じられない。…オレはこれが好きだ。なんていうか、すごく変なんだ。だって、オレはヘヴィメタ・ファンだから。けど、これはマジでスゴイよ。怖いぐらいだ。(+3)

■クソ。コメント読んで、なにを大袈裟なことをって思ったんだよ。でも、マジでマジでいい!リミックスっていつもは嫌いなんだけどさ。(+3)

■Capsuleのリフが素晴らしい。(ポーランド語ではżużelって言うんだけど)。残りも最高。(+1)

■一回聴いた。2回聴いた。Ituneが76回目の再生だって教えてくれた。いまだに中毒。飽きない。(+8)

■好き。Capsule、大好き。…イギリスでは彼らのアルバムが見つからないの。(+2)

■これはスゴいリミックスだ。とてもうまく出来てる。ミキサーは何? FRUITY LOOPS(訳注:オランダのImage-Line Software社製の音楽製作ソフト)かなんか?確実にA+評価だよ。Beastie Boysのファンじゃないけど、このアーティストのコンビネーション以上のものは選べなかったろうな。グレート・ジョブ。(+1)

■恋をした気がする…(+4)

■この動画はほとんどパーフェクトに近い。ただ、最後に必要なものがある。ジャジャーン!ってシメ。ジャジャーン、これ。(+1)

■↑笑

■これを与え続けてくれ!!!!!! そうしてくれれば、世界はよりよいものになる。最初にこれを言ったのはオレじゃないが、まさに真実だ。神はiPodにこれを入れてる!(+1)

■3:48の"Technologic"のとこがこの曲をだめにしてるなあ。(+2)

■スィーーーーーートで素晴らしいリミックス。5点満点の1000000点。(+1)

■このリミックスは、OVER 9000!!!!(訳注;『ドラゴンボール』の戦闘力9000越えっていうヤツです。)

■マジメなこと言うと、すごく良い。本物。Daft PunkとBeastie BoysとCapsuleが本当にいっしょにやってるみたいだよ。(+8)

■毎日聴いてるよ、少なくともここ2ヶ月。すげえミックス!(+3)

■すげえ。(+4)

■朝の8:30から最高に楽しませてもらった。今日の残りが、この曲以上にグレートなものになるとは思えないな。(+3)

■なんていう強烈さ。…これまで聴いた中で最高のリミックス。…曲のバラエティもいい。(+1)

■これは…グレート。大好き!(+1)

■星6つだ。これ以上はない。5兆ぐらい。…ス、ゲ、エ。(+4)

■ベストのマッシュ。これ以上はない。(+1)

■キミはヒーローだよ、永遠に。(+5)

■OH MY GOD。こりゃスゴイ。音に欠点がないだけじゃなくて、映像のつなぎも非の打ち所がないよ。常にこうあるべきって見本みたいなもんだ。(+1)

■これまで聴いた中で最もスゴいリミックスの1つだ。Capsule + Beastie Boys + Daft Punk = 圧勝。明日はこれを車の中で爆音で聴くよ。(+8)

■クーーーーーール(+2)

■最高。中毒になる。(+4)

■スゴい。Beastie Boysのすごいファンじゃないけど、このリミックスなら聴ける。グッジョブ!(+4)

■リラックスして曲に体を任すんだ。魂の中にアドレナリン注射されてるみたいだ。(+2)

■信じられない。こいつはすげえ。(+5)

■いったい誰がこのミックスを作ったんだ??? 彼女か彼か、なんていうグレートな仕事をしたんだ。(+3)

■この曲に最高額を支払うよ。誰がミックスしたとしても、レコード会社と契約して、著作権を得て、売るべきだ。マジで。だって、このすげえ曲と動画を見るチャンスを逸してる人がたくさんいるんだよ。需要はある。(+4)

■他の誰かも言ってたけど、神はこれをiPodに入れてるよ!!! たぶんトップ5で。9ヶ月間、ずっと聴いてるけど、まだ、このすべてを愛してるよ。1100以上のコメントのうち、99.9%がポジティブなものだろうね。賭けてもいい。

■Wow、かつて誰がCapsuleがこれほど壮大なものになりえるって思ったろう???!!! Go capsule!!!(+4)

■この曲の存在で、人類は世界を破壊する運命にあるけど、こういう圧倒的な曲を作ることだってできるんだって思ったよXD(+1)

■このマッシュアップはめちゃめちゃスゴい。一日中ずっと聴いてるよ。…よく出来てる。(+3)

■E(+21)

■M(+21)

■O(+21)

■S(+24)

■E(+22)

■W(+22)

■A(+22)(訳注:全部でAWESOME/スゴい)

■こんなによく出来てるリミックスは稀。これはその稀の1つ。(+1)

■これは、リミックスの天国!特に、(Capsuleの)『Starry Sky』のコーラスに戻るとこが大好き。
言うけど、魔法!このミックスをクラブでかけたら、客は頭、変になるからやってみろって!(+4)

■すごく好き!聴いてて鳥肌立つ。(+1)

■認めざるをえない。この曲、ものすっごい早さでオレの心を占めてった。これは認めるよ。(+2)

■これはすげえ。オレの好きなバンド、3つのハイブリッド。すごすぎる。オレ、踊ってちゃってるし。(+5)

■この曲を聴いて感じたことを表現する言葉ないよ……(+2)

■感動的だよ!!! 音のタイミングがパーフェクト、この曲……うわーーーーー!!!! 素晴らしい!!!!(+1)

■どこでダウンロードできんの??!!! ないんだよ。33秒までしか。(+3)

■これ1曲入ってたら、アルバムを20ドルで買うだろうな。(+7)

■曲が良過ぎて病気になりそう。この曲、隔離しといたほうがいい。(+23)

■このDJ、ほんとにいい。彼の他のミックスもチェックしてみろ。オレは山ほどダウンロードした。(+1)

■この曲は、めちゃめちゃだ。(-9)

■↑キミは間違っとるよ、サー。

■誰がミックスしたか知らないけど、ス、ゴ、イ!Daft Punk、大好きなんだよね。(+3)

■はっきり言って、素晴らしさがまったく不足してない。(+2)

■心が吹き飛ばされてる。誰がこの3曲を思いついて、「イエー、いっしょにしたらうまくいくな」なんて考えたの、信じられないよ。このコンボは、驚異的に気持ちいい。(+17)

■なんていう快感な音。耳にくる。ダウンロードしてから何回これを聴いてるかわかる?(+5)

■この曲は僕を5分で地球で一番幸せな人間にしてくれたよ。で、今はクールな気分!今まで見た中で最もクールなものの1つだな。(+10)



ときどき各バンドのファンから茶々が入ったりはしていましたが、全体としては絶賛されておりました。
ホントにこういう組み合わせっていうのはどうやって思いつくんでしょうねえ…。才能なんでしょうなあ。


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posted by gyanko at 21:25 | Comment(14) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

海外記事 -マイケル・ジャクソンとゲームの世界-

先週から米国では、どこのニュースサイトを見てもマイケル・ジャクソンの逝去を悼む記事でいっぱいですが、今日はゲームサイトが載せたマイケル・ジャクソンの記事をお送りします。



マイケル・ジャクソンがゲームに与えた影響
ゲーム業界にマイケルがもたらした影響を今振り返る。



人々が椅子に深く腰掛け、亡くなったマイケルジャクソンについて回想するとき、おそらく思い出されるのは、キング・オブ・ポップとしての彼の音楽のキャリアだろうし、それは事実でもある。しかし、彼はゲームの世界でも1つの存在であった。彼の音楽は音楽業界を超えてゲームの世界にも影響を及ぼしていたし、それができたミュージシャンは多くはない。

90年代初頭、マイケルはセガと手を組み、日本のセガ本社を訪ねたり、何度かセガとともにチャリティ・イベントに出演している(『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のキャラクター・デザインがマイケルにインスパイアされたものだと信じている人もいる)。

今年の初めに、マイケルの驚くべきゲーム・コレクションの一部がオークションにかけられたとき、ゲーム文化へのマイケルの愛情も人々の知るところとなった。


ここから、マイケル・ジャクソンが与えた影響を駆け足でいっしょに見ていこう。


ムーン・ウォーカー(アーケード)

(動画はすべてこちらで。)


マイケルが最初に出演したセガのゲームでは、彼はスリークォータービュー(訳注:絵画や写真で対象物・被写体の正面が(厳密ではないが)3/4ほど見えていること。正面向きと横向きの中間)のキャラクターとなって敵と戦い、踊って攻撃し、闘う間中、様々なレベルで彼の音楽が流れる。


ムーン・ウォーカー(メガドライブマスターシステムゲームギア

(動画はすべてこちらで。)

セガの家庭用ゲーム機に登場したムーンウォーカーは、2Dのサイドスクロールで、同じように、子供たちを救うために闘う冒険となったが、マルチ・プレイヤーのオプションはなかった。


『ソニック3』の音楽
この話は完全な形で語られることは一度もなかったが、マイケルが『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』の音楽を担当するという噂があった。当初、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』のサウンドトラックにマイケルが指名されていたと信じている人たちがいるのだ。だが、伝えられるところによれば、マイケルの幼児虐待疑惑が起こったとき、セガはマイケルと距離を置き、以後、二度とマイケルが関わっていることを公的に発表することはなかった。このゲームのサウンドトラックについてリサーチしているサイトは多いし、実際のサウンドトラックと他のマイケル・ジャクソンの音楽プロジェクトとの類似性を挙げ、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』に彼が関わっている証拠だと言う人も多い。……少なくとも、なんらかの形でインスパイアされているのだ、と。


マイケルとセガの親密な関係のおかげで、マイケルは水口哲也の『スペースチャンネル5』を知り、これに参加したがった。だが、これは『スペースチャンネル5』リリース予定日のほんの数週間前のことだった。水口はマイケルがこのゲームに興味をもっていることに敬意を払い、特別キャラクター、スペース・マイケルを追加した。


『Ready 2 Rumble Boxing』へのカメオ出演

(動画はすべてこちらで。)

他の有名人もいっしょにカメオ出演していることもあって異例とも言えず、マイケルの『スペースチャンネル5』へのカメオ出演ほど注目が得られたわけではないが、このゲームでのマイケルは、ロックされていないキャラクターとしてとても気安い感じに映る。


『ファイナルファンタジー』:ビデオ『スリラー』の中の魂

(動画はすべてこちらで。)

これはおそらく、かなり金がかかったビデオだが、『ファイナルファンタジー』のCGのキャストはときとして踊る必要だってある。


『Little Big Planet』の『スリラー』
オフィシャルな制作ではないが、このファン・ビデオは、マイケル・ジャクソンのビデオの現代風クロスオーバーがどんなものになるかという創造的なアプローチを見せてくれている。


新作ゲームの噂
現時点は、ないだろうとは思っている。けど、オランダのゲーム・サイトが最近、マイケル・ジャクソンの新作ゲームが進行中という噂を伝えた。(訳注:このサイトのようですが見ることができません。)




先週、たまに行く店でマイケル・ジャクソン・ナイトがあったので、私も行ったのですが、Jackson 5の頃のABCとか、I Want You Backとかで、50代のかたがたが踊りまくっておりました。40代、30代はやっぱりThriller、Bad。


↓Jackson 5の『I Want You Back』。踊るなと言われるほうが無理な曲です、確かに。(念のため、メインボーカルの小さい子供がマイケルです。)




長いキャリア、作曲、歌、踊りと2芸も3芸も揃った才能、ギネス・ブックに載るほどの売上と資産と成功。そうして、ゲームの世界への影響力。どれをとっても何十年に1人のスターであったのに、寂しそうな人生の人だったなあ…と思います。知り合いの50代の人が「マイケルはThrillerで成功しすぎたのが、歯車の狂いはじめだったかもしれないねえ」と言っておりました。


ご冥福をお祈りします。
posted by gyanko at 21:00 | Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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